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2月16日
4月17日(月)配信
先週(4月10日〜4月16日)は、NTTドコモとサムスン電子が5G関連の標準必須特許をめぐり、サムスン側がドコモにライセンス料を支払う契約を締結したニュースなどが報じられた。
NTTドコモは4月10日、サムスン電子との間で5Gを含むドコモの標準必須特許についてライセンス契約を締結したと発表した。契約により、サムスンはドコモにライセンス料を支払う。移動通信技術に関するドコモの標準必須特許のライセンスを受ける企業は、個別契約と特許プールでのライセンスを合わせて80社以上に上り、同社は今後もライセンス先を拡大する予定だという。
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米半導体大手クアルコムが韓国の公正取引委員会に科された課徴金処分の取り消しを求めた裁判で、韓国最高裁は4月13日、同社の上告を棄却した。これにより、韓国公取委が同社に科した、過去最大規模となる約1兆311億ウォン(約1050億円)の課徴金処分が確定した。
韓国の公取委は2016年、スマートフォン向けの通信用モデムチップセット関連の特許を巡り、クアルコムが端末の製造企業に不当に高いライセンス料を支払わせたことが「優越的地位の乱用」にあたるとし、同社に是正命令と課徴金を科していた。
クアルコムはこれらの処分の取り消しを求めて訴訟を提起。一審のソウル高裁では課徴金処分と是正命令の大部分を妥当だと判断。二審の最高裁でも一審の判断を引き継いだ。韓国の公正取引関連の訴訟は二審制で行われ、ソウル高裁が一審、最高裁が二審を担当する。
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三井化学と日本アイ・ビー・エムは4月12日、生成AIの「GPT」と、IBMが開発したAI「IBM Watson」を融合することで、三井化学製品の新規用途検索を高度化・高速化する実用検証を開始したと発表した。
三井化学は2022年6月にWatsonを使い、新規用途探索の全社展開を開始。これまでに100以上の新規用途を発見したという。各テーマごとに特許、ニュース、SNSといった外部のビッグデータを投入した上で、営業や事業領域のスペシャリストが結果を効果的に分析することで、先入観や既知の知見にとらわれずに新規用途を発見することが可能になったとしている。
ただ、成果が出るまでに時間を要するという課題があったため、GPTを活用することで、特許やニュース、SNSなどのテキストデータから新規用途探索の制度とスピートをアップさせることを狙っている。
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漫画アプリに掲載されているマンガ作品のセリフなどを無断でウェブサイトに載せたとして、著作権法違反容疑で略式起訴されていた金沢市在住の会社役員の男性が、金沢簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。命令は3月29日付。各メディアが報じた。男性は漫画の内容を明かす「ネタバレサイト」を運営しており、昨年2月、福岡県警に著作権法違反容疑で書類送検され、その後事件は金沢の検察庁に移送されて検察庁から今年3月に略式起訴されていた。
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