〜
12月15日
4月19日(月)配信
先週(4月12日〜4月18日)は、新型コロナワクチンをめぐり、世界的に影響力の強い有識者や著名人らが米政権に対し、知財の一時停止を求めて書簡を送ったと報じられ、ワクチン知財の一時開放を求める声がいっそう高まっていることが伝わった。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、知的財産権の一時停止をするべきとの声が世界的にいっそう高まっている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道を伝える16日付日本経済新聞によると、ノーベル賞受賞者や世界の元元首など175人が米バイデン政権に対してワクチンをめぐり知財の一時停止を求めてこのほど書簡を送ったという。
また、14日付フォーブス日本版は、米民主党や国際慈善団体からワクチン知財の一時停止を求める声が高まる中、バイデン米大統領がこれを支持するか否か検討していると報じている。
新型コロナのワクチンをめぐっては、ワクチン生産と供給の拡大を目的に特許権の一時停止を求める途上国側と反対する主要国側が対立している。南アフリカとインドは2020年10月、WTOの「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」ルールの適用除外を一時的に求める提案を行い、多くの発展途上国の指示を得てきた。しかし、大手製薬メーカーを抱える米英、スイス、EU各国などが反対している。
【参照ソース・ニュース】
日刊工業新聞は16日付で、特許庁が特許権の取得・維持に必要な料金(特許料)を全体的に引き上げるため、5~6月にも有識者会議を発足して全面的な議論をすると報じた。今秋にも政令を改正し、2022年度の施行を目指すとしている。
特許権などの料金体系をめぐっては、同庁の審議会でも見直しが必要との提言が行われていた。
【参照ソース・ニュース】
美容機器メーカーのMTGは16日、美容ローラーなど9製品の特許権侵害でファイブスター社に損害賠償などを求めて起こした訴訟で、最高裁がファイブスターの上告を受理しない決定をしたと発表した。これにより、特許権侵害があったことを認め、約4億4000万円の損害賠償金の支払いや当該製品の譲渡等の差止めなどを命じた知財高裁による控訴審判決が確定した。
【参照ソース・ニュース】
エイベックス・テクノロジーズは16日、ブロックチェーン技術を用いてデジタルコンテンツなどの真正性を証明するNFT(非代替性トークン)事業に本格参入すると発表した。同社が開発したブロックチェーン技術を用いて著作権などの権利保護とデジタルコンテンツの流通を図るとしている。
【参照ソース・ニュース】
こんな記事も読まれています