権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成24年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10298審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (マルチレイヤー記録担体及び,その製造方法及びその記録方法)
被告特許庁長官山田洋一 原告コーニンクレッカフィリップス
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特許法29条2項
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審決 | 22回 | 実施 | 5回 | 優先権 | 2回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,本件補正
を却下した上,同請求は成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その
理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取
消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10331審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (クランプ装置)
被告株式会社コスメック 原告パスカルエンジニアリング株式会社森田俊雄
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[概要] 本件は,被告からの無効審判請求に基づき原告の特許を無効とする審決の取消訴
訟である。審判における争点は,訂正後の請求項1ないし5に係る発明の進歩性の
有無であるが,本件訴訟では,上記請求項1に係る発明の進歩性の有無についての
審決の判断の当否のみが争われている。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10296審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (食品等の小分け容器,その打ち抜き方法及び打ち抜き装置)
被告特許庁長官栗林敏彦 原告株式会社山田工作所
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特許法17条の2 特許法49条
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[概要] 本件訴訟は,特許出願拒絶査定を不服とする審判請求を成り立たないとした審決
の取消訴訟である。争点は,補正の適否及び本願発明の進歩性(容易想到性)の有
無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10209審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告ニスカ株式会社 原告X正野寛樹
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特許法36条6項1号 特許法29条2項 特許法36条6項
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[概要] 原告は,被告の有する本件特許について無効審判請求をしたが,請求不成立の審
決を受けた。本件はその取消訴訟であり,争点はサポート要件違反の有無及び容易
推考性の存否である。
▶判決の詳細
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商標権
平成24年5月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10450審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社健遊館 原告株式会社白水館朴憲洙
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商標法4条1項15号 商標法4条1項19号
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[概要] 本件は,原告が,被告の下記1の本件商標に係る商標登録を無効にすることを求
める原告の下記2の本件審判請求について,特許庁が同請求は成り立たないとした
別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4
のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)8405請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社新高製作所 原告ドーエイ外装有限会社
株式会社パラキャップ社
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特許法102条2項
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[概要] 1 前提事実(証拠の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告ドーエイは,建築金物の特許権等の取得及びその実施等を目的とする
会社である。
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特許権
平成24年5月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)38220却下
特許権侵害差止等請求事件
被告セブンネット株式会社 原告A
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特許法100条1項 民事訴訟法140条 特許法102条1項
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特許権 | 56回 | 損害賠償 | 34回 | 侵害 | 11回 | 実施 | 7回 |
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[概要] 本件訴訟は,原告が,被告の製造販売に係るデジタルカタログについて,原
告の特許権を侵害している旨主張して,被告に対し,①特許法100条1項に
基づく差止請求権として,デジタルカタログ表示装置の製造,販売,又は販売
の申出の禁止,②同条2項に基づく廃棄請求権として,デジタルカタログ表示
装置におけるデジタルカタログ表示のためのプログラム及びデータベースの廃
棄,③不法行為に基づく損害賠償として,同法102条1項の推定による損害
額1億0962万円のうち3139万3320円と弁護士費用相当額313万
9332円の合計額である3453万2652円(附帯請求として訴状送達の
日の翌日である平成23年12月14日から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金)の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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その他
平成24年5月16日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成24(ネ)10007控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y加古尊温
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特許法36条5項2号 実用新案法3条 実用新案法5条5項2号 特許法29条2項
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審決 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 3回 | 進歩性 | 2回 | 実施 | 1回 |
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[概要] 本判決の略称は,当事者の呼称を含め,審級に応じた読替えをするほか,原判決
に倣う。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10337審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (無燃料発電装置)
被告特許庁長官大河原裕 原告X
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特許法29条1項
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は成
り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとお
り)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10294審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (移動通信端末の基本画面設定方法)
被告特許庁長官藤井浩 原告三星電子株式会社木内敬二
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特許法29条2項
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審決 | 30回 | 優先権 | 2回 | 実施 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,同請求は
成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のと
おり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10199審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電気リン光に基づく高効率有機発光装置)
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,被告が,下記1のとおりの手続において,原告らの下記2の本件発明に
係る特許に対する被告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求のうち請求
項1ないし3に係る発明についての特許を無効とした別紙審決書(写し)の本件審
決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4のとおりの取消事由があると
主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成24年5月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10244審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社アオイ生物科学浅田哲 原告X
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商標法50条1項
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[概要] 本件は,被告の登録商標につき不使用を理由とする原告からの登録取消審判請求
を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,商標の使用の事実の有無である。
▶判決の詳細
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その他
平成24年5月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)17142一部認容
物件返還等請求事件
被告有限会社ヘビーゲイジ 原告A
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民法641条
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[概要] 本件は,被告からフィギュア(アニメーションの人気キャラクターの像)の
原型の製作を請け負った原告が,被告に対し,原告の製作に係る未完成のフィ
ギュアの原型の出来高について請負代金を請求し,また,被告が原告を欺き原
告から製作途中のフィギュアの原型を取り上げたこと,その取り上げた原型を
廃棄したこと及び被告が第三者に対し原告が一方的にフィギュアの製作業務を
放棄した等と虚偽の事実を告げて原告の名誉,信用を毀損したことが不法行為
に当たるとして損害賠償を請求する事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月10日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)6273請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (車椅子)
被告株式会社カワムラサイクル 原告株式会社ミキ
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特許法29条2項 特許法29条1項3号 特許法100条1項 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,発明の名称を「車椅子」とする特許権を有する原告が,被告による
別紙イ号物件目録記載の車椅子(以下「イ号物件」という。)の製造販売等が同
特許権を侵害するとして,被告に対し,特許法100条1項及び同条2項に基
づき,イ号物件の製造販売等の差止め及びイ号物件の廃棄を求めるとともに,
特許法65条1項に基づく補償金として451万1232円,同特許権侵害
の不法行為に基づく損害賠償金として8632万円及びこれらの合計額90
83万1232円に対する催告の日の翌日以降でかつ不法行為の後の日であ
る平成21年5月20日(訴状送達日)から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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実用新案権
平成24年5月9日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10086控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社リコー東崎賢治
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民事訴訟法338条1項5号
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侵害 | 17回 | 実用新案権 | 11回 | 損害賠償 | 11回 | 実施 | 3回 |
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[概要] 1 本件は,控訴人が,控訴人と被控訴人との間の従前の訴訟(東京地方裁判所平成
13年(ワ)第11935号損害賠償請求事件,東京高等裁判所平成13年(ネ)第4
275号損害賠償請求控訴事件,最高裁判所平成14年(オ)第59号損害賠償請求上
告事件。以下,この訴訟事件を各審級を通じて,「平成13年訴訟」という。)の判決の
成立過程において,被控訴人が,控訴人の権利を害する意図の下に,事実を秘匿した目
録を提出し,虚偽の事実を主張するという作為又は不作為によって,裁判所を欺罔する
等の不正な行為を行い,その結果,あり得べからざる内容の確定判決を取得し,かつ,
損害賠償義務を免れたことによって,控訴人に損害を与えたと主張して,被控訴人に対
し,主位的には不法行為に基づく損害賠償請求として,予備的には不当利得返還請求と
して,控訴人の被ったという損害406億8948万円の一部である199万4200
円及びこれに対するその主張に係る昭和56年6月14日から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成24年5月9日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ネ)10013控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社コスモ・コーディネート 被控訴人東宝株式会社辻居幸一
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著作権法114条3項 著作権法113条1項3号 民事訴訟法325条3項
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[概要] 1 本件は,被控訴人(以下「1審原告」という。)が,控訴人(以下「1
審被告」という。)に対し,1審被告が原判決別紙被告商品目録記載の各商品
(以下「本件商品」という。)を輸入し,頒布する行為について,別紙映画目
録記載の各映画(以下,順に「本件映画1」などといい,本件映画1ないし3
を「本件各映画」という。)の著作権を侵害すると主張して,①著作権法11
2条に基づき,本件商品の製造,輸入及び頒布の差止め並びに本件商品及びそ
の原版の廃棄を求めるとともに,②民法709条,著作権法114条3項に基
づき,損害賠償金1350万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平
成20年5月21日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10272審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (椅子型マッサージ機)
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特許法17条の2
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,
下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10204審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (マッサージ機)
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,
下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10218審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (経孔の後腰部生体間融合処置のための脊椎間インプラント)
被告特許庁長官田合弘幸 原告ジンテーズゲゼルシャフトミト
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特許法17条の2 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定の不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年5月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10091審決取消訴訟
審決取消請求事件 (安定な経口用のCI-981製剤およびその製法)
被告ワーナー-ランバートカンパニーリミ 原告沢井製薬株式会社生田哲郎
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特許法36条5項2号 特許法36条5項1号
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[概要] 本件は,特許庁に特許無効審判を請求したところ無効不成立審決を受けた原告が,
特許権者を被告として審決取消訴訟を提起した事案である。争点は,サポート要件
の存否と容易想到性の存否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)34203一部認容
職務発明対価支払請求事件 (スルフアモイル置換フエネチルアミン誘導体)
被告アステラス製薬株式会社 原告A1
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特許法35条3項 特許法35条 特許法35条4項 特許法35条1項
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実施 | 234回 | ライセンス | 177回 | 特許権 | 76回 | 職務発明 | 75回 |
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[概要] 1 本件は,被告の元従業員であり,その在職中にされた発明の名称を「スルフ
アモイル置換フエネチルアミン誘導体」とする発明及び「置換フエネチルアミ
ン誘導体の製造法」とする発明の共同発明者の1人である原告が,被告に対
し,平成16年法律第79号による改正前の特許法35条(以下,同条につい
ては,特にことわらない限り,同改正前の特許法における同条をいう。)に基
づき,上記各職務発明に係る特許を受ける権利を被告に承継させたことによる
相当の対価の一部請求として10億円及びこれに対する請求日の翌日である平
成21年4月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)31535請求棄却
損害賠償請求事件 (ヒト疾患に対するモデル動物)
被告大鵬薬品工業株式会社 原告アンティキャンサーインコーポレイテッド
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民事訴訟法2条 特許法29条2項 特許法104条の3 特許法29条1項
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侵害 | 50回 | 特許権 | 50回 | 無効 | 50回 | 優先権 | 40回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「ヒト疾患に対するモデル動物」とする発明について
の特許権を有していた原告が,医薬品の製造販売等を業とする株式会社である
被告に対し,①別紙マウス説明書記載のマウス(以下「本訴マウス」という。)
は,国立大学法人浜松医科大学医学部(以下「浜松医大」という。)に勤務す
る医師らが,被告の委託を受けて,被告が製造販売認可申請試験中の新規抗が
ん剤TSU68の大腸癌転移に及ぼす阻害効果等の動物評価実験に使用した
実験用モデル動物であって,原告の特許発明の技術的範囲に属するものであ
る,②被告が上記医師らに委託して上記動物評価実験を行わせたことが,同医
師らを手足として用いた被告による特許権侵害行為又は同医師らの特許権侵
害行為を幇助する共同不法行為に当たる旨主張して,特許権侵害の不法行為又
は共同不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)38627等請求棄却
損害賠償請求事件 (誘導発熱鋼管による水門凍結防止装置)
被告(反訴原告)株式会社IHI
(反訴原告)株式会社IHIインフラシステム 原告(反訴被告)日本工営株式会社
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法4条
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[概要] 1 事案の要旨
本件の本訴は,発明の名称を「誘導発熱鋼管による水門凍結防止装置」とす
る特許の特許権を有する原告(反訴被告)(以下「原告」という。)が,被告
(反訴原告)株式会社IHI(以下「被告IHI」という。)及び被告(反訴
原告)株式会社IHIインフラシステム(以下「被告インフラシステム」とい
う。)による「大河津可動堰改築ゲート設備工事」における水門凍結防止装置
の施工が,上記特許権の侵害に当たる旨主張して,特許権侵害の不法行為に基
づく損害賠償を求め,これと選択的な請求として,上記施工等に際し,被告ら
が,原告が保有する営業秘密であるノウハウを使用したことが,営業秘密の不
正使用の不正競争行為(不正競争防止法2条1項7号)に当たる旨主張して,
同法4条に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10336審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (結合型コンピュータ)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「結合型コンピュータ」とする発明(平成12年9月21
日特許出願。特願2000-286469号)について,平成22年7月2日付け
で拒絶査定を受け,同年9月29日付けで不服審判(不服2010-21814号)
を請求した。これに対し,特許庁は,平成23年9月16日付けで,「本件審判の請
求は,成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は同月2
9日,原告に送達された。
2 特許請求の範囲の記載
平成22年4月12日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲(請求項
の数4)の請求項1の記載は,次のとおりである(以下,同請求項に記載された発
明を「本願発明」といい,同補正後の明細書及び図面を併せて「本願明細書」とい
う。)
「【請求項1】同じ構造のもの同士が複数隣接して結合し集合型コンピュータを構
成するための結合型コンピュータであり,多面形状の複数のケーシング毎に,CP
UやメモリIC及び入出力インターフェースなどのコンピュータ構成要素を内蔵し,
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10325審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ウイルス性及び各種アレルギー性鼻炎・皮ふ炎の治療薬としての抗鼻炎剤・抗アレルギー剤)
被告特許庁長官 原告X
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特許法17条の2 特許法29条2項 特許法36条6項1号 特許法29条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「ウイルス性及び各種アレルギー性鼻炎・皮ふ炎の治療薬
としての抗鼻炎剤・抗アレルギー剤」とする特許発明について,平成9年5月22
日に出願した(以下「本願」という。)(乙1)。
平成19年6月12日付けで拒絶理由通知がなされ(乙2),原告は,同年7月7
日付けで,手続補正(以下「平成19年補正」という。)を行い,発明の名称を「ア
レルギー性鼻炎を完治さすために使用する梅干(又は塩とクエン酸の混合物)入の
鼻栓付カプセル」に変更すると共に,出願当初の明細書(以下,同明細書を図面を
含めて「当初明細書」という。)の特許請求の範囲等につき補正を行った(甲11の
2,11の3,乙4)。これに対し,同年11月14日付けで最後の拒絶理由通知が
なされ(乙5),原告は,平成20年1月7日付けの意見書を提出し(乙6),同年
5月29日付けで拒絶査定がなされた(乙7)。
そこで,原告は,同年7月11日,拒絶査定不服審判(不服2008-1967
3号事件。以下「本件審判」という。)を請求すると同時に,手続補正(以下「平成
20年補正」という。)を行い(乙8,9),平成23年8月16日付けで,「本件審
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10225審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (フルオレン誘導体の結晶多形体およびその製造方法)
被告田岡化学工業株式会社 原告大阪ガスケミカル株式会社
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「フルオレン誘導体の結晶多形体およびその製造方法」と
する特許第4140975号(優先権主張平成19年2月15日,平成20年2月
8日出願,同年6月20日設定登録。以下「本件特許」という。)の特許権者であ
る。原告は,平成22年10月21日付けで,本件特許(請求項7)について無効
審判請求(無効2010-800194号事件)をし,特許庁は,平成23年6月
7日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は,同月1
6日,原告に送達された。
2 特許請求の範囲
本件特許の特許請求の範囲の請求項7の記載は,次のとおりである(甲42。以
下,この発明を「本件発明」という。)。
【請求項7】示差走査熱分析による融解吸熱最大が160~166℃である9,9
-ビス(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン(判決注 以下,
「BPEF」と略記することがある。)の結晶多形体。
3 審決の理由
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年4月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)6766請求棄却
損害賠償請求事件
被告P2
P3
P4
P5 原告有限会社顧問料不要の三輪会計事務所
P1
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告有限会社顧問料不要の三輪会計事務所(以下「原告会社」という。)
は,会社個人経営の帳簿の記帳及び決算に関する業務等を目的とする会社で
あり,税務書類の作成を行っている。
原告P1は,原告会社の代表者であり,P1税理士事務所の屋号で税務代
理及び税務相談等を業としている。
被告P2は,株式会社USPアカウンティングの代表取締役であり,被告
P3は,その妻である。
▶判決の詳細
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著作権
平成24年4月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)12933請求棄却
著作権侵害差止請求事件
被告(宗教法人) 原告P1安井金比羅宮
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著作権法45条1項 著作権法20条
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記がない事実は当事者間で争いがない。)
(1)当事者
原告は,石を用いた絵画や彫刻を製作することを業とする者で,別紙1の
碑(以下「本件碑」という。)の著作者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成24年4月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10089控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社飛鳥新社大井法子 被控訴人Y金澤淳
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著作権法19条3項 著作権法20条1項 著作権法112条1項 著作権法14条
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[概要] 籍」と改めるほかは,原判決の略称に従う。)
▶判決の詳細
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商標権
平成24年4月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)35691
商標権侵害差止等請求事件
被告アジムット株式会社ことX 原告株式会社T-Garden
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不正競争防止法2条1項1号 商標法37条1号 商標法2条3項8号 商標法36条
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[概要] 本件は,別紙原告商標目録記載の商標(以下「本件商標」という。)につき
商標権(以下「本件商標権」という。)を有する原告が,被告に対し,被告が
別紙Webページ目録記載のWebページ(以下「本件Webページ」とい
う。)に別紙被告標章目録記載1ないし3の標章(以下,それぞれ「被告標章
1」などといい,被告標章1ないし3を併せて「被告各標章」という。)を掲
載することは,原告の本件商標権を侵害するものとみなされる(商標法37条
1号)とともに,原告の商品等表示として周知性を有する「ShibuyaG
irlsCollection」又は「シブヤガールズコレクション」との標
章(以下「原告標章」という。)と類似する表示を使用し,原告の営業と混同
を生じさせるものとして,不正競争防止法2条1項1号所定の不正競争行為に
該当すると主張し,商標法36条又は不正競争防止法3条に基づき,被告各標
章の使用の差止め及び本件Webページその他営業物件からの被告各標章の抹
消を求めるとともに,商標権侵害の不法行為責任(民法709条,710条)
又は不正競争防止法4条に基づき,損害賠償として1100万円(附帯請求と
して,訴状送達日の翌日である平成24年3月8日から支払済みまで民法所定
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)10176一部認容
職務発明対価請求事件
被告NECトーキン株式会社 原告A
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特許法35条4項 特許法35条1項 民法250条 特許法35条3項
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実施 | 98回 | 特許権 | 72回 | 職務発明 | 11回 | 許諾 | 9回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告に在職中に完成させた圧電振動ジャイロに関する発明
について,被告に対し,平成16年法律第79号による改正前の特許法(以下
「改正前特許法」という。)35条3項に基づく職務発明の対価請求として4
697万5200円の一部である3000万円(附帯請求として訴状送達の日
の翌日である平成22年6月5日から支払済みまで民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金)の支払を求めた事案である。
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特許権
平成24年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10267審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (信号処理装置)
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,
下記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10136審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (楽音データ再生装置)
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特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)には,
下記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成24年4月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ネ)10004控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
被告)ニッケ商事株式会社森嶋裕子 控訴人(原告)X 被控訴人(被告)ニッケ商事株式会社森嶋裕子
Y
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著作権法115条
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[概要] 1 控訴人は,原判決別紙原告作品目録記載1及び2の原告編み物,同目録記載
3及び4の原告編み図の制作者である。被控訴人Yは被控訴人会社に原判決別紙被
告作品目録記載1の被告編み物及び同目録記載2の被告編み図を納入し,被控訴人
会社は被告編み物を下請業者に製作させて展示,販売し,被告編み物を写真撮影し
て雑誌等に掲載して使用し,かつ,被告編み図を複製して顧客や販売店等に頒布す
るなどした。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月25日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10069控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
被告)パスカル株式会社被控訴人(
)パスカルエンジニアリング株式会社被控訴人(
)パスカルトレーディング株式会社被控訴人(
)パスカル大分株式会社被控訴人(
)パスカル山形株式会社 控訴人(原告)株式会社コスメック井上裕史 被控訴人(被告)パスカル株式会社
(被告)パスカルエンジニアリング株式会社
(被告)パスカルトレーディング株式会社
(被告)パスカル大分株式会社
(被告)パスカル山形株式会社
ら5名
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特許法41条1項 特許法104条の3 特許法29条1項2号 特許法39条1項
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特許権 | 29回 | 無効 | 24回 | 新規性 | 23回 | 実施 | 11回 |
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[概要] 1 クランプ装置に関する発明につき3件の特許権(特許第3621082号,
第4038108号,第4139427号)を有する控訴人(原告)は,被控訴人
ら(被告ら)による原判決別紙イ号物件目録記載の旋回式クランプ(イ号物件)及
び同判決別紙ロ号物件目録記載の旋回式クランプ(ロ号物件)の製造・販売行為が
特許番号第3621082号及び第4139427号の特許権(順に082特許,
427特許あるいは本件特許権1,3)を侵害し,またイ号物件,ロ号物件及び同
判決別紙ハ号物件目録記載の旋回式クランプ(ハ号物件)の製造・販売行為が特許
番号第4038108号の特許権(108特許,本件特許権2)を侵害すると主張
して,被控訴人らに対し,上記行為の差止請求並びにイ号ないしハ号物件及びこれ
らの半製品の廃棄請求をするとともに,上記特許権侵害を理由とする損害賠償請求
及び108特許に係る補償金請求をした。
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年4月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)10113請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
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[概要] 1 前提事実(証拠の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告は,住宅エクステリア,メンテナンスの設計施工請負等を目的とする
会社である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成24年4月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)25324等一部認容
損害賠償
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民法715条 民法719条
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[概要] 1(1) 第1事件
労働者派遣事業を営む第1事件原告株式会社ヒューマントラストは,第1
事件被告株式会社マーキュリー,同Y1,同Y2,同Y3,同Y4,同Y5
及び同Y6が,共謀の上,平成21年4月27日から同年6月22日にかけ
て,労働者派遣先や請負契約の受注先を同原告から奪い取ることを企図して,
同原告の取引先であった兼松コミュニケーションズ株式会社,株式会社新通
エスピー,日本エイサー株式会社,株式会社第一エージェンシー,株式会社
エヌ・ティ・ティ・アド及びKDDI株式会社の6社ないし同原告の派遣労
働者ら(以下「スタッフ」ともいう。)に対し,競争関係にある同原告の営
業上の信用を害する虚偽の事実を告知した行為(以下「本件不正競争」とい
う。)は,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項14号の不
正競争に当たるとして,上記被告らに対し,同法4条に基づき,連帯して,
損害賠償4887万3690円及びこれに対する平成21年8月27日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めている。
(2) 第2事件
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月12日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)4131請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告大洋製器工業株式会社 原告セクシップスエクイップメントセンター
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特許法184条の10 特許法102条2項
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[概要] 1 前提事実(証拠の掲記がない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告は,コンテナ連結具の製造販売等を業とする会社である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10148審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (医薬)
被告武田薬品工業株式会社金本恵子 原告沢井製薬株式会社生田哲郎
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特許法29条1項3号 特許法36条6項1号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件各発明に
係る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立た
ないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)に
は,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年4月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10147等審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (医薬)
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特許法44条1項 特許法2条3項1号
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[概要] 本件は,下記1のとおりの手続において,被告の下記2の本件各発明に係る特許
に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁により当該特許の一部を無効
とし,その余について請求が成り立たないとする別紙審決書(写し)の本件審決
(その理由の要旨は下記3のとおり)がされたところ,原告が,本件審決には,下
記4(1)の取消事由があると主張して,請求を不成立とした部分の取消しを求める
事案(第10147号事件)と,被告が,本件審決には下記4(2)の取消事由があ
ると主張して,当該特許を無効とした部分の取消しを求める事案(第10146号
事件)とが併合されている事件である。
▶判決の詳細
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