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4月27日
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11月11日(月)配信
先週(11月4日〜11月10日)は、日本音楽著作権協会(JASRAC)が権利を管理する楽曲を歌謡ショーで無断利用したとして、静岡県などの事業者らが逮捕される事件があった。歌謡ショーでの楽曲の無断利用による著作権法違反の疑いで事業者が逮捕されるのは38年ぶり。
日本音楽著作権協会(JASRAC)は5日、コンサート会場での歌謡ショーでJASRACが著作権を管理する楽曲を歌唱・演奏して無断利用したとして、演奏会事業者らを著作権法違反(演奏権の侵害)の疑いで静岡県警が逮捕したと発表した。逮捕は4日付。歌謡ショーなどでの歌唱・演奏による楽曲の無断利用で演奏会事業者が著作権法違反の疑いで逮捕されるのは38年ぶりで、東海地方では初めてだという。
逮捕されたのは、「オフィスYUu」(静岡県袋井市)と「サード・ビート」の役員、従業員ら。これらの事業者が静岡県内で開催した歌謡ショーで管理著作物を無断利用していたことから、JASRACが2月に静岡県警に告訴していたという。
JASRACによると、これらの事業者は過去にJASRACから著作権侵害をめぐる民事訴訟を起こされて和解していたが、和解内容をほとんど履行しないまま15年以上にわたり、JASRACの著作物を無断利用していたという。
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神戸新聞は4日、兵庫県小野市の観光協会が、トンボ鉛筆の商品「MONO消しゴム」を模倣した「ONO消しゴム」を同社の許可を得ずにつくり、イベントでの販売を止められていたことがわかったと報じた。MONO消しゴムの黒白青のストライプ柄は、2017年に日本で初めて色彩の商標登録が認められている。
記事によると、製造の委託先である大阪府内の業者は同観光協会に対し「トンボ鉛筆本社に確認をとった」などと説明していたが、神戸新聞がトンボ鉛筆本社に確認したところ、業者からの許可申請がなかったことが判明したという。
その後、小野市観光協会は商標権侵害の恐れがあることからこの消しゴムの配布を取りやめた。
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人気漫画の海賊版サイト「漫画村」の著作権法違反事件で、同法違反の罪に問われていた実行役の26歳の男の判決が、7日に福岡地裁であった。各メディアの報道によると、男には懲役1年6月、執行猶予3年、罰金50万円の有罪判決が言い渡された。
この男は、人気漫画「キングダム」や「ONE PIECE(ワンピース)」の画像データを作者などに無断でパソコンでアップロードしたとされる。 漫画村をめぐる著作権法違反事件では4人が起訴されている。判決が出たのは初めて。
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