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12月15日
1月18日(月)配信
先週(1月11日〜1月17日)は、ソフトバンクの元社員が転職先の楽天モバイルに5G関連の自社の秘密情報を持ち出したとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたニュースなどが伝わった。
ソフトバンクは12日、同社を退職して楽天モバイルに在籍する元社員が、5Gなどに関連する技術情報を不正に持ち出したことなどにより、不正競争防止法違反の疑いで同日付で警視庁に逮捕されたと発表した。
この元社員はソフトバンクと秘密保持契約を締結していたものの、退職申告から退職するまでの期間に、同社の営業秘密にあたる5Gなどのネットワーク構築にかかわる技術情報を不正に持ち出していたという。
各社の報道によると、このソフトバンクの元社員は2019年11月下旬に楽天モバイルへの転職の意向を会社に申告、その後、同年12月31日に退職するまでの間に合計170個ほどのファイルを添付メールで自身に送るなどの方法で持ち出した疑いがあるという。この元社員は20年1月に楽天モバイルに転職しており、ソフトバンクは同年2月に情報の不正持ち出しに気づき、警視庁に相談していた。
時事通信は14日付で、元社員が楽天モバイルで使用していたパソコンにソフトバンクから持ち出したとみられる情報が保存されていたことが、捜査関係者への取材でわかったと伝えている。
ソフトバンクは、持ち出された自社の営業秘密が楽天モバイルにすでに何らかの形で利用されている可能性が高いとしており、これらの営業秘密の利用停止と廃棄などを目的とした民事訴訟を起こす考えを示している。
【参照ソース・ニュース】
ピアノ教室などの音楽教室で演奏される楽曲に対して日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権使用料を徴収できるかが争われた裁判で、控訴審の第1回口頭弁論が14日に知財高裁で開かれ、即日結審した。判決は3月18日に出される。一審の東京地裁判決は、「徴収できる」との判断を示し、徴収権限がないことの確認を求めた音楽教室側の請求を棄却した。
14日付時事通信などの報道によると、同日の弁論で音楽教室側は「レッスンのために行う演奏が違法、差止の対象なのか」として、レッスンで行う演奏は「公衆」に対する演奏に当たらない旨を主張。一方、JASRAC側は「音楽教室がビジネスとして成り立っているのは、著作物があるためだ」などと述べ、一審判決の維持を求めたという。
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電話ボックスの中を金魚が泳ぐ「金魚電話ボックス」のオブジェを設置した奈良県大和郡山市の商店街に対し、自身の作品の著作権を侵害したとして福島県いわき市の現代美術家が損害賠償などを求めていた訴訟の控訴審判決が、14日に大阪高裁であった。報道によると、判決では原告の訴えを退けた奈良地裁の一審判決を変更し、商店街側による著作権侵害を認め、55万円の支払いとオブジェの廃棄を命じた。
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