権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10172審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (エンジン制御装置,ECU(ElectronicControlUnit)およびECUケース)
被告株式会社ミクニ 原告X
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成13年8月2日,発明の名称を「エンジン制御装置,ECU
(ElectronicControlUnit)およびECUケース」とする特
許出願をし,平成23年8月5日,設定の登録(特許第4794769号)を受け
た(請求項の数7。以下,この特許を「本件特許」という。甲6)。
(2) 原告は,平成27年3月31日,本件特許の請求項1ないし7に係る発明に
ついて特許無効審判を請求し,無効2015-800097号事件として係属した。
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特許権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10158審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (建物のモルタル塗り外壁通気層形成部材及びその製造方法並びに建物のモルタル塗り外壁通気層形成工法)
被告富士川建材工業株式会社
株式会社ニチラス伊藤博昭 原告株式会社ニッケンビルド
日鐵住金建材株式会社山名正彦
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特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁等における手続の経緯
⑴ 被告ら及び有限会社坂本建美装(以下「有限会社坂本」という。)は,平成
24年3月6日,発明の名称を「建物のモルタル塗り外壁通気層形成部材及びその
製造方法並びに建物のモルタル塗り外壁通気層形成工法」とする特許出願(特願2
012-48723号)をし,平成25年1月18日,設定の登録を受けた(特許
第5177826号。請求項の数6。甲2。)。以下,この特許を「本件特許」とい
う。
⑵ 原告らは,平成26年2月3日,本件特許の特許請求の範囲請求項1に係る
発明について特許無効審判を請求した。
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著作権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10102控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社カーネルコンセプト 被控訴人ナチュラルメディスン株式会社高瀬亜富
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著作権法10条1項9号 著作権法15条2項 著作権法114条3項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 訴訟の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人は,控訴人が被控訴人との契約
(本件契約)に基づいて作成し,被控訴人に使用させていた通販管理システム(本
件システム)を機能させるためのプログラム(本件プログラム)を,本件契約終了後
に違法に複製し,本件プログラムの著作権(複製権)を侵害したとして,不法行為
(民法709条)に基づき,本件契約終了日の翌日である平成25年11月1日か
ら平成26年12月31日までの著作権法114条3項による損害の賠償等及び遅
延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10100控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (魚釣用電動リール)
控訴人グローブライド株式会社末吉亙 被控訴人株式会社シマノ北井歩
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特許法134条の2 特許法104条の3 特許法36条6項2号 特許法100条
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無効 | 36回 | 実施 | 31回 | 進歩性 | 21回 | 特許権 | 17回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「魚釣用電動リール」とする発明に係る特許権(特許
第5641623号(本件特許権1),同第5641624号(本件特許権2),
同第5641625号(本件特許権3))を有する控訴人が,原判決別紙被告製品
目録記載の各魚釣用電動リール(被告製品)を販売等する行為は,本件特許権1な
いし3を侵害する行為である旨主張して,被控訴人に対し,①特許法100条に基
づき,被告製品の製造,譲渡等の差止め及び廃棄,②不法行為による損害賠償請求
権に基づき,損害賠償金3850万円(平成26年11月7日から平成27年1月
31日までの間に被告製品を販売したことによる損害額3500万円及び弁護士等
費用350万円の合計額)及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成27年
2月19日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求
めた事案である。
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実用新案権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10200審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (スチームトラップ)
被告威唐企業有限公司 原告X丸山亮
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実用新案法5条6項2号 実用新案法3条2項 実用新案法14条の2
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[概要] 本件は,実用新案登録無効審判請求を不成立とした審決に対する取消訴訟である。
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特許権
平成29年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10076審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (接合金具)
被告住友林業株式会社
株式会社タナカ松川直樹
ら 原告株式会社栗山百造弓削田博
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許に対する無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点
は,進歩性判断の当否である。
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不正競争
平成29年3月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)11379請求棄却
民事訴訟 不正競争
被告ウィンリゾーツホールディングス,エルエルシー 原告株式会社クロエ
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不正競争防止法2条1項13号
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[概要] 本件は,ドメイン名「WYNN.CO.JP」を登録した原告が,被告に対し,原告が
上記ドメイン名を使用等する行為は不正競争防止法2条1項13号所定の不正
競争行為に該当しないと主張して,被告が原告に対して同法3条1項に基づく
上記ドメイン名の使用差止請求権を有しないことの確認を求める事案である。
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特許権
平成29年3月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10167審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)
被告デビオファーム・インターナショ
補助参加人株式会社ヤクルト本社 原告ホスピーラ・ジャパン合同会社
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特許法134条の2 特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,平成11年2月25日に国際出願(PCT/GB1999/0
00572号,優先日:平成10年2月25日(以下「本件優先日」とい
う。),優先権主張国:英国)され,平成21年12月25日に設定登録さ
れた,発明の名称を「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及
び使用」とする特許第4430229号(以下「本件特許」という。請求
項の数は17。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年3月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10089却下
債務不存在確認本訴請求,特許権移転登録手続反訴請求,不当利得返還等反訴請求各控訴事件
控訴人LGDisplay株式会社 被控訴人大林精工株式会社
Y1
Y2
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民法697条1項 民法709条 民法724条
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特許権 | 50回 | ライセンス | 39回 | 損害賠償 | 10回 | 職務発明 | 4回 |
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[概要] 本判決の略称は,特に断らない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年3月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(行コ)10002控訴棄却
手続却下処分取消請求控訴事件
控訴人フェルメンタル山口健司 被控訴人国
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[概要] 1 本件は,特許協力条約に基づく外国語でされた国際特許出願(本件出願)を
した控訴人が,国内書面に係る手続(本件手続)をしたところ,特許庁長官から,
国内書面提出期間内に明細書等翻訳文の提出がなく,指定国である我が国における
本件出願は取り下げられたものとみなされるとして本件手続を却下する処分(本件
処分)を受けたことに関し,被控訴人に対し,控訴人には国内書面提出期間内に明
細書等翻訳文を提出することができなかったことについて,特許法(法)184条
の4第4項所定の「正当な理由」があるとして,本件処分の取消しを求める事案で
ある。
原審は,控訴人が国内書面提出期間内に明細書等翻訳文を提出することができな
かったことについて「正当な理由」があるということはできないから,本件処分に
違法はないとして,控訴人の請求を棄却したため,控訴人が,原判決を不服として,
本件控訴を提起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年3月3日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)7643一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (引戸装置の改修方法及び改修引戸装置)
被告三協立山株式会社 原告YKKAP株式会社
日本総合住生活株式会社
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特許法102条2項 特許法65条1項 特許法36条6項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「引戸装置の改修方法及び改修引戸装置」とする特許
権を有する原告らが,被告の製造,譲渡する改修引戸装置である別紙物件目録
イ-1,イ-3,イ-5,イ-6及びイ-7各記載の各装置(商品名「HOO
K工法」。以下,同目録イ-1,イ-3,イ-5,イ-6及びイ-7各記載の
改修引戸装置をそれぞれ「イ-1号装置」などといい,これらを総称して「イ
号装置」という。)並びに別紙物件目録ロ-1,ロ-2,ロ-4,ロ-5及び
ロ-6各記載の各装置(商品名「HOOK SLIM」。以下,同目録ロ-1,
ロ-2,ロ-4,ロ-5及びロ-6各記載の改修引戸装置をそれぞれ「ロ-1
号装置」などといい,これらを総称して「ロ号装置」という。また,イ号装置
とロ号装置を併せて「被告各装置」という。)は原告らの有する上記特許権の
特許請求の範囲請求項4の技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,①被
告各装置の製造・譲渡の差止め等を求めるとともに,②原告ら各自に対し,出
願公開中の補償金として5152万1946円,不法行為(民法709条,特
許法102条2項)に基づく損害賠償金として4億1678万0500円,弁
護士・弁理士費用として4167万8000円の合計5億0998万0446
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特許権
平成29年3月2日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10175審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (単磁区ナノ粒子の磁気共鳴イメージング)
被告特許庁長官福島浩司 原告アイメック中野晴夫
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特許法50条 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成21年9月30日(優先権主張:平成20年9月30日,米国,
平成21年4月17日,英国),発明の名称を「単磁区ナノ粒子の磁気共鳴イメージ
ング」とする特許出願(特願2011-528370号。以下「本願」という。甲
6)をしたが,平成26年9月30日付けで拒絶査定(甲10)を受けた。
⑵ そこで,原告は,平成27年2月9日,これに対する不服の審判を請求した
(甲11)。
⑶ 特許庁は,上記審判請求を不服2015-2531号事件として審理を行い,
平成28年3月22日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写
し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,同年4月5日,その謄本が原告
に送達された。なお,出訴期間として90日が附加された。
⑷ 原告は,平成28年8月2日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起し
た。
2 特許請求の範囲の記載
特許請求の範囲請求項30の記載は,平成26年5月26日付け手続補正書(甲
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10103審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (掴線器)
被告訴訟引受人株式会社HI-TOOL 原告株式会社永木精機竹中俊夫
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特許法2条3項1号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 脱退被告は,平成24年1月24日,発明の名称を「掴線器」とする特許出
願をし,平成26年1月31日,設定の登録(特許第5465733号)を受けた
(請求項の数1。以下,この特許を「本件特許」という。甲34)。本件特許出願
は,実用新案登録出願(実用新案登録第3163196号。出願日平成22年1月
15日。以下「もとの出願日」という。)の変更である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10107審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (乳癌再発の予防用ワクチン)
被告特許庁長官 原告ザ・ヘンリー・エム・ジャクソン・ファンデイション
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実施 | 10回 | 審決 | 10回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 | 刊行物 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,引用発明の認定の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10061控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (画像補正データ生成システム,画像データ生成方法及び画像補正回路)
控訴人株式会社イクス岩月泰頼 被控訴人有限会社クレモビジョン岡田誠
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
控訴人は,発明の名称を「画像補正データ生成システム,画像データ生成方法及
び画像補正回路」とする本件特許権1(第4681033号)及び「画質調整装置
及び画像補正データ生成プログラム」とする本件特許権2(第5362753号)
を有するところ,被控訴人の製造,販売,輸出又は販売の申出に係る本件対象物件
が本件各発明の技術的範囲に属するとして,被控訴人に対し,主位的に,本件特許
権1を侵害した不法行為に基づく損害賠償金2億1000万円の内金2億円とその
付帯金の支払を,予備的に,本件特許権2を侵害した不法行為に基づく損害賠償金
9004万1096円の内金9000万円とその付帯金の支払を求めた。
(2) 本件発明1
本件各発明のうち,本件発明1-1及び本件発明2-1の特許請求の範囲(分説
後)は,次のとおりである(なお,原審で添字とされているところは,全て通常文
字とした。以下同じ。)。
ア 本件発明1-1
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8133請求棄却
特許権侵害損害賠償請求事件 (累進屈折力レンズ)
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特許法134条の2 特許法29条1項2号 特許法29条1項3号 特許法17条の2
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無効 | 53回 | 実施 | 22回 | 無効審判 | 14回 | 新規性 | 12回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「累進屈折力レンズ」とする特許第5000505号
の特許権(以下「本件特許権」といい,その特許を「本件特許」という。また,
本件特許の願書に添付した明細書を図面と併せて「本件明細書」という。)を有
する原告が,被告の製造販売に係る別紙被告製品目録記載の各レンズ(以下,目録
記載の番号に従い「被告製品1」などといい,これらをまとめて「被告各製品」
という。)は,本件特許の願書に添付した特許請求の範囲(以下「本件特許請求の
範囲」又は単に「特許請求の範囲」ということがある。)の請求項5,8記載の各
発明(以下,それぞれ「本件発明5」,「本件発明8」といい,これらを併せて
「本件各発明」という。なお,本件特許のうち本件各発明に係るものを個別には
「本件発明5についての特許」などといい,これらを併せて「本件各発明につい
ての特許」という。)の技術的範囲に属し,被告が平成24年5月25日から平成
26年4月2日〔訴え提起日〕まで被告製品1を,平成24年11月1日から平成
26年4月2日まで被告製品2ないし4を,それぞれ販売したことにより,原告は,
本件特許権を侵害され,少なくとも合計7億9800万円の損害を被った旨主張し
て,被告に対し,不法行為による損害賠償金の一部である1億円(被告製品1ない
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8134請求棄却
特許権侵害に基づく損害賠償請求事件 (累進多焦点レンズ)
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特許法126条5項 特許法36条4項 特許法29条2項 特許法36条6項2号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「累進多焦点レンズ」とする特許第3611154号
の特許権(以下「本件特許権」といい,同特許権に係る特許を「本件特許」とい
う。また,本件特許の願書に添付した明細書〔ただし,特許庁が訂正2015-3
90067号事件について平成27年8月4日にした審決(以下「本件訂正審決」
という。)に係る訂正後のもの〕を図面と併せて「本件明細書」という。)につい
て平成26年2月25日までは独占的通常実施権者であり同月26日からは専用実
施権者である原告が,被告の製造販売に係る別紙物件目録記載1ないし3の各レン
ズ(以下,それぞれ「被告製品1」ないし「被告製品3」といい,これらを併せ
て「被告製品」と総称する。)は,本件明細書の特許請求の範囲(以下「本件特許
請求の範囲」又は「特許請求の範囲」ということがある。)の請求項1に係る発明
(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属し,被告が,平成16年10月2
9日から平成25年5月31日まで被告製品1を,平成24年11月1日から平成
26年4月2日まで被告製品2を,平成25年6月1日から平成26年4月2日ま
で被告製品3を,それぞれ販売したことにより,原告は,本件特許権に係る上記独
占的通常実施権ないし専用実施権を侵害され,少なくとも合計3億7800万円の
▶判決の詳細
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不正競争
平成29年2月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21853請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告タンスのゲン株式会社 原告有限会社リツコ
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[概要] 1 本件は,原告が,被告の販売する別紙被告商品目録記載のテント(以下「被
告テント」という。)は原告の商品の形態を模倣したものであると主張して,
被告に対し,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項3号,3条
1項,2項に基づき,被告テントの販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,
同法4条,5条2項に基づき,損害合計500万円及びこれに対する不法行為
の後の日である平成27年9月4日(本訴状送達の日の翌日)から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成29年2月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10178審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官早川文宏 原告カエルム株式会社
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商標法3条1項6号
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審決 | 17回 | 実施 | 2回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 | 分割 | 1回 |
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[概要] 本件は,商標出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10099審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (円周分割パラボラアンテナと,太陽光追尾架台)
被告特許庁長官窪田治彦 原告X
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特許法29条2項 特許法36条3項2号
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[概要] 本件は,特許出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10039審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医療用複室容器)
被告Y寺本光生 原告テルモ株式会社弓削田博
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特許法29条2項 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許一部無効審決における無効審決部分に対する取消訴訟である。争点
は,進歩性判断(①引用発明の適格性の有無,②引用発明と周知技術を組み合わせ
る動機付けの有無,③周知技術の認定の当否,④引用発明と周知技術との組合せに
対する阻害要因の有無,⑤容易想到性の判断の当否)の当否である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成29年2月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10009等控訴棄却
不正競争防止法違反行為差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告・第2事件原告) 控訴人・附帯被
(第1事件原告・第2事件被告) 被控訴人・附帯控訴人(第1事件被告・第2事件原告)
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[概要] 第1事件は,観賞用水槽内の水を排出するための吸水パイプである原告各製品を
販売する控訴人が,同様の吸水パイプである被告各製品を販売する被控訴人に対し,
被告各製品の形態は控訴人の商品等表示として広く認識されている原告各製品の形
態と類似しており,その販売は不正競争防止法(平成27年法律第54号による改
正前のもの。以下「法」という。)2条1項1号所定の不正競争に当たると主張し
て,法3条に基づき被告各製品の譲渡等の差止め及び廃棄を,法4条に基づき損害
賠償金543万1200円及びこれに対する不正競争の後の日である平成27年1
月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた
事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)13033請求棄却
損害賠償請求事件
被告KDDI株式会社高石秀樹
LGElectronics 原告株式会社コアアプリ
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特許法102条3項
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[概要] 本件は,被告LG Electronics Japan株式会社(以下
「被告LG」という。)が輸入し,被告KDDI株式会社(以下「被告KDD
I」という。)が販売するスマートフォン「LGL21」(以下「被告製品」
という。)にインストールされているソフトウェア及び被告製品が原告の特許
権を侵害するとして,原告が被告らに対し,民法709条及び特許法102条
3項に基づき損害賠償金508万0320円及びこれに対する不法行為の後で
ある平成27年10月30日(被告KDDIに対する通知書到達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め
る事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)10834請求棄却
損害賠償請求事件
被告KDDI株式会社高石秀樹 原告株式会社コアアプリ
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特許法102条3項
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[概要] 本件は,被告が販売するスマートフォン「PTL21」(以下「被告製品」
という。)にインストールされているソフトウェア及び被告製品が原告の特許
権を侵害するとして,原告が被告に対し,民法709条及び特許法102条3
項に基づき損害賠償金412万7760円及びこれに対する不法行為の後であ
る平成27年10月30日(通知書到達の日の翌日)から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成29年2月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10113控訴棄却
不正競争防止法および共有著作物の無断利用控訴事件
被告)ウシオ電機株式会社秋山健人 控訴人(一審原告)株式会社明日香特殊検査研究所 被控訴人(一審被告)ウシオ電機株式会社秋山健人
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民法415条 不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法4条
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 控訴人と被控訴人は,被控訴人が金コロイドイムノクロマト法を用いるP
OCT(Point Reader)機器及びその専用試薬を商品化し販売を促進
していく事業(本件事業)のために,被控訴人が控訴人に対し,本件事業に関する
コンサルタント,控訴人が保有するノウハウの提供等の業務を委託する旨の業務委
託契約(本件契約)を締結していた。
(2) 控訴人は,被控訴人に対し,①被控訴人による本件文書1~3の持ち出し
及び使用行為が債務不履行又は不正競争に当たると主張して,民法415条又は不
正競争防止法4条に基づく損害賠償金7100万円及び遅延損害金の支払並びに本
件文書1及び2の返還等を求めるとともに,②控訴人が本件文書3の所有権を有す
ると主張して,所有権に基づき,本件文書3の返還及び本件文書3を使用した薬品
類の製造販売の差止めを求めて,本件訴訟を提起した。
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特許権
平成29年2月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)13033請求棄却
損害賠償請求事件
被告KDDI株式会社高石秀樹
LGElectronics 原告株式会社コアアプリ
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特許法102条3項
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[概要] 本件は,被告LG Electronics Japan株式会社(以下
「被告LG」という。)が輸入し,被告KDDI株式会社(以下「被告KDD
I」という。)が販売するスマートフォン「LGL21」(以下「被告製品」
という。)にインストールされているソフトウェア及び被告製品が原告の特許
権を侵害するとして,原告が被告らに対し,民法709条及び特許法102条
3項に基づき損害賠償金508万0320円及びこれに対する不法行為の後で
ある平成27年10月30日(被告KDDIに対する通知書到達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め
る事案である。
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特許権
平成29年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10231審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (黒ショウガ成分含有組成物)
被告株式会社東洋新薬 原告株式会社エヌ・エル・エー
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法36条 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成25年3月26日,発明の名称を「黒ショウガ成分含有組成
物」とする特許出願をし(特願2013-64545号。優先日は平成24
年9月13日,優先権主張国は日本国。以下「本件出願」という。),平成
26年7月4日,特許権の設定登録を受けた(特許第5569848号。請
求項の数は2。以下「本件特許」という。)(甲12)。
(2) 原告は,平成27年1月8日,特許庁に対し,本件特許の特許請求の範囲
請求項1及び2に記載された発明について特許無効審判請求をした。
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特許権
平成29年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10190審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (油または脂肪中の環境汚染物質の低減方法,揮発性環境汚染物質低減作業流体,健康サプリメントおよび動物飼料製品)
被告日本水産株式会社 原告プロノヴァ・バイオファーマ
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特許法134条の2 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法36条6項2号
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審決 | 154回 | 実施 | 94回 | 無効 | 17回 | 無効審判 | 4回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成15年7月8日に国際出願(PCT/IB2003/002
827号,優先権主張:平成14年7月11日(以下「本件優先日」という。)
スウェーデン王国)され,平成19年1月19日に設定登録された,発明の
名称を「油または脂肪中の環境汚染物質の低減方法,揮発性環境汚染物質低
減作業流体,健康サプリメントおよび動物飼料製品」とする特許第3905
538号(以下「本件特許」という。設定登録時の請求項の数は28。)の
特許権者である。
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特許権
平成29年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10033審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (フッ素置換オレフィンを含有する組成物)
被告アルケマフランス
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「フッ素置換オレフィンを含有する組成物」とする特
許第4571183号(優先日:平成16年4月29日,出願日:平成17年
4月29日,登録日:平成22年8月20日。以下「本件特許」という。また,
上記優先日を「本件優先日」という。)の特許権者である。
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特許権
平成29年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10032審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (フッ素置換オレフィンを含有する組成物)
被告ダイキン工業株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「フッ素置換オレフィンを含有する組成物」とする特
許第4571183号(優先日:平成16年4月29日,出願日:平成17年
4月29日,登録日:平成22年8月20日。以下「本件特許」という。また,
上記優先日を「本件優先日」という。)の特許権者である。
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特許権
平成29年2月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10082一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
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民法724条
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侵害 | 45回 | 特許権 | 40回 | 無効 | 22回 | 損害賠償 | 21回 |
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[概要] 1 本件は,その名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明についての特許権を有する1審原告が,1審被告らに対
し,以下の請求をした事案である。
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特許権
平成29年2月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10102審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (位置検出装置)
被告パスカルエンジニアリング株式会社 原告株式会社コスメック佐合俊彦
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特許法29条2項 特許法44条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成25年7月5日,発明の名称を「位置検出装置」とする特許出
願(平成23年10月7日に出願した特願2011-222846号(以下,この
出願を「本件原出願」という。)の分割)をし,平成25年8月9日,設定の登録
(特許第5337323号)を受けた(請求項の数7。以下,この分割出願を「本
件出願」,この特許を「本件特許」という。)。なお,本件特許の特許請求の範囲
等は,その後の別件特許無効審判における訂正請求により,訂正された(甲11,
乙3,7,8)。
⑵ 原告は,平成27年2月12日,本件特許について特許無効審判請求をし,
無効2015-800025号事件として係属した。
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特許権
平成29年2月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10085控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
控訴人(一審原告)X(以下「被
リコー」という。) 被控訴人株式会社リコー
リコーインダストリー株式会社
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特許法35条
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[概要] 本判決の略称は,特に断らない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)10267請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (水質自動監視装置及び低濃度毒性検知方法)
被告株式会社アニマックス 原告環境電子株式会社
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特許法102条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,発明の名称を「水質自動監視装置及び低濃度毒性検知方法」とする特許
権を有する原告が,被告が製造販売するなどした製品が当該発明の技術的範囲に属
すると主張して,被告に対し,当該特許権に基づいて,当該製品の製造販売等の差
止め並びに当該製品及びその半製品の廃棄を求めるとともに,特許権侵害の不法行
為による損害賠償請求として,被告が得た利益の額に相当する損害金1500万円,
弁護士費用相当額150万円及び消費税相当額132万円を合計した1782万円
並びにこれに対する不法行為後であり,訴状送達の日の翌日である平成27年10
月31日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成29年2月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)10506
損害賠償請求事件
被告P1 原告マイクロソフトコーポレーション
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著作権法21条 著作権法10条1項9号 著作権法114条3項
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侵害 | 15回 | 許諾 | 10回 | ライセンス | 6回 | 損害賠償 | 5回 |
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[概要] 1 請求原因
原告は,別紙「請求の原因」のとおり,請求の原因を述べた。
2 請求原因に対する認否,反論
被告は,原告の主張する債務の存在を積極的に争うものではないが,損害額は否
認ないし争う。
被告が販売したライセンスキーの単価は,本件各プログラム(別紙「原告製品一
覧表」記載の「原告プログラム」)の単価と異なる。
また,本件各プログラムの販売価格が1キー1PC認証の割高な単価となってい
るのに対し,被告が販売したボリュームライセンス(通称MAKキー)は,本件各
プログラムのそれぞれに対してキーが1種類であり,同一のキーで複数のPCでの
認証が可能である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成29年2月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8922一部認容
不正競争行為差止等請求事件 (歯列矯正ブラケットおよび歯列矯正ブラケット用ツール)
被告トミー株式会社 原告アメリカン・オーソドンティクス・コーポレーション
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民法709条 特許法101条1号 特許法104条の3 特許法125条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「歯列矯正ブラケットおよび歯列矯正ブラケット用ツ
ール」とする特許権(特許番号第4444410号)を有していたと主張する
被告が,株式会社バイオデント(所在は省略。以下「バイオデント」という。)
に対し,原告が製造しバイオデントが輸入・販売する別紙原告製品目録記載の
製品(以下「原告製品」という。)について「被告の保有する特許権(第44
44410号)の請求項1に関連する」旨通知したことから,バイオデントが
原告製品の輸入・販売を中止せざるを得なくなり原告に損害が生じたことに関
し,上記特許権は無効であり,したがって上記通知は虚偽の事実の告知に当た
るから,上記被告の行為は平成27年法律第54号による改正前の不正競争防
止法(以下「不競法」という。)2条1項14号(改正後は15号であるが,
以下改正前の号による。)所定の不正競争行為に当たると主張して,原告が,
被告に対し,不競法4条(予備的に民法709条)に基づく損害賠償として4
37万8500米国ドル及びうち270万0700米国ドルに対する不法行為
の後の日である平成26年1月1日から,うち167万7800米国ドルに対
する不法行為の後の日である平成28年2月16日から各支払済みまで民法所
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)2720請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
被告ニチモウ株式会社
株式会社ニチモウワンマン
A
西部機販愛知有限会社
ら 原告フルタ電機株式会社
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特許法36条4項
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損害賠償 | 31回 | 無効 | 21回 | 特許権 | 15回 | 侵害 | 12回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り
防止装置」とする特許第3966527号(以下「本件特許」という。)に
係る特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,別紙目録1記
載の生海苔異物除去機(以下「本件装置」という。)が上記特許発明の技術
的範囲に属し,別紙物件目録2記載の回転円板(以下「本件回転円板」とい
う。)が本件装置の「生産にのみ用いる物」(特許法〔以下「法」とい
う。〕101条1号)であると主張して,次の各請求をする事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10112審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (3-(置換ジヒドロイソインドール-2-イル)-2,6-ピペリジンジオン多結晶体及び薬用組成物)
被告特許庁長官井上雅博 原告ナンジンキャベンディッシュテクノロジーカンパニー,
X谷義一
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特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法50条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告らは,平成22年11月2日(優先権主張:平成21年11月2日,中
国),発明の名称を「3-(置換ジヒドロイソインドール-2-イル)-2,6-ピ
ペリジンジオン多結晶体及び薬用組成物」とする国際出願(PCT/CN2010
/001751。甲8)をし,国内移行の手続をとった(特願2012-53558
9号。甲7)。
⑵ 原告らは,平成26年4月4日付けで拒絶査定(甲13。以下「本件拒絶査
定」という。)を受け,同年8月6日,これに対する不服の審判を請求するとともに
(甲14),同日付け手続補正書(甲15)により特許請求の範囲及び明細書を補正
した(以下「本件補正」という。)。
⑶ 特許庁は,上記審判請求を不服2014-15527号事件として審理し,
平成27年12月28日,本件補正を却下した上で,「本件審判の請求は,成り立た
ない。」との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,平成
28年1月12日,その謄本が原告らに送達された。なお,出訴期間として90日
が附加された。
▶判決の詳細
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意匠権
平成29年2月14日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)675請求棄却
損害賠償請求事件
被告有限会社プレーン
有限会社シェル 原告株式会社ベル
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意匠法39条1項 意匠法3条1項3号 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,後記本件意匠権の意匠権者である原告が,被告らが共同して製造販売し
ていた別紙物件目録記載1ないし3の靴(以下「被告製品」という。)の靴底部分が
本件意匠権の意匠に類似することから,被告らの行為が本件意匠の利用による意匠
権侵害に当たると主張して,被告らに対し,本件意匠権侵害の不法行為に基づく損
害賠償請求として損害金6022万5000円の内金1000万円及びこれに対す
る不法行為の日の後である平成27年9月12日から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成29年2月10日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)4461請求棄却
特許権侵害差止請求事件
被告株式会社外為オンライン 原告株式会社マネースクウェアHD
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法36条4項1号 特許法44条2項
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[概要] 1 本件は,特許第5525082号の特許権(請求項の数10。以下「本件特
許権1」又は「本件特許1」といい,特許請求の範囲請求項1の発明を「本件
発明1」という。),特許第5650776号の特許権(請求項の数7。以下
「本件特許権2」又は「本件特許2」といい,特許請求の範囲請求項1の発明
を「本件発明2」という。)及び特許第5826909号の特許権(請求項の
数7。以下「本件特許権3」又は「本件特許3」といい,特許請求の範囲請求
項1の発明を「本件発明3」という。)を有する原告が,①被告の提供する別
紙被告サービス目録記載1のサービス(以下「被告サービス1」という。)は
本件発明1の技術的範囲に属する,②被告の提供する同目録記載2のサービス
(以下「被告サービス2」という。)に使用されているサーバは本件発明2及
び3の各技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,特許法100条1項に
基づき,被告サービス1の差止め及び被告サービス2に使用されているサーバ
の使用の差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
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