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2月16日
2月17日(月)配信
先週(2月10日〜2月16日)は、AIの開発・活用とリスク対応を念頭に置いて政府がまとめた「AI法案」が自民党部会で了承されたニュースなどが伝わった。
複数のメディアが2月14日付で報じたところによると、政府は同日、人工知能(AI)の活用促進とリスク対応の両立を目指した新法案を自民党の部会に示し、了承された。2月中に閣議決定し、開会中の通常国会での成立を目指すという。
報道によると、法案では、AI技術が経済社会の発展の基盤だとして開発・活用を推進する一方で、AI技術の利用に起因する重大事故が発生した場合には、政府が調査して関係者を指導し、得た情報を国民に周知していくとしている。新たな研究やサービスの開発を阻害しないため、罰則規定は盛り込まない方針だという。
AI技術の急速な革新が進む中、AIには生活レベルの向上や経済の発展に大きく寄与することが期待される一方で、情報漏えい、著作権や各種産業財産権の侵害、人権侵害、誤情報による情報操作、サイバー攻撃への悪用といった数々のリスクがある点が懸念されている。
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ポーク缶詰「TULIP」を製造販売するデニッシュクラウンジャパン(東京都千代田区)や製塩の「シママース」を手がける青い海(沖縄県糸満市)などの4社は2月10日、長年展開してきた商品や店舗の名称が、グッズ・土産物の販売などを手がける琉球ワークス(沖縄県名護市)によって商標出願されているが自分たちは無関係だとする声明を連名で発表した。
声明を出したのは、上記2社に、ファストフード「ジェフ」を運営するジェフ沖縄(沖縄県島尻郡与那原町)、タコス店「キングタコス」を運営するメランジェ(沖縄県国頭郡金武町)を加えた4社で、いずれでも沖縄県にゆかりの深い商品や、同県内で飲食チェーンを展開している。一方の琉球ワークスは、沖縄をテーマにしたTシャツや土産物などを手がけている。
4社は声明で、琉球ワークスが昨年10月に「TULIP」「Jef」「シママース」「キングタコス」の商標を出願したが、自分たちとの「関連性を明確に否定する」としている。さらに、当該商標が登録されることは「到底容認し得ない」として、昨年12月20日、特許庁に情報提供したことを明かした。
これに対し、琉球ワークスは2月14日、出願登録をした上で当該企業と商談し、ライセンスを受けて関連商品を販売する考えだったと釈明するリリースを発表。これらの企業の意に反して商品化を進める考えはないとして、出願取り下げの手続きをする意向を示した。
「J-PlatPat」で確認すると、琉球ワークスがリリースを出した2月14日付で、これらの出願について出願取下書が提出されている。
当該4社は、対象となった商品・店舗の名称について、主力業務に関連する区分での商標登録は受けていたが、関連グッズなどの展開に関係する区分での登録は受けていなかった。
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