権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
令和6年1月31日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10049審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光学イメージング装置)
原告国立大学法人東北大学 被告特許庁長官
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特許法29条2項 特許法29条 特許法17条の2 特許法159条1項
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審決 | 47回 | 実施 | 11回 | 進歩性 | 7回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いのない事実)5
(1) 原告は、発明の名称を「光学イメージング装置」とする発明について、2
017年(平成29年)3月29日(優先権主張:平成28年3月31日)
を国際出願日とする本件特許出願(特願2018-508134号、請求項
の数6)をしたところ、令和4年4月5日付けで拒絶査定を受けた。
(2) 原告は、令和4年7月12日、拒絶査定不服審判を請求するとともに手続10
補正書を提出したところ(本件補正)、特許庁は、同請求を不服2022-
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月31日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10026控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
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特許法29条1項2号 特許法102条2項 特許法100条1項
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[概要] 1 控訴人の原審における請求
(1) 被控訴人は、被控訴人各製品を製造し、販売し、販売の申出をし、輸出し
てはならない。
(2) 被控訴人は、被控訴人各製品を廃棄せよ。
(3) 被控訴人は、控訴人に対し、2億2000万円及びうち1億1000万円15
に対する平成29年5月16日から、うち1億1000万円に対する令和2
年3月26日から各支払済みまで年5分の割合による金員を支払え(後述の
とおりの請求の拡張あり)。
【請求の法的根拠】
(1)について20
特許法100条1項に基づく差止請求
(2)について
同条2項に基づく廃棄請求
(3)について
・ 主請求:不法行為に基づく損害賠償請求25
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月31日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70486
発信者情報開示請求事件
原告株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
株式会社バンダイナムコミュージックライブ 被告株式会社ハイホー
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告らが、電気通信事業を営む被告に対し、氏名不詳者がファイル共
有ネットワークであるBitTorrent(以下「ビットトレント」と表記す
る。)を使用して、原告株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ(以下「原告ソ
ニー」という。)がレコード製作者の権利を有する別紙CD目録記載1の音楽C10
D(以下「本件レコード1」という。)及び原告株式会社バンダイナムコミュージ
ックライブ(以下「原告バンダイ」という。)がレコード製作者の権利を有する別
紙CD目録記載2の音楽CD(以下「本件レコード2」という。)を送信可能化し
たことによって原告らの本件レコード1、2に係る送信可能化権を侵害したこと
が明らかであるところ、上記氏名不詳者は、被告の提供する電気通信設備を経由15
して前記各レコードを送信可能化し、原告らの損害賠償請求権等の行使のために
必要であると主張して、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信
者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項所
定の発信者情報開示請求権に基づき、上記の通信に係る発信者情報の開示を求め
た事案である。20
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月31日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10087控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民法95条
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[概要] 1 請求25
(1) 第1事件(被控訴人ボスケシリコンの請求)
控訴人は、被控訴人ボスケシリコンに対し、1億7325万円及びこれ
に対する令和3年11月11日から支払済みまで年3%の割合による金員を
支払え。(主請求は甲1契約の本件補償条項1に基づく補償金請求、附帯請
求は支払期限翌日を起算日とする民法所定利率による遅延損害金請求)
(2) 第2事件(控訴人の請求)5
ア 控訴人と被控訴人KIT間において、控訴人と被控訴人らとの間の令和
2年6月10日付け乙3契約(本件補償条項2)に基づく控訴人の被控
訴人KITに対する補償金債務1920万円が存在しないことを確認す
る。
イ 控訴人と被控訴人ボスケシリコン間において、控訴人と被控訴人ボスケ10
シリコンとの間の令和2年6月10日付け乙4契約(本件保証条項)に
基づく控訴人の被控訴人ボスケシリコンに対する支払債務1920万円
が存在しないことを確認する。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月31日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)12383請求棄却
特許報酬、損害賠償等請求事件
原告X 被告全国農業協同組合連合会
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特許法35条4項 特許法35条3項 民法715条1項 民法166条1項
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特許権 | 17回 | 損害賠償 | 9回 | 実施 | 8回 | 職務発明 | 7回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、被告の元従業員である原告が、被告に対し、別紙1特許目録記載1
ないし8の各特許に係る発明(以下、同目録記載の番号の順に「本件発明1」
ないし「本件発明8」といい、これらを総称して「本件各発明」という。)は20
いずれも原告の職務発明であり、被告に本件各発明に係る特許を受ける権利を
承継させたと主張して、特許法(平成20年法律第16号による改正前のもの
又は平成27年法律第55号による改正前のもの。)35条3項に基づき相当
の対価の額である4820万円の支払を求めるとともに、被告の従業員等から
違法なハラスメントを受けたと主張して、民法715条1項(使用者責任)に25
基づき、損害金500万円の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月31日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)18830請求棄却
損害賠償請求事件
原告株式会社空スペース 被告トヨタ自動車株式会社
株式会社ジェイテクト
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特許法70条2項 特許法36条6項1号 特許法29条1項2号 特許法102条3項
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[概要] 本件は、原告が、被告らに対し、被告ジェイテクトによる別紙被告製品目録記載
の製品(以下「被告製品」という。)の製造及び被告トヨタによる被告製品の使用及
び譲渡が、原告が有する特許権(以下「本件特許権」という。)を侵害し、原告はこ
れにより損害を被ったと主張して、差止請求権及び廃棄請求権(特許法100条110
項及び2項)に基づき、被告製品の製造、使用及び譲渡等の差止め並びに被告製品
の廃棄を求めるとともに、共同不法行為による損害賠償請求権(民法719条、7
09条、特許法102条3項)に基づき、損害の一部として1億円及びこれに対す
る不法行為より後の日である令和4年8月25日(訴状送達の日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。15
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月31日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70040請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告有限会社プレステージ 被告KDDI株式会社
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著作権法2条1項9号
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[概要] 本件は、別紙動画目録記載の動画の著作権を有する原告が、電気通信事業を営む
被告に対し、氏名不詳者がファイル共有ソフトであるBitTorrent(以下25
「ビットトレント」と表記する。)を使用して当該動画の複製物が記録された端末
をビットトレントのネットワークに接続するなどして送信可能化状態にしたこと
などで、原告の著作権(公衆送信権)を侵害したことが明らかであるところ、上記
氏名不詳者は、上記の侵害に係る通信を被告の管理する電気通信設備を経由して行
ったことから、原告の損害賠償請求権等の行使のために必要であると主張して、特
定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律5
(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項所定の発信者情報開示請求権に
基づき、上記の通信に係る発信者情報の開示を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10075控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被控訴人甲
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著作権法112条1項
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[概要] 1 事案の要旨20
本件は、被控訴人(一審原告)が、(1) 控訴人(一審被告)、一審相被告A及び一
審相被告Bに対し、一審被告らが、共同して平成26年3月24日から令和2年6
月20日までの期間に、インターネット上のブログ、ツイッター(現在の名称は「X
(エックス)」。)その他のウェブサイトに被控訴人の名誉を毀損し、又は名誉感情を
侵害する内容の投稿をしたとして、共同不法行為による損害賠償請求権に基づき、25
連帯して損害賠償金1億1338万円の一部である566万9000円及びこれに
対する不法行為の後で訴状送達の日の翌日である令和2年10月26日から支払済
みまで平成29年法律第44号による改正前の民法(以下「改正前民法」という。)
所定の年5分の割合による遅延損害金(以下の被控訴人の求める遅延損害金の始期
及び利率は同じ。)の支払を求め、また、(2) 控訴人に対し、①控訴人が、ブログ、
ツイッター等に被控訴人のプライバシー権を侵害する内容の投稿をした等として、5
不法行為による損害賠償請求権に基づき、損害賠償金343万7280円の一部で
ある57万2880円及び遅延損害金の支払、②控訴人が、ブログ、ツイッター等
に被控訴人の著作物である原判決別紙画像目録記載の画像(本件原画像)を、被控
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月30日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)6100一部認容
損害賠償請求事件
原告P1 被告P2
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著作権法2条1項1号 民法709条
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[概要] 1 本件は、原告が、被告によるツイッター(インターネットを利用して短文の
メッセージ等を投稿することができる情報ネットワーク。現在の名称は「X」であ
るが、以下、名称変更の前後を問わず「ツイッター」という。)への投稿が、原告
の氏名権、著作権(複製権及び公衆送信権)、平穏生活権及び名誉感情を侵害し、25
不法行為を構成すると主張し、被告に対し、民法709条に基づき、損害賠償金1
50万円及びこれに対する最終の不法行為の日の翌日である令和3年3月23日か
ら支払済みまで民法所定年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年1月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70276請求棄却
不正競争行為差止請求事件
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[概要]
▶判決の詳細
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商標権
令和6年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10076審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告株式会社キングジム 被告特許庁長官
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商標法3条2項 商標法3条1項3号 商標法4条1項18号 商標法3項1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 商標登録出願(甲152)25
原告は、令和2年3月12日、以下のとおりの構成よりなり、指定商品を
第16類「ラベルプリンター用テープカートリッジ」とする商標(以下「本
願商標」という。)について商標登録出願を行った(商願2020-2704
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10089控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被控訴人株式会社スワラ・プロ
Y
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著作権法96条 著作権法27条 著作権法21条
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[概要] 1 原判決中一審被告敗訴部分を取り消す。
2 前項の取り消しに係る部分につき、一審原告の請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は第1、2審とも一審原告の負担とする。5
▶判決の詳細
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商標権
令和6年1月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10018審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
原告株式会社オグラ 被告エム‐イクスペリメントリミテッドライアビリティカンパニー
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商標法50条2項 商標法50条 商標法2条3項8号 特許法3条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、次の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である。
▶判決の詳細
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意匠権
令和6年1月29日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10088控訴棄却
意匠権侵害差止等請求控訴事件
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意匠法37条1項
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[概要] 1 控訴人(原審原告。以下「原告」という。)は、意匠登録第1616424
号の意匠権(以下「本件意匠権」という。)を有する者、被控訴人(原審被告。以5
下「被告」という。)は、原判決別紙被告物件目録記載のスチーム調理用蓋付きト
レー(以下「被告製品」という。)を販売するなどする者である。本件は、原告が、
被告製品に係る意匠は本件意匠権に係る意匠(以下「本件意匠」という。)に類似
しているから、被告が被告製品の販売等を行うことは原告が有する本件意匠権を侵
害すると主張して、被告に対し、①意匠法37条1項に基づいて被告製品の販売等10
の差止めを、②同条2項に基づいて被告製品の廃棄を、③民法709条に基づいて
損害賠償金600万円及びこれに対する不法行為の後の日である令和4年8月18
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで同法所定の年3%の割合による遅延損
害金の支払をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月29日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和1(ワ)10940一部認容
損害賠償請求事件
原告P1 被告株式会社計測リサーチコンサルタント
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著作権法20条2項3号
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[概要] 1 訴訟物
本件は、原告が、自らが著作権を有するとする別紙「プログラム目録」記載1
ないし6の各プログラム(以下、個別には「本件プログラム1」などといい、総
称して「本件各プログラム」という。)を被告が無断で複製等し、次のとおり、原
告の著作権又は著作者人格権が侵害されたと主張して、被告に対し、不法行為に5
基づく損害賠償請求として、1億2245万2000円及びこれに対する行為の
後日である令和元年12月16日から支払済みまで平成29年法律第44号に
よる改正前の民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
(1) 本件プログラム1につき、著作権(複製権)侵害10
(2) 本件プログラム2につき、著作権(複製権)侵害
(3) 本件プログラム3につき、著作権(複製権)侵害及び著作者人格権(同一性
保持権及び氏名表示権)侵害
(4) 本件プログラム4につき、著作権(複製権)侵害及び著作者人格権(同一性
保持権)侵害15
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月29日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)18332請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
原告パンテックコーポレーション 被告ASUSJAPAN株式会社
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特許法29条2項 特許法100条1項
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特許権 | 14回 | ライセンス | 12回 | 無効 | 6回 | 差止 | 5回 |
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[概要] 1 本件は、別紙特許権目録記載1及び2の各特許(以下、「本件第1特許」及
び「本件第2特許」といい、併せて「本件特許」という。また、本件特許に係
る特許権を「本件第1特許権」及び「本件第2特許権」といい、併せて「本件10
特許権」という。)を有する原告が、別紙物件目録記載の各製品(以下、併せ
て「被告製品」という。)は本件特許に係る発明の技術的範囲に属すると主張
して、被告製品を輸入、譲渡等している被告に対し、当該行為は、本件特許権
の侵害及び本件第2特許権の間接侵害を構成するとして、特許法100条1項
及び2項に基づき、被告製品の輸入、譲渡、貸渡し、譲渡又は貸渡しの申出等15
の差止め及び被告製品の廃棄を求めるとともに、民法709条及び特許法10
2条3項に基づく損害賠償の一部請求として、1000万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日である令和4年7月29日から支払済みまで民法所定の年
3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年1月26日 大阪高等裁判所大阪高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)1384等控訴棄却
損害賠償請求控訴、同附帯控訴事件
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著作権法2条1項1号 民法709条
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[概要] 以下で使用する略称は、特に断らない限り、原判決の例による。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年1月26日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)16043一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社パウート 被告サムライワークス株式会社
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商標法38条2項 商標法38条3項 商標法37条1号 商標法26条1項2号
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商標権 | 28回 | 侵害 | 16回 | 無効 | 12回 | 無効審判 | 6回 |
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[概要] 本件は、商標権を有する原告が、衛生マスクを販売していた被告に対し、被
告製品の包装に別紙被告標章目録記載の標章を付すことが、同商標権を侵害し、
原告はその販売により損害を被ったと主張して、不法行為による損害賠償請求
権(民法709条、商標法38条2項、3項)に基づき、3326万4000
円及びこれに対する訴状送達の日の翌日(不法行為より後の日)である令和35
年7月8日から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払
を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年1月26日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)70028請求棄却
商標権侵害差止等請求事件
原告ヴェンガーエスアー 被告TRAVELPLUSINTERNATIONAL株式会社
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商標法36条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、別紙原告商標目録記載の登録商標(以下「原告商標」という。)に
係る商標権(以下「原告商標権」という。)を有する原告が、別紙被告標章目
録記載1の標章(以下「被告標章」という。)は原告商標に類似するから、被
告が被告標章を付したバックパック、肩掛けかばん、ブリーフケース、旅行か5
ばん及びカジュアルバッグ(以下「被告商品」という。)を輸入、譲渡し、又
は譲渡のために展示すること、並びに被告標章を付した宣伝用のパンフレット
ほかの広告宣伝物を展示し、又は頒布することは、いずれも原告商標権を侵害
すると主張して、商標法36条1項及び37条1号に基づき、被告商品の譲渡
等の差止めを、同法36条2項に基づき、被告商品及びその広告宣伝物の廃棄10
を、それぞれ求めるとともに、民法709条及び商標法38条3項に基づき、
損害金5000万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である令和4年11
月11日から支払済みまで民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)70079一部認容
損害賠償請求事件
原告A 被告株式会社デイリースポーツ
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著作権法41条 著作権法32条1項 著作権法2条1項1号 著作権法32条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、被告の運営する情報サイトに被告が配信した記事により、25
①原告の名誉が毀損され、②原告が投稿したツイートに係る著作権(公衆送信
権)が侵害され、③原告の名誉声望保持権が侵害されたと主張して、被告に対
し、不法行為(民法709条及び710条)に基づき、損害金合計220万円
及びこれに対する令和4年7月9日(不法行為の日)から支払済みまで民法所
定の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10097等審決取消訴訟却下
審決取消請求事件 (コンテンツの受信装置および配信装置)
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特許法178条3項 特許法29条2項 特許法14条 民事訴訟法97条1項
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[概要] 本件審決取消事件は、拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であ
り、本件共同訴訟参加申立事件は、共同訴訟参加人(以下「参加人」という。)が、
本件審決取消事件について、行政事件訴訟法7条、民事訴訟法52条1項による共
同訴訟参加の申出をした事件である。
▶判決の詳細
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その他
令和6年1月24日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10081控訴棄却
商品販売差止等請求控訴事件
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[概要] 1 事案の要旨
控訴人XことX’(原審原告。以下「原告X」という。)の所属する控訴人株式会
社ワイエムエヌ(原審原告。以下「原告会社」といい、原告Xと併せて「原告ら」
という。)は、アスクレピオス製薬株式会社(原審被告。以下「原審被告アスクレ10
ピオス」という。)との間で原審被告アスクレピオスが販売する原判決別紙商品目録
記載1の商品(以下「被告商品」という。)の広告等において原告Xの氏名、原告会
社が事前確認した肖像及びコメント(以下「本件氏名等」という。)の使用を許諾す
る旨の本件広告出演契約を締結していた。本件は、原告らが、原審被告アスクレピ
オス及び同社から会社分割により被告商品に係る事業を承継した被控訴人(原審被15
告。以下「被告ツインガーデン」といい、原審被告アスクレピオスと併せて「被告
ら」という。)に対し、原告会社と原審被告アスクレピオスとの間で本件広告出演契
約を解除する旨の本件和解が成立したにもかかわらず、その後も被告らが被告商品
の広告等に本件氏名等を使用していると主張して、原告Xは人格権としての氏名権、
肖像権及びパブリシティ権に基づき、原告会社は本件広告出演契約及び本件和解に20
基づき、被告らに対し、本件氏名等を使用した被告商品及びその販売促進品として
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10020等審決取消訴訟
審決取消請求事件 (鋼管杭式桟橋)
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特許法29条2項 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号
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実施 | 115回 | 審決 | 60回 | 無効 | 18回 | 進歩性 | 16回 |
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[概要] 第1事件は、特許権者である原告が特許無効審判請求に対する審決のうち特許を
無効とした部分の取消しを求める事案であり、第2事件は、特許無効審判請求の請
求人である被告が同審決のうち審判請求は成り立たないとした部分の取消しを求め25
る事案である。争点は、進歩性、サポート要件、明確性要件及び実施可能要件につ
いての各認定判断の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月22日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10024審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (経皮的分析物センサを適用するためのアプリケータ、お5よび関連した製造方法)
原告デックスコム・インコーポレーテッド 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法184条の6
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実施 | 95回 | 審決 | 31回 | 拒絶査定不服審判 | 4回 | 新規性 | 3回 |
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[概要] 本件は、拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟であり、争点は、
補正要件違反の有無(新規事項の追加該当性、独立特許要件としての新規性欠如の
有無)及び手続違背の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月22日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10079控訴棄却
損害賠償等請求本訴、特許権移転登録手続請求反訴控訴事件
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特許法74条1項 特許法125条
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[概要] 1 前提事実
前提事実は、原判決の第2の2(4頁~)記載のとおりであるから、これを5
第 1 審被告会社関係 第 1 審被告Y₁ら関係
本訴請求(1) 本件売買契約の解除に基づく原状
回復請求としての代金返還請求
→全部認容
→第1審被告会社が控訴
会社法429条に基づく取
締役に対する損害賠償請求
→全部棄却
→控訴なし
本訴請求(2) 本件業務委託契約に基づく業務委
託料請求
→1609 万 7297 円の限度で一部認
容
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月18日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)10586等請求棄却
特許権侵害行為差止等、損害賠償等 (旨み成分と栄養成分を保持した無洗米)
原告東洋ライス株式会社 被告幸南食糧株式会社
株式会社米匠庵
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特許法167条 特許法102条2項 特許法102条1項 民法704条
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[概要] 1 本件は、発明の名称を「旨み成分と栄養成分を保持した無洗米」とする特許(以5
下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する
原告が、被告らが本件特許の特許請求の範囲請求項1記載の発明(以下「本件発
明」という。)の技術的範囲に属する被告製品を製造し、販売等することは本件特
許権の侵害に当たると主張して、次の各請求をする事案である。
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著作権
令和6年1月18日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和5(ワ)70080請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告A 被告ソフトバンク株式会社
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著作権法19条3項 著作権法19条1項 著作権法19条
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[概要] 1 本件は、原告が、氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)によって、イ
ンターネット上の無料掲示板サービス「5ちゃんねる」に別紙投稿記事目録1
及び2記載の各投稿(以下、「本件投稿1」及び「本件投稿2」といい、併せ25
て「本件各投稿」という。)がされたことにより、原告のプライバシー、名誉
感情、著作権(複製権又は翻案権及び公衆送信権)及び著作者人格権(氏名表
示権)が侵害されたと主張して、電気通信事業を営む被告に対し、特定電気通
信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下
「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、別紙発信者情報目録
記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。5
2 前提事実(証拠等の記載のないものは当事者間に争いがない。なお、証拠を
摘示する場合には、特に記載のない限り、枝番を含むものとする。)
⑴ 当事者
ア 原告は、「B」という名称を使用して、インターネット上で配信活動を
行っており、また、架空のキャラクターのアバターを使用して、従前は10
「C」の名称で、現在は「D」の名称で、VTuberとしても活動を行
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10046控訴棄却
発信者情報開示請求控訴事件
被控訴人GoogleLLC
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著作権法41条 著作権法32条 著作権法113条 民事訴訟法157条1項
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[概要] 1 本件は、原判決別紙著作物目録掲載の写真(以下「本件写真」という。)の著
作権を有する控訴人が、同別紙発信者目録記載の各発信者(以下、同目録記載
の発信者1を「本件発信者1」と、同目録記載の発信者2を「本件発信者2」
と、それぞれいい、本件発信者1と本件発信者2を、併せて「本件発信者ら」と
いう。)が本件写真をそれぞれウェブサイト(以下「本件各ウェブサイト」とい
う。)に投稿(以下「本件各投稿」という。)したことによって、控訴人の本件写5
真に係る複製権、送信可能化権及び自動公衆送信権が侵害されたと主張して、
本件各ウェブサイトを管理する被控訴人に対し、特定電気通信役務提供者の損
害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任
制限法」という。)5条1項に基づき、原判決別紙発信者情報目録記載の各情報
の開示を求める事案である。10
原審における争点整理の結果、本件の権利侵害の明白性に係る争点は、著作
権法41条(時事の事件の報道のための利用)の適用の可否のみであるとされ
た(令和5年2月6日に行われた原審第6回口頭弁論調書。)。
原審が控訴人の請求をいずれも棄却したため、これを不服とする控訴人が控
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月18日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(行ケ)10065審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (重力発電法)
原告X 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法36条4項1号 特許法51条 特許法44条1項
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審決 | 30回 | 実施 | 13回 | 無効 | 3回 | 拒絶査定不服審判 | 3回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、令和2年9月23日、発明の名称を「重力発電法」とする発明に
ついて、特許出願(特願2020-170791号。請求項の数2。以下「本
願」という。)をした。(乙1~4)25
⑵ 原告は、令和2年12月25日付けで手続補正書(以下「本件補正書」と
いう。)を提出し、請求項として請求項3から6までを追加した。(乙5)
⑶ 原告は、令和4年2月16日付けで拒絶理由を通知され、同年4月12日
に意見書を提出したが、同年8月10日付けで拒絶査定を受けた。(甲5、乙
6~8)
⑷ 原告は、令和4年10月28日、拒絶査定不服審判を請求した(不服205
22-18469号事件)。原告は、上記審判請求に係る審判請求書の「請求
項の数」の箇所に「6→2」と記載した。これに対し、特許庁は、「請求項の
数」を「6→2」から「6」に職権訂正し、その旨原告に通知した。(甲3、
乙9、10、11)
⑸ 特許庁は、令和5年5月24日、「本件審判の請求は、成り立たない。」と10
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月17日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10051控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
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[概要] 1 控訴人の原審における請求
(1) 被控訴人は、被控訴人各製品を製造し、譲渡し、貸し渡し、若しくは輸
出し、又は譲渡若しくは貸渡しの申出をしてはならない。
(2) 被控訴人は、被控訴人各製品及びその半製品を廃棄せよ。
(3) 被控訴人は、控訴人に対し、7億8705万円及びこれに対する令和310
年4月8日から支払済みまで年3%の割合による金銭を支払え。
【請求の法的根拠】
(1):法100条1項に基づく差止請求
(2):法100条2項に基づく廃棄請求
(3)の主請求:不法行為に基づく損害賠償請求15
同附帯請求:遅延損害金請求(起算日は訴状送達日の翌日、利率は民法所定)
2 原審の判断及び控訴の提起
原審は控訴人の請求を全部棄却する判決をした。これに対し、控訴人が、
被控訴人製品1に関する差止め及び廃棄請求並びに損害賠償請求に関する部
分に不服の対象を限定して、下記のとおり控訴を提起した。なお、下記(4)の20
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年1月17日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)13396一部認容
民事訴訟 不正競争
原告AA 被告株式会社くじらITサポートサービス
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民法709条 民事訴訟法248条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、被告に対し、被告が原告に発注した業務に関してインター25
ネット上で行った別紙投稿目録記載の投稿(以下「本件投稿」という。)が、①
競争関係にある原告の営業上の信用を害する虚偽の事実を流布するもので、不
正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項21号所定の不正競争に該当
し、かつ、②被告の業務がより低価格で質が優れていると誤認させるような表
示をするもので、同項20号所定の不正競争に該当し、仮にそれらに該当しな
いとしても、③民法上の不法行為に該当するものであって、この被告の行為に5
より、原告に無形損害及び逸失利益に係る損害が生じたと主張して、不競法4
条(主位的)及び民法709条(予備的)に基づき、損害金合計100万円
(上記①及び②の双方が認容された場合の損害金も同額)及びこれに対する不
法行為後の日である令和4年5月30日から支払済みまで民法所定年3パーセ
ントの割合による遅延損害金の支払を求めるとともに、不競法3条に基づき、10
本件投稿の削除を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和6年1月17日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)16062一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社イワセ薬品 被告御所薬舗株式会社
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商標法38条1項 商標法38条3項 民法724条
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[概要] 本件は,商標権を有する原告が,医薬品の販売をしていた被告に対し,被告
が販売する商品、その包装及び同商品の広告に別紙被告標章目録記載の各標章
を付することが、同商標権を侵害し、その販売により、原告は損害を被ったと
主張して,不法行為による損害賠償請求権(民法709条、商標法38条1項
及び3項)に基づき,985万3748円及びこれに対する訴状送達の日の翌
日(不法行為より後の日)である令和4年7月30日から支払済みまで民法所5
定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10097審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告ユーピーケミカルカンパニーリミテッド 被告バーサムマテリアルズユーエス,リミティドライアビリティ
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特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法36条の2 特許法164条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告が保有する特許に係る出願(特願2010-2245号。以下「本件出10
願」という。)は、平成18年5月15日(パリ条約による優先権主張2005年(平
成17年)5月16日(以下「本件優先日」という。)、アメリカ合衆国)を出願日
とする特願2006-135313号(特許法36条の2第1項の規定により出願
された外国語書面出願であり、以下「原出願」という。)の一部を平成22年1月7
日に新たな外国語書面出願としたものであり、平成23年9月16日、特許権の設15
定登録(特許第4824823号。請求項の数7。以下、この特許を「本件特許」
という。)がされた(甲156)。
(2) 原告は、令和元年10月31日、本件特許の請求項1~7に係る発明の特許
について特許無効審判(無効2019-800092号)を請求した(甲157)。
特許庁は、令和4年5月11日、「本件審判の請求は、成り立たない。」との審決20
(以下「本件審決」という。)をし、その謄本は、同月20日、原告に送達された。
(3) 原告は、令和4年9月16日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起し
た。
▶判決の詳細
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不正競争
令和6年1月16日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)11394一部認容
不正競争行為差止等請求事件
原告P1 被告株式会社囲碁将棋チャンネル
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民法709条
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[概要] 1 本件は、原告が、ユーチューブ等に投稿した別紙「原告動画目録」記載の動
画(以下、順に「本件動画1」などといい、これらを「本件動画」と総称する。)
について、被告がグーグル等に対して本件動画が被告の著作権を侵害する旨の申告20
をした行為が不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項21号の不正競
争に当たると主張して、被告に対し、不競法3条1項に基づき、原告が配信する動
画が被告の著作権を侵害する旨を第三者に告げることの差止め(前記第1の1)、
同法14条に基づき、グーグル等の動画配信プラットフォーム事業者(以下「プラ
ットフォーマー」という。)に対して本件動画が被告の著作権を侵害しないこと等25
を通知すること(前記第1の2及び3)を求めるとともに、民法709条に基づき、
損害賠償金338万8360円及びうち312万4510円に対する令和4年1月
▶判決の詳細
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特許権
令和6年1月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10082審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (PIVKA-IIに関する抗体およびその使用)
原告ロシュダイアグノスティックスゲーエムベーハー 被告アボット・ラボラトリーズ
アボットジャパン合同会社
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特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法36条6項2号 特許法29条2項
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審決 | 109回 | 実施 | 75回 | 無効 | 38回 | 進歩性 | 30回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、出願日を平成23年7月8日とし(以下「本件出願日」という。)、
発明の名称を「PIVKA-IIに関する抗体およびその使用」とする発明
について特許出願(特願2013-521798号。優先権主張(米国):15
平成22年7月26日(以下「本件優先日」という。))をし、平成28年
8月5日、特許権の設定登録(特許第5981914号。請求項の数75。
以下、この特許を「本件特許」という。)を受けた。(甲22)
⑵ 原告は、令和元年10月29日、本件特許の請求項3ないし5、13、1
5ないし22、25ないし31、33ないし38、40、45ないし53、20
55、57ないし69及び71ないし74につき、無効審判請求をした(無
効2019-800091号事件。以下「本件無効審判」という。)。
⑶ 特許庁は、当事者双方に対し、令和3年2月10日付けの審決の予告を通
知した(請求項38は理由なし)。被告らは、令和3年7月19日付けで特許
請求の範囲及び明細書の訂正請求(以下「本件訂正」といい、本件訂正後の25
本件特許に係る明細書及び図面を併せて「本件明細書等」という。)をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和6年1月10日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和5(ネ)10060一部認容
損害賠償請求、同反訴請求控訴事件
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民法166条1項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) Aは、平成14年頃に被告から依頼を受け、出版社である被告から書籍とし20
て出版することを予定して、武士道に関する本件書籍の原稿の執筆をしていたが、
完成前の平成27年12月頃、死亡した。Aの妻である原告は、Aの有する本件書
籍の出版に関する権利義務を全て相続し、被告との間で本件書籍の出版に向けた交
渉をしたが、出版に係る契約(以下「出版契約」又は「出版許諾契約」という。)の
締結に至らず、本件書籍は出版されなかった。25
(2) 本訴は、原告が、被告とA又は原告との間で本件書籍の出版契約が締結され
ていないにもかかわらず、被告がインターネット上で本件書籍の出版予告を行った
ことが、①本件書籍の原稿の著作者であるAの著作者人格権(公表権)を侵害し、
又は、②原告の自己決定権を侵害したと主張して、被告に対し、不法行為に基づく
損害賠償請求として、330万円及びこれに対する不法行為の後の日である令和3
年7月29日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年3%の割合に5
よる遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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