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3月2日
3月3日(月)配信
先週(2月24日〜3月2日)は、音楽教室で教師が楽曲を演奏する際の著作権使用料について、日本音楽著作権協会(JASRAC)と音楽教室側が合意したニュースなどが報じられた。
音楽教室の運営事業者らからなる「音楽教育を守る会」と日本音楽著作権協会(JASRAC)は2月28日、音楽教室のレッスンで教師が演奏する楽曲に関して支払う著作権使用料について合意したと発表した。事業者側は、大人のレッスンでは年間で受講者1人あたり750円、中学生以下の場合は同100円を支払う。年間数回利用する程度の「極小利用」の場合はレッスン単位、曲単位での使用料を定めて納める。個人経営の教室については、これまでと同様、適用対象外とした。適用はことし4月からだが、音楽教室側は、JASRACによる使用料規定の実施が始まった2018年4月まで遡って使用料を支払う。
音楽教室での楽曲使用が著作権使用料の支払い対象となるかを巡っては、JASRACが2017年に徴収の方針を示して以降、支払い対象にならないと主張する音楽教室側との間で、裁判で争われた。2022年10月24日の最高裁上告審判決では、生徒の演奏からは徴収を認めないとした一方、教師の演奏からは徴収を認めるとした二審判決を維持し、判断が確定している。
その後、両者は徴収が認められた教師の演奏に関する著作権使用料の料率などを巡り、協議を続けていた。JASRACは2017年、講師と生徒の演奏がともに著作権使用料の徴収対象となると主張した際に、音楽教室に対して年間受講料収入の2.5%を徴収する方針を示していた。
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政府は2月28日、AIの活用促進とリスク対応の両立を目指した法案を閣議決定し、衆院に提出した。法案の名称は「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律案」。開会中の通常国会での成立を目指す。
法案では、AI技術が経済社会の発展の基盤だとして開発・活用を推進する一方で、AI技術の利用に起因して国民の権利利益が侵害される事案が起こった場合は、政府が調査して関係者を指導するほか、国民に情報提供を行うなど、必要な措置を講じるとしている。
また、AIを活用する事業者は国や地方公共団体の施策に協力する責務があると明記した。
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サンリオは2月25日、人気キャラクター「クロミ」 について、スタジオコメット(東京都練馬区)から著作権などの侵害に関して訴訟を起こされ、現在も訴訟係属中だと発表した。
同社は、「『クロミ』の著作権は関連する契約などによって明確に当社に帰属しており、また、著作者人格権についても適切に処理されていると考えている」としている。
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