権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成29年12月28日 大阪高等裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)233等
損害賠償著作権使用料請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告)(以下「被控訴人」という。)被控訴人に対し,真実を告知する義務はなく,その理由として,本件公 原告は,」の次に「平成26年2月5日,」を加え
|
民法704条
|
|
|
[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決のものによる。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10029審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物ペレット群及びその用途)
被告日本合成化学工業株式会社大友良浩 原告長春石油化學股份有限公司
長春ジャパン株式会社藤浪一郎
|
特許法36条4項1号
|
実施 | 103回 | 審決 | 34回 | 新規性 | 15回 | 進歩性 | 13回 |
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,①新
規性の有無,②進歩性の有無,③実施可能要件違反の有無,④サポート要件違反の
有無,⑤明確性要件違反の有無である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)42269請求棄却
不当利得返還等請求事件
被告A栁下彰彦
B
|
民法696条
|
特許権 | 24回 | 実施 | 21回 | 侵害 | 20回 | 損害賠償 | 16回 |
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,①被告Aとの間で締結した被告Aが有する特許権(特許第
4728331号。以下「本件特許権」という。)に関する通常実施権許諾契
約の錯誤無効,詐欺取消し若しくは情報提供義務違反による解除を理由とする
不当利得返還請求権又は上記詐欺若しくは情報提供義務違反により契約締結に10
関する原告の自己決定権が侵害されたことを理由とする不法行為に基づく損害
賠償請求権に基づき,被告Aに対し,支払ったライセンス料1635万542
5円及びこれに対する平成23年11月2日(利得後の日又は不法行為の後の
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払(以下,
これらの支払請求を「第1請求」と総称する。),②被告らによる本件特許権に15
関する虚偽の情報提供,脅迫行為等により本件特許権につき専用実施権を有す
る被告B(以下「被告B」という。)との通常実施権許諾契約の締結に関する
原告の自己決定権が侵害されたことを理由とする不法行為に基づく損害賠償請
求権に基づき,被告らに対し,損害賠償金320万円(同契約に基づき前掲①
の被告Aとの契約の未払報酬として支払った212万7660円及び被告Bと20
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10081控訴棄却
債務不存在確認請求控訴事件
控訴人オリオン電機株式会社合併前会社ワイラン・インク訴訟承継人 被控訴人クォーターヒル・インク
|
特許法271条
|
侵害 | 43回 | 特許権 | 31回 | 損害賠償 | 10回 | 差止 | 1回 |
|
|
[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が控訴人に本件米国特許権侵
害に基づく損害賠償請求権を有しないことの確認を求める事案である。被控訴
人は,本件訴えにつき,日本の裁判所は国際裁判管轄を有しないとして争って
いる。
原審は,本件訴えにつき,日本の裁判所に国際裁判管轄があるとは認められ
ないし,その点を措くとしても,民事訴訟法(以下,単に「民訴法」とい
う。)3条の9にいう「特別の事情」があるとして,本件訴えを却下する判決
をした。そこで,控訴人は,これを不服として,本件控訴を提起した。
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10053控訴棄却
商標権侵害差止等請求控訴事件
控訴人(1審被告)NPO法人極真カラテ門馬道場松本紘明 被控訴人(1審原告)Y
(1審原告)有限会社マス大山エンタープライズ
|
商標法4条1項7号 商標法36条1項 商標法38条2項 商標法38条3項
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件は,原判決別紙商標目録記載1~3の各登録商標(本件商標1~3)
の商標権者である被控訴人(1審原告)Y(以下「被控訴人Y」という。)
と,原判決別紙商標目録記載4~6の各登録商標(本件商標4~6)の商標
権者である被控訴人(1審原告)有限会社マス大山エンタープライズ(以下
「被控訴人会社」という。)が,控訴人(1審被告)及び1審被告A(以下,
「1審被告A」といい,控訴人と併せて「1審被告ら」という。)に対し,
以下の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
|
平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)13003一部認容
(プレハブ式階段)
被告ヤマム株式会社
|
実用新案法29条2項 実用新案法14条の2 特許法104条の3 実用新案法37条1項2号
|
実施 | 64回 | 実用新案権 | 30回 | 無効 | 19回 | 侵害 | 12回 |
|
|
[概要] 1 本件は,考案の名称を「プレハブ式階段」とする実用新案登録第31592
69号(以下「本件実用新案登録」という。)に係る実用新案権(以下「本件実用
新案権」という。)を有する原告が,被告に対し,別紙1被告製品目録記載のプレ
ハブ式階段(以下「被告製品」という。)は,本件実用新案登録に係る願書に添付10
した実用新案登録請求の範囲(平成26年7月7日付け訂正書による訂正後のもの。)
の請求項1記載の考案(以下「本件考案」という。)の技術的範囲に属するから,
被告が,業として,被告製品を製造し,譲渡し,又は譲渡の申出をすること(以下,
これらの行為を併せて「譲渡等」という。)は,本件実用新案権の侵害を構成する
と主張して,①実用新案法27条1項に基づき被告製品の譲渡等の差止めを,②同15
条2項に基づき被告製品の廃棄をそれぞれ求めるとともに,③被告は,実施料を支
払うことなく被告製品を譲渡等したことにより,法律上の原因なく実施料相当額の
利得を得ており,原告は,これと同額の損失を受けたとして,不当利得返還請求権
(対象期間は平成25年1月1日から平成27年7月31日まで)に基づき,不当
利得金2000万円及びこれに対する請求後の日である平成29年4月7日(同月20
6日付け訴えの変更申立書送達の日の翌日)から支払済みまでの民法所定年5分の
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)10742請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (加熱処理システム,加熱調理器および換気ファン装置)
被告日立アプライアンス株式会社
|
特許法29条2項 特許法104条の3 特許法123条1項4号 特許法101条1号
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「加熱処理システム,加熱調理器および換気ファン装
置」とする特許第3797900号(以下「本件特許1」といい,その願書に添付
した明細書及び図面を併せて「本件明細書等1」という。)に係る特許権(以下「本
件特許権1」という。)及び発明の名称を「加熱調理器」とする特許第379795
04号(以下「本件特許2」といい,その願書に添付した明細書及び図面を併せて
「本件明細書等2」という。)に係る特許権(以下「本件特許権2」といい,本件
特許権1と併せて「本件各特許権」という。)並びに本件各特許権に基づく被告に
対する一切の請求権の譲渡を受けたと主張する原告が,被告が製造し,販売する別
紙1被告製品目録A記載の各製品(以下,併せて「被告製品A」という。)及び被10
告が過去に製造し,販売していた別紙2被告製品目録B記載の各製品(以下,併せ
て「被告製品B」といい,被告製品Aと併せて「被告各製品」という。)につき,
①被告各製品は,本件明細書等1の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(以下「本
件発明1-1」といい,本件特許1のうち本件発明1-1についての特許を「本件
発明1-1についての特許」という。)又は同5記載の発明(以下「本件発明1-15
2」といい,本件特許1のうち本件発明1-2についての特許を「本件発明1-2
▶判決の詳細
|
民事訴訟
平成29年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)2862
民事訴訟 (2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン)
|
特許法36条4項 特許法134条の2 特許法102条3項 特許法29条2項
|
実施 | 109回 | 無効 | 82回 | 特許権 | 27回 | 審決 | 17回 |
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「2-ベンゾイルシクロヘキサン-1,3-ジオン」とす
る特許第4592183号の特許権(以下「本件特許権」といい,その特許を「本
件特許」という。)を有する原告が,被告に対し,別紙被告製品目録記載1の農薬
原体(以下「被告製品1」という。)及び同2の農薬混合物(以下「被告製品2」20
といい,被告製品1と併せて「被告各製品」という。)は,本件特許の願書に添付
したとみなされる明細書(訂正審判事件〔訂正2012-390175〕の平成2
5年3月14日付け審決〔同月27日確定〕による訂正後のもの。以下「本件明細
書」という。なお,本件特許は平成15年6月30日以前にされた出願に係るので,
その明細書は特許請求の範囲を含む〔平成14年法律第24号附則1条2号,3条25
1項,平成15年政令第214号〕。)の特許請求の範囲(以下「本件特許請求の
範囲」という。)の請求項1及び3記載の各発明(以下,請求項1記載の発明を
「本件発明1」といい,請求項3記載の発明を「本件発明3」という。また,これ
らを併せて「本件各発明」という。)の技術的範囲に属し,被告が被告各製品を製
造し,販売し,譲渡し,貸渡し,輸入し,又は譲渡等の申出をすること(なお,原
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10126審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社ベガスベガス 原告株式会社ダイハチ小早川俊一郎
|
商標法2条3項8号 商標法50条1項 商標法50条 商標法2条3項
|
|
|
[概要] 本件は,商標登録の不使用取消審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成28(行ケ)10254審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告Y末岡秀文
株式会社ShapesInternational井嶋倫子 原告株式会社Shapes寺島英輔
|
商標法58条1項 商標法50条1項
|
|
|
[概要] 1 前提事実
原告は,商標登録第5177809号に係る商標(登録年月日平成20年10月
31日。以下,「本件商標」といい,本件商標に係る商標権を「本件商標権」という。)
の商標権者であったところ,被告株式会社Shapes Internation
al(以下「被告Shapes」という。)に対し,平成24年2月10日,本件商
標権を譲渡して移転登録をした(以下,当該移転登録を「本件移転登録」という。)。
もっとも,原告は,被告Shapesに対し,同年10月17日,本件商標権の譲
渡を解除したと主張して,本件移転登録の抹消登録手続を求める訴えを提起したと
ころ(以下,当該訴えに係る訴訟を「別件訴訟」という。),被告Y(以下「被告Y」
という。)は,平成26年11月28日,本件商標が使用されていないとして,商標
法50条1項に基づき本件商標に係る商標登録の取消しを求めて審判(以下「原審
判」という。)を請求した(審判の予告登録年月日平成26年12月17日。取消2
014-300963号)。
特許庁は,被告Shapesが応答しなかったことから,平成27年3月31日,
上記商標登録を取り消す旨の審決(以下「原審決」という。)をし,原審決は,同年
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10080審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告ブルソンカンパニーリミテッド 原告レッド・ブル・アクチェンゲゼルシャフト佐藤力哉
|
商標法4条1項15号 商標法4条1項7号 商標法4条1項19号
|
|
|
[概要] 本件は,商標登録無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であり,争点は,
①商標法4条1項15号該当性,②同項19号該当性及び③同項7号該当性であ
る。
▶判決の詳細
|
不正競争
平成29年12月22日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)33412
損害賠償等請求事件
|
著作権法114条3項
|
|
|
[概要] 1 本件は,糸半田供給機(半田フィーダ)の開発,製造,販売等を行う原告が,
被告堀内電機が製造し,被告らが共同して展示及び販売した別紙被告商品目録
1及び2記載の各商品(以下「被告商品1」及び「被告商品2」といい,併せ
て「被告各商品」という。)について,①別紙原告商品目録記載の商品(型式:15
ASTY-V1100H。以下「原告商品」という。)の形態を模倣したもの
であり,被告らの行為は不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項
3号所定の不正競争に当たると主張して,被告らに対し,同法4条,5条3項
2号に基づき損害賠償金3300万円及びこれに対する不法行為の後の日であ
る平成28年2月3日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年20
5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め(㋐),②被告各商品は,美術
の著作物である原告商品の複製ないし翻案物に当たると主張して,被告らに対
し,著作権法114条3項に基づき
の連帯支払を求めるとともに(㋑-1),被告各商品の製造,販売,展示等の
差止め(㋑-2)及び破棄(㋑-3)を求め,③被告らが,原告から示された25
営業秘密である別紙営業秘密目録(1)ないし(3)記載の情報(以下「本件情報」
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10072
特許取消決定取消請求事件 (ポリアルキルシルセスキオキサン粒子)
被告特許庁長官加藤友也 原告コーロンインダストリーズインク藤野睦子
|
特許法29条2項 特許法29条1項3号
|
|
|
[概要] 本件は,信越化学工業株式会社(以下,「特許異議申立人」という。)が申し立て
た特許異議申立てに基づく特許取消決定に対する取消訴訟である。争点は,新規性
及び進歩性の有無についての判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10025審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (金融商品取引管理装置,金融商品取引管理システムおよびプログラム)
被告株式会社マネースクウェアHD 原告株式会社外為オンライン伊藤雅浩
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無についての判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10024審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (金融商品取引管理システムにおける金融商品取引管理方法,プログラム)
被告株式会社マネースクウェアHD訴訟承継人 原告株式会社外為オンライン伊藤雅浩
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無(引用発明の認定の当否)である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10027一部認容
特許権侵害差止請求控訴事件
被告)株式会社外為オンライン伊藤雅浩 控訴人(一審原告)株式会社マネースクウェアHD訴訟承継人 被控訴人(一審被告)株式会社外為オンライン伊藤雅浩
|
特許法100条1項 特許法29条1項3号
|
|
|
[概要] 本件は,特許第5525082号の特許権(本件特許権1),特許第56507
76号の特許権(本件特許権2)及び特許第5826909号の特許権(本件特許
権3)を有する控訴人が,①被控訴人の提供する被告サービス1は本件発明1の技
術的範囲に属する,②被控訴人の提供する被告サービス2に使用されているサーバ
は本件発明2及び3の各技術的範囲に属すると主張して,被控訴人に対し,特許法
100条1項に基づき,被告サービス1の差止め及び被告サービス2に使用されて
いるサーバの使用の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)1453請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (固体麹の製造方法)
被告株式会社フジワラテクノアート 原告カワタ工業株式会社
|
特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法36条4項1号 特許法101条5号
|
実施 | 33回 | 無効 | 28回 | 審決 | 13回 | 無効審判 | 11回 |
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告による別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」とい
う。)の製造販売行為は原告が有している方法の特許に係る後記本件特許権の間接侵
害(特許法101条5号)に該当する行為であると主張して,被告に対し,同法10
0条1項に基づきその行為の差止めを求めるほか,特許権侵害の不法行為に基づく損5
害賠償として●(省略)●(弁護士費用相当損害金●(省略)●を含む。)及びこれに
対する不法行為の後の日である平成25年1月1日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10083審決取消訴訟
審決取消請求事件 (旨み成分と栄養成分を保持した無洗米)
被告幸南食糧株式会社高田一 原告東洋ライス株式会社
|
特許法36条6項2号
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成17年3月28日,発明の名称を「旨み成分と栄養成分を保持
した無洗米」とする特許出願をし,平成23年3月25日,設定の登録(特許第4
708059号)を受けた(請求項の数3。以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 被告は,平成27年9月4日,本件特許の請求項1ないし3に係る発明につ
いて特許無効審判を請求し,無効2015-800173号事件として係属した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10058審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ランフラットタイヤ)
被告株式会社ブリヂストン田部元史 原告住友ゴム工業株式会社原悠介
|
特許法36条6項1号
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成18年9月13日,発明の名称を「ランフラットタイヤ」とす
る特許出願(優先権主張:平成17年9月13日,日本国)をし,平成23年9月
9日,設定の登録(特許第4818272号)を受けた(請求項の数10。甲23。
以下,この特許を「本件特許」という。)。
⑵ 原告は,平成27年7月3日,本件特許について特許無効審判請求をし,無
効2015-800144号事件として係属した(甲201)。
⑶ 被告は,平成28年8月12日,請求項2ないし4を削除することを含む,
本件特許に係る特許請求の範囲及び明細書を訂正する旨の訂正請求をした(訂正後
の請求項の数7。甲209。以下「本件訂正」という。)。
⑷ 特許庁は,平成29年1月24日,本件訂正を認めるとともに,請求項1,
5ないし10に係る発明についての審判請求は成り立たない,請求項2ないし4に
係る発明についての審判請求を却下する旨の別紙審決書(写し)記載の審決(以下
「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年2月2日,原告に送達された。
⑸ 原告は,平成29年3月2日,本件審決中,本件特許の請求項1,5ないし
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月14日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成28(ワ)8424
商標権侵害差止等請求事件
原告株式会社キャロットカンパニー
は,下記の商標権(以下「本件商標権」といい,本件商標権に係る商標を「本記
は,本件商標を,「anello」(アネロ)として展開する鞄のブラン
のanelloブランドの商品は全国的な人気商品であることからすると,i
の損害額の主張は争う。
は,売上明細を前提に「Tokka」という商品名のみ
は,商標法39条が準用する特許法105条の3の規定も適用して主張に係る
|
商標法38条2項 特許法105条の3 商標法36条1項 民事訴訟法61条
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,原告の有する商標権に係る商標と同一の標章を付したリュックサ
ック及びショルダーバッグを輸入し販売する被告に対し,商標権侵害を理由として,
商標法36条1項,37条1号に基づき,上記商品の販売及び販売のための展示の差
止め,同法36条2項に基づき,上記商品の廃棄を求めるとともに,損害賠償請求と
して,1000万円及びこれに対する平成28年9月6日(訴状送達の日の翌日)か10
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案であ
る。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月14日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成26(ワ)6163一部認容
特許権侵害行為差止等請求事件 (システム作動方法)
被告株式会社コーエーテクモゲームス
|
特許法101条4号 特許法101条1号
|
|
|
[概要] 本件は,①発明の名称を「システム作動方法」とする発明に係る特許権(特許第
3350773号。以下「本件特許権A」といい,これに係る特許を「本件特許A」5
という。)及び②発明の名称を「遊戯装置,およびその制御方法」とする発明に係
る特許権(特許第3295771号。以下「本件特許権B」といい,これに係る特
許を「本件特許B」というとともに,本件特許権Aと本件特許権Bを併せて「本件
各特許権」という。)を有する原告が,被告が業として,Ⅰ:別紙「イ号製品目録」
記載の各ゲームソフトの製造,販売等をしたことは,本件特許Aの請求項1及び210
に係る各発明(以下,それぞれ「本件発明A-1」,「本件発明A-2」といい,
両発明を併せて「本件各発明A」という。)を間接侵害(特許法101条4号)し,
侵害行為を惹起したことにつき不法行為が成立する,Ⅱ:別紙「ロ号製品目録」記
載の各ゲームソフトの製造,販売をしたことは,本件特許Bの請求項1及び8に係
る各発明(以下,それぞれ「本件発明B-1」,「本件発明B-8」といい,両発15
明を併せて「本件各発明B」というとともに,本件各発明Aと本件各発明Bを併せ
て「本件各発明」という。)を間接侵害(特許法101条1号,4号)するもので
あり,侵害行為を惹起したことにつき不法行為が成立するとして,被告に対し,不
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10044審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (制御された照明を用いた微小藻類の発酵)
被告特許庁長官
|
特許法29条2項 特許法36条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「制御された照明を用いた微小藻類の発酵」とする発
明について,平成22年9月17日(パリ条約による優先権主張 外国庁受理
2009年9月18日 米国(US),2010年6月29日 米国(US))
に特許出願をした(特願2012-529939号。以下「本願」という。)。
これに対し,平成26年12月2日付けで拒絶理由が通知されたことから,原
告は,平成27年5月11日に手続補正書等を提出したが,同年6月19日付
けで拒絶査定がされた。
そこで,原告は,同年10月23日,特許庁に対し,拒絶査定不服審判を請
求するとともに,特許請求の範囲の変更を内容とする別紙手続補正書を提出し
た。これに対し,特許庁は,当該審判請求を不服2015-19180号事件
として審理をした上,平成28年10月3日,「本件審判の請求は,成り立た
ない。」との審決をした(出訴期間として90日を附加した。以下「本件審決」
という。)。その謄本は,同月18日,原告に送達された。
原告は,平成29年2月13日,本件訴えを提起した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10046審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (有機物質に由来する揮発性有機化合物の吸着)
被告特許庁長官新居田知生
|
特許法29条2項
|
審決 | 40回 | 進歩性 | 13回 | 実施 | 9回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 |
|
|
[概要] 本件は,原告の特許拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決に対する取消
訴訟である。争点は,進歩性判断の当否である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成28(行ケ)10267審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光学的および電磁気学的効果補助層の制御手法)
被告特許庁長官近藤幸浩 原告X
|
特許法29条1項3号 特許法29条2項
|
審決 | 18回 | 実施 | 1回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
|
|
[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,新規性及び進歩性判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成29年12月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10145審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告アイジャパン株式会社 原告株式会社ジャパーナ
|
商標法50条 商標法2条3項2号 商標法2条3項1号 商標法50条1項
|
|
|
[概要] 本件は,商標法50条1項に基づく商標登録取消審判請求を不成立とした審決の
取消訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10069控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (負荷試験機)
控訴人株式会社辰巳菱機 被控訴人株式会社アステックス
|
特許法100条1項
|
|
|
[概要] 1 本件は,その名称を「負荷試験機」とする発明に係る特許権(本件特許権。
その特許が「本件特許」である。)を有する控訴人が,原判決別紙物件目録
記載の負荷試験機(被告物件)は,本件特許の願書に添付した特許請求の範
囲の請求項1記載の発明(本件発明)の技術的範囲に属するから,被控訴人
による被告物件の製造,販売又は使用は本件特許権の侵害を構成すると主張
して,被控訴人に対し,以下の請求をしたものである。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月13日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)23843請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
被告有限会社白石海苔機械センター
A
B商会こと(以下「
B」という。)
株式会社共立機械商会
ら
|
特許法102条2項 特許法79条 特許法100条1項 特許法101条1号
|
実施 | 83回 | 特許権 | 56回 | 侵害 | 33回 | 損害賠償 | 20回 |
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明に係る特許権(特許番号第3966527号。以下「本件
特許権」又は「本件特許」といい,特許請求の範囲請求項1,3及び4記載の20
各発明をそれぞれ「本件発明1」,「本件発明3」及び「本件発明4」といい,
これらを併せて「本件各発明」という。)を有する原告が,別紙物件目録1及
び2記載の「生海苔異物除去機」(以下,併せて「被告装置」という。)は本
件各発明の技術的範囲に属し,また,被告装置の部品である別紙物件目録3記
載の「固定リング」(以下「本件固定リング」という。)及び同4記載の「板25
状部材」又は「ステンチップ」(以下「本件板状部材」という。)は本件各発
明の実施品に当たる被告装置の「生産にのみ用いる物」(特許法101条1号)
に当たるから,被告らが被告装置,本件固定リング及び本件板状部材(以下,
併せて「被告製品」という。)の譲渡,貸渡し又は譲渡若しくは貸渡しの申出
をする行為は本件特許権を侵害する行為であると主張して,被告らに対し,以
下のとおり請求する事案である。5
(1) 被告白石又はその代表者である被告Aに対し,特許法100条1項に基づ
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(行コ)10002控訴棄却
処分取消請求控訴事件
控訴人ザボードオブトラスティーズドジュニアユニバーシティー 被控訴人国
|
特許法18条の2 特許法184条の4 特許法184条の6 特許法184条の5
|
|
|
[概要] 1 本件は,国際特許出願をした控訴人が,被控訴人に対し,条約規則82の3.
1による請求書につき,指定期間経過後に提出されたものであることを理由に特許
庁長官がした却下処分が違法であると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成29年12月12日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ワ)27352
発信者情報開示請求事件
被告エキサイト株式会社 原告株式会社コロプラ小西智志
|
著作権法15条1項
|
|
|
[概要] 本件は,原告が被告に対し,氏名不詳者が被告の提供するインターネット接
続サービスを経由して,インターネット上のブログに原告が著作権を有するイ
ラスト画像を複製して作成したイラスト画像を含む記事を投稿した行為により,
原告の著作権(複製権及び公衆送信権)が侵害されたと主張して,特定電気通
信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下25
「プロバイダ責任制限法」という。)4条1項に基づき,被告が保有する発信者
情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成29(行ケ)10099審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告国立研究開発法人科学技術振興機構
HOYA株式会社鈴木佑一郎 原告株式会社半導体エネルギー研究所平井佑希
|
特許法37条 特許法123条1項2号 特許法29条2項 特許法36条4項1号
|
|
|
[概要] 本件は,原告が請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。争
点は,①訂正要件違反の有無,②実施可能要件(特許法36条4項1号)違反の有
無及び③サポート要件(特許法36条6項1号)違反の有無についての判断の当否
である。
▶判決の詳細
|
不正競争
平成29年12月7日 大阪高等裁判所
▶概要
|
平成28(ネ)3103
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人兼被
株式会社エコリカ
|
不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項14号
|
|
|
[概要] 以下で使用する略称は,原判決の例による。
▶判決の詳細
|
不正競争
平成29年12月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10045等一部認容
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)(以下「被控訴人」という。) 控訴人・附帯被
(一審原告)・コーポレーション 被控訴人・附帯控訴人(一審被告)(以下「
」という。)
|
民法709条
|
|
|
[概要] 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,不競法4条(予備的に民法709条)に基
づく損害賠償として437万8500米国ドル及びうち270万0700米国ドル
に対する不法行為の後の日である平成26年1月1日から,うち167万7800
米国ドルに対する不法行為の後の日である平成28年2月16日から各支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。控訴人は,
「被控訴人が,バイオデントに対し,控訴人が製造しバイオデントが輸入・販売す
る原告製品について『被告の保有する特許権(第4444410号)の請求項1に
関連する』などと通知したこと(本件各告知)から,バイオデントが原告製品の輸
入・販売を中止せざるを得なくなり,控訴人に損害が生じたが,本件特許権は無効
であり,したがって,上記通知は虚偽の事実の告知に当たるから,上記被控訴人の
行為は不競法2条1項14号所定の不正競争行為に当たる。」と主張している。
原判決は,被控訴人のバイオデントに対する本件各告知は,虚偽の事実の告知に
当たり,本件特許権に基づく権利行使の範囲を逸脱する違法があり,被控訴人には,
バイオデントに対し本件各告知による虚偽の事実を告知したことについて,少なく
とも過失があるから,被控訴人による本件各告知は,不競法2条1項14号の不正
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月6日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成27(ワ)23087請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (抗ウイルス剤)
被告MSD株式会社乾裕介
|
特許法104条の3 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法41条2項
|
無効 | 32回 | 実施 | 30回 | 特許権 | 10回 | 無効審判 | 8回 |
|
|
[概要] 1 本件は,名称を「抗ウイルス剤」とする発明についての特許権(請求項の数
3。以下「本件特許権」又は「本件特許」といい,特許請求の範囲請求項1な
いし3の発明をそれぞれ「本件発明1」ないし「本件発明3」という。)を有
する原告が,①被告が譲渡,輸入又は譲渡の申出を行っている別紙物件目録記
載の製品(以下「被告製品」という。)は本件発明1の技術的範囲に属する,10
②(①と選択的に)被告製品は原告による訂正後の本件特許(以下,訂正後の
特許請求の範囲請求項1ないし3の発明をそれぞれ「本件訂正発明1」ないし
「本件訂正発明3」という。)の本件訂正発明2及び3の技術的範囲に属する
と主張して,被告に対し,特許法100条1項に基づく被告製品の譲渡,輸入
又は譲渡の申出の差止めを求めるとともに,同条2項に基づく被告製品の廃棄15
を求め,さらに,不法行為に基づく損害賠償請求権又は不当利得返還請求権に
基づき,実施料相当額16億円のうち1000万円及びこれに対する不法行為
の後の日(本訴状送達の日の翌日)である平成27年8月29日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成29年12月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成29(ネ)10066控訴棄却
特許権侵害行為の差止等請求控訴事件 (骨折における骨の断片の固定のための固定手段装置)
控訴人X乾裕介 被控訴人株式会社ホムズ技研青木晋治
|
特許法100条1項
|
|
|
[概要] 1 本件は,発明の名称を「骨折における骨の断片の固定のための固定手段装置」
とする発明に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が,原判決別紙物件目録記
載の各製品(被告製品)は本件各発明の技術的範囲に属すると主張して,①特許法
100条1項及び2項に基づき,被告製品の製造,販売,譲渡,貸渡し,輸出及び
譲渡等の申出の差止め並びに被告製品の廃棄を,②不法行為による損害賠償請求権
に基づき,損害賠償金2億0178万6060円及びこれに対する不法行為の後の
日である平成27年5月14日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払を,それぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
|
本サービスは判決文を自動処理して掲載しています。完全な正当性を保証するものではありません。判決の詳細は裁判所公表の判決文を必ずご確認ください(各事件のページにリンクがあります)。