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1月12日
3月6日(月)配信
先週(2月27日〜3月5日)は、100円ショップを運営する大創産業が、高級ブランドのロゴが入った布を店舗で無断で販売していたとして、仕入れ担当の社員とともに商標法違反の疑いで書類送検されたニュースなどが報じられた。
100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業は3月3日、法人としての同社と社員が商標法違反の疑いで横浜地方検察庁に書類送検されたと発表した。ダイソーで販売していた布の一部デザインが、イタリアの高級ブランド「FENDI(フェンディ)」のデザインに酷似していたという。
各メディアの報道によると、同社は2022年7月に川崎市や東京北区にあるダイソーの店舗でフェンディのロゴが入った布を「はぎれ」として無断で販売していたほか、複数店舗において販売目的で所持していた容疑がかけられている。同社とともに書類送検された20代の女性社員は仕入れを担当しており、「仕入れ先から大丈夫だと言われ、確認をしていなかった」と供述しているという。
【参照ソース・ニュース】
財務省は3月3日、知的財産権の侵害を理由に2022年に全国の税関で輸入が差し止められた偽ブランド品などの点数が、前年から7.7%増加し88万2647点になったと発表した。差し止めた件数は4.7%減の2万6942件だった。個人使用を目的にした模倣品の輸入も規制対象とする改正商標法・意匠法・関税法が施行された10月以降、差し止めた件数が前年同期比で20.1%増加。さらに、輸入者が知財侵害品の該否を争う旨を申し出る件数が58.6%減少しており、「制度改正の効果が表れている」という。
引き続き、差し止めの点数・件数ともに中国からのものが最多(点数は全体の76.0%/件数は75.9%)となった。品目別では、医薬品の差し止め点数が前年の約11倍(14万8439点)に増加したほか、タバコ・喫煙用具の差し止め点数が約11倍(6万944点)に増えた。
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丸紅は3月3日、明治の完全子会社である菓子メーカーの明治産業(長野県須坂市)を買収すると発表した。株式取得とあわせて、明治が長年販売してきた「ヨーグレット」「ハイレモン」などの商標権をはじめとする無形資産も取得し、自社商品として販売していくという。販売者の切り替えは8月頃を予定している。
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世界知的所有権機関(WIPO)はこのほど、特許協力条約(PCT)に基づく国際特許の出願件数が、2022年に世界全体で前年比0.3%増の27万8100件になり、過去最高を更新したと発表した。インドが25.4%増、韓国が6.2%増となるなど全体の伸びをけん引した。
1位は中国で0.6%増の7万15件となった。中国の首位は4年連続。2位は米国(0.6%減、5万9056件)、3位は日本(0.1%増、5万345件)。4位に韓国(6.2%増、2万2012件)、5位にドイツ(1.5%増、1万7530件)が入った。
企業別では、ファーウェイが1位(10.6%増、7689件)、サムスン電子が2位(44.3%増、4387件)、クアルコムが3位(1.9%減、3855件)。4位に三菱電機(13.2%減、2320件)、5位にエリクソン(14.9%増、2158件)が入った。日本勢ではほかに、NTT(24.9%増、1884件)が7位に、パナソニックIPマネジメント(2.1%増、1778件)が10位に入った。
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