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先週の知財ニューストピックス(7月3日〜7月9日)

7月10日(月)配信

 先週(7月3日〜7月9日)は、経済産業省が特許やソフトウェアなどの著作権から生じる所得に優遇税率を適用する「イノベーションボックス税制」の導入に向けた検討を進めている話が伝わり、注目された。

特許・著作権の知財収入に税優遇案、国内の研究開発投資とイノベーション促進

 経済産業省が、特許などの知的財産から生じる所得に優遇税率を適用する「イノベーションボックス税制」の導入に向けた検討を進めている。今年の夏に提出する税制改正要望に盛り込むとみられる。
 優遇税率の対象として検討されている知的財産は、特許権や、著作権で保護されたソフトウェアなど。対象となる所得の範囲は、それらの知財のライセンス所得、譲渡所得、それらの知財を組み込んだ製品の売却益などが検討されている。原則として、これらの知財を生み出すための研究開発が「国内で」「自ら」行われることが条件になるという。
 企業の研究開発拠点を国内に留め、イノベーションを促進することなどが狙い。イノベーションボックス税制は、2000年代から欧州各国で導入が始まり、近年ではシンガポール、インド、オーストラリアといったアジア諸国でも導入や検討が進められているという。

【参照ソース・ニュース】

ツイッター、スレッズが「企業秘密と知財を流用」と非難 法的措置も示唆

 米メディアによると、米メタがサービスを開始した短文投稿型SNSサービス「Threads(スレッズ)」を巡り、ツイッターの弁護士がメタに対し、企業秘密と知的財産を組織的かつ不法に流用されたとして非難する書簡を送った。ニュースサイト「セマフォ―」が掲載した同書簡によると、この弁護士は、メタがツイッターの元従業員を引き抜き、ツイッターの営業秘密にアクセスし続けていると非難しており、法的な措置を講じる可能性も示唆している。
 スレッズは米国時間7月5日にサービスを開始。同書簡はそれから「数時間後」に送られただという。
 スレッズはサービス開始の初日に登録者が3000万人に達したとされ、仕様変更が繰り返されるツイッターに取って代わる可能性のあるサービスとして話題になっている。

【参照ソース・ニュース】

スレッズ、JASRACと利用許諾契約締結

 米メタがサービスを開始した短文投稿型SNSサービス「Threads(スレッズ)」が、日本音楽著作権協会(JASRAC)との間で利用許諾契約を締結していたことがわかった。JASRACが7月6日に更新した契約先サービスの一覧に同サービスの名が追加された。
 スレッズは日本時間7月6日にサービスを開始。初日に登録者が3000万人に達したとされ、仕様変更が繰り返されるツイッターに取って代わる可能性のあるサービスとして話題になっている。ツイッターは、JASRACと利用許諾契約を結んでいない。

【参照ソース・ニュース】

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