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1月19日
10月1日(日)配信
先週(9月25日〜10月1日)は、双日の元社員が、直前まで勤務していた競合企業から営業秘密を不正に持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いで警視庁に逮捕されたニュースなどが伝わった。
双日の元社員が、直前まで在籍していた競合の兼松から営業秘密を不正に取得していたとして、不正競争防止法違反の容疑で9月28日、警視庁に逮捕された。
複数のメディアが報じたところによると、持ち出された情報には、自動車部品に関するデータや取引先に関する情報などが含まれている。容疑者は容疑を否認しているという。
双日は社内調査の結果、同社が情報の持ち出しを指示したり、情報を不正使用した事実はなく、組織的な関与は把握していないとしている。同社はコンプライアンス対策として、中途入社の社員に対し前職で業務上知り得た機密情報を社内に持ち込まないよう明記した誓約書を提出させていたといい、そうした中で起こった事態に「極めて遺憾」だとしている。
報道によると、容疑者は2022年6月に兼松を退職し、7月に双日に転職。転職後、兼松のサーバーにアクセスし、営業秘密にあたる情報を不正に取得したとされる。兼松の社内調査によって、不正の事実が発覚した。容疑者はすでに双日を退職している。
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日本レコード協会は9月28日、人気楽曲の海賊版サイトに誘導していたリーチサイト「jpopmix.com」について、協会が運営者の特定などに向けてとった措置が奏功し、サイトが閉鎖されたと発表した。
同サイトは、国内のレコード会社が制作・販売する音源を違法にアップロードした海賊版サイトに誘導するリーチサイトで、2年以上にわたり違法にアップロードされた楽曲をだれもがダウンロードできる状態になっていたという。サイトへのアクセスの8割近くが日本からのものだった。
協会側は、再三の削除要求などが受け入れられなかったため、同サイトが使用していたコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)の「クラウドフレア」に対して、米国で運営者の情報開示請求を行ったところ情報開示命令が下り、その結果、サイトが閉鎖されたという。
協会は今後も運営者に対する責任追及や同種の違法サイトへの法的対応を行っていく予定。
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政府は9月27日、「新しい資本主義実現会議」を開催した。会議での議論を踏まえ、岸田首相は同日、国内投資促進に向けた施策のひとつとして、「イノベーションボックス税制」を創設する考えを示した。同制度は、国内での研究開発によって生まれた特許などの知的財産から生じる所得に優遇税率を適用するもの。
これまでに経済産業省などが示した案において、優遇税率の対象として検討されている知財は、特許権や、著作権で保護されたソフトウェアなど。対象となる所得の範囲は、それらの知財のライセンス所得、譲渡所得、それらの知財を組み込んだ製品の売却益などが検討されている。原則として、これらの知財を生み出すための研究開発が「国内で」「自ら」行われることが条件になるとしている。企業の研究開発拠点を国内に留め、イノベーションを促進することなどが狙い。
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人気漫画の海賊版サイト「漫画村」の元運営者とされ、著作権法違反罪と組織犯罪処罰法違反罪で実刑判決が確定し、服役を終えた星野路美氏が9月29日、自身のXアカウントで、同日、福岡地裁に再審請求を提出し、受理されたことを公表した。
同氏は22日に会見を開き、裁判で有罪の根拠とされた、漫画作品のアップロード行為は行っていないとして、無罪を主張。それを示す新たな証拠を提出する考えなどを表明した。
併せて、漫画村は「リバースプロキシ」という技術を用いてほかの海賊版サイトにアップロードされた漫画をユーザーに転送して表示するシステムを採用した、いわゆる「リーチサイト」だと説明。海賊版サイトに誘導するリーチサイトを明確に禁じた改正著作権法が2020年に施行される前の行為だったため罪に問えない旨を主張していた。
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