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11月24日
6月8日(月)配信
先週(6月1日〜6月7日)は、インターネット上の海賊版コンテンツのダウンロードを規制する改正著作権法が参院本会議で可決され、成立したニュースなどが伝わった。
インターネット上に無断で公開された著作権侵害コンテンツのダウンロードなどの規制を強化する著作権法改正案が5日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。従来、侵害コンテンツのダウンロードの規制対象は音楽や動画などに限定されていたが、新たに漫画や書籍、論文といったあらゆる著作物が規制の対象となり、悪質なケースには刑事罰も科されることになった。リーチサイトの運営も規制対象とした。
一方、スクリーンショットの映り込みといった軽微なダウンロードは違法とせず、二次創作品のダウンロードも規制の対象から外した。さらに、「著作権者の利益を不当に害しないと認められる特別な事情がある場合」も違法としないとした。詐欺集団の作成したマニュアルを防犯目的でダウンロードする行為などを想定したという。
施行日は2021年1月1日。リーチサイトなどについては2020年10月1日に施行される。
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がん免疫治療薬「オプジーボ」の特許使用料などをめぐって京都大学の本庶佑特別教授と小野薬品工業が対立している問題で、各紙は5日、本庶氏側が約226億円の分配金などの支払いを求めて小野薬品を大阪地裁に提訴する考えを表明したと報じた。
今回の訴訟で本庶氏が小野薬品に支払いを求めるのは、オプジーボの類似薬を販売する米製薬大手から小野薬品側が受け取っている特許使用料の分配金の一部。小野薬品は、過去にこの米社をオプジーボの特許侵害で訴え、その際に本庶氏の協力を得たが、その対価が両者が口頭で交わした約束の額よりもはるかに低いといい、本来支払われるはずだった額の差額分を求めているという。
本庶氏と小野薬品は、オプジーボの特許料配分をめぐり、折り合えない状況が続いてきた。両者は2006年に特許料の支払いについて契約を結んだが、2011年から支払い配分の見直しに向けて交渉を続けていた。
本庶氏はオプジーボの開発につながる物質の研究で成果を出し、小野薬品と共同でオプジーボを開発、特許を取得した。同氏はこの研究成果が認められ、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞している。
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中国の個人が、日本の特許庁に「AINU」を商標出願していることがわかった。出願日は2020年3月28日で、スマートフォン用の保護ケースやマウス、デジタルフォトフレームなどの商標として出願している。
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複数の報道によると、マイクロソフトのソフトウェアを使用するための認証キーを不正入手して購入者に提供していたとして、商標法違反容疑で逮捕され、商標法違反容疑と不正競争防止法違反容疑で送検されていた東京都内の男女2人について、秋田地検が5月29日付で不起訴処分を下したという。
6月4日付朝日新聞によると、商標法違反については事実は認められるが前科前歴がないことから起訴猶予、不正競争防止法違反に関しては、「構成要件の立証に難がある」として嫌疑不十分と判断したという。
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