ホーム > 知財人材インタビュー企画 > 元ホンダF1エンジニア 弁理士 上田和弘さん
成田 さて、それから独立されたとのことですが、なにかキッカケはあったのですか?
上田 そうですね、年齢以外には「これがキッカケだ」と言えるものは特になかったですね。お客さんも見つかっていない状態で独立しましたし(笑)
成田 そうなのですか。先ほど「独立できるかもしれない点が弁理士になろうとした理由の一つだ」とおっしゃっていましたが、もともと独立したいという思いはあったということでしょうか?
上田 たしかに、独立できるのならやってみたい、という気持ちはありました。
成田 独立については、勇気がいるのでなかなか踏み出せない人も多いと思います。特にお客さんも見つかっていない状態では。その点はどうでした?
上田 もう43歳になっていたので、やるなら今しかないかなと思って、えいやあで独立しました(笑) もしダメだったとしても、1つくらいは拾ってくれる事務所があるんじゃないかと(笑)
成田 上田さんはけっこう決断力がありますね(笑) 独立したのは何年ですか?
上田 2007年です。リーマンショックの少し前ですね。
成田 特許業界の景気が良かった頃ではないですが、リーマンショックの後よりは良かったかもしれませんね。
上田 たしかに、そうですね。
成田 上田さんの特許事務所は九段下にありますが、開業当時から現在の場所だったのですか?
上田 はい、そうです。
成田 九段下とは何か縁があるのですか?
上田 いや、何もないです(笑) もともとは大阪出身で、そのあと埼玉の和光にいて、東京に出てくるようになったのは特許事務所に転職してからですから。独立するときに事務所を探したのですが、主に家賃と便利さから、ここにしました。お客さんに来ていただくときや所員の通勤にもアクセスがいいかなと思って。
成田 そうですよね。丸の内や大手町からも来やすいですし、日本橋側からも来やすいですよね。麹町や新宿方面からのアクセスもよいですし。今日来てみて、九段下いいなあと思いました。
上田 良いところですよ。
成田 独立してからの苦労はどうでした?
上田 やっぱりお客さんを見つけなければいけないので、色々な人に会ってまわりました。そうしているうちに知り合いの弁理士の方から「制御系に強い事務所を探している会社があるから、連絡してみたら?」と教えていただいて、そこでその会社に連絡をとって、お話をさせてもらって、その後、出願をご依頼いただけるようになりました。それが最初のクライアントですね。
成田 特許事務所として独立すると、まずクライアントを得るのが最初の障壁ですよね。その次の障壁は人を雇うことかと思います。今は所員さんが何名かいらっしゃいますが、人を雇うようになったのはいつからですか?
上田 2社目のクライアントから継続的に出願のご依頼をいただけるようになり、仕事が増えるようになった頃ですね。人を雇用するのはたしかに勇気がいりますよね。責任もありますし。
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