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12月1日
2月14日(月)配信
先週(2月7日〜2月13日)は、政府が経済安保法の施行を2023年度以降3段階に分けて行うことを検討しており、「特許の非公開化」については、審査体制や補償の枠組みの整備が必要となるため、一番最後の段階にあたる2024年度に施行する見込みだとするニュースなどが伝わった。
複数のメディアの報道によると、政府は今国会に提出する経済安全保障推進法案の施行を2023年度から3段階に分けて行う考えで、「特許の非公開化」については「最終段階」にあたる2024年度になる見込みだという。8日付時事通信によると、非公開の是非を審査する際の体制見直しや非公開とする場合の補償制度の新設に、官民の入念な調整が不可欠と判断したという。
「特許の非公開化」に向けては、特許庁による一次審査に加え、内閣府の新設部署が二次審査を実施する二段階審査を整備することが検討されており、非公開とされた技術には政府が損失補償を行う枠組みが設けられる予定。
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ソフトバンクグループは8日、傘下の英半導体設計大手アームを米半導体大手エヌビディアに売却する契約を解消したと発表した。解消の理由については、同売却計画を阻む「規制上の大きな課題があったため」としている。この売却計画を巡っては、エヌビディアの競合企業がアームの知的財産を利用する際に不利益を被りやすくなり、競争やイノベーションが阻害される恐れがあるなどとして、米英欧の各規制当局が反対していた。アームは半導体設計図を顧客企業に提供してライセンス収入やロイヤリティを得るビジネスモデルを構築している。
米連邦取引委員会(FTC)は2021年12月に合併を阻止するためにエヌビディアを提訴。欧州委員会は同年10月にEU競争法の下、詳細な調査を行うと発表、英国の競争・市場庁(CMA)も同年に懸念を示す報告書をまとめていた。
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