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4月27日
12月5日(月)配信
先週(11月28日〜12月4日)は、ブランド農産物の海外流出防止や知財管理を目指して議論を重ねてきた農水省の検討会が提言をとりまとめ、農産物の知財を管理する専任機関の設立に向け、より具体的な方向性を示したニュースなどが伝わった。
農林水産省は12月2日、農産物におけるブランド品種の海外流出防止と知財管理を目指す検討会がまとめた提言書を公表した。同検討会は7月の中間とりまとめで、海外への流出防止を図るために農産物の知財を専任的に管理し、ライセンスや侵害の監視・対応を行う育成者権管理機関を設置するべきだとしていた。今回の提言書では、同管理機関の“あり方”の方向性を示した。
具体的には、育成者権が私権でありライセンスが商行為であることなどから、この管理機関が法人として自立運営されるのが望ましいこと、設立に農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)や都道府県などが携わること、今年度中に設立準備体制を整えて2023年度には農研機構の品種を対象に海外への品種登録や海外ライセンスの取り組みに着手するなどし、早期の法人設立を目指すことなどを提言した。
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セミセルフレジに関する特許権を巡って争っていた寺岡精工と東芝テックは11月30日、同日付で和解が成立したと発表した。東芝テックは寺岡精工に対して解決金69億円を支払うほか、同社が販売してきたセミセルフレジの販売を2024年5月以降、取りやめる。
寺岡精工は東芝テックとその関連会社がセミセルフレジに関する自社の特許を侵害しているとして、2021年5月に東京地裁に特許権侵害差止仮処分の申し立てを行い、6月に特許侵害訴訟を起こした。一方、東芝テックは自社が保有する特許権に基づき、寺岡精工に対する処分命令の申し立てを東京地裁に行った。
なお、東芝テックは、当該のセミセルフレジの販売終了に伴い、パーソナルチェックアウトに関する新たなソリューションを提供するとしている。
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各メディアの報道によると、愛媛県今治市の市立中学校がイラストレーターの作品を学校のホームページで無断使用していたとして、市の教育委員会がイラストレーターに賠償金27万円あまりを支払うことになった。
同校の教員がインターネット上で見つけた素材を無料素材と勘違いして掲載したことによるもので、イラストレーター側から著作権侵害にあたるとして賠償を求められ、市がこれを認めて賠償金を支払うことで合意したという。
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アップル社製の紛失防止用機器「AirTag(エアタグ)」を不正改造して販売したとして、千葉県警は11月30日、横浜市の男を商標法違反の疑いで逮捕した。各メディアが報じた。容疑者は、エアタグを音が鳴らないように改造し、インターネットオークションで販売していたとされる。
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