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11月24日
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3月13日(月)配信
先週(3月6日〜3月12日)は、政府が、商標法や不正競争防止法などの知財関連6法の改正案を一括で閣議決定したニュースや、著作権法改正案を閣議決定したニュースなどが伝わった。
政府は3月10日、商標法、不正競争防止法、意匠法、特許法、実用新案法、工業所有権特例法の知財関連6法を改正する法案を閣議決定した。
商標法については、登録可能な商標を拡充する。氏名を含む商標は要件を緩和し、一定の条件下で登録できるようにする。
他人がすでに登録している商標と類似する商標についても、先行商標権者の同意があり、出所混同の恐れがない場合には登録できるようにする。
不正競争防止法については、メタバース(仮想空間)などのデジタル空間上でも、商品形態の模倣行為を不正競争行為の対象とし、差し止め請求権などを行使できるようにする。
このほか、国際的な営業秘密侵害事案に対応するため、国外で日本企業の営業秘密が侵害された場合にも、日本の裁判所で訴訟を起こし、日本の不正競争防止法を適用できるようにする。
意匠法については、創作者などが出願前にデザインを公開した場合の救済措置を受ける際の手続き要件を緩和する。
特許法では、中小企業に対する特許出願審査料の減免制度について、一部件数制限を設ける。
【参照ソース・ニュース】
政府は3月10日、著作権法改正案を閣議決定した。権利者が不明の著作物について一元的に権利処理する新たな窓口を設け、相当額の利用料を支払うことで暫定的に二次利用できるようにする。海賊版被害への救済をより実効的にするため、著作権侵害を受けた権利者が侵害者に請求できる損害賠償額をより高額化できるよう賠償額の算定方法を見直す内容なども盛り込んだ。
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