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1月19日
11月6日(月)配信
先週(10月30日〜11月5日)は、無方向性電磁鋼板に関する特許を侵害されたとして、トヨタ自動車や三井物産、中国の鉄鋼メーカー大手を訴えていた日本製鉄が、トヨタと三井物産への請求放棄による訴訟終了を発表したニュースなどが注目された。
日本製鉄は11月2日、トヨタ自動車と三井物産に対して起こしていた、無方向性電磁鋼板に関するすべての特許侵害訴訟について、請求を放棄し訴訟を終了させたと発表した。中国の鉄鋼メーカーである宝山鋼鉄との訴訟は続けるとしている。
日本製鉄は2021年10月、電動車のモーターに使用する宝鋼製の電磁鋼板が自社の特許を侵害しているとして、トヨタと宝鋼に特許侵害訴訟を提起。同年12月には、同鋼板の輸入・販売などに関わったとみられる三井物産にも訴訟を起こしていた。
同社は、訴訟終了についてのリリースで、「自動車業界をはじめ各ビジネスパートナーの皆さまと、脱炭素など、様々な分野での共同の取り組みを今後いっそう強化していく」との姿勢を示した。
一方、トヨタも同日、リリースを出しており、「自動車業界の黎明期から長く支えていただいているサプライヤー、技術の変化に伴い新たな取引を始めた新規サプライヤー、様々なステークホルダーの皆様のご支援をいただきながら業界を超えて未来に向けた取り組みを進めていく」とした。
【参照ソース・ニュース】
ロイター通信は、パナソニックホールディングス(HD)が10月31日、米半導体大手ブロードコムに対して起こした2件の特許侵害訴訟について、最終的な和解が成立したことを明らかにしたと報じた。
同社は2022年7月、コンピューター関連技術の特許をブロードコムに侵害されたとして、米テキサス州連邦地裁に提訴していた。記事によると、両社は今年7月に大筋で和解したことを連邦地裁に報告していたという。
【参照ソース・ニュース】
ロイター通信の11月2日付報道によると、任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」のコントローラが自社特許を侵害しているとして訴えていた米ゲーム機器メーカー、ゲームバイスの訴えを米カリフォルニア州の連邦裁が棄却したという。棄却は10月31日付。
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