『人×IP』Force~知財人材それぞれのキャリア~

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『人×IP』Force ~知財人材それぞれのキャリア~
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アイルトン・セナ、アラン・プロストと共に世界で戦った男
元ホンダ F1エンジニア

弁理士 上田 和弘さん

企業エンジニアから特許事務所への転職

成田 特許事務所に転職されたのは、弁理士試験に合格してからでしょうか?

上田 はい。合格してから、都内の特許事務所に転職しました。

成田 特許事務所の仕事はどうでした?

上田 特許明細書の作成が主な仕事だったのですが、特許明細書の作成って、発明を抽出して、それを言葉で正確に表現する必要がありますよね。そこで、初めて、日本語ってこんなに難しいものなのかと思いましたね(笑) 特許事務所に入って、明細書を書きますよね。当然ですけど全部書き直しをくらうわけです(笑) 何度も何度も何度も何度も(苦笑) それでもう、これは大変だ、今まで自分はなんていい加減な日本語を書いていたのかと(笑)

成田 「特許事務所あるある」ですね(笑)

上田 はい(笑) 技術はわかっているつもりでいましたし、法律も分かっていました。でも明細書を書くのは別問題。なんとかくらいつきながらやっていきました。自分がエンジニアで明細書を読んでいた時は「何だこれは?日本語なのか?」と思っていたのですけどね。まさか自分が書く立場になるとは(笑)

成田 特許事務所の仕事と、企業のエンジニアの仕事を比べると、どうですか?

上田 そうですね、エンジニアは自分で物を作って、それが動いた時の楽しさがありますよね。

成田 はい。自分で物を作る人だけが味わえる醍醐味ですよね。

上田 そうですよね、やっぱり楽しいですよね。私の感覚では、特許事務所の仕事も近い所があるなと思っていて、納得がいく明細書や意見書が出来上がったときや、お客さんに喜んでいただける仕事ができたときは、やっぱり楽しいなと思います。 物が出来上がる楽しさは似ているなと思いますよ。

成田 なるほど、そういう一面はたしかにありますね。

上田 そう思います。

成田 特許事務所にはどのくらい勤めたのですか?

上田 5年勤めました。色々と経験させてもらいました。育てていただいて、本当にありがたいと思います。

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