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12月1日
3月4日(月)配信
先週(2月26日〜3月3日)は、NTT西日本が子会社を通じて900万件超の顧客情報を流出させた問題で、森林正彰社長が引責辞任し、NTT東日本の北村亮太副社長が後任に就くニュースなどが伝わった。
NTT西日本は3月1日、子会社を通じて同社の顧客情報928万件を10年にわたり流出させ続けた問題の責任をとって辞任する森林正彰社長の後任に、NTT東日本の北村亮太副社長が就く人事を発表した。就任は4月1日付。
この問題では、NTT西の子会社、NTTビジネスソリューションズでコールシステムの運用保守点業務を担当していた元派社員の男が、同システムのサーバーから顧客情報を不正に持ち出して複製し、名簿業者に渡して利益を得ていたとされる。男は1月31日に不正競争防止法違反の容疑で岡山県警に逮捕された。
同社が設置した社内調査委員会によると、男の犯行は遅くとも2013年7月ころ~2023年2月頃まで複数回にわたって行われ、928万件の顧客情報が流出したという。
NTT西は2月29日に大阪市で記者会見を開き、森林社長が辞任する考えを明らかにしていた。
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ニュースサイト・ニュースアプリの「NewsPicks(ニューズピックス)」を運営するユーザーベースは2月29日、コンテンツ利用に関して一部の報道機関・メディアに対する権利侵害があったことを認めるとして、謝罪文を出した。
2023年秋に日本新聞協会から著作権侵害の指摘を受けて精査した結果、利用許諾を得ずに掲載した一部コンテンツで、編成した記事の写真などについて著作権侵害があったとしている。さらに、掲載のために元の写真や画像をトリミングしたことについて、同一性保持権の侵害が認められたとしている。
同社は2月から、利用許諾を得た報道機関やメディアのコンテンツのみを編成していく方針に切り替えたという。また、著作権侵害による補償については、一部の報道機関・メディアと協議し、対応していく考えを示している。
ニューズピックスは2013年にサービスを開始。国内外100社以上のメディアの記事を転載する「キュレーションメディア」として利用が広がり、近年ではオリジナル記事・コンテンツの配信も手がけていた。
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回転寿司大手「かっぱ寿司」の運営会社、カッパ・クリエイトが、競合である「はま寿司社の営業秘密を不正に取得して使用したなどとして不正競争防止法違反の罪に問われた事件の判決が2月26日、東京地裁であった。各メディアの報道によると、求刑通り罰金3000万円の判決が言い渡されたという。
同事件では、カッパ・クリエイトの前社長が、「はま寿司」の親会社(現ゼンショーホールディングス)の幹部だった2020年にはま寿司の商品原価や仕入れ値などのデータを不正に持ち出し、カッパ・クリエイトへの転職後、社内で共有していたとされる。前社長は2023年5月に東京地裁から懲役3年、執行猶予4年、罰金200万円の有罪判決を言い渡されている。
今回の裁判は、前社長が不正に入手したデータを社内共有したカッパ・クリエイトなどに対し、法人としての不正競争防止法違反の罪を問うものだった。
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