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先週の知財ニューストピックス(5月19日〜5月25日)

5月26日(月)配信

 先週(5月19日〜5月25日)は、映画の「ネタバレサイト」を運営していたウェブサービスの経営者らと法人自体が著作権法違反容疑で書類送検されたニュースなどが報じられた。

映画ネタバレ記事を無断公開、サイト運営会社と関係者5人を書類送検

 映画のストーリー全容を文字起こしした上で関連画像と一緒に記事にし、自社が運営するサイトに無断で掲載したとして、仙台市在住の会社経営者ら5人と運営会社が5月20日、著作権法違反容疑で宮城県警に書類送検された。コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が21日付で発表した。CODAは、「法人が著作権法違反の疑いで送検されるのは非常に稀なケース」だとしている。
 容疑者ら5人は「ゴジラ-1.0」「シン・仮面ライダー」などを含む人気映画11作品について、登場人物のセリフや動作、場面展開などのストーリー全体の克明な内容を関連画像とともに記事化した「ネタバレ記事」を無断で公開し、広告収益を不当に得ていたとされる。サイトには、把握されているだけで8000本以上の映画に関するネタバレ記事が掲載されていたという。
 CODAによると、5人の役割は全体を統括する会社経営者、記事公開を担当する従業員、報酬を得て記事作成するライターに分かれており、ライターは人材エージェントを介してアルバイト募集していたことがわかっている。

【参照ソース・ニュース】

文化庁、「未管理著作物制度」の手数料1万3800円に 意見公募

 文化庁は5月20日、「著作権法施行令の一部を改正する政令案」に関するパブリックコメントを同日から6月19日まで実施すると発表した。2023年の著作権法改正に基づいて導入される「未管理著作物制度」について、同制度を利用する際の手数料を1万3800円とすることや、手数料のほかに納付が必要となる補償金の額の通知方法を見直すことなどについて、意見を公募する。
 未管理著作物制度は、著作物利用の可否について権利者の意思確認ができない場合に、著作物利用の裁定を行う制度で、2026年度から運用が開始される。

【参照ソース・ニュース】

メルカリ、不正利用「徹底排除」へ 模倣品撲滅に向け「鑑定センター」設立

 メルカリは5月21日、フリマアプリから不正利用者を「徹底排除」するとして、新たな方針を発表した。AI技術を活用して不正監視を強化するほか、偽ブランド品を撲滅するために「メルカリ鑑定センター」を設立して鑑定可能な対象商品を拡大する。鑑定不備が発生した際の商品買取や、対象商品の鑑定義務化も検討するとしている。鑑定センターは9月に稼働する予定だ。
 同時に、不正利用の被害を受けたユーザーの救済も「徹底」するとして、「全額補償サポートプログラム」を7月に開始し、速やかにトラブルを解決する方針も示した。

【参照ソース・ニュース】

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