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12月15日
12月9日(月)配信
先週(12月2日〜12月8日)は、事業者間での力関係を背景にした不適切な知財取引が問題となっていることを受け、特許庁と中小企業庁が連携するニュースなどが伝わった。
事業者間での力関係を背景にした不適切な知的財産取引が問題となっていることを受け、特許庁と中小企業庁などが連携して対応にあたる。経済産業省は12月4日、特許庁や工業所有権情報・研修館(INPIT)、日本弁理士会が中小企業の知財経営を支援する目的で運営している「知財経営支援ネットワーク」に、中小企業庁が加わると発表した。これにより、広く知財取引の実態を把握し、事業者間の知的財産にかかわる不適切な取引に対して垣根を越えた支援体制を構築するとしている。あわせて、中小企業からの経営相談に知財の観点からの支援も行っていく。
知財を巡っては、大企業が優越的な立場を利用して下請けの中小企業に技術情報やデータを開示させたり、第三者の立ち位置にある他企業との間で権利侵害などのトラブルが発生した際に侵害の責任を発注先の下請け企業に負わせたりする事例が相次いでいるといい、問題視されている。
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国に品種登録されたイチゴ「桃薫」の苗を無許可でフリマサイトで販売したなどとして、警視庁は12月3日、岐阜県の男ら2人を種苗法違反の疑いで逮捕し、男女10人を書類送検した。複数のメディアが報じた。
桃薫は農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が開発・育成し、品種登録している。モモに似た芳醇な香りがし、従来のイチゴとは風味や見た目が異なるという。増殖して種苗を販売する場合は農研機構との利用許諾契約が必要になる。
農研機構は2023年8月、無許諾で増殖されてフリマサイトに出品される登録品種を監視するため、弁理士法人と連携する活動を開始したと発表していた。
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米大リーグ・ドジャーズ、大谷翔平選手のユニフォームなどの偽物を販売したとして、神奈川県警は12月6日、横浜市の照明販売会社と社長の男性を商標法違反の疑いで書類送検した。複数のメディアが報じた。
報道によると、男性は中国から偽物のグッズを輸入して2023年1月から今年3月までの間に1000点以上販売し、約450万円を売り上げていたとみられている。横浜税関が輸入品検査で見つけ、県警に通報したという。
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