ホーム > 知財人材インタビュー企画 > 弁理士 金子真紀さん
成田 金子さんはちょうど独立して2年ですよね。北海道大学ではたしか任期付きのポストだったとお聞きしましたが、独立した理由はやはり任期と関係があるのでしょうか?
金子 いや、そういう訳でもなくて。実は任期付のポストではなくて正規のポストになるという話があったのです。
成田 そうなのですか。国立大学の現状からすると、珍しい話ですね。
金子 そうですね。実際、私の当時の同僚達は、今はみな正規雇用になっています。産学連携部が大学に根付いたのかなと思います。
成田 正規雇用になる機会があったのに、独立された理由は何だったのでしょうか?
金子 やはり、大学だけでなくて、民間企業もサポートしたいと思ったのが一番の理由ですね。それから、別のことをした方が、自分自身が成長するかなと思ったのです。
成田 大企業を辞めてTLOへ。それから大学へ。更に独立。なかなかチャレンジャーですね。
金子 そうした方が自分は成長できるのではと思って。自分はそういう性格なのだと思います。
成田 2年前に北海道大学の産学連携本部にお話しに伺った際に、部門長の方が「あんなに優秀な人はそうはいない」と言っていました。「これからも一緒に仕事をしていきたい」とも。
金子 ありがたいことです。
成田 特許事務所はもう一人の弁理士の方と一緒にされているのですよね。
金子 はい。もともと北海道大学で一緒に仕事をしていた人で、特許事務所での経験も豊富ですし、大学の仕事のことも良く分かっていますので。
成田 実際、独立してどうですか? ひと昔前に比べると、特許業界の景気はあまり良くないように言われていますが。
金子 たしかに今は特許業界の景気がそれほど良いわけではないと思いますけど、ライフサイエンスの分野では、まだ特許事務所が必要にされているのではないかと思っています。
成田 特許事務所の強みとしている点は、どういった点でしょうか?
金子 やはりバックグラウンドには大学での経験があるので、そこです。例えば大企業ですと、知財部が特許の知識や経験を蓄積していますから、だから企業と特許事務所とのやりとりが、ある程度はスムーズにいきますよね。たとえば知財部がクレームのポイントをある程度は検討していますよね。
成田 そうですね。
金子 ところが大学の場合、大学の先生はクレームのイメージは全くないので。私たちがそこをサポートする必要がありましたし、そういう経験を積んできています。その経験は中小企業のお客さんを相手にする場合に生きるのではと思って。
成田 なるほど、たしかにそうですね。特許事務所というと、北海道に残らずに本州に戻るという選択肢もあったと思いますが、その点はどうでした?
金子 まずは北海道大学のサポートを続けたかったので、本州に戻ることは考えていなかったですね。それから、ライフサイエンスや食品の分野では、北海道はまだまだポテンシャルがあると思ったので。あと、やっぱり北海道が好きですので。
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