権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
令和5年3月30日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10118等
損害賠償請求・同反訴請求控訴事件、同附帯控訴事件
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著作権法19条1項 著作権法19条3項 著作権法32条1項
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[概要] 1 一審被告は、平成30年8月3日、インターネット上の動画投稿サイト
YouTube において開設した「【A】」の名のチャンネル(被告チャンネル)で、15
一審原告が警察官に逮捕された状況を撮影した「不当逮捕の瞬間!警察官の
横暴、職権乱用、誤認逮捕か!」と題する動画(本件逮捕動画)を投稿した。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)2237請求棄却
発信者情報開示請求事件
原告A 被告GoogleLLC
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著作権法41条
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[概要] 1 本件は、別紙著作物目録掲載の写真(以下「本件写真」という。)の著作権を20
有する原告が、別紙発信者目録記載の各発信者(以下、同目録記載の発信者1を
「本件発信者1」と、同目録記載の発信者2を「本件発信者2」と、それぞれい
い、本件発信者1と本件発信者2を、併せて「本件発信者ら」という。)が本件
写真をそれぞれウェブサイト(以下「本件各ウェブサイト」という。)に投稿(以
下「本件各投稿」という。)したことによって、原告の本件写真に係る複製権、25
送信可能化権及び自動公衆送信権が侵害されたと主張して、本件各ウェブサイト
を管理する被告に対し、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信
者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項
に基づき、別紙発信者情報目録記載の各情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月30日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)24124
発信者情報開示請求事件
原告株式会社グルーヴ・ラボ 被告ソフトバンク株式会社
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[概要] 1 本件は、原告が、氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)がいわゆるファ
イル共有ソフトウェアであるBitTorrentを使用して、別紙著作物目録
記載の動画(以下「本件動画」という。)を送信可能化したことによって、本件
動画に係る原告の送信可能化権を侵害したと主張して、被告に対し、特定電気通
信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下20
「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、別紙発信者情報目録記
載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月28日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)16934請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (授乳用ユニット)
原告Trim株式会社 被告株式会社MISTRAL
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特許法29条2項 特許法106条 特許法104条の3 特許法102条3項
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[概要] 本件は、発明の名称を「授乳用ユニット」とする特許第6865989号の
特許(以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)
を有する原告が、被告による別紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」5
という。)の製造、譲渡等が本件特許権の侵害に当たると主張して、被告に対
し、特許法100条1項に基づき、被告製品の製造、譲渡等の差止めを、同条
2項に基づき被告製品の廃棄を、同法106条に基づき、謝罪広告の掲載を、
特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として5万5000円及び不法行為の
日である令和2年12月2日から支払済みまで民法所定の年3パーセントの割10
合による遅延損害金の支払をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10009
特許取消決定取消請求事件 (ガス系消火設備)
原告エア・ウォーター防災株式会社 被告特許庁長官
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、平成27年4月27日、発明の名称を「ガス系消火設備」とする
発明について特許出願(特願2015-90208号。以下「本件出願」と5
いう。)をし、令和2年3月11日、特許権の設定登録(特許第667470
4号。請求項の数2。以下、この特許を「本件特許」という。)を受けた(甲
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10089控訴棄却
発信者情報開示請求控訴事件
被控訴人株式会社ケイ・エム・プロデュース
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、被控訴人が、氏名不詳者らがいわゆるファイル交換共有ソフトウェ
アであるBitTorrentを使用して、原判決別紙著作物目録記載の各動
画(本件各動画)を送信可能化したことによって、本件各動画に係る被控訴人
の送信可能化権を侵害したと主張して、控訴人に対し、特定電気通信役務提供
者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任5
制限法)5条1項に基づき、原判決別紙発信者情報目録記載の各情報(本件発
信者情報)の開示を求める事案である。なお、原審においては、令和3年法律
第27号による改正前のプロバイダ責任制限法が適用されていたため、被控訴
人は、同改正前のプロバイダ責任制限法4条1項に基づいて請求していた。
原判決が被控訴人の請求を認容したため、これを不服とする控訴人が控訴し10
た。
2 前提事実
前提事実は、原判決「事実及び理由」(以下、「事実及び理由」という記載を
省略する。)第2の2(原判決2頁13行目から4頁17行目まで)に記載のと
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10092審決取消訴訟
審決取消請求事件 (プログラム、対戦ゲームサーバ及びその制御方法)
原告グリー株式会社 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法44条 特許法36条6項2号 特許法36条6項1号
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審決 | 66回 | 実施 | 25回 | 分割 | 7回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は、平成25年(2013年)6月6日(優先権主張平成24年(2
012年)6月7日、日本国)を国際出願日とする特許出願(特願2013
-544607号)の一部を平成26年11月25日に新たな特許出願(特
願2014-238065号、以下「親出願」という。甲19)とし、平成
30年10月12日に設定登録を受けた(特許第6415270号、甲17)。5
原告は、さらに、親出願の一部を分割して、平成29年9月6日、発明の
名称を「プログラム、対戦ゲームサーバ及びその制御方法」とする新たな特
許出願(特願2017-171341号、以下「本願」という。また、本願
の願書に添付された明細書、特許請求の範囲及び図面を併せて「当初明細書
等」という。甲1)をした。10
なお、原告は、本願の一部を令和2年4月20日に新たな特許出願(特願
2020-74541号、以下「子出願」という。甲13)とし、令和3年
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月27日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10029審決取消訴訟
審決取消請求事件
原告株式会社ダイセル 被告特許庁長官
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法36条4項1号 特許法36条1項4号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 特許第6721794号(発明の名称「防眩フィルム」、請求項の数4、
以下「本件特許」という。)は、平成29年8月4日にされた特許出願(特5
願2017-151494号)を優先基礎とする国際出願であり(本件特許
の明細書及び図面を、以下「本件明細書等」という。)、令和2年6月22
日に設定登録がされ、同年7月15日に特許掲載公報が発行された(甲20)。
⑵ 本件特許については、令和3年1月14日付けで特許異議の申立てがされ
(甲22)、特許庁は、これを異議2021-700030号事件として審10
理し(以下「本件異議手続」という。)、同年4月7日付けの取消理由通知
を行い(甲23)、原告は同年6月9日付けの意見書を提出したが(甲24)、
特許庁は、同年8月31日付けの取消理由通知(決定の予告)を行い(甲2
5)、原告は同年11月15日付け訂正請求書による訂正を行うとともに(以
下、この訂正請求書による訂正請求を「本件訂正請求」といい、本件訂正請15
求による訂正を「本件訂正」という。甲21)、同日付け意見書を提出した
(甲26)。特許異議申立人は、同年12月24日付け意見書を提出した(甲
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月24日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)5222請求棄却
民事訴訟 著作権
原告P1 被告P2
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民法709条
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[概要] 本件は、原告が、被告が原告の執筆した原稿を無断で改変するなどしたことによ
り、当初のコンセプトとは異なる不本意な内容の「大阪ミナミの貧困女子」と題す
る書籍(以下「本件書籍」という。)が出版され、本件書籍の共同著作者である原
告の著作者人格権(同一性保持権)、名誉及び自己決定権が侵害されて精神的苦痛
を被ったと主張し、被告に対し、民法709条に基づき、損害賠償金合計300万25
円及びこれに対する不法行為の日の後である令和4年8月25日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで民法所定の年3分の割合による遅延損害金の支払を求める
事案である。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月24日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和2(ワ)31524
販売差止等請求事件
原告エア・ウェアーインターナショナルリミテッド 被告株式会社エムディ企画
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商標法36条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、原告が、被告に対し、
(1) 別紙被告標章目録記載の標章(以下「被告標章」という。)が付された別紙5
被告商品目録記載1の商品(以下「被告商品1」という。)を販売し又は販売
のために展示した被告の行為が、原告の別紙商標権目録1及び2記載の各商
標権(以下、同目録1記載の商標権を「原告商標権1」、同目録2記載の商標
権を「原告商標権2」といい、これらを併せて「原告各商標権」という。ま
た、原告商標権1に係る登録商標を「原告商標1」、原告商標権2に係る登録10
商標を「原告商標2」といい、これらを併せて「原告各商標」という。)を侵
害すると主張して、商標法36条1項及び2項に基づき、被告商品1の販売
又は販売のための展示の差止め及び廃棄を求めるとともに、
(2) 原告が販売する別紙原告商品目録記載の靴製品(以下「原告商品」という。)
の形態は、原告の商品等表示として需要者の間に広く認識されており、原告15
商品の形態と実質的に同一の被告商品1及び別紙被告商品目録記載2の商品
(以下「被告商品2」といい、「被告商品1」と併せて「被告各商品」とい
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月23日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(行ウ)382請求棄却
特許分割出願却下処分取消請求事件
原告株式会社花雲 被告国
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10095等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件,同附帯控訴事件
被控訴人カーディナルヘルス株式会社
住友ベークライト株式会社
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[概要] 1 事案の要旨
本件は、被控訴人が、控訴人による原判決別紙控訴人商品目録記載の商品(控訴
人商品)の販売行為が、被控訴人商品と混同を生じさせる行為であって不正競争防
止法(不競法)2条1項1号の不正競争に当たると主張して、控訴人に対し、不競
法4条に基づき、不競法5条1項又は同条2項によって算定される損害賠償額とし
て3146万4427円(ただし、主張額は訂正後の金額である3144万234
7円である。)及びこれに対する不正競争行為が最後にされた日である令和元年8
月29日から支払済みまで平成29年法律第44条による改正前の民法(以下「改
正前民法」という。)所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
原判決は、控訴人商品の販売量の全てが被控訴人商品と誤認混同したことによる
ものとは考え難いことを理由として、控訴人の譲渡数量の4割については被控訴人
が販売することができないとする事情があるものと判断し、不競法5条1項により
算定される損害額からその4割を控除し、弁護士費用を含めて1358万3708
円及びこれに対する遅延損害金の支払を求める限度で被控訴人の請求を一部認容し、
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月23日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)22329
発信者情報開示請求事件
原告株式会社MBM 被告ソフトバンク株式会社
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[概要] 1 本件は、原告が、氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)がいわゆるファ
イル交換共有ソフトウェアであるBitTorrentを使用して、別紙著作物
目録記載の動画(以下「本件動画」という。)を送信可能化したことによって、
本件動画に係る原告の送信可能化権を侵害したと主張して、被告に対し、特定電
気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(以20
下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、別紙発信者情報目録
記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10092
発信者情報開示請求控訴事件
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[概要] 1 事案の概要(以下において略称を用いるときは,別途定めるほか,原判決に
同じ。)
本件は、控訴人において、氏名不詳者がツイッターにおいて控訴人が著作権
を有する本件各写真を複製した画像を投稿し、本件各写真に係る控訴人の著作
権(複製権及び公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)25
を侵害したことが明らかであり、上記氏名不詳者に対する損害賠償請求等のた
めに必要であると主張して、被控訴人に対し、特定電気通信役務提供者の損害
賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(ただし、令和3年法律第
27号による改正前のもの。以下「法」という。)4条1項に基づき、本件発
信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10098控訴棄却
不正競争防止法による差止請求、損害賠償請求と書類提出命令請求控訴事件
被控訴人VENTOTA株式会社
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[概要] 1 本件は、原判決別紙原告製品目録記載の各製品(原告各製品)を販売する控
訴人が、被控訴人に対し、①原判決別紙被告製品目録記載の各製品(被告各製
品)は控訴人の商品等表示として需要者の間に広く認識されている原告各製品
の形態と同一であり、被控訴人による被告各製品の輸入及び販売は控訴人の商
品と混同を生じさせる行為であって、不正競争防止法(不競法)2条1項1号
に該当するものであり、また、②被控訴人が輸入又は販売する被告各製品は、5
原告各製品の商品の形態を模倣するものであるから、同項3号に該当するもの
であると主張して、不競法3条に基づいて被告各製品の販売、輸入の差止め及
びその廃棄を求めるほか、不競法4条に基づいて1億円(不競法5条1項によ
る推定)の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月23日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)3847請求棄却
損害賠償請求事件
原告コモライフ株式会社 被告有限会社MAKIスポーツ
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 民法709条
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[概要] 本件は、海外から商品名を「REFRESH RING」とする商品(以下「本
件商品」という。)を輸入しようとした原告が、本件商品について関税法に基づ
き税関長に対して被告の有する特許権侵害を理由とする認定手続を求める申立て
をしていた被告に対し、当該特許権に係る特許に無効原因があるにもかかわらず、5
被告が前記の申立てを行った行為により、本件商品が同法69条の11第1項9
号に掲げる物品に該当すると認定され、原告が本件商品を輸入することができず
損害を被ったとして、不法行為(民法709条)に基づく損害賠償3776万1
332円及びこれに対する不法行為の後の日である令和3年10月21日から支
払済みに至るまで民法所定の年3パーセントの割合による遅延損害金の支払を求10
める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10102
発信者情報開示請求控訴事件
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著作権法32条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の概要(以下において略称を用いるときは,別途定めるほか,原判決に
同じ。)
本件は、控訴人において、本件発信者が、ツイッターのウェブサイトにおい
て、原告文章に基づいて作成された本件画像1及び原告写真に基づいて作成さ25
れた本件画像2の掲載を含む本件ツイートを投稿し、これにより、原告文章及
び原告写真に係る控訴人の著作権(複製権及び公衆送信権)が侵害されたこと
が明らかであり、本件発信者に対する不法行為に基づく損害賠償請求権等の行
使のため、被控訴人が保有する本件発信者情報の開示を受けるべき正当な理由
があると主張して、電気通信事業を営む被控訴人に対し、特定電気通信役務提
供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(ただし、令和5
3年法律第27号による改正前のもの。以下「法」という。)4条1項に基づき、
本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月23日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10073等控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件、同附帯控訴事件 (加熱式エアロゾル発生装置、及び一貫した特性のエアロゾルを発生させる方法)
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特許法102条2項 特許法102条3項 特許法102条4項 特許法102条1項
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侵害 | 43回 | 実施 | 39回 | 特許権 | 31回 | 損害賠償 | 11回 |
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[概要] 1 事案の概要
(1) 本件は、発明の名称を「加熱式エアロゾル発生装置、及び一貫した特性のエ
アロゾルを発生させる方法」とする発明に係る本件特許権を有する控訴人が、被控
訴人らに対し、被控訴人らが共同で加熱式タバコ用デバイスである原判決別紙物件
目録記載の被告製品(被告製品1~3)の販売、輸出、輸入及び販売の申出をする
ことが本件特許権の侵害に当たると主張して、不法行為(民法709条)に基づき、
選択的に、①特許法102条2項の損害額●●●●●●●●●円(同項の推定の覆
滅が認められた場合に当該覆滅部分について予備的に同条3項に基づく売上額の2
0%相当の損害額)又は②同条3項の損害額●●●●●●●●●円を請求するとと
もに、③弁護士・弁理士費用相当額●●●●●●●●円(上記①の同条2項の損害
額の1割に相当する額)を請求するものとして、●●●●●●●●●円及びこれに
対する不法行為の後であり被控訴人らへの各訴状送達の日の翌日である令和2年3
月10日から支払済みまで平成29年法律第44号による改正前の民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の連帯支払を原審で求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月22日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10091審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (5-アミノレブリン酸リン酸塩、その製造方法及びその用途)
原告株式会社東亜産業 被告neoALA株式会社
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特許法29条1項3号 特許法29条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は、発明の名称を「5-アミノレブリン酸リン酸塩、その製造方法及
びその用途」とする発明に係る特許(特許第4417865号。請求項の数
8。平成17年2月25日出願(優先権主張(日本):平成16年3月30
日(以下「本件優先日」という。)、同年11月30日)、平成21年125
月4日設定登録。以下、この特許を「本件特許」といい、特許出願に係る願
書に添付された明細書及び図面を「本件明細書等」という。)の特許権者で
ある。(甲6、16)
⑵ 原告は、令和3年9月13日、本件特許の請求項1に記載された発明(以
下「本件発明」という。)につき、無効審判請求をした(無効2021-810
00078号事件)。(甲7)
⑶ 特許庁は、令和4年7月15日、「本件審判の請求は、成り立たない。」と
の審決(以下「本件審決」という。)をし、その謄本は、同月27日、原告に
送達された。
⑷ 原告は、令和4年8月23日、本件審決の取消しを求めて本件訴えを提起15
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10103一部認容
損害賠償請求控訴事件
被控訴人日本放送協会
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著作権法2条1項1号 著作権法114条2項 民法709条
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[概要] 1 事案の概要
(1) 控訴人は、将棋に関するウェブサイトである「A」(原告ウェブサイト)を
管理運営する者であるところ、令和3年5月30日に被控訴人が放送したテレビ番
組「将棋フォーカス」(本件番組)内の「初心者必見!対局マナー」というコーナ
ー(本件コーナー)で、原告ウェブサイトに掲載された原判決別紙対比表の1~5
の「原告文章」欄記載の各文章(以下、併せて「原告文章」といい、上記1~5の
「原告文章」欄に記載された各文章をそれぞれその数字に従って「原告文章1」な
どという。)と類似したナレーション及び字幕(本件ナレーション等)が流される
などした。
▶判決の詳細
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不正競争
令和5年3月16日 大阪地方裁判所大阪地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)11152一部認容
損害賠償請求事件
原告株式会社アイメシア 被告株式会社00H
P1
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[概要] 1 本件は、ウェブサイト作成、運営、保守等の事業を営む原告が、被告会社及5
びその代表取締役である被告P1に対し、被告P1がインターネット上のウェブサ
イトにおいて、別紙投稿記事目録記載の各「投稿内容」欄のとおりの投稿(以下当
該目録記載の「番号」欄の順に従い「本件投稿1」などといい、総称して「本件各
投稿」という。)をした行為が、被告会社と競争関係にある原告の営業上の信用を
害する虚偽の事実を告知し又は流布する行為(不正競争防止法(以下「不競法」と10
いう。)2条1項21号)に該当し、当該行為により原告が信用毀損等の損害を被
ったと主張し、被告P1に対しては不競法4条に基づき、被告会社に対しては会社
法350条に基づき、連帯して損害賠償金154万円及びこれに対する最終投稿が
行われた日である令和3年7月3日から支払済みまで民法所定の年3分の割合によ
る遅延損害金の支払を求める事案である。15
2 前提事実(争いのない事実、掲記の証拠及び弁論の全趣旨より容易に認定で
きる事実。枝番号のある証拠で枝番号の記載のないものは全ての枝番号を含む。)
(1) 当事者
原告は、ウェブサイト作成・運営・保守、検索エンジン最適化サービス(以下
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月16日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10061審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ショベル)
原告住友建機株式会社 被告特許庁長官
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特許法17条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 原告は、平成25年3月6日に出願された特願2013-44534号の25
出願の一部を、平成29年8月3日に特願2017-150739号として
出願し、さらに、その一部について、平成30年10月9日、発明の名称を
「ショベル」とする、特許出願(2018-191260号。請求項の数8。
以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)18353
発信者情報開示請求事件
原告株式会社MBM 被告KDDI株式会社
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[概要] 1 本件は、原告が、氏名不詳者ら(以下「本件発信者ら」という。)がいわゆる
ファイル交換共有ソフトウェアであるBitTorrentを使用して、別紙侵
害著作物目録記載の各動画(以下「本件動画」という。)を送信可能化したこと20
により、本件動画に係る原告の送信可能化権を侵害したと主張して、被告に対し、
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する
法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づき、別紙発信者
情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案
である。25
2 前提事実(証拠等の記載のないものは当事者間に争いがない。なお、証拠を摘
示する場合には、特に記載のない限り、枝番を含むものとする。)
⑴ 当事者
ア 原告は、本件動画の著作権を有する株式会社である。(甲2、13ないし
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)28206請求棄却
損害賠償請求事件 (原動機付車両)
原告本田技研工業株式会社 被告マツダ株式会社
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特許法102条2項 特許法126条6項 特許法126条5項 特許法126条1項1号
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無効 | 24回 | 損害賠償 | 16回 | 特許権 | 16回 | 実施 | 14回 |
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[概要] 本件は、発明の名称を「原動機付車両」とする発明に係る特許(特許第319
6076号。以下「本件特許」といい、本件特許に係る特許権を「本件特許権」5
という。)の特許権者である原告が、被告に対し、被告が製造、販売、輸出又は
販売の申出をする別紙被告製品目録記載の各製品(同目録記載の番号に合わせて
「被告製品1」ないし「被告製品12」といい、被告製品1ないし12を併せて
「被告各製品」という。)は本件特許の特許請求の範囲の請求項3に係る発明(以
下「本件発明」という。)の技術的範囲に属するものであり、被告による被告各10
製品の製造、販売、輸出又は販売の申出が本件発明の実施に当たると主張して、
主位的には不法行為に基づく損害賠償請求として、62億3700万円(特許法
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その他
令和5年3月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)18827
発信者情報開示請求事件
原告株式会社ホットエンターテイメント 被告ビッグローブ株式会社
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著作権法14条
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[概要] 1 本件は、原告が、氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)がいわゆるファ
イル交換共有ソフトウェアであるBitTorrentを使用して、別紙侵害著
作物目録の品番及び作品名記載の動画(以下「本件著作物」という。)を送信可20
能化したことにより、本件著作物に係る原告の送信可能化権を侵害したと主張し
て、被告に対し、特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報
の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)5条1項に基づ
き、別紙発信者情報目録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開
示を求める事案である。25
2 前提事実(当事者間に争いのない事実並びに後掲の各証拠及び弁論の全趣旨に
より認められる事実をいう。なお、証拠を摘示する場合には、特に記載のない限
り、枝番を含むものとする。)
当事者
ア 原告は、映像の企画、製作、発売、配給等を目的とする株式会社である。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月16日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和4(ワ)13963等
商標権侵害差止請求事件
原告ドクターエンジニールハーツェーエフポルシェ 被告BRICKYARD株式会社
株式会社SKM
株式会社アートレーシング
有限会社リスキービジネス
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商標法36条
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[概要] 1 原告は、別紙商標権目録記載1又は2の各登録商標(以下、「原告商標1」な
いし「原告商標2」といい、併せて「原告各商標」という。)を有しており、原
告は、被告らが別紙被告ら標章目録記載1又は2の各標章(以下、「被告標章1」
ないし「被告標章2」といい、併せて「被告各標章」という。)を使用している
と主張している。15
本件は、原告が、被告らに対し、被告らが原告各商標に類似する被告ら各標章
を使用したことが原告各商標に係る商標権を侵害すると主張して、被告らに対し、
商標法36条に基づき、被告各標章の使用の差止め及び被告各標章を付した自動
車等の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月14日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10049控訴棄却
不当利得返還、同反訴、損害賠償請求控訴事件
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著作権法96条
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[概要] (以下、略称は、特に断りのない限り、原判決に従う。)5
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10122審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
原告株式会社北都 被告特許庁長官
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商標法4条1項11号
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[概要] 本件は、商標登録出願の拒絶査定についての不服審判請求を不成立とした審決の
取消訴訟であり、争点は、原告の登録出願に係る商標が、商標法4条1項11号に
該当するか否かである。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10100
発信者情報開示請求控訴事件
被控訴人ソフトバンク株式会社
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著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は、控訴人が、氏名不詳者(以下「本件発信者」という。)がツイッタ
ー上のアカウントにおいて投稿したツイート(別紙著作物目録記載1のイラスト
(以下「控訴人イラスト」という。)及び同目録記載2の動画(以下「控訴人動画」
という。)に基づいて作成された別紙投稿記事目録の使用画像欄記載の画像(以下
「本件画像」という。)の掲載を含むもの。以下「本件ツイート」という。)によ
り、控訴人イラスト及び控訴人動画に係る控訴人の著作権(複製権及び公衆送信権)
が侵害されたことが明らかであると主張し、被控訴人に対して、令和3年法律第2
7号による改正前の特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報
の開示に関する法律(以下「法」という。)4条1項に基づき、別紙発信者情報目
録記載の各情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10030
特許取消決定取消請求事件
原告大日本印刷株式会社 被告特許庁長官
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特許法120条の5 特許法195条の3
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない。)
⑴ 原告は、平成22年10月29日(以下「原出願日」という。)に出願した
特願2010-244721号の一部を、平成28年3月14日に新たな特5
許出願とした特願2016-49799号の一部を、平成29年12月6日
に新たな特許出願とし、令和元年7月5日にその特許権の設定登録がされ(特
許第6547817号。請求項の数14。以下、この特許を「本件特許」とい
う。)、同月24日に特許掲載公報が発行された。
⑵ 本件特許について、令和元年12月20日に特許異議の申立てがされ、特10
許庁は、同申立てを異議2019-701046号事件として審理し、令和
2年6月2日付けで取消理由通知書を発し、令和3年1月26日付けで取消
理由通知(決定の予告)をした。
▶判決の詳細
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著作権
令和5年3月9日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10105控訴棄却
損害賠償金請求控訴事件
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著作権法114条3項 民法709条
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[概要] (以下、略称は、特に断りのない限り、原判決に従う。)
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月9日 東京地方裁判所東京地方裁判所
▶概要
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令和3(ワ)22287一部認容
損害賠償請求事件
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商標権 | 26回 | 侵害 | 19回 | 損害賠償 | 8回 | 特許権 | 1回 |
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[概要]
▶判決の詳細
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その他
令和5年3月8日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行コ)10002控訴棄却
登録処分取消請求控訴事件
被控訴人国
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[概要] 1 事案の要旨
農林水産大臣は、平成29年12月15日付けで、地理的表示法12条1項
に基づく特定農林水産物等の登録に関する処分(平成29年12月15日付け5
27食産第1409号-10、登録番号第49号。本件処分)をした。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月7日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10101審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
原告ジャバタンケマジャンイスラムマレーシア 被告特許庁長官
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商標法4条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない)
原告は、令和元年9月4日、別紙1の1の構成からなる商標(以下「本願
商標」という。)について、指定商品を第5類、第10類、第29類、第30
類、第32類、第42類及び第43類に属する願書記載の商品及び役務を指5
定商品及び指定役務として、商標登録出願(商願2019-117766号。
以下「本願」という。)をしたが、令和2年10月9日付けで拒絶理由通知を
受けた。原告は、令和3年1月21日付けで手続補正をしたが、同年3月2
2日付けで拒絶査定を受けたため、同年6月24日、手続補正(以下「本件
補正」という。)をするとともに、拒絶査定不服審判請求をした(なお、本件10
補正後の指定商品は、別紙1の2のとおりである。)。
特許庁は、前記請求を不服2021-008337号事件として審理し、
令和4年5月18日、「本件審判の請求は成り立たない。」との審決(以下「本
件審決」という。)をし、その謄本は、同年6月1日に原告に送達された(附
加期間90日)。15
原告は、令和4年9月29日、本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
▶判決の詳細
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特許権
令和5年3月7日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(行ケ)10001審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (超高感度マイクロ磁気センサ)
原告愛知製鋼株式会社 被告マグネデザイン株式会社
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特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(当事者間に争いがない)
被告は、発明の名称を「超高感度マイクロ磁気センサ」とする発明につい
て、平成27年2月16日、特許出願(特願2015-27092号。以下
「本件出願」という。)をし、同年11月20日、特許権の設定登録を受けた10
(特許第5839527号。請求項の数8。以下、この特許を「本件特許」
という。)。
ア 原告は、平成30年9月27日、本件特許について、本件出願日前に頒
布された刊行物である特開2006-300906号公報(乙18)に記
載された発明(以下「甲1発明」という。)、又は国際公開第2010/015
97932号(甲15)に記載された発明(以下「甲4発明」という。)を
主引用例とした進歩性欠如を理由として、特許無効審判(無効2018-
800119号事件)を請求した。
▶判決の詳細
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商標権
令和5年3月6日 知的財産高等裁判所知的財産高等裁判所
▶概要
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令和4(ネ)10091控訴棄却
商標権侵害差止等請求控訴事件
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民法1条3項 商標法4条1項15号 商標法36条1項
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[概要] 1 事案の概要
⑴ 本件は、控訴人が、被控訴人に対し、15
ア 被控訴人による被告標章1ないし4、5-4及び5-6の使用は控訴人
の有する商標登録第4093956号の商標権(以下「本件商標権1」と
いう。)を侵害し、被告標章5-1及び5-2の使用は控訴人の有する商標
登録第5041731号の商標権(以下「本件商標権2」という。)を侵害
し、被告標章5-2及び5-5の使用は控訴人の有する商標登録第50420
▶判決の詳細
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