権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成28年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)12480請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
被告株式会社ニチモウワンマン
Y
ニチモウ株式会社
西部機販愛知有限会社 原告フルタ電機株式会社
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民法724条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明についての特許権を有する原告が,被告らに対し,次の各
請求をする事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)12480請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
被告株式会社ニチモウワンマン
Y
ニチモウ株式会社
西部機販愛知有限会社 原告フルタ電機株式会社
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民法724条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明についての特許権を有する原告が,被告らに対し,次の各
請求をする事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)20338請求棄却
商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社国際空手道連盟極真会館 原告A
有限会社マス大山エンタープライズ
ら
ら訴訟復代理人弁護士寺田伸子
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商標法38条2項 商標法4条1項7号 商標法36条1項 商標法38条3項
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[概要] 本件は,原告らが,被告において,原告らそれぞれの有する商標権に係る登
録商標と類似した被告各標章をウェブサイトに付し,被告各標章を付した道着
等の商品を販売し,当該道着をもって空手の教授を行うなどしており,これら
の被告の行為が原告らそれぞれの商標権を侵害する旨主張して,①原告Aが,
被告に対し,商標法36条1項に基づき,被告標章1-1ないし3-3の使用
等の差止めを,②原告会社が,被告に対し,商標法36条1項に基づき,被告
標章4ないし6の使用等の差止めを,③原告Aが,被告に対し,不法行為によ
る損害賠償請求権に基づき,損害賠償金2160万円及びこれに対する平成
27年7月31日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払を,④原告会社が,被告に対し,不法行為
による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金405万円及びこれに対する
同日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払をそれぞれ求める事案である。
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不正競争
平成28年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22423請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社マイクロウエア
東阪電子機器株式会社 原告株式会社UCHIOWILL
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法7条 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 事案の要旨
原告は,被告マイクロウエアに対し,平成22年4月12日付け開発請負基
本契約(以下「本件基本契約」という。)に基づき,印章自動製作販売装置の
開発・製造等を依頼し,同被告は,被告東阪電子機器に対し,同装置のハード
ウェア部分の開発・製造等を依頼した。これを受けて,被告らは,印章自動製
作販売装置「SABBシリーズ」(以下「原告製品」という。)を開発し,原
告に納入した。その後,被告らは,別紙物件目録記載1の印章自動製作販売装
置(以下「被告製品」という。)を開発,製造し,販売している(なお,原告
は,被告マイクロウエアが同目録記載2及び3の部分の開発,製造をしている
旨主張するものと解される。)。
本件は,原告が,①被告らによる被告製品の開発,製造及び販売等は,債務
不履行(本件基本契約に基づき原告が有する独占的製造販売権の侵害等)及び
不法行為(自由競争原理を逸脱するような態様による原告の営業活動上の利益
の侵害)に該当する旨,②被告らは,上記開発・製造の際に,原告保有の営業
秘密を不当に使用・開示し,これは不正競争防止法2条1項7号ないし9号に
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特許権
平成28年6月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)11244請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社G.Eプランニング
田井精機株式会社
P1
P2 原告日東精工株式会社
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民法709条 特許法134条の2 特許法100条1項 民法644条
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無効 | 23回 | 特許権 | 20回 | 進歩性 | 15回 | 侵害 | 11回 |
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[概要] 本件は,後記本件特許権を有する原告が,被告G.Eプランニング及び被告田井
精機株式会社に対し,同被告らの製造又は販売する別紙イ号物件目録記載の製品(以
下「イ号物件」という。)は本件特許権の特許発明の技術的範囲に属すると主張し
て,特許法100条1項に基づき同製品の製造,販売等の差止め,同条2項に基づ
き同製品の廃棄を求めるほか,本件特許権侵害の不法行為に基づき損害賠償を求め
るとともに,その余の被告らについては,被告P1に対しては任務懈怠につき重過
失があるとして会社法429条1項又は不法行為に基づき,被告P2に対しては任
務懈怠につき重過失があるとして同項の類推又は不法行為に基づき,それぞれ損害
賠償を求めた事案である(損害賠償請求は被告ら4名の共同不法行為として連帯請
求)。
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著作権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10019控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社復刊ドットコム
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著作権法19条 著作権法19条3項 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,原判決別紙イラスト目録記載のイラスト(本件イラスト)
の著作者であるところ,被控訴人による原判決別紙書籍目録記載の書籍(本件書籍)
の複製等は,控訴人の有する本件イラストに係る著作権(複製権)及び著作者人格
権(氏名表示権)を侵害する行為である旨主張して,被控訴人に対し,①著作権法
112条1項に基づき,本件書籍の複製等の差止め,②同条2項に基づき,本件書
籍及びその印刷用原版の廃棄,③著作権及び著作者人格権侵害の不法行為による損
害賠償請求権に基づき,損害金737万円(印税相当額の損害570万円,慰謝料
100万円及び弁護士費用67万円の合計額)及びこれに対する不法行為の後の日
である平成27年6月11日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の
年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10045審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告一般社団法人上方舞吉村流 原告X
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商標法4条1項8号 商標法4条1項7号 商標法4条1項19号 商標法4条1項15号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
(1) 被告代表者であるA(以下「A」という。)は,平成26年4月16日,
「吉村流」の文字を標準文字で表して成る商標(以下「本件商標」という。)につ
いて,指定役務を第41類「日本舞踊の教授その他の技芸又は知識の教授,日本舞
踊の興行の企画又は運営その他の映画・演芸・演劇又は音楽の演奏の興行の企画又
は運営,日本舞踏に関する図書及び記録の供覧,日本舞踊の演出又は上演その他の
演芸の上演,日本舞踊に関するビデオの制作その他の教育・文化・娯楽・スポーツ
用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),日本舞踏に関する楽
器の貸与その他の楽器の貸与,日本舞踊のための施設の提供その他の映画・演芸・
演劇・音楽又は教育研修のための施設の提供,日本舞踏に関する興行場の座席の手
配その他の興行場の座席の手配」として,商標登録出願をした(商願2014-2
9491号)。
その後,出願人名義がAから被告に変更され,被告は,同年11月21日,本件
商標の設定登録を受けた(商標登録第5719295号。甲1,乙36)。
(2) 原告は,平成27年4月16日,本件商標の商標登録を無効にすることを求
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特許権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10017控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (Web-POS方式)
控訴人AdaZERO株式会社篠原芳宏 被控訴人アスクル株式会社奥山健志
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特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「Web-POS方式」とする特許第5097246
号に係る本件特許権を有する控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人がインターネッ
ト上で運営する電子商取引サイト(本件ECサイト)を管理するために使用してい
る制御方法が,本件特許の特許請求の範囲の請求項1記載の発明(本件発明)の技
術的範囲に属し,本件特許権を侵害すると主張して,不法行為による損害賠償請求
権に基づき,4億円及びこれに対する不法行為の後の日である平成27年1月8日
(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10007控訴棄却
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (振動機能付き椅子)
控訴人コンビ株式会社山口健司 被控訴人アップリカ・チルドレンズ
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特許法100条1項 特許法36条4項 特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「振動機能付き椅子」とする発明に係る特許権(本件
特許権)を有する控訴人が,原判決別紙被告製品目録記載の各製品(各被告製品)
は,特許請求の範囲の請求項1に係る発明(本件発明)の技術的範囲に属するから,
被控訴人が各被告製品を輸入,販売等をする行為は,本件特許権を侵害する行為で
あると主張して,被控訴人に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,各被告
製品の輸入,販売等の差止め及び同製品の廃棄を求めるとともに,不法行為に基づ
く損害賠償として1億4000万円及びこれに対する不法行為の後である平成26
年9月26日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10042控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社テレビマンユニオン林千春 控訴人(一審原告)X 被控訴人(一審被告)株式会社テレビマンユニオン林千春
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著作権法20条 著作権法2条1項15号 著作権法27条 著作権法112条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,控訴人が,被控訴人が控訴人の著作物である原告各小説を無断で翻案な
いし複製して被告各番組を制作して,控訴人が有する著作権(翻案権,複製権)及
び著作者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害したと主張して,被控訴人に
対し,著作権法112条1項に基づき,被告各番組の公衆送信及び被告各番組を収
録したDVDの複製,頒布の差止めを求めるとともに,民法709条に基づく損害
賠償金3200万円及びこれに対する平成25年6月26日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案で
ある。
原審は,控訴人の請求のうち,被告番組1-3-1,被告番組2-5-6,被告
番組3-4-6,被告番組4侵害認定表現部分及び被告番組5侵害認定表現部分が,
それぞれ,控訴人の保有する原告各小説に係る著作権(複製権,翻案権)を侵害す
ると認めて,被告各番組の公衆送信の差止め,同番組を収録したDVDの複製又は
頒布の差止め,及び,30万8659円の損害賠償金(遅延損害金を含む。)の支払
について認容し,その余の請求を棄却した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(行コ)10004控訴棄却
異議申立却下決定取消請求控訴事件
控訴人アンスティチュー
ユニベルシテパリ 被控訴人国
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特許法184条の4 特許法184条の3
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,控訴人らが,被控訴人に対し,本件国際出願に関する本件国内書面及び
本件翻訳文提出書に係る各手続を特許庁長官が却下した本件却下処分に対してされ
た本件異議申立てを特許庁長官が平成26年10月2日に却下した本件決定の取消
しを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10005控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構被控訴人(一審
)株式会社小学館山本博毅 控訴人(一審原告)X貞松宏輔 被控訴人(一審被告)国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
(一審被告)株式会社小学館山本博毅
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著作権法2条1項15号 著作権法112条1項
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[概要] 1 本件は,本件イラストの著作権を有すると主張する控訴人が,①被控訴人J
AXAが本件イラストのサイズを変更して展示用パネルを制作し,展示した行為,
②被控訴人JAXAが本件イラストを被控訴人JAXAのウェブサイトに掲載した
行為,③被控訴人JAXAが本件イラストの複製物を被控訴人小学館に交付し,被
控訴人小学館が,同複製物を用いて本件イラストの掲載された被控訴人各書籍を出
版した行為が,それぞれ,控訴人の著作権(前記①の行為につき複製権,翻案権,
前記②の行為につき公衆送信権,前記③の行為につき複製権,翻案権,譲渡権)及
び著作者人格権(前記①~③の行為につき氏名表示権,同一性保持権)を侵害する
と主張して(なお,控訴人は,前記③の行為は,被告らの共同不法行為に当たると
主張している。),(1)著作権法112条1項に基づき,被控訴人らに対して本
件イラストの複製又は翻案の差止めを求め(前記第1の2),被控訴人JAXAに
対して本件イラストの自動公衆送信の差止めを求め(前記第1の4),被控訴人小
学館に対して被控訴人各書籍の複製,頒布の差止めを求め(前記第1の5),(2)
同条2項に基づき,被控訴人JAXAに対して前記展示用パネル,本件イラストが
描かれたポジフィルム,その他印刷用フィルム等及び本件イラストの電子データが
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月23日 知的財産高等裁判所 千葉地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10025控訴棄却
売掛金請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社ヤカ
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[概要] 1 本件は,原判決別紙写真目録記載④,⑤,⑦ないし⑭,⑰ないし㉕,㉗,
㉚,㉜,㉞及び㊱ないし㊳の各写真データである本件写真データにつき控訴
人が著作権を有するにもかかわらず,被控訴人が本件写真データを使用して
作成したチラシをメガネサロントミナガのホームページである本件ホームペ
ージに掲載した行為は控訴人の著作権(複製権)を侵害する旨主張して,控
訴人が,被控訴人に対し,著作権侵害の不法行為による損害賠償及びこれに
対する不法行為の日より後の日である平成27年3月20日から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10028控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (図書保管管理装置)
控訴人日本ファイリング株式会社 被控訴人株式会社岡村製作所
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特許法104条の3 特許法29条2項
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無効 | 20回 | 特許権 | 17回 | 進歩性 | 13回 | 審決 | 13回 |
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[概要] 本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10166審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (図書保管管理装置)
被告株式会社岡村製作所 原告日本ファイリング株式会社
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特許法29条2項 特許法134条の3 特許法181条2項
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審決 | 102回 | 実施 | 16回 | 無効 | 13回 | 無効審判 | 5回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成6年4月20日,発明の名称を「図書保管管理装置」とする
発明について特許出願(特願平6-81398号。以下「本件出願」という。)
をし,平成10年11月13日,特許第2851237号(請求項の数7。
以下「本件特許」という。)として特許権の設定登録を受けた。
被告は,平成23年1月19日,本件特許のうち特許請求の範囲の請求項
1,2及び7に係る発明についての特許を無効とすることを求めて無効審判
請求(無効2011-800009号。以下「本件無効審判請求事件」とい
う。)をした。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10003請求棄却
商標登録取消決定取消請求事件
被告特許庁長官 原告X1
X2
ら
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商標法4条1項10号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告らは,別紙商標目録記載の構成からなる商標(以下「本件商標」とい
う。)について,指定商品を第31類「いちご」として商標登録(登録出願
日・平成21年11月24日,登録査定日・平成25年10月9日,登録日・
同年12月6日。登録第5634509号。)を受けた商標権者(各人の持分
は2分の1)である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)34654等一部認容
損害賠償請求事件
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商標法38条2項 民事訴訟法142条 民法173条1号 民法295条
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損害賠償 | 30回 | 商標権 | 15回 | 侵害 | 11回 | 差止 | 3回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は商品名を「エスプリンセス」,「esprincess」とするシャ
ンプー等の商品に関する訴訟であり,ブリリアント社がローランド社に対し商
品の製造を委託してその製造代金を支払う旨の契約(以下「本件製造契約」と
いう。)を締結し,ローランド社が製造した商品をブリリアント社が販売して
いたが,その後,ローランド社が商品の販売を代行してその販売代金をブリリ
アント社に支払う旨の契約(以下「本件代行契約」という。)が締結され,さ
らに,本件代行契約が解除されるに至った。また,ブリリアント社は「エスプ
リンセス」の文字等から成る商標につき商標権(以下「本件商標権」といい,
その登録商標を「本件商標」という。)を有するところ,ローランド社は本件
代行契約の解除後も「esprincess」の文字を含む標章を付したシャ
ンプー等の商品を販売した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月23日 知的財産高等裁判所 水戸地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10026一部認容
売掛金請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
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著作権法114条3項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①被控訴人が,控訴人の著作物である
写真48点(ただし,別紙において「原告撮影」と特定された写真50点の元
となる各写真を指す。かき氷の写真3点はいずれも同一の写真をトリミングし
たものであるため,元となる写真は全48点となる。以下,これらの各写真を
「本件各写真」という。)を使用して作成した小冊子「ARCH」(以下「本
件冊子」という。)を,控訴人の許諾を得ることなく電子データ化し,これを
被控訴人が管理運営する特定非営利活動法人ちゃんみよTVのホームページに
掲載した行為(以下,被控訴人が作成した本件冊子の電子データを「本件電子
データ」,本件電子データを掲載した前記ホームページを「本件ホームページ」,
本件電子データを作成して本件ホームページに掲載した被控訴人の行為を「本
件ホームページ掲載行為」という。)は,控訴人が有する本件各写真の著作権
(複製権,公衆送信権)を侵害する,②本件冊子において,被控訴人が,控訴
人に無断で本件各写真の一部をトリミングし,本件冊子の2頁に「カメラマン
X’」と表示した行為は,控訴人が有する本件各写真の著作者人格権(氏名表
示権,同一性保持権)を侵害すると主張して,不法行為による損害賠償請求権
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)10458
発信者情報開示請求事件
被告KDDI株式会社光石春平 原告株式会社ポニーキャニオンクレーベルズ
株式会社ソニー・ミュージッ
エイベックス・ミュージッ
株式会社ジェイ・ストーム林幸平
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著作権法102条1項
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[概要] 本件は,レコード製作会社である原告らが,一般利用者に対してインターネ
ット接続プロバイダ事業等を行っている被告に対し,原告らが送信可能化権を
有するレコードに収録された楽曲を氏名不詳者が無断で複製してコンピュータ
内の記録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット接続サービス
を経由して自動的に送信し得る状態にすることにより,原告らの送信可能化権
が侵害されたと主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び
発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」という。)4
条1項に基づき,被告が保有する発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)6812一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社イーバランス 原告HUROM株式会社
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特許法102条2項 特許法100条1項
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実施 | 20回 | 特許権 | 17回 | 侵害 | 14回 | 損害賠償 | 3回 |
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[概要] 本件は,原告が被告に対し,被告による別紙被告製品目録記載のスロージュ
ーサー(以下「被告製品」という。)の販売等が,原告が独占的通常実施権及
び専用実施権を有する特許権の侵害に当たる旨主張して,特許法100条1項
及び2項に基づき被告製品の販売等の差止め及び廃棄を,民法709条及び特
許法102条2項に基づき損害賠償金3000万円及びこれに対する特許権侵
害行為の後の日である平成27年4月8日(訴状送達日の翌日)から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,それぞれ求めた事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8137請求棄却
損害賠償請求 (差込み式管継手)
被告株式会社ケーブイケー 原告JFE継手株式会社
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進歩性 | 22回 | 無効 | 18回 | 実施 | 13回 | 無効審判 | 9回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「差込み式管継手」とする特許権を有する原告が,被告の
製造,販売した配管用継手部材が当該発明の技術的範囲に属すると主張して,被告
に対し,特許権侵害の不法行為による損害賠償請求として,被告が得た利益の額に
相当する損害金3億3000万円と弁護士費用相当額3300万円を合計した3億
6300万円及びこれに対する不法行為後であり,訴状送達の日の翌日である平成
26年9月6日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)14093一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告青葉出版株式会社
青葉図書株式会社 原告A
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著作権法114条3項 著作権法112条1項
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侵害 | 79回 | 許諾 | 35回 | 損害賠償 | 11回 | 差止 | 10回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し, 原告が被告らの依頼により本件イラス
ト類を作成し,被告らに提供したことに関して,①被告らによる本件書籍及び
本件文書への本件イラスト類の使用が原告の許諾の範囲を超えるものであり,
原告の著作権(複製権及び翻案権)の侵害に当たるとして,著作権法112条
1項及び2項に基づく本件イラスト類の複製等の差止め並びに本件書籍及び本
件文書の複製等の差止め及び廃棄と,民法709条,著作権法114条3項に
基づく損害賠償金7105万2000円及び遅延損害金の連帯支払,②本件書
籍及び本件文書の一部において本件イラスト類を改変し,原告の氏名を表示し
なかったことが原告の著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)の侵害に
当たるとして,民法709条,710条に基づく慰謝料280万円及び遅延損
害金の連帯支払並びに謝罪広告の掲載,③原告のイラストが掲載されていない
教材に原告の氏名を表示したことが氏名権侵害の不法行為に当たるとして,民
法709条,710条に基づく慰謝料20万円及び遅延損害金の連帯支払,④
上記①~③に係る弁護士費用690万2500円及び遅延損害金の連帯支払を
求めるとともに, 原告が被告らの依頼により修正した本件イラスト類13
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年6月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)12149一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社サカイ生化学研究所
P1 原告株式会社日本医学臨床検査研究所
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不正競争防止法2条1項7号 民事訴訟法64条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,臨床検査会社である原告が,原告を退職した幹部従業員であった被告P
1及び同被告が就職した被告株式会社サカイ生化学研究所(以下「被告会社」とい
う。)に対し,下記請求をした事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)12609請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛症の治療方法)
被告ファイザー株式会社
補助参加人マイラン製薬株式会社 原告メルク・シャープ・アンド・
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特許法36条4項 特許法36条5項1号 特許法29条2項 特許法36条5項2号
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無効 | 48回 | 特許権 | 19回 | 無効審判 | 14回 | 実施 | 12回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「5α-レダクターゼ阻害剤によるアンドロゲン脱毛
症の治療方法」とする特許第3058351号の特許権(以下「本件特許権」と
いい,その特許を「本件特許」という。)を有する原告が,被告に対し,別紙被
告製品目録記載の各製品(以下,これらを併せて「被告各製品」といい,個別に
は,同目録の番号に対応して「被告製品1」などという。)は,本件特許の願書
に添付した明細書(以下「本件明細書」という。)の特許請求の範囲(以下,単
に「特許請求の範囲」ということがある。)の請求項1記載の発明(以下「本件
発明」といい,本件特許のうち本件発明に係るものを「本件発明についての特許」
という。)の技術的範囲に属し,かつ,存続期間の延長登録を受けた本件特許権
の効力は,被告による被告各製品の製造,販売及び販売の申出(以下「製造販売
等」という。)に及ぶ旨主張して,特許法100条1項及び2項に基づき,被告
各製品の製造販売等の差止め及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10208審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (魚釣用リール)
被告グローブライド株式会社末吉亙 原告株式会社シマノ大坂知美
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10236審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (トイレットロールの芯,及び,トイレットロール)
被告特許庁長官赤木啓二 原告X
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審決 | 23回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 | 進歩性 | 1回 |
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[概要] 本件は,特許出願の拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴
訟である。争点は,進歩性判断(引用発明の認定,一致点・相違点の認定,相違点
の判断)の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10019等一部認容
損害賠償請求控訴事件,損害賠償請求附帯控訴事件
控訴人兼被
X1X3 被控訴人兼附帯
兼控訴人株式会社毎日オークション
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著作権法47条の2 著作権法47条 著作権法114条3項 著作権法32条1項
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分割 | 85回 | 侵害 | 72回 | 損害賠償 | 62回 | 許諾 | 50回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,①フランス共和国法人である原告協会が,その会員(美術作品の著作者
又は著作権承継者)から美術作品(以下「会員作品」という。)の著作権の移転を受
け,著作権者として著作権を管理し,②原告X1が,亡パブロ・ピカソ(以下「ピ
カソ」という。)の美術作品(以下「ピカソ作品」という。)の著作権について,フ
ランス民法1873条の6に基づく不分割共同財産の管理者であって,訴訟当事者
として裁判上において,同財産を代表する権限を有すると主張した上で,原告らが,
被告に対し,被告は,被告主催の「毎日オークション」という名称のオークション
(以下「本件オークション」という。)のために作成したカタログ(以下「本件カタ
ログ」という。)に,原告らの利用許諾を得ることなく,会員作品及びピカソ作品の
写真を掲載しているから,原告らの著作権(複製権)を侵害しているなどと主張し
て,不法行為に基づく損害賠償請求ないし悪意の場合の不当利返還請求として,○ア 原
告協会につき1億5564万1860円の一部請求として8650万円及びこれに
対する最終不法行為の日の後である平成22年12月4日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,○イ 原告X1につき1696万156
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10202審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告Y 原告株式会社伊勢半
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商標法50条1項 商標法19条 商標法50条2項 特許法153条2項
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[概要] 1 本件商標
登録番号第650400号の商標(以下「本件商標」という。)は,「LI
NE」の欧文字と「ライン」の片仮名を二段に横書きしてなり,昭和38年5
月24日に登録出願,第4類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指
定商品として,昭和39年8月18日に設定登録され,その後,平成17年7
月20日に,第3類「せっけん類,歯磨き,化粧品,植物性天然香料,動物性
天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,薫料」を指定商品と
する指定商品の書換登録がされたものである。
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特許権
平成28年6月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)8905一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (窒化ガリウム系化合物半導体発光素子)
被告E&EJapan株式会社
株式会社立花エレテック 原告日亜化学工業株式会社
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特許法102条2項 特許法123条1項4号 特許法102条3項 特許法123条1項2号
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[概要] 1 原告は,発明の名称を「窒化ガリウム系化合物半導体発光素子」とする特許
第3972943号に係る特許権(以下「本件特許権1」といい,その特許を
「本件特許1」という。また,その願書に添付した明細書〔訂正審判事件(訂正
2014-390187)の平成27年1月21日付け審決(同月29日確定)に
より訂正されたもの。別紙2(訂正明細書)参照〕及び図面〔別紙4(特許第3
972943号公報)参照〕を併せて「本件明細書1」という。)及び発明の名
称を「窒化物半導体素子」とする特許第3786114号に係る特許権(以下
「本件特許権2」といい,その特許を「本件特許2」という。また,その願書に
添付した明細書〔訂正審判事件(訂正2015-390089)の平成27年9
月24日付け審決(同年10月2日確定)により訂正されたもの。別紙5(訂正明
細書)参照〕及び図面〔別紙7(特許第3786114号公報)参照〕を併せて
「本件明細書2」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月15日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10120控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人TOWA株式会社森本純 被控訴人アサヒ・エンジニアリング株式会社磯田直也
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特許法102条2項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が製造,販売等をする被控訴人製
品が,控訴人の有する①本件特許権1(特許第2932136号「電子部品の樹脂
封止成形方法及び装置」,平成25年7月22日存続期間満了)及び本件特許権2
(特許第2932137号「電子部品の樹脂封止成形方法及び装置」,平成25年
7月22日存続期間満了)を侵害するとして,不法行為に基づいて,平成23年2
月28日から平成25年7月22日までの間に控訴人に生じた損害金22億260
0万円(特許法102条2項適用)の一部である1億円の支払と,②本件特許権1
及び本件特許権2の実施料相当額の不当利得の返還請求権に基づいて,平成16年
2月28日から平成23年2月27日までの間に被控訴人に生じた利得金10億7
800万円の一部である4200万円の返還と,③上記①②の合計である1億42
00万円に対する,不法行為後の日で,本件訴状送達により催告のされた日の翌日
である平成26年3月8日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年6月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10137控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社DNA 被控訴人株式会社成翔
Y1
Y2近藤明彦
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,会員組織を利用して栄養補助食品等を販売している控訴人が,控訴人の
元会員である被控訴人らに対し,①被控訴人らが共同して,控訴人の営業秘密(不
正競争防止法2条6項)であるとする原判決別紙「DNA会員名簿」(控訴人名簿)
を使用して原判決別紙「商品目録」記載の商品(被控訴人商品。なお,同目録1及
び2記載の商品をそれぞれ「被控訴人商品1」及び「被控訴人商品2」という。)の
販売勧誘をしているとして,[1]営業秘密の不正使用(不正競争防止法2条1項7号)
に基づいて被控訴人商品を控訴人名簿記載の者に販売等することの差止め(同法3
条1項)と,[2]同不正競争に基づく平成26年6月から平成27年5月分までの控
訴人の減収分に係る損害賠償金の一部である3000万円の連帯支払(不正競争防
止法4条)をそれぞれ求めるとともに,②被控訴人らが共謀して,控訴人名簿記載
の者に対して虚偽情報の流布等をしているとして,忠実義務違反又は信義則違反の
一般不法行為(民法709条,719条)に基づいて上記同額の損害賠償金の連帯
支払を求める事案である(不正競争防止法に基づく損害賠償請求とは選択的併合)。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年6月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)6271請求棄却
商標権侵害行為差止等請求事件
被告株式会社不動産ビジネス研究所 原告X
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[概要] 1 請求の要旨
本件は,別紙商標権目録記載の商標権を有する原告が,被告が別紙被告標章目録
記載の標章を使用して消臭剤を販売等する行為が原告の商標権を侵害すると主張し
て,被告に対し,①商標権に基づき,消臭剤に同目録記載の標章を付し,又は同標
章を付した消臭剤を販売し,若しくは販売のために展示をすることの差止め及び同
標章を付した消臭剤の破棄,②商標権侵害の不法行為に基づき,7009万550
0円の損害賠償及びこれに対する平成27年7月10日(訴状送達の日の翌日)か
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を請求した事案で
ある。
2 前提事実(当事者間に争いがないか,後掲証拠により容易に認められる。)
(1) 原告の商標権
原告は,別紙商標権目録記載の商標権(以下「原告商標権」といい,この商標権
に係る登録商標を「原告商標」という。)を有している。
(2) 被告による消臭・抗菌剤の販売
被告は,消臭・抗菌剤(以下「被告商品」という。)に別紙被告標章目録記載2の
▶判決の詳細
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意匠権
平成28年6月10日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成27(ネ)3325控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社LEC 控訴人(一審原告)株式会社クローバー 被控訴人(一審被告)株式会社LEC
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[概要] 1 本件は,ロッカー用ダイヤル錠付き把手の意匠権を有していた控訴人が,被
控訴人が販売した製品に係る意匠が控訴人の意匠権に係る意匠と類似し,控訴
人の意匠権を侵害するとして,被控訴人に対し,意匠権侵害の不法行為に基づ
く損害賠償として,平成25年4月1日から平成26年11月30日までの侵
害行為による損害賠償金1151万6206円及びこれに対する訴状送達の日
の翌日である平成26年12月12日から支払済みまで民法所定の年5分の割
合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月9日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10021控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人有限会社スーパーグラフィック
X 被控訴人Y
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民法709条 著作権法115条 著作権法113条6項
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[概要] 本判決の略称は,以下に掲記するほか,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10126審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ガスセンサ素子及びその製造方法)
被告株式会社デンソー 原告日本特殊陶業株式会社
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特許法29条2項 特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,平成20年12月18日,発明の名称を「ガスセンサ素子及びそ
の製造方法」とする発明について特許出願(特願2008-322180号。
以下「本件出願」という。)をし,平成24年10月12日,特許第510
4744号(請求項の数4。以下「本件特許」という。)として特許権の設
定登録を受けた。
原告は,平成26年2月26日,本件特許を無効とすることを求めて無効
審判請求をした。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年6月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)8615請求棄却
地位確認請求事件
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民法90条 民法1条2項
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[概要] 1 事案の概要
原告らは,コミュニティ放送(放送法施行規則別表第五号(注)九のコミュニテ
ィ放送をいう。以下同じ。)を行う放送局(FMラジオ局)を運営する株式会社で
あり,各原告が運営する各放送局の放送番組の一つとして,それぞれラジオ音楽番
組を地上波により放送(以下「地上波放送」という。)しているところ,同ラジ
オ音楽番組の地上波放送と同時に,株式会社エムティアイ(以下「MTI」とい
う。)が運営するスマートフォン及びパソコン向け無料配信サービス「List
en Radio」(以下「リスラジ」という。)においてインターネット配信
している(以下,各原告による同ラジオ音楽番組のインターネット配信を併せて
「本件各番組配信」という。また,各原告がそれぞれ運営する放送局において地
上波放送し,リスラジを通じて配信しているラジオ音楽番組のリスラジにおける番
組名は,別紙「各原告の音楽番組名」記載のとおり,放送局やリスラジにおけるチ
ャンネルにより異なることがあるが,以下,各原告らがリスラジを通じてインタ
ーネット配信している各ラジオ音楽番組を併せて「本件各音楽番組」という。)。
リスラジにおける「おすすめ番組まとめ」チャンネルには,各原告の本件各音楽
▶判決の詳細
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特許権
平成28年6月1日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10091一部認容
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (破袋機とその駆動方法)
控訴人兼被
大阪エヌ・イー・ディー・(以下「一審原告」という。) 被控訴人兼控訴人株式会社大原鉄工所
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特許法102条1項 特許法101条 特許法102条2項 特許法100条
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侵害 | 39回 | 特許権 | 29回 | 実施 | 19回 | 損害賠償 | 6回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「破袋機とその駆動方法」とする発明に係る特許権(特
許番号第4365885号。本件特許権)を有する一審原告が,原判決別紙被告製
品目録1及び2記載の破袋機(被告製品)は,本件特許権に係る特許(本件特許)
の特許請求の範囲の請求項1,2及び4記載の各発明(本件特許発明)の技術的範
囲に属するから,一審被告が被告製品を生産,譲渡等する行為は,本件特許権を侵
害する行為であり,また,一審被告から被告製品を購入した顧客が,業として被告
製品を使用する行為は本件特許権を侵害する行為であるところ,一審被告が顧客の
使用する被告製品を保守する行為は,顧客による被告製品の使用という本件特許権
の侵害行為を幇助するものである旨主張して,一審被告に対し,①特許法100条
に基づき,被告製品の生産,譲渡等の差止め並びに被告製品及びその半製品の廃棄,
②不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金の一部である2816万9
021円(被告製品の譲渡による損害額2810万1920円と被告製品の保守に
よる損害額357万9837円の合計額の一部)及びこれに対する不法行為の後の
日である平成26年10月23日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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