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先週の知財ニューストピックス(7月27日〜8月2日)

8月3日(月)配信

 先週(7月27日〜8月2日)は、クアルコムがファーウェイと特許の対価をめぐる紛争で和解し、新たなライセンス契約を締結したニュースなどが伝わった。

クアルコム、ファーウェイと和解しライセンス契約

 クアルコムは米国時間7月29日、ファーウェイとの間で特許のライセンスをめぐる紛争で和解が成立し、あわせて長期の新たなライセンス契約を締結したと発表した。新たな契約には、クロスライセンス契約も含まれる。
 クアルコムはファーウェイから和解金として18億ドルを受けとるほか、2020年7~9月期分からライセンス料を受け取る。

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商標の出願件数が5月にプラス転換、54%増と堅調

 特許庁は7月29日、特許出願などの統計速報を発表した。5月は、商標の出願件数が前年同月比54.3%増となり、大きく伸びた。商標はことし1月以降、前年比マイナス基調で推移していたが、プラス転換した上、強い結果を示した。
 特許・実用新案、意匠の出願件数はいずれもマイナス推移が続いた。1月以降の各出願件数の軟調さの背景には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などがあるとみれる。

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ホンダ、知財管理にAI活用、オープンイノベーションにも注力

 複数のメディアによると、ホンダは7月30日、知的財産戦略についての発表会を開催した。31日付レスポンスによると、同社は特許をはじめとする知財の管理業務にAI(人口知能)を活用する手法を2019年に導入。権利の維持について判断する業務量を従来比で年70%削減することが可能になったことを明らかにしたという。
 さらに知財を活用したオープンイノベーションの取り組みを進める方針も明らかにし、その成果の一例として、内田洋行と開発したオフィス用椅子を発表。この椅子には、ホンダが特許を持つ、抗ウィルス性能を持つ記事が使われているという。31日付日経ビジネスは、ホンダはオープンイノベーションに打って出る技術をAIが決めることも視野に入れているもようだと伝えている。

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名工大、経営共創基盤と新会社、技術や知財の社会実装を強化

 名古屋工業大学は7月28日、経営コンサルタント企業の経営共創基盤と共同で新会社「名古屋工業大学共創基盤」を設立したと発表した。産学連携による共同研究の取り組みを拡大するほか、技術や知財の社会実装を強化・加速化させることが目的。
 この取り組みにより、工科系単科大学や中規模大学が「技術×事業の価値」に着目し、企業人のマインドに影響を与え、スピード感をもってイノベーション創出に取り組む上でのモデルケースになることを期待しているという。

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特許庁、AI特許の出願動向レポートを公表

 特許庁は7月27日、AI(人口知能)関連の発明をめぐる国内外の出願状況をとりまとめた調査レポートを公表した。2020年4月までに新たに公開された出願データをもとに結果を報告した。

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