権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成28年7月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10145審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (半導体発光装置に成長させたフォトニック結晶)
被告特許庁長官 原告ルミレッズリミテッドライアビリティカンパニー
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特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法29条1項 特許法2条3項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない事実又は文中掲記の証拠により容
易に認定できる事実)
原告は,平成18年6月16日を出願日とする特許出願(特願2006-193
365号。パリ条約による優先権主張2005年6月17日(以下「本願優先日」
という。)。優先権主張国:米国)の一部について,平成24年9月14日,発明の
名称を「半導体発光装置に成長させたフォトニック結晶」とする分割出願(特願2
012-203313号。以下「本願」という。)をした。原告は,平成25年8月
13日付けで拒絶理由通知(甲3。以下「本件拒絶理由通知」という。)を受け,同
年11月20日付けで意見書(甲4)を提出するとともに,手続補正をしたが(甲
5),平成26年1月20日付けで拒絶査定(甲6。以下「本件拒絶査定」という。)
を受けたため,同年5月22日付けで本件拒絶査定に対する不服の審判を請求する
とともに,特許請求の範囲の補正を含む手続補正(甲8。以下「本件補正」という。)
をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10023控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (メニエール病治療薬)
控訴人X 被控訴人興和株式会社
興和創薬株式会社
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特許法2条3項 特許法100条1項 特許法70条1項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「メニエール病治療薬」とする特許権を有する控訴人
が,被控訴人らの製造販売に係る原判決別紙物件目録1ないし3記載のメニエール
病改善剤(以下「被控訴人製品」という。)が上記特許権に係る発明の技術的範囲
に属すると主張して,被控訴人らに対し,特許法100条1項及び2項に基づき,
被控訴人製品の製造販売の差止請求及び侵害の予防に必要な行為の請求をするとと
もに,民法709条に基づき,損害賠償金1億1000万円(特許法102条2項
又は3項により算定した損害賠償金の一部である1億円と弁護士費用1000万円
の合計額)及びこれに対する平成26年10月3日(訴状送達日の翌日)から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
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特許権
平成28年7月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10128審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (半導体装置および液晶モジュール)
被告シャープ株式会社 原告住友金属鉱山株式会社
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特許法29条2項
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刊行物 | 68回 | 審決 | 35回 | 無効 | 18回 | 無効審判 | 9回 |
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[概要] 容易に認定できる事実である。)
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特許権
平成28年7月27日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10016控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (後方押出方法および後方押出装置)
控訴人X 被控訴人大阪精工株式会社
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特許法102条3項 特許法100条2項 特許法100条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「後方押出方法および後方押出装置」とする発明に係
る特許権(特許番号第4011451号。本件特許権)を有する控訴人が,原判決
別紙被告物件目録記載の製品又は半製品(被告製品)を製造,譲渡等する行為は,
本件特許権を侵害する行為であるなどと主張して,被控訴人に対し,①特許法10
0条に基づき,被告製品の製造,譲渡等の差止め並びに被告製品及びその製造に使
用する原判決別紙被告製造装置目録記載の装置(以下「被告装置」という。)の廃
棄,②不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金の一部である1億60
65万円(特許法102条3項)及び遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成28年7月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10200審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (プレススルーパックの蓋用包装用シート,その製造方法及びプレススルーパック)
被告株式会社UACJ 原告東洋アルミニウム株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成19年12月14日,発明の名称を「プレススルーパックの蓋
用包装用シート,その製造方法及びプレススルーパック」とする特許出願(特願2
007-324047号。優先権主張:平成18年12月18日,日本。以下「本
件優先権主張」という。)をし,平成24年12月14日,設定の登録(特許第5
154906号)を受けた(請求項の数8。以下,この特許を「本件特許」という。
甲79)。
(2) 被告は,平成26年4月30日,本件特許の請求項1ないし8に係る発明に
ついて特許無効審判を請求し,無効2014-800070号事件として係属した。
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不正競争
平成28年7月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10028控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ビリーブ 被控訴人スケーター株式会社
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[概要] 1 訴訟の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人が販売する原判決別紙1の上段
の番号1から34記載の商品及びこれらの各商品に別紙2のようにケースを付属さ
せた形態を有する「エジソンのお箸」という商品名の練習用箸(原告商品)の形態
は,控訴人の商品等表示として需要者の間に広く認識されているものであり,被控
訴人が製造・販売する原判決別紙被告商品目録1から20記載の「デラックストレ
ーニング箸」という商品名の箸(被告商品)は,上記原告商品の形態と同一の形態
を備えているから,被控訴人による被告商品の販売は,原告商品と混同を生じさせ
る行為であり,不競法2条1項1号所定の不正競争に該当すると主張して,被告商
品の製造・販売の差止め及び廃棄を求めるとともに,損害賠償の一部としての10
0万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年12月9日から支払
済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年7月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10004審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社コーワ植村元雄 原告チーターモバイルアメリカ(旧商号:ケーエスモバイル
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商標法2条3項8号 商標法50条 商標法50条3項 商標法50条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,以下の商標(以下「本件商標」という。)の商標権者である(甲1,
2,21)。
商標登録番号:第5411194号
商標の構成:クリーンマスター(標準文字)
登録出願:平成22年5月12日
設定登録日:平成23年5月13日
指定商品:別紙指定商品目録記載のとおり
⑵ 原告は,平成26年8年13日,特許庁に対し,本件商標は,その指定商品
のうち第9類「電子応用機械器具及びその部品」について,継続して3年以上被告
らが使用した事実がないとして,本件商標の当該指定商品に係る商標登録の取消し
を求める審判を請求し,当該請求は,同年9月1日登録された。
⑶ 特許庁は,これを,取消2014-300618号事件として審理し,平成
27年9月3日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記
載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月11日,原告に送
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著作権
平成28年7月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)13258一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ロイヤル 原告有限会社FUNAZAWA
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著作権法114条2項 民法709条 著作権法112条1項 著作権法15条1項
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侵害 | 70回 | 差止 | 10回 | 損害賠償 | 7回 | ライセンス | 1回 |
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[概要] 1 本件は,「スイマーバ」という商品名の乳幼児用浮き輪(以下「本件商品」
という。)の日本における総代理店である原告が,自らが日本国内において本件商
品を販売する際に同封している説明書(以下「原告説明書」という。)中の別紙原
告説明文目録記載(1)ないし(11)の説明文(以下,それぞれ「原告説明文1」
ないし「原告説明文11」といい,これらを併せて「原告説明文」という。)及び
別紙原告挿絵目録記載(1)ないし(6)の挿絵(以下,それぞれ「原告挿絵1」
ないし「原告挿絵6」といい,これらを併せて「原告挿絵」という。)は,職務著
作として原告が著作者となるところ,直輸入品の販売等を営む被告が,平成26年
12月5日から平成27年3月16日までの間,日本国内において本件商品を販売
する際に同封した説明書(以下「被告説明書」という。)中の別紙被告説明文目録
記載(1)ないし(11)の説明文(以下,それぞれ「被告説明文1」ないし「被
告説明文11」といい,これらを併せて「被告説明文」という。)及び別紙被告挿
絵目録記載(1)ないし(6)の挿絵(以下,それぞれ「被告挿絵1」ないし「被
告挿絵6」といい,これらを併せて「被告挿絵」という。)は,原告説明文及び原
告挿絵を複製したものであり,被告は原告の複製権及び譲渡権並びに著作者人格権
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)17021等請求棄却
損害賠償請求事件 (サロン木もれ陽)
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民法709条 民法415条 民法656条
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[概要] 1 甲事件は,原告Aが,
(1) 被告Bが,その経営するサロンにおいて,平成26年1月から同年6月まで
の間,被告C及び被告Dとともに「脱がないリンパケア講座」と題する講座を提供
した行為は,被告Bが原告A及び原告ナビスポーツ(以下,併せて「原告ら」とい
う。)から示された原告らの営業秘密を不正の利益を得る目的で使用する不正競争
行為(不正競争防止法〔以下「不競法」という。〕2条1項7号)に当たり,被告
C及び被告Dも同不正競争行為を共同して行った者として連帯責任を負うほか,被
告C及び被告Dの行為は,被告Bが不正の利益を得る目的で開示した上記営業秘密
をそれと知りながら使用する不正競争行為(同項8号)に当たると主張して,不正
競争行為の不法行為による損害賠償請求権(同法4条)に基づき,被告らに対し,
損害賠償金350万円及びこれに対する不法行為後の日である平成26年8月7日
から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求め(前
記第1の1(1)),
(2) 被告Bが上記(1)のとおり「脱がないリンパケア講座」を提供した行為は,原
告Aと被告Bとの間の準委任契約に付随して被告Bが負う秘密保持義務に違反する
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2505等
不正競争行為差止等請求事件(第1事件)不正競争行為差止請求事件(第2事件)
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法2条 民事訴訟法61条
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[概要]
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)11151等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件,業務禁止等請求事件
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民事訴訟法248条 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,①錫器(錫製品)の製造に関する事業に携わる原告らが,被告らにおい
て,錫器の製造に使用する別紙記載の合金(以下「本件合金」という。)に係る営業
秘密を不正の利益を得る目的で使用して錫製品を製造販売していることが,不正競
争防止法2条1項7号の不正競争に該当すると主張して,被告らに対し,同法3条
1項に基づいて,本件合金につき,製造等の差止め,廃棄を求めるとともに,②錫
器の製造を行う原告会社が,上記不正競争行為により損害を被ったと主張して,被
告らに対し,同法4条に基づき,連帯して損害金2296万円及びこれに対する上
記不正競争行為の後であり,訴状送達の日の翌日以降である平成26年12月12
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案
である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10062審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官酒井福造 原告フォックスコンインターコテッド
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,平成26年8月11日,別紙1本願商標目録記載の商標(以下「本
願商標」という。)の登録出願(商願2014-067553号)をした(甲14)。
⑵ 原告は,平成26年12月1日付けで拒絶理由通知(甲15)を受け,平成
27年2月26日付け手続補正書(甲18)で指定商品を変更したが,同年3月3
0日付けで拒絶査定(甲19)を受けたので,同年6月30日,これに対する不服
の審判を請求した(甲20)。
⑶ 特許庁は,これを,不服2015-12355号事件として審理し,平成2
7年10月28日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)
記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,同年11月10日,その謄本が原
告に送達された。なお,出訴期間として90日が附加された。
⑷ 原告は,平成28年3月9日,本件審決の取消しを求める本件審決取消訴訟
を提起した。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10014控訴棄却
商標権侵害損害賠償請求控訴事件
被告)FRANGIPANIことY 控訴人(一審原告)一般社団法人日本ボディジュエリスト協会 被控訴人(一審被告)FRANGIPANIことY
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商標法37条1号 民法709条 商標法4条1項10号 商標法38条3項
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[概要] 本件は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」という。)を有する
控訴人が,被控訴人が,①本件商標権に係る商標(以下「本件商標」という。)に
類似する別紙被控訴人標章目録記載の標章(以下「被控訴人標章」という。)を付
した有料の資格認定講座を開催し,被控訴人標章を付した資格を認定した行為,②
前記講座のウェブ上での宣伝に際し,被控訴人標章を付した画像を提供した行為,
③被控訴人標章を使用して,インターネット上に動画を投稿し,視聴できる状態に
した行為は,商標法37条1号,2条3項3号,同8号に該当し,控訴人の本件商
標権を侵害するとして,被控訴人に対し,民法709条,商標法38条3項に基づ
き,67万円の損害賠償金及びこれに対する不法行為後である平成27年5月23
日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10013控訴棄却
商標権侵害損害賠償請求控訴事件
被告)日本ビューティーボディメイク協会ことY 控訴人(一審原告)一般社団法人日本ボディジュエリスト協会 被控訴人(一審被告)日本ビューティーボディメイク協会ことY
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商標法37条1号 民法709条 商標法4条1項10号 商標法38条3項
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[概要] 本件は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」という。)を有する
控訴人が,被控訴人が,①本件商標権に係る商標(以下「本件商標」という。)に
類似する別紙被控訴人標章目録記載の標章(以下「被控訴人標章」という。)を付
した有料の資格認定講座を開催し,被控訴人標章を付した資格を認定した行為,②
前記講座のウェブ上での宣伝に際し,被控訴人標章を付した画像を提供した行為は,
商標法37条1号,2条3項3号,同8号に該当し,控訴人の本件商標権を侵害す
るとして,被控訴人に対し,民法709条,商標法38条3項に基づき,34万8
000円の損害賠償金及びこれに対する不法行為後である平成27年5月23日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10012控訴棄却
商標権侵害損害賠償請求控訴事件
被告)GreenGablesことY 控訴人(一審原告)一般社団法人日本ボディジュエリスト協会 被控訴人(一審被告)GreenGablesことY
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商標法37条1号 民法709条 商標法38条3項
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[概要] 本件は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」という。)を有する
控訴人が,被控訴人が,①本件商標権に係る商標(以下「本件商標」という。)に
類似する別紙被控訴人標章目録記載の標章(以下「被控訴人標章」という。)を付
した有料の資格認定講座を開催し,被控訴人標章を付した資格を認定した行為,②
前記講座のウェブ上での宣伝に際し,被控訴人標章を付した画像を提供した行為は,
商標法37条1号,2条3項3号,同8号に該当し,控訴人の本件商標権を侵害す
るとして,被控訴人に対し,民法709条,商標法38条3項に基づき,8万10
00円の損害賠償金及びこれに対する不法行為後である平成27年5月27日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の
支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10128請求棄却
損害賠償請求控訴事件,損害賠償請求反訴控訴事件
控訴人・被
(本訴原告・反訴被告)
・被
(本訴被告・反訴原告)
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民法709条
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[概要] 本件の本訴は,原告が,原告の製品である本件製品には欠陥がないにもかかわら
ず,被告が同製品には欠陥があるなどとして苦情を申し立てるとともに,本件製品
の販売店に対して本件製品及び原告自身について虚偽の内容を記載した書面を配布
することにより,原告の名誉・信用を毀損し業務を妨害したことが,①主位的には
不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項14号(平成27年法律第54
号による改正前のもの。以下同じ。)所定の不正競争に該当する旨主張して,被告に
対し,同法3条1項に基づき「本件製品には欠陥がある」又は「原告は無責任な会
社である」旨の表現を行うことの差止め,同法14条に基づき,営業上の信用ない
し名誉の回復措置として上記販売店への謝罪文の送付,並びに不競法4条に基づき,
損害賠償金1760万円(慰謝料1600万円,弁護士費用160万円,売上げ喪
失等による損害950万5000円の合計2710万5000円の一部請求)及び
これに対する不正競争行為後の日である平成25年8月1日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,②予備的には民法上の不法行
為に該当する旨主張して,被告に対し,同法723条に基づき,営業上の信用ない
し名誉の回復措置として上記販売店への謝罪文の送付,並びに同法709条に基づ
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10185審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステム)
被告アップルインコーポレイテッド
AppleJapan合同会社インターナショナル 原告株式会社シロク安國忠彦
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特許法134条の2 特許法131条の2
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[概要] 本件は,特許無効審決に対する取消訴訟である。争点は,①訂正請求書の補正(特
許法134条の2第9項で準用する同法131条の2第1項)の可否,②訂正請求
(特許法134条2第1項ただし書)の適否,③新規性・進歩性判断(特許法29
条)の誤りの有無及び④先願発明との同一性(特許法29条の2)の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)13284請求棄却
原因判決脱漏裁判請求事件
被告国 原告株式会社イー・ピー・ルーム
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民事訴訟法258条
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[概要] 1 原告の主張
原告が有していた特許第2640694号の特許につき,特許庁が平成13年7
月4日付けでした異議の決定(平成10年異議第70682号事件にかかる決定)
について,原告が,その取消しを求めた特許取消決定取消請求事件(東京高等裁判
所平成13年(行ケ)第369号事件。以下「本件取消請求訴訟」という。)にお
いて,同裁判所が,平成15年4月9日にした判決(以下「本件判決」という。)
は,判断を脱漏した違法があり,平成5年法律第26号による改正前の特許法(以
下「旧法」という。)41条の法判断の誤りがあること,本件判決を言い渡した裁
判官ら(以下「本件裁判官ら」という。)は,本件判決をなすに当たり,特許庁
(審判官)と結託し,また,本件取消請求訴訟における被告補助参加人住友石炭鉱
業株式会社の利益一辺倒の不当な目的をもっていたことなど,裁判官に付与された
権限の趣旨に明らかに背いてこれを行使したものであり違法であるなどとして,国
家賠償法(以下「国賠法」という。)1条1項に基づき,損害賠償金40万円及び
これに対する訴状送達日の翌日である平成28年5月13日から支払済みまでの民
法所定年5分の割合の遅延損害金の支払を求める。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)31158請求棄却
損害賠償請求事件 (電圧モードの高精度電池充電器)
被告日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 原告オーツ―マイクロインコーポレーテッド
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特許法34条4項 特許法101条1号 特許法102条3項 特許法29条1項3号
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侵害 | 28回 | 進歩性 | 23回 | 新規性 | 22回 | 無効 | 22回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「電圧モードの高精度電池充電器」とする特許(第3
893128号)を有すると主張する原告が,被告の輸入・販売等する別紙被
告製品目録記載の各製品が,上記特許の特許請求の範囲請求項1記載にかかる
発明の技術的範囲に属するか,又は,同発明の侵害品の「生産にのみ用いる物」
に当たると主張して,被告に対し,特許権侵害の不法行為により,特許法10
2条3項に基づく損害賠償金1億円及びこれに対する不法行為の後の日である
平成25年12月7日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)21436
特許権侵害差止請求事件 (治療用マーカー)
被告株式会社東京オリジナル・カラー・シール・センター 原告株式会社中部メディカル
合資会社ヤスイペイント工芸所
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特許法29条2項 特許法100条1項 特許法36条6項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「治療用マーカー」とする特許権(第3609289
号。以下「本件特許権」又は「本件特許」という。)を有する原告らが,被告
の製造・販売等する別紙物件目録記載の各製品が,上記特許の特許請求の範囲
請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲に属すると主
張して,被告に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,上記各製品の製
造,譲渡等の差止め及び廃棄を求める事案である。
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特許権
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(行ウ)627請求棄却
手続却下処分取消等請求事件
被告国 原告サムスンエレクトロニクス
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特許法184条の4 特許法8条 特許法184条の3 特許法184条の5
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,「千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約」
(以下「特許協力条約」という。)に基づいて行った国際特許出願について,
国内書面提出期間内に明細書及び請求の範囲の翻訳文(以下「明細書等翻訳文」
という。)を提出しなかったため,特許法184条の4第3項により国際特許
出願が取り下げられたものとみなされた原告が,特許庁長官に対し,国内書面
提出期間内に明細書等翻訳文を提出できなかったことについて「正当な理由」
があるとして,同条4項により明細書等翻訳文を提出するとともに(以下「本
件翻訳文提出手続」という。),特許法184条の5第1項に規定する国内書
面を提出したところ(以下「本件国内書面提出手続」といい,本件翻訳文提出
手続と併せて「本件各手続」という。),特許庁長官が,平成26年3月27
日付けで,本件各手続についていずれも却下する処分(以下「本件各却下処分」
と総称する。)をしたため,本件各却下処分の各取消しを求める事案である。
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著作権
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)14508
発信者情報開示請求事件
被告株式会社朝日ネット 原告株式会社ポニーキャニオン・クリエイティヴ株式会社
エイベックス・ミュージック
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著作権法96条の2
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[概要] 本件は,レコード会社である原告らが,一般利用者に対してインターネット
接続プロバイダ事業等を行っている被告に対し,氏名不詳者が原告らのレコー
ドに収録された楽曲を複製した音楽ファイルを被告の提供するインターネット
接続サービスを利用して自動公衆送信し得るようにした行為が原告らの送信可
能化権の侵害に当たると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の
制限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい
う。)4条1項に基づき,被告が保有する上記送信可能化権侵害に係る発信者
情報の開示を求める事案である。
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特許権
平成28年7月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10099審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (白色ポリエステルフィルム)
被告東レ株式会社 原告帝人株式会社
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特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法134条の2
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審決 | 180回 | 実施 | 107回 | 進歩性 | 38回 | 無効 | 33回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,平成8年9月27日,発明の名称を「白色ポリエステルフィルム」
とする発明について特許出願(特願平8-255935号。以下「本件出願」
という。)をし,平成16年9月10日,特許第3593817号(請求項
の数6。以下「本件特許」という。)として特許権の設定登録を受けた。
原告は,平成24年10月26日,本件特許を無効とすることを求めて無
効審判請求をした。
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不正競争
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)33398請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告クラシエホームプロダクツ株式会社 原告株式会社グライド・エンタープライズ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項 不正競争防止法5条1項
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[概要] 本件は,原告が,①原告の販売する別紙原告商品目録記載のフェイスマスク
(以下「原告商品」という。)の形態が原告の商品等表示として需要者の間に
広く認識される状態に至っていたところ,被告が販売を開始した別紙被告商品
目録記載のフェイスマスク(以下「被告商品」という。)の形態は原告商品の
形態と類似し,原告商品と混同を生じさせるから,被告による被告商品の販売
が,不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に当たる旨,②被告商品は,
原告商品の形態を模倣したものであるから,被告による被告商品の販売が,同
条1項3号の不正競争行為に当たる旨主張して,被告に対し,同法3条1項及
び2項に基づき,被告商品の製造・販売・販売のための展示の各差止め並びに
被告商品の廃棄を求める(前記第1の1,2)と共に,同法4条に基づき,損
害賠償金1329万5000円及びこれに対する訴状送達の日の翌日から支
払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める(前記第
1の3)事案である。
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著作権
平成28年7月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)28598請求棄却
著作権侵害等損害賠償請求事件
被告豊橋信用金庫 原告有限会社ADEL
A
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著作権法65条2項 著作権法114条3項 著作権法65条3項 著作権法2条1項12号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被告から被告主催のクラシックコンサートの企画・制作等を受託し
ていた原告会社(下記(1)ないし(3))ないし同社の代表取締役である原告A
(下記(4))が,被告に対し,次の各請求をする事案である。
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著作権
平成28年7月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)10559一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告P2 原告P1
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著作権法112条2項 著作権法27条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,日本画家である原告が,同人の撮影した舞妓の写真を利用して日本画を
制作し,その日本画を展覧会に出展した日本画家である被告に対し,著作権(翻案
権,展示権)及び著作者人格権(同一性保持権,公表権)侵害を理由として侵害行
為の差止等(翻案権及び同一性保持権に基づく写真の翻案の差止請求,展示権及び
公表権に基づく絵画の展示,譲渡の差止請求及び廃棄請求)を求めるとともに,不
法行為に基づく損害賠償として合計1980万円(著作権侵害を理由とする損害1
500万円,著作者人格権侵害を理由とする損害300万円,弁護士費用相当の損
害180万円)及びこれに対する不法行為の後の日である平成26年4月9日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
平成28年7月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10164審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (電気コネクタ組立体)
被告日本圧着端子製造株式会社 原告ヒロセ電機株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年4月9日,発明の名称を「電気コネクタ組立体」とする
特許出願(特願2013-81080号。優先権主張:平成21年4月16日。日
本国。以下「本件出願」という。)をし,平成25年9月13日,設定の登録(特
許第5362136号)を受けた(請求項の数3。以下,この特許を「本件特許」
という。)。本件出願は,平成22年1月21日に出願した特願2010-112
25号を分割出願した特願2012-43761号の分割出願である(甲10)。
(2) 被告は,平成26年1月22日,本件特許の請求項1に係る発明について特
許無効審判を請求し,無効2014-800014号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10186審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (アンカーピン)
被告特許庁長官小野忠悦 原告X河野生吾
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 原告は,平成23年4月15日,発明の名称を「アンカーピン」とする特許
出願(特願2011-91376号。以下「本願」という。甲5)をしたが,平成
25年12月6日付けで拒絶査定(甲6)を受けた。
⑵ そこで,原告は,平成26年3月10日,これに対する不服の審判を請求す
るとともに(甲7),同日付け手続補正書(甲8)により特許請求の範囲及び明細書
を補正した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10045控訴棄却
請求原因脱漏裁判請求控訴事件
被告)国 控訴人(一審原告)株式会社イー・ピー・ルーム 被控訴人(一審被告)国
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特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,控訴人が有していた特許第2640694号の特許につき特許庁が
平成13年7月4日付でした異議の決定(本件決定)が違法であり,これに関する
東京地裁平成16年(ワ)第19959号損害賠償請求事件の平成16年12月1
0日判決(別件判決)にも違法があるとして,控訴人が,被控訴人に対し,損害賠
償金30万円及び遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10006控訴棄却
債務不存在確認請求控訴事件
控訴人株式会社シロク安國忠彦 被控訴人AppleJapan合同会社インターナショナル
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特許法134条の2 特許法131条の2
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,被控訴人が,控訴人に対し,被控訴人による被控訴人製品(iPhone,iP
ad,iPodなど10製品)の生産・譲渡等が,控訴人が有する本件件特許権(特許第
3867226号,発明の名称:「複数の指示部位で操作可能なタッチパネルシステ
ム」)又は控訴人が有していたその共有持分権を侵害しないとして,被控訴人製品の
生産・譲渡等を理由とする控訴人の被控訴人に対する不法行為に基づく損害賠償請
求権が存在しないことの確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10001控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット設置方法)
控訴人・被
株式会社シラヤマ 被控訴人・控訴人株式会社ダイクレ
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特許法100条1項 意匠法24条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路幅員
拡張用地覆ユニット設置方法」とする本件特許権,及び意匠に係る物品を「道路橋
道路幅員拡張用張出し材」(以下「本件物品」という。)とする本件意匠権を有する
原告が,被告による被告製品の製造,譲渡等は原告の本件特許権及び本件意匠権を
侵害すると主張して,被告に対し,特許法100条1項,2項,意匠法37条1項,
2項に基づいて,被告製品3の譲渡等の差止め及び廃棄等を求めるとともに,不法
行為に基づいて,損害賠償金1720万6051円及びこれに対する訴状送達の日
の翌日(平成26年1月31日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)19418請求棄却
特許権侵害禁止等請求事件 (累進多焦点レンズ及び眼鏡レンズ)
被告株式会社ニコン・エシロール 原告イーエイチエスレンズフィリピンインク
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特許法127条 特許法29条2項 特許法134条の2 特許法29条1項3号
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無効 | 153回 | 実施 | 96回 | 進歩性 | 95回 | 新規性 | 47回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「累進多焦点レンズ及び眼鏡レンズ」とする特許権(第
3852116号)を有する原告が,被告の製造・販売する別紙物件目録記載
の各製品(以下まとめて「被告各製品」という。)が,上記特許の請求項3,
7及び8の各発明の技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,民法709
条及び特許法102条2項(予備的に同条3項)に基づく損害賠償金2億31
00万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成25年8月15日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求めるとともに,特許法100条1項に基づき,被告各製品の製造・
販売の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年7月7日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)2468一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (パン切断装置)
被告株式会社タイキ 原告冨士島工機株式会社
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著作権法114条3項 著作権法114条1項 著作権法114条2項 著作権法112条
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実施 | 51回 | 侵害 | 38回 | 特許権 | 16回 | 進歩性 | 13回 |
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[概要] 1 請求の要旨
原告は,被告に対し,下記の請求をした。
▶判決の詳細
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