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2月16日
4月24日(月)配信
先週(4月17日〜4月23日)は、米半導体受託製造大手企業が米IBMに対し、日本のラピダスなどと自社の営業秘密を不正利用したとして提訴したニュースなどが報じられた。
米半導体受託製造大手のグローバルファウンドリーズ(GF)は4月19日、米IBMを企業秘密の不正使用でニューヨーク州南部地区の連邦地裁に訴えたと発表した。GFはIBMが同社の知的財産と企業秘密を違法に提携先である日本のラピダスやインテルに開示して、数億ドルものライセンス収入や利益を不当に得ようとしているとして、損害賠償や企業秘密のさらなる開示の差し止めなどを求めている。
GFの発表によると、同社はIBMと数十年にわたり共同で技術を開発してきたが、2015年にIBMから同事業を取得。ライセンスを供与する権利や技術を開示する権利も一緒に取得したとしている。
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コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の4月20日付発表によると、ブラジルにおいて2023年2月~3月に日本アニメの海賊版サイトが現地当局の一斉摘発を受け、合計で36のサイトが閉鎖した。CODAの会員企業による告発で現地当局が動いた。これまでブラジルでは日本人向けの海賊版サイトが取り締まりの対象となってきたが、今回、初めてブラジルの現地視聴者向けサイトが摘発対象となった。
東映アニメーション、東宝、バンダイナムコフィルムワークスの3社が2022年11月にCODAを通じて海賊版の4サイトを刑事告発した。現地当局による一連の摘発作戦により、自主閉鎖によるものも含め、あわせて36サイトが閉鎖。ブラジルのアニメ侵害サイト上位20サイトのうち12サイトが閉鎖される形となった。これらのサイトは2022年12月~2023年2月の期間、月間で平均約8300万アクセスを集めていたという。
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大阪府や大阪市が組織するIR(統合型リゾート施設)推進局は4月17日、PR用に使用している動画や資料の一部について、著作者などから利用許諾を取得していない可能性が高いことを明らかにし、謝罪した。当該動画などについては、府・市のホームページから削除して利用を停止した。同局は今後、再発防止を図るとしている。
問題の動画などは、大阪IRの説明などに使うため、同事業の運営に携わるMGM・オリックスコンソーシアムが作成し、提出したもの。同コンソーシアムを構成する日本MGMリゾーツとオリックスも同日、リリースを発表しており、大阪IRの動画とパース図中に複数、既存の芸術作品のデザインが含まれており、これらの著作権者から使用を承諾していない旨の指摘があったと明らかにしている。
調査を行っている日本MGMリゾーツは、権利処理の状況については引き続き調査中だが、指摘通り、必要な許諾を受けていない可能性が高いとの認識を示している。
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