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2月16日
7月31日(月)配信
先週(7月24日〜7月30日)は、小野薬品工業が抗体に関連する特許の侵害訴訟でアストラゼネカと全面的に和解し、約1.4億円(約197億円)の和解金を受領すると発表したニュースなどが伝わった。
小野薬品工業は7月25日、自社とブリストル・マイヤーズスクイブが保有する「抗PD-L1抗体」「抗CTLA-4抗体」に関する特許を侵害されたとしてアストラゼネカなどと争っていた訴訟について、全世界で全面的に和解したと発表した。和解により、小野薬品は総額約1億4000万ドル(約197億円)を受け取る。
同社は、アストラゼネカが販売する免疫療法治療薬「イミフィンジ」が自社特許を侵害しているとして、販売の差し止めと約320億円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴。ブリストル・マイヤーズスクイブも海外で訴訟を起こしていた。
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ドワンゴは7月24日、同社が無効審判請求を行っていた「ゆっくり茶番劇」商標(登録6518338号)について、7月12日付で特許庁から無効審決を下した通知を受け取ったと発表した。一定期間内に審決取消請求訴訟が起こされなければ、審決が確定する。
「ゆっくり茶番劇」は、動画配信サイトにおける人気コンテンツのジャンル名として定着していたが、第三者が同文字列を商標出願し、2022年2月24日付で登録。同年5月頃にツイッター上で知れ渡り、騒動に発展した。
騒動を受け、ドワンゴは同商標権の放棄を求めて権利者と交渉(後に権利を放棄、登録抹消)したほか、「だれも商標登録できないことを明らかにするため」として「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」「ゆっくり劇場」などの類似の商標を出願し、特許庁から拒絶理由通知書を受領したことを報告。一連の動きの中で、「ゆっくり茶番劇」商標の無効審判請求も行っていた。
今回の結果を受けて、ドワンゴは、「『ゆっくり茶番劇』にまつわる商標権についての問題がすべて解決することになる」としている。
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特許庁は7月28日、知的財産に関する国内外の動向などをまとめた「特許行政年次報告書」の2023年版を公表した。2022年の特許出願件数は前年比0.1%増の28万9530件、審査請求件数は2.1%減の23万3780件だった。日本、米国、欧州、中国、韓国の5台特許庁における特許出願件数をみると、中国が2.1%増の約161.9万件となり、2位の米国(0.5%増の59.4万件)を大きく引き離して、引き続き首位だった。日本は3位。
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