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11月24日
10月7日(月)配信
先週(9月30日〜10月6日)は、文化庁が海賊版コンテンツなどの違法ダウンロード規制に向けた議論を再開するため、パブリックコメントの募集を開始したことなどが伝わった。海賊版対策をめぐってはこのほかに、広告・出版関連の業界4団体が広告出向を抑制するための新組織を合同で立ち上げる動きなどがあった。
漫画や写真などを権利者の許可なくダウンロードする行為を違法とする著作権法の改正をめぐり、文化庁は9月30日からパグリックコメントを開始した。10月30日まで行う。
ことし3月に同改正案の国会提出が見送られたことを受け、改めて、「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせないこと」の2つを両立させた案を作成するための制度設計に向け、まずは国民の意見を丁寧に聞くとしている。
日経新聞は同日付で、文化庁はパブリックコメントを経て、11月をめどに有識者らによる検討会を設置、2020年の通常国会への改正案提出を目指すと報じている。
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コンテンツ海外流通促進機構(CODA)などの広告・出版関連の業界4団体は9月30日、「海賊版サイトへの広告出稿抑制に関する合同会議」を設置したと発表した。人気漫画などを無断掲載した海賊版サイトが横行する中、そうしたサイトの収入源となっている広告を排除することが狙い。
4団体は、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)のほか、日本アドバタイザーズ協会(JAA)、日本広告業協会(JAAA)、日本インタラクティブ広告協会(JIAA)。
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各メディアは10月2日、人気漫画「弱虫ペダル」の画像をインターネット上に無断で公開したとして、34歳の男を著作権法違反の疑いで岩手県警が同日、逮捕したと報じた。
同日付共同通信によると、男は2017年6月ごろ、36歳と31歳の男2人(いずれも同罪で有罪確定)と共謀し、週刊誌に連載されていた「弱虫ペダル」の画像を加工し無断で公開した疑いが持たれている。男らは、海賊版サイトで漫画を公開し、広告収入を得ていたという。
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青森県は9月30日、マカオで現地企業が「青森」を商標出願したことに異議申し立てを行ったと発表した。青森県内の事業者が将来、県産品をマカオに輸出する際に不利益を被る恐れなどがあるため、これを防ぐ措置として行った。
同日付け共同通信の報道によると、5月30日に地元企業が加工食品や調味料などの商標を出願し、マカオ当局が7月17日に公告。農林水産省の関連団体がこれに気づき、リスクの高い事例として県に知らせたという。
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半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は10月1日、同業大手のグローバルファウンドリーズ(GF)に対し、25件の特許を侵害しているとして米、独、シンガポールの裁判所に9月30日付で提訴したと発表した。TSMCは訴状で、GFが特許侵害したとする半導体製品の製造と販売の差止命令を求めている。
2社の間では、GFが8月にTSMCに対し16件の特許を侵害したとして米独の裁判所に提訴した経緯がある。GFはこの訴訟で、TSMCの顧客であるアップルの製品を含む、TSMC製品を用いた機器の輸入差止を求めていた。
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