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1月26日
2月1日(月)配信
先週(1月25日〜1月31日)は、コスプレと著作権の関係をめぐって法的な問題が生じないよう、政府が環境整備の乗り出すとのニュースが伝わり、注目を集めた。
クールジャパン戦略を担当する井上内閣府特命担当大臣は29日の閣議後会見で、「コスプレ」をめぐり著作権との関係で法的な問題が生じないよう、必要な方策を考えたいとし、「年度内を目途に方策を整理できるよう、関係者との議論を進めていく」考えを示した。その際、一部の民間企業がコスプレを含めた二次利用のガイドラインを作成・公表していることを挙げ、「そうした民間での動きも参考になる」とし、現在、関係者からのヒアリングで実態把握と課題の整理を進めているところだと明かした。
一方、コスプレと著作権の問題をめぐって政府がルール化する方針との報道が伝わったことで、政府の規制が強まることを懸念する声が上がっているとして、それについては「私の本意ではない」とし、「むしろコスプレを楽しむ人の立場に立って懸念を払しょくしていくのが私の役割だ」と話した。
コスプレと著作権の関係をめぐっては、井上大臣は昨年11月27日の会見でも、「コスプレと著作権に関しては法的な問題が生じることも認識しており、安心してコスプレを楽しむことができる環境整備に努めていきたい」との考えを示していた。私的使用などの例外を除き、複製などをする場合は原則として著作権者の許諾が必要になるが、大臣は、「キャラクターになりきって写真を撮る場合、その写真をSNSに載せる場合、イベントに参加して報酬をもらう場合」といった具体的な場面で法的な整理が必要との指摘を受けたとし、そうした内容について検討していく考えを示していた。
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大分県は27日、県の広報誌とホームページに、インターネット上から入手した魚「ヒラマサ」の画像を著作権者に無断で掲載していたと発表した。画像の権利者からの指摘を受けて判明した。当該画像については削除し、27日に著作権者に使用料および賠償金として約49万円を支払ったという。
【参照ソース・ニュース】
朝日新聞は26日、出版社などの関係団体の調べをもとに、漫画などの海賊版サイトの閲覧数が昨年12月に急増しており、コロナ禍の「巣ごもり生活」が影響した可能性があると報じた。
報道では、出版社などが参加し海賊版対策に取り組む団体「ABJ」の調べをもとに、海賊版サイトの閲覧数上位10サイトで、昨年12月だけで日本国内から約2億回のアクセスがあり、約414億円相当の被害があったと推定されると伝えている。昨年1月の段階では、アクセス数は約7200万回で、被害額は約39億円だったという。
アクセス増加の背景には、新たな人気サイトの出現もあったとみられている。
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