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12月1日
7月22日(月)配信
先週(7月15日〜7月21日)は、検索連動型の生成AIサービスが報道コンテンツを無断利用して著作権を侵害している可能性が高いとする声明を日本新聞協会が発表したニュースなどが報じられた。
日本新聞協会は7月17日、「生成AIによる報道コンテンツの無断利用に対する声明」を発表した。グーグルやマイクロソフトなどが提供する検索連動型の生成AIサービスについて、情報源として報道コンテンツを無断で利用しており、著作権法で認められている「軽微利用」を超えた転用・加工コンテンツの生成が行われていることなどから、著作権侵害の可能性が高いとの見解を示した。また、ユーザーが生成された回答で満足して参照元のウェブサイトを訪れない「ゼロクリックサーチ」が増え、報道機関に著しい不利益が生じるとしている。
さらに、「知的財産の軽視ともいえるような風潮は、関係法令が十分に整備されていないことが背景にあるのは明らか」として、政府に対し、「著作権法の改正を含め、『生成AI時代』に見合った法制度の整備を急ぐ」よう求めた。
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7月19日付日本経済新聞の報道によると、日本自動車工業会(自工会)を含め、欧米や韓国などの6つの自動車業界団体が11日、米特許プールの「アバンシ」に対し、5Gの規格に必要な「標準必須特許(SEO)」を巡り、ライセンス料の算定根拠などについて説明を求める質問状を公開した。アバンシはコネクテッドカーに搭載される4G、5Gなどの通信規格関連特許を巡り自動車各社とのライセンス交渉を担っており、現段階で自動車1台あたり32ドルの利用料を支払うプログラムを提示している。
アバンシは12日、自動車業界団体からの質問状に「驚いている」としたリリースを発表。これらのいずれの団体からも事前に質問状にあるような質問を受けたことがないとしたほか、現状で、団体に加盟する自動車各社がアバンシの提示するライセンスプログラムをすでに検討したり、ライセンス契約を締結したりしていると強調した。
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日本レコード協会は7月19日、日本のレコード会社が権利を持つ楽曲の音源を無許可で大量に公開し、ダウンロードできる状態にしていた海賊版リーチサイト「hikarinoakari.com」が同月に閉鎖されたと発表した。
同サイトは日本国外のサーバーを用いて2014年頃から運営されていた日本音楽専門の海賊版リーチサイトで、同協会や国際レコード産業連盟(IFPI)が再三にわたりファイルの削除を求めてきたが応じなかった。こうした中、協会は同サイトが使用するコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスを提供するクラウドフレアに対し、2024年7月3日に米国での情報開示命令を取得。開示命令が出た直後に同サイトは運営者によって閉鎖されたという。協会は今後、クラウドフレアから開示される情報をもとに運営者に対する責任追及などを行っていく予定。
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