権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
その他
平成30年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)41418請求棄却
損害賠償等
被告株式会社ワイジェイコブスメディカル
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民法709条
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[概要] 本件は,医療法人である原告が,医療用品等の小売業等を営んでいる被告
に対し,被告が原告経営の診療所に勤務する医師に対して虚偽の事実が記載
された通知書を送付したため,これを受領した医師3名が退職をして逸失利
益分の損害を被ったと主張し,不法行為(民法709条)に基づき,損害合25
計17億9375万円の一部である3000万円及びこれに対する不法行為
後の日である平成29年4月11日(訴状送達の日)から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)3018
特許権侵害差止等請求事件 (美容器)
原告株式会社MTG
の特許権
は,ソーラーパネル取付台には半円形状の凹部である係合部及び段差
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特許法100条1項 特許法36条4項1号 特許法29条1項
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[概要] 本件は,発明の名称を「美容器」とする特許権を有する原告が,被告に対し,
被告による別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」という。)の製造,販25
売等の行為が特許権侵害に当たると主張して,特許法100条1項及び2項に基
づく被告製品の製造,販売等の差止め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年11月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)16423一部認容
民事訴訟 不正競争
被告株式会社フェイス
B 原告株式会社カンバス
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,①原告の従業員であったA又はBが原告の営業秘密である字
幕制作ソフトウェア「SSTG1」(以下「原告ソフトウェア」という。)を構成
するソースコードプログラム(以下「本件ソースコード」という。)及びそのファ10
イル「Template.mdb」を正当な権限なく原告から持ち出して被告フ
ェイスに開示し,又は開発担当者として保有していた本件ソースコード等を不正
の利益を得る目的で被告フェイスに開示したこと,②被告フェイスが本件ソース
コード等の前記①の不正取得又は不正開示を知りながら字幕制作ソフトウェア
である別紙物件目録1記載のソフトウェア(「Babel」。以下「被告ソフトウ15
ェア」という。)の制作に当たって本件ソースコード等を取得又は使用したこと,
③Bが被告フェイスからの業務委託を受け,Aによる本件ソースコード等の前記
①の不正取得又は不正開示を知りながら被告ソフトウェアの制作に当たって本
件ソースコード等を取得又は使用したことを理由として,被告らに対し,不正競
争防止法(以下「不競法」という。)3条1項及び2項に基づき,①本件ソースコ20
ードが使用された被告ソフトウェアの製造等の差止め及び廃棄,②本件ソースコ
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)5345一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社ファイブスター
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特許法102条1項 特許法100条1項 特許法29条2項 特許法104条の3
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無効 | 23回 | 実施 | 19回 | 特許権 | 12回 | 無効審判 | 11回 |
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[概要] 本件は,いずれも「美容器」とする発明2件の特許権者である原告が,被告の製
造販売する美容器は上記各特許発明の技術的範囲に属し,同製品を製造・販売等す
る被告の行為は原告の有する上記各特許権を侵害するとして,特許法100条1項
及び同条2項に基づく製造・販売等の差止め及び製品の廃棄,並びに民法709条,
特許法102条1項に基づく損害賠償の一部請求として,3億円及びうち381015
万円に対する訴状送達の日の翌日から,うち405万円に対する平成29年8月1
5日付け訴えの変更申立書の送達日の翌日から,うち2億5785万円に対する平
成29年11月13日付け訴えの変更申立書(2)の送達日の翌日から,それぞれ
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月29日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)4356一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (美容器)
被告株式会社ファイブスター
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特許法102条1項 特許法103条 特許法29条2項 特許法100条1項
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特許権 | 18回 | 無効 | 17回 | 進歩性 | 13回 | 侵害 | 12回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「美容器」とする各発明の特許権者である原告が,被告の
製造販売する美容器は上記各特許発明の技術的範囲に属し,同製品を製造・販売等
する被告の行為は原告の有する上記各特許権を侵害するとして,特許法100条1
項及び同条2項に基づく製造・販売等の差止め,及び半製品・金型等の廃棄,並び
に民法709条,特許法102条1項に基づく損害賠償として,(中略)円及びう15
ち(中略)円に対する本件訴状送達日の翌日(平成28年5月15日)から,うち
(中略)円に対する訴えの変更申立書送達日の翌日(平成29年10月17日)か
ら,それぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10060審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告パラマウントベッド株式会社
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商標法3条2項 商標法3条1項3号 特許法17条4項 商標法77条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年3月31日,第20類「介護用マットレス,介護用ベ
ッド,介護用マットレス付きベッド」を指定商品とする立体商標の登録出願
(商願2015-29155。以下「本願」という。)をし,同年9月9日
付け手続補正書(甲28)により,商標登録を受けようとする商標を別紙1
記載のとおりの構成からなる立体商標に補正した(以下,この補正後の立体
商標を「本願商標」という。)。
(2) 原告は,平成28年5月13日付けの拒絶査定(甲39)を受けたため,
平成28年8月19日,拒絶査定不服審判を請求した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10030審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (鋼矢板圧入引抜機及び鋼矢板圧入引抜工法)
被告株式会社コーワン 原告株式会社技研製作所
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成22年4月22日にした特許出願(特願2010-9913
7号)の一部を分割して,平成26年1月14日,発明の名称を「鋼矢板圧
入引抜機及び鋼矢板圧入引抜工法」とする発明について特許出願(特願20
14-4293号。以下「本件出願」という。)をし,平成27年6月19
日,特許権の設定登録(特許第5763225号。請求項の数9。以下,こ
の特許を「本件特許」という。甲17)を受けた。
(2) 原告は,平成29年6月19日,本件特許に係る請求項1ないし3,8及
び9に係る発明についての特許を無効にすることを求める特許無効審判を
請求した(甲19)。
特許庁は,上記請求を無効2017-800078号事件として審理を行
い,平成30年1月24日,「本件審判の請求は成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年2月1日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成30年2月28日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10045等
商標権侵害行為差止請求控訴事件
控訴人兼附帯被
森島酒造株式会社 被控訴人兼附帯控訴人Y
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商標法36条1項
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商標権 | 18回 | 侵害 | 6回 | 差止 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,「白砂青松」の標準文字からなる原告商標の商標権(原判決別紙商
標権目録記載の商標権。以下「本件商標権」という。)を有する被控訴人が,
控訴人がその製造する日本酒(被告商品)に別紙控訴人標章目録記載1ないし
4の各標章(以下「控訴人各標章」と総称し,それぞれを番号に応じて「控訴
人標章1」などという。)を付して販売する行為が本件商標権の侵害に該当す
る旨主張して,控訴人に対し,商標法36条1項に基づき,控訴人各標章を付
した日本酒を含む酒類の販売等の差止めを求めるとともに,同条2項に基づき,
控訴人各標章を付した日本酒に関する宣伝用ポスター,包装等の廃棄及び控訴
人のウェブサイトからの控訴人各標章の削除を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10230
特許取消決定取消請求事件 (ポリイミド,及びポリイミド前駆体)
被告特許庁長官加藤友也 原告宇部興産株式会社下彰彦
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特許法2条3項2号
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[概要] 本件は,特許異議の申立てを認めて特許を取り消した決定に対する取消訴訟であ
る。争点は,進歩性の有無,サポート要件違反の有無及び実施可能要件違反の有無
についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)28884請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法20及び物質)
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特許法101条5号 特許法101条4号 特許法36条4項1号 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「敗血症及び敗血症様全身性感染の検出のための方法20
及び物質」とする特許第5215250号の特許権(以下「本件特許権」といい,
この特許を「本件特許」という。また,本件特許の願書に添付した明細書及び図面
を併せて「本件明細書」という。)を有する原告が,別紙物件目録記載1の装置
(以下「被告装置」という。)及び同目録記載2のキット(以下「被告キット」と
いう。)を用いる敗血症及び敗血症様全身性感染(以下「敗血症等」という。)の25
検出に係る方法(以下「被告方法」という。)は本件特許の特許請求の範囲請求項
1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属するとして,被告に
おいて被告装置の製造,譲渡,輸入,貸渡し,譲渡又は貸渡しの申出(以下「製造
等」という。)をする行為は,特許法101条5号の間接侵害に当たり,被告にお
いて被告キットの製造等(ただし,被告キットについては貸渡し及び貸渡しの申出
を除く。以下同じ。)をする行為は,同条4号の間接侵害に当たると主張して,被5
告に対し,特許法100条1項に基づき,被告装置及び被告キットの製造等の差止
め,同条2項に基づき,被告装置及び被告キットの廃棄を求めるとともに,不法行
為による損害賠償請求権に基づき,900万円及びこれに対する不法行為後の日で
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10055控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (連続貝係止具とロール状連続貝係止具)
控訴人(一審被告)有限会社シンワ
(一審被告)進和化学工業株式会社 被控訴人(一審原告)株式会社むつ家電特機
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特許法100条1項
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無効 | 14回 | 進歩性 | 13回 | 新規性 | 13回 | 特許権 | 11回 |
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[概要] かは,原判決に従い,原判決に「原告」とあるのを「被控訴人」に,「被告」とあ
るのを「控訴人」に,適宜読み替える。また,原判決の引用部分の「別紙」をすべ
て「原判決別紙」と改める。なお,書証の掲記は,枝番号を全て含むときは,枝番
号の記載を省略する。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10016審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (多成分物質の計量及び混合装置)
被告特許庁長官金澤俊郎 原告シーカテクノロジー
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特許法159条2項 特許法157条2項4号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,補正要件(独立特許要件〔進歩性〕)の適否,手続違背の有無,理
由不備の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)6494一部認容
自由発明対価等請求事件
被告サントリーホールディングス株式会社 原告P1
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特許法35条3項
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,後記の本件特許に係る発明の発明者の一人で,金沢大学の助教授で
あった原告が,その特許を受ける権利の持分をサントリー株式会社(以下「サント
リー」という。)に譲渡したと主張して,同特許権の特許権者の一人で組織改編に
よりサントリーの権利義務を承継した被告に対し,①特許法35条3項(平成275
年法律第55号による改正前のもの。以下同じ。)に基づく職務発明の対価として
(主位的請求),②上記発明がサントリーとの関係で職務発明でないとしても,特
許を受ける権利の譲渡に伴う合理的意思解釈ないし信義誠実の原則による合理的な
譲渡対価として(予備的請求1),③原告が金沢大学の「従業者等」であり,サン
トリーの「従業者等」でないとしても,金沢大学とサントリーとの一体的な関係に10
照らして特許法35条3項の類推適用に基づく相当の対価として(予備的請求2),
(1)平成27年3月までの国内販売分について1億3500万円及びこれに対する平
成29年8月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅
延損害金,(2)平成27年4月以降の国内販売分及び平成15年以降平成29年まで
の国外販売分について発明対価の支払を請求した事案である。15
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10166審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社寺下雄介 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法29条1項3号 特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成24年9月27日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2012-214114号。以下「本件出願」という。)
をし,平成26年10月3日,特許権の設定の登録(特許第5622058
号。請求項の数は3。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
本件出願は,平成17年10月31日にした特許出願(特願2005-3
16168号。以下「本件原出願」という。)の一部について新たにした分
割出願である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社水野秀一 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法36条6項1号 特許法29条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成24年9月27日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2012-214112号。以下「本件出願」という。)
をし,平成26年10月3日,特許権の設定の登録(特許第5622056
号。請求項の数は5。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
本件出願は,平成17年10月31日にした特許出願(特願2005-3
16168号。以下「本件原出願」という。)の一部について新たにした分
割出願である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10122審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ネマチック液晶組成物)
被告DIC株式会社水野秀一 原告JNC株式会社深井俊至
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特許法36条6項1号 特許法29条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成17年10月31日,発明の名称を「ネマチック液晶組成物」
とする特許出願(特願2005-316168号。以下「本件出願」という。)
をし,平成25年4月12日,特許権の設定の登録(特許第5240487
号。請求項の数は6。)を受けた(以下,この特許を「本件特許」といい,
本件特許に係る明細書を「本件明細書」という。)。
(2) 原告は,平成27年12月15日,本件特許の請求項1~6に係る発明に
つき無効審判を請求した(無効2015-800224号)。
被告は,平成29年2月3日付けで,本件特許の特許請求の範囲について
訂正請求をした(以下「本件訂正」という。)。
特許庁は,平成29年4月27日,本件訂正請求を認めた上,「本件審判
の請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は,同年5月10日,
原告に送達された。
(3) 原告は,平成29年6月7日,審決の取消しを求めて,本件訴訟を提起し
た。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10209審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官中田誠 原告新シコー科技株式会社山本典弘
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特許法29条2項 特許法17条の2 特許法29条1項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成27年11月17日,「レンズホルダ,レンズ駆動装置,カ
メラ装置及び電子機器」なる名称の発明について特許出願をした(特願20
15-224624号。以下「本願」という。)。
なお,本願は,同日に出願した特願2015-224478号(優先権主
張平成26年12月1日)の一部を新たな特許出願としたものである。
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年11月22日 知的財産高等裁判所 さいたま地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10047控訴棄却
不正競争行為差止請求控訴事件
控訴人株式会社オーベイオート備藤拓也 被控訴人欧米自動車株式会社桐山直之
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人が,控訴人の元従業員らが設立した会社である被控訴人に対
し,被控訴人は,控訴人の元従業員らが在職中に控訴人代表者に無断で持ち出
した控訴人の顧客情報からなる営業秘密を使用して営業行為を行っており,ま
た,控訴人の周知な標章又は営業表示である「OHBEI」,「OHBEI A
UTO」及び「OHBEI-AUTO」(以下,これらを総称して「本件控訴
人表示」という。)と同一又は類似の「OHBEI」との標章を店舗外看板に
掲げる等して控訴人の営業と混同させる行為を行っていると主張して,不正競
争防止法2条1項1号,同項4号,同法3条に基づき,①別紙顧客情報目録記
載の者に対する営業行為の差止め,②別紙顧客情報目録記載の情報の廃棄等,
③「OHBEI」という標章の使用の差止めを求めるとともに,④被控訴人の
上記各不正競争行為によって損害を被ったと主張して,同法4条に基づき,2
000万円(原審での請求額6053万1984円を当審において減縮した。)
の損害賠償金の支払及びこれに対する不法行為の日以後である平成27年9月
17日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで商事法定利率年6パーセント
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10196審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ジペプチジルペプチダーゼ―IV阻害剤の新規結晶形)
被告特許庁長官 原告メルク・シャープ・アンド・ドーム・
メルクシャープエンドドーム
ら
ら訴訟復代理人弁護士藤井駿太郎
ら
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,発明の名称を「ジペプチジルペプチダーゼ―IV阻害剤の新規
結晶形」とする発明について,平成24年6月25日(優先日平成23年6月
29日,優先権主張国米国)を国際出願日とする特許出願(特願2014-5
18879号。以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10058審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (二次元コード,ステルスコード,情報コードの読み取り装置及びステルスコードの読み取り装置)
被告株式会社エヌ・ティ・ティ・データ高梨義幸 原告マイクロインテレクス株式会社
X
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告らは,発明の名称を「二次元コード,ステルスコード,情報コードの読
み取り装置及びステルスコードの読み取り装置」とする発明に係る特許権者である
(平成9年11月28日特許出願,平成19年2月2日設定登録。特許第3910
705号。請求項の数8。以下「本件特許」という。)。
⑵ 被告は,平成29年3月13日,特許庁に対し,本件特許の請求項1につい
て無効審判請求をし,無効2017-800036号事件として係属した。
▶判決の詳細
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その他
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10036控訴棄却
著作者人格権確認等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人カルビー株式会社冨松宏之
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民法723条
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①控訴人が本件CM(スナック菓子「かっ
ぱえびせん」の昭和39年テレビコマーシャル)を制作した事実の確認,②控訴人・
被控訴人間の契約に基づく,控訴人が本件キャッチフレーズ(「やめられない,と
まらない」とのフレーズ)を創作した旨の記事(本件名誉回復記事)の社内報及び
ホームページへの掲載,③被控訴人が本件番組及び本件新聞記事を報道させたこと
により控訴人の名誉が毀損されたとして,不法行為に基づく損害金7500万円の
支払,④被控訴人が控訴人を侮辱したとして,不法行為に基づく損害金7500万
円の支払,をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10147審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (2-(3-シアノ-4-イソブチルオキシフェニル)-4-メチル-5-チアゾールカルボン酸の結晶多形体およびその製造方法)
被告日本ケミファ株式会社 原告帝人株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,平成11年6月18日,発明の名称を「2-(3-シアノ-4-イ
ソブチルオキシフェニル)-4-メチル-5-チアゾールカルボン酸の結晶多形体
およびその製造方法」とする発明について特許出願をし(優先権主張:1998年
6月19日,日本国。特願2000-554711号),平成16年4月23日,
設定登録を受けた(特許第3547707号。請求項の数19。以下「本件特許」
という。)。
⑵ 被告は,平成28年3月30日,特許庁に対し,本件特許の特許請求の範囲
請求項1,3,5,6,8,10,12,14,16,17及び18に係る発明に
ついての特許の無効審判請求をし,無効2016-800037号事件として係属
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10162審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光配向用偏光光照射装置)
被告ウシオ電機株式会社相良由里子 原告株式会社ブイ・テクノロジー溝田宗司
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,名称を「光配向用偏光光照射装置」とする発明に係る特許権(特
許第4815995号。平成17年10月24日出願,平成23年9月9日
設定登録。請求項の数1。以下,「本件特許権」といい,同特許権に係る特
許を「本件特許」という。)の特許権者である(甲10)。
(2) 原告は,平成28年2月17日に特許庁に無効審判請求をし,特許庁は上
記請求を無効2016-800024号事件として審理した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(行ウ)297請求棄却
異議申し立て棄却処分取消請求事件 (携帯電話の基地局,無線通信利用のモバイル内蔵テレビインターネッ20トシステム)
被告国 原告X
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特許法112条の2 特許法107条 特許法18条の2 特許法112条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,特許第4527763号の特許権(以下「本件特許権」という。)
の特許権者であった原告が,特許法112条1項規定の特許料追納期間中に第5
4年分の特許料及び割増特許料(以下「特許料等」ということがある。)を納
付しなかったため同条4項により消滅したものとみなされた本件特許権につい
て,同法112条の2第1項に基づき第4年分及び第5年分の各特許料等を納
付する旨の特許料納付書(以下「本件納付書」という。)及び回復理由書を提
出したが,特許庁長官が本件納付書による納付手続を却下したこと(以下「本10
件却下処分」という。)から,追納期間の徒過には同項所定の「正当な理由」
があり本件却下処分は違法であると主張して,同処分の取消し,及び同処分に
対する異議申立てを棄却する旨の決定の取消しを求めるとともに,被告に対し,
国家賠償法(以下「国賠法」という。)1条1項に基づき,慰謝料100万円
の支払を求める事案である。15
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲各証拠及び弁論の全趣旨により容
易に認められる。)
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月20日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10031控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (下肢用衣料)
控訴人兼被
トラタニ株式会社 被控訴人兼控訴人株式会社タカギ
兼控訴人株式会社名古屋タカギ
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特許法102条2項 特許法104条の3 特許法102条3項 特許法73条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「下肢用衣料」とする本件特許の特許権(以下「本件
特許権」という。)を有する1審原告が,被告製品を製造販売等する1審被告らに
対し,被告製品は本件発明の技術的範囲に属し,1審被告らの上記行為は本件特許
権を侵害すると主張して,特許法100条に基づき,被告製品の製造販売等の差止
め及び廃棄を求めるとともに,民法709条に基づき,1審被告タカギに対し特許
法102条2項による損害金1億2350万2610円及び原判決別紙「遅延損害
金起算日一覧表1」の「元金額」欄記載の各金員に対する不法行為又は不法行為後
の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から各支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を,1審被告名古屋タカギに対し損害金3002万3
136円及び原判決別紙「遅延損害金起算日一覧表2」の「元金額」欄記載の各金
員に対する不法行為又は不法行為後の日である同別紙「起算日」欄記載の各日から
各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案であ
る(なお,1審被告タカギに対する訴状送達の日は平成26年8月22日,1審被
告名古屋タカギに対する訴状送達の日は同月25日である。)。
原判決は,被告製品につき本件発明の技術的範囲に属するとし,また,本件特許
▶判決の詳細
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著作権
平成30年11月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)22922請求棄却
著作権に基づく差止等請求事件
被告株式会社筑摩書房 原告株式会社三京房
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著作権法83条2項 著作権法79条1項 著作権法112条1項 著作権法83条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,質問紙法人格検査(ミネソタ多面的人格目録)の日本語翻10
訳版につき出版権を有し,被告による書籍等(ハンドブック,質問項目記載の
冊子,マークカード及び診断用ソフトウェア)の出版及び頒布が同出版権を侵
害すると主張して,被告に対し,著作権法112条1項及び2項に基づき,同
書籍等の複製及び頒布の差止め,同書籍等及びその印刷用原版の廃棄をそれぞ
れ求める事案である。15
2 前提事実(以下の各事実については,当事者間に争いがないか,後掲各証拠
及び弁論の全趣旨により容易に認められる。)
⑴ 当事者等
ア 原告は,出版を業とする株式会社であり,心理検査の出版を専門に手が
ける。20
イ 被告は,出版等を業とする株式会社である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告富士フイルム株式会社服部誠 原告ソニー株式会社乾裕介
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。争
点は,進歩性の判断の当否である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月9日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)1605控訴棄却
販売差止等請求控訴事件
被告)株式会社千鳥饅頭総本舗被控訴人(一審
)P3 控訴人(一審原告)株式会社千鳥屋宗家
(一審原告)P1 被控訴人(一審被告)株式会社千鳥饅頭総本舗
(一審被告)P3
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)17791請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流量計)
被告株式会社Toshin
笛吹精工株式会社
ら
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特許法29条1項1号 特許法36条6項2号 民法709条 特許法100条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「マグネット歯車及びその製造方法,これを用いた流
量計」とする特許第5554433号(以下「本件特許」という。)に係る特
許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,被告株式会社Tosh
in(以下「被告Toshin」という。)の製造委託を受けて被告笛吹精工
株式会社(以下「被告笛吹精工」という。)が製造を行っている別紙被告ら物15
件目録1記載のマグネット歯車(以下「被告マグネット歯車」という。)を製
造等する行為は本件特許権を侵害すると主張して,特許法100条1項及び2
項に基づき,被告らに対し,被告マグネット歯車及び同部品を使用している被
告ら物件目録2記載の流量計用指針ユニット(以下「被告ユニット」といい,
被告マグネット歯車と被告ユニットを併せて「被告製品」という。)の製造等20
の差止め,被告製品の完成品及び半製品の廃棄を求め,民法709条に基づき,
損害賠償金5830万円及びこれに対する不法行為後である平成29年6月9
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅
延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10062審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社エナジア 原告中国電力株式会社小椋崇吉
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号 商標法50条
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,
①本件商標と引用商標2の類否判断の誤りの有無,②本件商標についての原告の業
務に係る商品又は役務と混同を生ずるおそれの判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10063審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社エナジア 原告中国電力株式会社小椋崇吉
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号 商標法8条1項 商標法9条の4
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,
①本件商標と引用商標の類否判断の誤りの有無,②本件商標についての原告の業務
に係る商品又は役務と混同を生ずるおそれの判断の誤りの有無,③本件商標の指定
役務の補正についての要旨変更の判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10117
特許取消決定取消請求事件 (マイコプラズマ・ニューモニエ検出用イムノクロマトグラフィー試験デバイスおよびキット)
被告特許庁長官高橋祐介 原告アルフレッサファーマ株式会社犬飼一博
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特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,発明の名称を「マイコプラズマ・ニューモニエ検出用イムノクロ
マトグラフィー試験デバイスおよびキット」とする特許第5845033号
(平成23年9月26日特許出願,平成27年11月27日設定登録,請求
項の数8。以下「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年11月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10131審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ゆとり発生装置)
被告特許庁長官野崎大進 原告X
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特許法36条4項1号 民法709条 特許法29条1項 特許法36条1項4号
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審決 | 20回 | 実施 | 11回 | 抵触 | 6回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成22年5月28日,発明の名称を「ゆとり発生装置」とする
特許出願をし(請求項の数1。特願2010-122652号。以下「本件
出願」という。),おおむね次の経過を経て,平成26年8月7日付けで拒
絶査定された。
平成24年12月28日付け 拒絶理由通知
平成25年 1月21日付け 手続補正書・意見書の提出
平成25年10月30日付け 拒絶理由通知
平成25年11月19日付け 手続補正書・意見書の提出
平成26年 4月16日付け 拒絶理由通知
平成26年 5月 9日付け 意見書の提出
(2) 原告は,平成26年11月15日,拒絶査定不服審判請求をし,不服20
14-24729号事件として特許庁に係属した。特許庁は,おおむね次の
経過を経て,平成29年5月1日付けで審判請求は成り立たない旨の審決(以
下「本件審決」という。)をし,本件審決の謄本は平成29年5月20日に
▶判決の詳細
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意匠権
平成30年11月6日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)12791一部認容
意匠権侵害差止等請求事件
被告株式会社イマック
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意匠法39条2項 民法704条 意匠法37条1項 民事訴訟法61条
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無効 | 44回 | 意匠権 | 23回 | 新規性 | 21回 | 侵害 | 12回 |
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[概要] 本件は,意匠権(意匠登録第1224615号)を有する原告が,被告において5
原告のこの意匠権に係る意匠に類似する意匠を備える別紙「物件目録」1ないし6
記載の製品(以下,まとめて「被告製品」といい,各製品を同別紙の記載に従い,
「イ号物件」などという。)を製造,販売し,原告の上記意匠権を侵害したとして,
被告に対し,①意匠法37条1項に基づき,被告製品の製造,販売等の差止めを請
求し,②同条2項に基づき,被告製品の廃棄を請求するとともに,③意匠権侵害の10
不法行為に基づき,イ号物件ないしハ号物件については平成26年1月以降の,ニ
号物件ないしヘ号物件については遅くとも平成28年11月以降の,販売による損
害の賠償及びこれらに対する訴状送達の日の翌日(イ号物件ないしハ号物件につい
ては不法行為日の後の日)である平成29年1月17日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払及び④不当利得に基づき,平成25年1215
月末までのイ号物件及びハ号物件の販売による利得の返還並びにこれらに対する受
益(利得)日の後の日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法704条前段所
定の年5分の割合による利息の支払を請求する事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年11月5日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)6906請求棄却
商標権侵害差止等請求事件
被告合同会社ユー・エス・ジェイ
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商標法26条1項6号 商標法36条1項 商標法38条2項 商標法38条
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[概要] 1 請求の要旨25
本件は,服飾雑貨の製造,販売を業とし,別紙商標権目録記載の各商標権(以下,
番号に応じて「本件商標権1」,その登録商標を「本件商標1」などといい,本件
商標権1と本件商標権2を併せて「本件各商標権」,本件商標1と本件商標2を併
せて「本件各商標」という。)を有する原告が,テーマパーク「ユニバーサル・ス
タジオ・ジャパン」(以下「USJ」という。)を運営する被告が,別紙被告標章
目録記載の標章(以下,番号に応じて「被告標章1」などといい,全ての標章を総5
称して「被告各標章」という。)を付した,いわゆるキャラクターグッズである別
紙被告商品目録記載の各商品(以下,番号に応じて「被告商品1」,「被告商品1
-1」などといい,全ての商品を総称して「被告各商品」という。)を販売する行
為等が,本件各商標権を侵害するとして,被告に対し,以下の各請求をする事案で
ある。10
(1) 差止請求(第1の1項)
本件各商標権(商標法36条1項)に基づく被告各商品の販売等の差止請求
(2) 廃棄請求(第1の2項)
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年11月2日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)1317控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社JAM 控訴人(一審原告)株式会社崔さんのお店 被控訴人(一審被告)株式会社JAM
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民法709条 不正競争防止法4条
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
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