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1月19日
3月14日(月)配信
先週(3月7日〜3月13日)は、通信企業からなる特許連合「アバンシ」が、フォルクスワーゲンとの間で、既存のライセンス契約を拡大し、4Gの標準必須特許(SEP)の利用を含むものにすることで合意したとのニュースなどが伝わった。
通信事業者からなるパテントプール「アバンシ」は米国時間3月8日、独フォルクスワーゲンが、同連合との間で契約しているライセンスプログラムを拡大し、4Gの標準必須特許(SEP)のライセンスを含む契約にすることで合意したと発表した。フォルクスワーゲンは2019年から、アバンシのライセンスを受けているが、4G対応の「つながる車(コネクテッドカー)」を含むものへとライセンス契約を拡大する。
アバンシは、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車の日系自動車メーカーに対し、コネクテッドカーで使用される4G関連の特許料を車1台あたり15ドル支払うよう求めており、各社が現在交渉中とされている。
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ワシントン・ポストは3月9日付で、ロシアが「友好的でない」とした国の関係者から、特許を搾取することを効果的に合法化し、権利が不正使用されても補償を受けられないことを宣言したと報じた。
ロシア政府が6日付で出した法令は、ロシアに敵対する国に登録されている特許権者、そうした国でビジネスを展開する特許権者、もしくはそうした国の国籍を持つ特許権者について、ロシアでの権利保護を撤廃する内容だとされる。
さらに記事では、ロシア政府は商標の保護を撤廃する法令は出していないが、ロシア経済開発貿易省は、当局がロシアへの供給が制限された商品などの知的財産の保護を撤廃することも検討しているとしており、ロシアの国営メディアによると、これにより、コンピュータ・プログラム、商標などが影響を受ける可能性があるという。
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味の素は3月9日、飼料用アミノ酸「トリプトファン」の製造方法に関する特許権を韓国企業の「シージェイ チェイルジェダン」と傘下企業に侵害されたとして起こしていた訴訟について和解したと発表した。同社は2016年5月に、米国際貿易委員会(ITC)とニューヨーク南部連邦地裁に特許侵害訴訟を提起していたが、シージェイグループから和解金を受け取ることで、これらの訴訟を取り下げる。
一方、トリプトファンの製法をめぐり、同時期に同社グループを対象にドイツのデュッセルドルフ地裁で起こした別の訴訟は、今回の和解対象には含まれないとしている。
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特許庁は3月10日、商標の早期権利化につながる「ファストトラック審査」を簡単に利用できるようになる、サポートツールの提供を開始すると発表した。
サポートツールは、ファストトラック審査の対象となる商品・役務の検索を支援する機能と、入力した商品・役務がファストトラック審査の対象となるものかの確認を支援する機能の2つを備えている。これらの機能により、ファストトラック審査の対象となる商品・役務の調査・確認が簡素化でき、総審査を簡単にりようできるようになるほか、出願前の誤記などの発見にもつながるため、不要な拒絶理由通知を未然に防ぎ、早期の権利化が図れるとしている。
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日本画の巨匠の作品をもとにした偽物の版画を制作し、販売したとして、著作権法違反の罪に問われた大阪府池田市の元画商に対し、東京地裁は3月9日、懲役3年、執行猶予4年、罰金200万円(求刑は懲役3年、罰金200万円)を言い渡した。各紙が同日付で報じた。
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