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10月6日
9月24日(火)配信
先週(9月16日〜9月22日)は、任天堂が、ゲーム「パルワールド」が複数の特許を侵害しているとして開発会社のポケットペアに訴訟を提起したニュースなどが報じられた。
任天堂は9月19日、ゲーム「パルワールド」が複数の特許を侵害しているとして、開発と販売を手がけるポケットペアに対し侵害行為の差し止めと損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起したと発表した。「ポケットモンスター」ブランドを扱う会社のポケモンと共同で提訴した。訴訟は18日付。
これに対し、ポケットペアも19日付でリリースを発表、「訴状を受領次第、必要な対応を行っていく」とした。さらに、今後もゲーム開発を続け、「インディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ委縮することがないよう、最善を尽くしていく」との考えを示した。
パルワールドは、架空の生物「パル」を集めて戦闘や建築、農業を行わせたり、工場で労働させたりするマルチ対応のゲーム。2024年1月のアーリーアクセス版リリースから1カ月で総プレイヤー数が2500万人を超えた。もっとも、ゲームファンの間では、ゲームのキャラクターデザインが「ポケモン」シリーズと似ているなどとして話題になっていた。1月25日にはポケモンが、パルワールドと思われるゲームに関して類似性を指摘する多数の問い合わせを受けているとしてリリースを発表。「同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾していない」としたほか、「知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく」との方針を示した。
一方、ポケットペアは7月10日、ソニー・ミュージックエンタテインメントなどとともに同ゲームの国内外におけるライセンス事業を担う新会社を設立すると発表していた。
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レバノンで起こった無線機器の一斉爆発を巡り、無線機器大手のアイコムは9月20日、同事案を巡って出した3本目のリリースで、爆発した無線機が同社製のものである可能性は「限りなく低い」との見解を示した。
リリースでは、レバノンの通信大臣が同国メディアによるインタビューで、爆発した無線機が当局の承認を経て輸入を許可されたものでも代理店を通じて輸入されたものでもないとした上で、公式に輸入されている製品に危険性はないとの考えを示したことから、レバノン当局は爆発した無線機が同社製品ではないとの認識を示したと強調している。
その上で、同社の海外向け製品がシリアルナンバーに紐づく形で厳格に輸出管理されていること、爆発が報じられた無線機に偽造防止用のホログラムシールが貼付されていなかったことなども踏まえ、当該無線機が同社製である可能性は限りなく低いと結論付けた。また、あわせて、中東地域において模造品が集まるマーケットがあることを確認しているとした。
18日に発生した爆発事件を巡り、一部報道で爆発した無線機にアイコムのロゴ入りシールが添付されていたと報じられたことから、アイコムは19日、事実関係の調査を開始したと発表。同日付で出した2本目のリリースで、調査の対象となったハンディ型無線機「IC-V82」について、約10年前に販売を終了していること、すべて和歌山県にある国内工場で製造しており海外生産を行っていなかったこと、経済産業省の定める安全保障貿易管理の規定に基づく輸出プログラムで輸出管理を行っていたことなどを明らかにしていた。
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「ポケットモンスター」のブランドマネジメントを担うポケモンは9月13日、ゲームアプリ「口袋妖怪:复刻」(別名「口袋之旅」)を運営する複数の中国企業に対して中国で起こしていた知的財産権侵害訴訟に勝訴したと発表した。
これによると、ポケモンは同アプリがビデオゲーム「ポケットモンスター」シリーズの知財権を侵害しているとして2021年12月に広東省深圳市中級人民法院に訴えていたが、7月12日付で著作権侵害行為と不正競争防止法違反行為が認定された。被告の中国企業らには、1社に対し損害賠償金1億700万元(約23.4億円)の支払いが命じられ、その他3社にその一部の連帯賠償責任を負担するよう命じる判決が下されたという。判決に対し、2社が控訴しているという。
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英国で開発され、日本で品種登録された希少なバラの苗木を無断で増殖させ、フリマサイトで無許可販売したとして、大阪府警は9月17日、都内に住むアルバイト従業員の女性を種苗法違反容疑で書類送検した。複数のメディアが報じた。
報道によると、女性は英国のバラ育種販売会社「デビッド・オースチン・ロージズ」が開発し農林水産省に品種登録するバラの品種を2023年9月~24年1月、無許諾で自家増殖し、フリマサイトで販売した容疑をかけられているという。
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