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7月6日
7月7日(月)配信
先週(6月30日〜7月6日)は、欧州連合(EU)における「AI法」の施行延期などを求めて、欧州の主要110社が欧州委員会に書簡を送ったニュースなどが報じられた。
エアバスやASMLホールディング、メルセデス・ベンツグループといった欧州の主要企業はこのほど、欧州連合(EU)において「AI法」の施行を遅らせることなどを求める書簡を欧州委員会のフォンデアライエン委員長などに宛てて提出したことを発表した。AI法の施行延期の必要性が議論されている最近の動きを歓迎するとして、こうした状況によって生じる不確実性に対処し、企業による適切な対応や新ルールのいっそうの簡素化を可能にするため、新法による主だった法的義務が発効する前に、2年間の時限停止を求めるとした。
書簡には上記企業のほか、ルフトハンザ、BNPパリバといった欧州の名だたる企業のCEOなどが名を連ねている。さらにSAPなどの支持を表明している企業も含めると、参加企業は約110社に上る。
書簡では、EUにおいて規制の不明確さ、複雑さが増す中で、規制とイノベーションの絶妙なバランスが崩れつつあり、欧州企業がグローバル競争に必要な規模でAIを導入する能力を脅かしているとして危惧を示している。
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国民生活センターは7月1日、動画を見るためにファイル共有ソフトを使用する人が、無自覚に著作権侵害を犯してしまうケースがあるとして注意喚起するリリースを出した。
リリースでは、実際にファイル共有ソフトを使ったことにより、著作権侵害だとして契約プロバイダから発信者情報の開示を問い合わせる通知が届いたり、弁護士事務所から示談書が届いたりした人のケースを紹介。自分が見るためだけにファイル共有ソフトで音楽や動画のファイルをダウンロードした場合でも、ソフトの仕組み上、同時にアップロードされていることがあり、これによって著作権法に違反する恐れがあるとして注意を促した。さらに、ファイル共有ソフトを通じてウィルス感染するリスクもあるとして、リスクを回避するためにはファイル共有ソフトを使わないことが一番の対策になるとした。
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フィギュアスケートで使用する楽曲について、著作権の問題から選手が使用を取りやめるケースが出てきた。7月5日付で毎日新聞が伝えたところによると、中井亜美選手が今季のフリー曲として使用を考えていた「シンデレラ」について、曲使用の許可が下りないという著作権上の問題から、強化合宿の約2週間前に新たなフリーを作ることになったという。
フィギュアスケートで使用する楽曲の著作権を巡っては、ことし5月頃、国際スケート連盟(ISU)の方針を受け、日本スケート連盟が強化選手に対し権利許諾を得ることを徹底するよう求める通達を出しているとの報道があったばかりだった。背景には、2022年の北京冬季五輪で米国人選手が著作権侵害で権利者から訴えられるという出来事があり、2026年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪を前にして楽曲の権利処理が厳しく問われるようになってきたという事情があるとみられている。
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