権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
民事訴訟
平成28年10月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)15355請求棄却
特許権侵害に基づく損害賠償請求事件 (オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)
被告日本化薬株式会社 原告株式会社ヤクルト本社
デビオファーム・インターナショナル・(以下「
デビオファーム」という。)
ら両名
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特許法104条の3 特許法70条1項 特許法123条1項4号 特許法36条6項1号
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実施 | 121回 | 無効 | 60回 | 特許権 | 26回 | 無効審判 | 13回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法
及び使用」とする特許第4430229号の特許権(以下「本件特許権」といい,
その特許を「本件特許」という。また,本件特許の願書に添付した明細書〔特許請
求の範囲を含む。〕を「本件明細書」という。)を有する原告デビオファーム及び
本件特許権について専用実施権(以下「本件専用実施権」という。)の設定を受け
た原告ヤクルトが,別紙1被告製品目録記載1ないし3の各オキサリプラチン点滴
静注液(以下,個別には同目録の番号に対応して「被告製品1」などといい,これ
らを併せて「被告各製品」という。)は,本件明細書の特許請求の範囲(以下,単
に「特許請求の範囲」ということがある。)の請求項1及び2(以下,それぞれ,
単に「請求項1」,「請求項2」ということがある。)記載の各発明(以下,それ
ぞれ,「本件発明1」,「本件発明2」という。)の技術的範囲に属するから,被
告による被告各製品の製造及び販売は,いずれも本件特許権及び本件専用実施権を
侵害する行為であると主張して,原告ヤクルトが,専用実施権侵害の不法行為によ
る損害賠償請求権(損害賠償の対象期間は,被告製品1及び同2について平成26
年12月12日から,被告製品3について平成27年6月19日から,いずれも平
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10058控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)カネハツ食品株式会社井上尚司 控訴人(一審原告)ケンコーマヨネーズ株式会社 被控訴人(一審被告)カネハツ食品株式会社井上尚司
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,別紙控訴人商品目録記載の商品(以下「控訴人商品」という。)を
販売している控訴人が,別紙被控訴人商品目録記載の商品(以下「被控訴人商品」
という。)を販売している被控訴人に対し,控訴人の商品等表示として需要者の間
に広く認識されている控訴人商品に係る商品等表示(以下「控訴人表示」という。)
と類似の商品等表示を使用した被控訴人商品を販売し,又は,販売のために展示し,
控訴人商品と混同を生じさせる行為を行っている(不正競争防止法2条1項1号)
と主張して,被控訴人に対し,①同法3条1項に基づく営業上の利益の侵害の予防
請求としての被控訴人商品の販売及び販売のための展示の差止請求,②同条2項に
基づく営業上の利益の侵害の予防請求としての被控訴人商品の廃棄請求,③同法4
条及び5条1項に基づく838万8000円の損害賠償及びこれに対する不法行為
後(訴状到達日の翌日)である平成27年10月16日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の支払請求を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10055審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (短距離無線システムにおける使用者への触感効果提供)
被告特許庁長官 原告イマージョンコーポレーション松川直樹
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特許法29条2項 特許法157条2項4号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,①理由不備の有無,及び,②進歩性の有無(相違点の判断の当否)
である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10051控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)株式会社INK 控訴人(一審原告)株式会社メディアハーツ島川知子 被控訴人(一審被告)株式会社INK
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項
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[概要] 本件は,控訴人商品を販売する控訴人が,被控訴人商品が控訴人商品の形態を模
倣したものであるから被控訴人による被控訴人商品の販売は不正競争防止法2条1
項3号の不正競争に当たるとともに,被控訴人による被控訴人商品の販売及びウェ
ブ広告の配信は債務不履行に当たると主張して,被控訴人に対し,①同法3条1項
に基づく被控訴人商品の販売の差止め,②同条2項に基づく被控訴人商品の販売に
関する広告の禁止及び被控訴人商品の廃棄,③同法4条,5条2項に基づく損害賠
償金6840万円のうち500万円(一部請求)及び債務不履行に基づく損害賠償
金500万円の合計1000万円並びにこれに対する不正競争行為の後であり,訴
状送達の日の翌日である平成27年10月29日から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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実用新案権
平成28年10月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10047審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (空気の電子化装置)
被告Y 原告有限会社公郷生命工学研究所大嶋勇樹
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実用新案法3条1項3号 実用新案法3条2項 民事訴訟法157条
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[概要] 本件は,実用新案登録無効審判請求に基づいて実用新案を無効とした審決の取消
訴訟である。争点は,新規性及び進歩性判断(引用考案の認定,相違点の認定・判
断)の誤りである。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)28468請求棄却
特許権侵害差止請求事件 (オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法及び使用)
被告日医工株式会社 原告デビオファーム・インターナショナル・エス・アー
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特許法70条1項 特許法29条1項3号 特許法134条の2 特許法36条6項1号
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実施 | 102回 | 無効 | 25回 | 新規性 | 11回 | 無効審判 | 9回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「オキサリプラチン溶液組成物ならびにその製造方法
及び使用」とする特許(第4430229号)を有する原告が,被告の製造・
輸入・販売等する別紙被告製品目録記載の各製品が,上記特許の特許請求の範
囲請求項1記載にかかる発明の技術的範囲に属すると主張して,被告に対し,
上記各製品の製造等の差止及び廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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実用新案権
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10011控訴棄却
不当利得返還請求控訴事件 (テレホンカード)
控訴人X 被控訴人NECトーキン株式会社
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実用新案法11条1項
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[概要] 1 控訴人は,平成11年12月20日,他の2名と共同して,昭和59年9月
5日出願に係る実用新案登録出願(実願昭59-134611号)からの分割出願
(実願平6-5675号)を原出願として,名称を「テレホンカード」とする考案
(以下「本件考案」という。)を分割する出願(実願平11-9646号。以下「本
件出願」という。)をした。本件出願については,平成12年6月30日に出願公
開がされ,平成22年4月2日に控訴人及び上記2名を権利者とする実用新案権(以
下「本件実用新案権」という。)の設定登録がされたものの(実用新案登録第26
07899号),本件実用新案権は,同月21日,平成11年9月5日存続期間満
了を原因として抹消登録がされた。他方,被控訴人は,平成12年6月30日から
平成19年3月までの間,日本電信電話株式会社からの委託に基づき,同社の仕様
に基づくテレホンカードを業として製造販売した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月27日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)10522等請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法2条1項15号
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[概要] 1 事案の概要
【本訴請求事件】
本件本訴請求事件は,原告が,被告に対し,原告の販売するインクジェットプリ
ンタ用のリサイクルインクカートリッジの包装のうち,別紙原告表示目録記載の各
表示(以下同目録記載1の表示を「原告表示1」,同2の表示を「原告表示2」とい
い,これらを併せて「原告各表示」という。)が原告の商品等表示として周知になっ
ており,被告が原告各表示に類似する別紙被告表示目録記載の各表示(以下同目録
記載1の表示を「被告表示1」,同2の表示を「被告表示2」といい,併せて「被告
各表示」という。)を使用するリサイクルインクカートリッジを販売などする行為が
不正競争防止法2条1項1号の不正競争に該当するとして,下記請求をした事案で
ある。
記
① 同法3条1項に基づく被告商品目録記載の各商品の譲渡等の差止請求(本訴
請求(1)),
② 同項に基づく被告製造販売に係るリサイクルインクカートリッジの包装への
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10019審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (導波構造体を有するポータブルオーディオシステム)
被告特許庁長官 原告ボーズ・コーポレーション
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成19年9月26日を出願日とする特許出願(特願2007-
249618号。パリ条約に基づく優先権主張:平成18年12月22日(以
下「本願優先日」という。),優先権主張国:米国)の一部について,平成
24年8月28日,発明の名称を「導波構造体を有するポータブルオーディ
オシステム」とする分割出願(特願2012-187311号。請求項の数
9。以下「本願」という。)をした。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10090請求棄却
商標登録取消決定取消請求事件
被告特許庁長官 原告有限会社クーインターナショナル
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商標法4条1項11号 商標法4条1項10号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,別紙1記載の構成からなる商標(以下「本件商標」という。)につ
いて,指定商品を第3類「コラーゲンを配合したゲル状の化粧品,コラーゲン
を配合したゲル状のせっけん類」として商標登録(登録出願日 平成26年5
月20日,登録査定日 同年9月8日,設定登録日 同年10月3日。登録第
5707362号。)を受けた商標権者である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10053控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (ワークの加工装置)
控訴人株式会社モトロニクス 被控訴人森川産業株式会社
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特許法100条1項 特許法36条4項
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[概要] 本判決の略称は,特段の断りがない限り,原判決に従う。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)24340一部認容
不正競争行為等差止請求事件
被告株式会社ロウィンズ 原告株式会社ジヤコス
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項7号 著作権法12条の2
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[概要] 本件は,原告が,①原被告間において「被告が別紙事業目録記載の事業
(以下「本件事業」という。)を行わない」旨の競業禁止合意があるところ,
被告は同合意に反して同事業を行っているとして,同合意に基づき,被告が
同事業を行うことの差止めを(上記第1,1),②別紙営業秘密目録記載の
情報(以下「本件情報」という。)が原告の有する営業秘密に該当するとこ
ろ,被告がこれを原告から開示された上で不正に使用していることが不正競
争防止法2条1項7号に該当するとして,同法3条1項及び2項に基づき,
本件情報を利用して小売業者に対し仕入効率の良否を判定するための情報が
記載された文書を配布することの差止め,及び本件情報が記載された書面や
記憶媒体の廃棄を(上記第1,2及び3),③本件事業に係るソフトウェア
及びデータベースにつき原告が著作権を有するところ,被告がこれらを無断
で改変し,自らの本件事業のために使用したことが,原告の上記著作権(翻
案権)を侵害するとともに,原被告間における「被告が原告の本件事業拡大
のためにこれらのソフトウェア等を利用する」旨の合意にも反するとして,
著作権法112条1項及び2項並びに同合意に基づき,同ソフトウェア及び
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10250審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (心棒無しホルダー)
被告特許庁長官 原告X₁
X₂
X₃
X₄
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特許法17条の2 特許法133条1項
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[概要] 容易に認定できる事実である。)
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10175審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (照明装置)
被告シャープ株式会社 原告X
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特許法36条6項2号
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[概要] 容易に認定できる事実である。)
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10042
特許権侵害差止等請求控訴事件
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民事訴訟法92条
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[概要]
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10049審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (商品配達システム及び方法)
被告特許庁長官金子幸一 原告住友不動産株式会社
株式会社フルタイムシステム小林英了
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特許法157条 特許法29条2項 特許法159条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,平成22年9月17日,発明の名称を「商品配達システム及び方
法」とする発明について特許出願(特願2010-208829号。以下「本願」
という。)をし,平成26年3月20日付けで拒絶理由通知(甲8)を受けたこと
から,同年6月9日付け手続補正書(甲10)により特許請求の範囲を補正したが,
同年10月28日付けで拒絶査定(甲11)を受けた。
(2) 原告らは,平成27年2月4日,上記拒絶査定について不服審判を請求する
とともに(甲12),同日付け手続補正書(甲13)により特許請求の範囲を補正
した(以下「本件補正」という。)。
(3) 特許庁は,上記審判請求を不服2015-2201号事件として審理を行い,
平成28年1月6日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写
し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月19日,原
告らに送達された。
(4) 原告らは,平成28年2月17日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10009審決取消訴訟
審決取消請求事件 (加湿機)
被告ダイニチ工業株式会社 原告シャープ株式会社毒島光志
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成18年8月23日,発明の名称を「加湿機」とする特許出願を
し,平成23年1月21日,設定の登録(特許第4666516号)を受けた(請
求項の数4。以下,この特許を「本件特許」という。甲5)。
(2) 被告は,平成26年12月6日,本件特許の請求項1ないし4に係る発明に
ついて特許無効審判を請求し,無効2014-800202号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10008審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (加湿器)
被告ダイニチ工業株式会社 原告シャープ株式会社毒島光志
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成10年7月29日,発明の名称を「加湿器」とする特許出願を
し,平成15年11月28日,設定の登録(特許第3497738号)を受けた
(請求項の数5。以下,この特許を「本件特許」という。甲13)。
(2) 被告は,平成26年11月28日,本件特許の請求項1ないし5に係る発明
について特許無効審判を請求し,無効2014-800198号事件として係属し
た。
(3) 特許庁は,平成27年12月9日,「特許第3497738号の請求項1~
5に係る発明についての特許を無効とする。」との別紙審決書(写し)記載の審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月17日,原告に送達された。
(4) 原告は,平成28年1月13日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10197審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (換気構造体)
被告株式会社ハウゼコ葛西さやか 原告株式会社タニタハウジングウェア三嶋景治
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成25年5月22日,発明の名称を「換気構造体」とする発明に
ついて特許出願をし,平成26年5月30日,設定の登録(特許第5551293
号)を受けた(請求項の数2。以下,この特許を「本件特許」という。甲1)。
(2) 原告は,平成27年1月19日,本件特許の請求項1に係る発明について特
許無効審判請求をし,無効2015-800015号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10058審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ドライブスプロケット支持構造)
被告富士重工業株式会社木下茂 原告X
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特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,明確
性要件違反の有無,新規性・進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)31705請求棄却
不当利得返還等請求事件
被告A 原告一般財団法人知と文明のフォーラム
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民法968条2項
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[概要] 本件は,原告が,本件各著作物の著作権を含むB(以下「亡B」という。)
の財産につき,これを法定相続により取得したとする被告(亡Bの夫)に対し,
主位的に自筆証書(後述の本件文書)による遺言に基づいて遺贈を受けたこと,
予備的に死因贈与を受けたことを主張して,不当利得(主位的)又は死因贈与
契約(予備的)に基づく3000万円(内金請求)及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成27年12月5日から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払と,本件各著作物に係る著作権を有することの確
認を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)360等請求棄却
不正競争行為差止請求事件,同承継参加申出事件,プログラム著作権確認請求事件
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著作権法27条 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 事案の要旨
第1事件は,原告ソフトウェア部品社が,被告に対し,本件営業秘密部プロ
グラムが第1事件原告の営業秘密に当たるところ,被告がこれを取得して使用
し,被告製品を製造して販売したことが不正競争(不正競争防止法2条1項4
号又は5号,10号)に当たると主張して,同法3条1項及び2項に基づき被
告製品の販売差止め及び廃棄等を求めるとともに,第1事件承継参加人らが,
被告に対し,原告ソフトウェア部品社と本件営業秘密部プログラムを共有する
に至ったと主張して承継参加を申し出て,上記請求と同趣旨の請求をする事案
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)34182請求棄却
特許を受ける権利確認等請求事件
被告群栄化学工業株式会社 原告東洋精糖株式会社
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特許法29条2項 特許法29条 民法542条 特許法36条4項1号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,被告に対し,(1)① 原告の従業員であったAⅰ(以下「原告従
業員Aⅰ」という。)は,本件発明1,本件発明2及び本件発明3(以下,これら
を総称して「本件各発明」という。)の共同発明者の一人であるところ,本件各発
明は,原告における原告従業員Aⅰの職務発明であるから,原告は,その勤務規則
の定めにより,原告従業員Aⅰから本件各発明について特許を受ける権利の共有持
分を承継するに至った(以下「請求原因(1)①」ということがある。)か,又は,②
被告は,被告の従業員である本件各発明の発明者若しくは共同発明者から,本件各
発明について特許を受ける権利若しくはその共有持分を承継したところ,原告は,
原告と被告との間の平成20年8月27日付け開発協力合意書(以下「本件開発協
力合意書」という。甲2)に基づく契約(以下「本件開発協力合意」という。)に
従って本件各発明について特許を受ける権利を被告と持分2分の1の割合で準共有
するに至った(以下「請求原因(1)②」ということがある。)と主張して,原告が,
被告とともに,本件各発明について特許を受ける権利を有することの確認を求める
とともに,(2) 被告は,本件開発協力合意,及び原告と被告との間の平成20年5
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)20841請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社ネットワーク応用通信研究所 原告A
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著作権法15条2項 民事訴訟法132条の2 著作権法18条 著作権法112条
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[概要] 1 本件は,平成19年9月3日から平成22年5月31日までの間,被告に雇
用されていた原告が,被告に対し,(1)原告が被告の従業員として開発に従事
したコンピュータシステムないしプログラムである別紙プログラム目録記載
2の「知らせますケン」(以下,単に「しらせますケン」という。)及び「会
員情報管理システム」について,被告が納入先から得た請負代金及び保守代
金を原告に分配していないことが不当利得に当たると主張して,不当利得返
還請求権に基づき,①主位的に,被告が得た請負代金及び保守費用のうちの
原告の寄与分相当額から原告が受領済みの賃金額を控除した額合計1938
万6607円及びうち558万3703円に対する平成21年4月1日(被
告が「知らせますケン」の報酬金の支払を受けた日の翌日)から,うち13
80万2904円に対する平成22年4月2日(被告が「会員情報管理シス
テム」の報酬金の支払を受けた日の翌日)から各支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を,②予備的に,上記合計額から「会員
情報管理システム」の保守費用相当額を控除した合計1318万6607円
及びこれに対する遅延損害金の支払を求め(請求の趣旨第1項),(2)原告が,
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10049一部認容
印税等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社ジヤパンタイムズ吉葉一浩
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,被控訴人から出版された本件書籍の編著者である控訴人が,被控訴人と
の間の本件契約に基づく印税が未払であるなどと主張し,被控訴人に対し,①本件
契約に基づく印税の一部140万円及びこれに対する支払日である平成26年5月
15日から支払済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払,②不
法行為に基づく損害賠償金1080万円及びこれに対する不法行為の後の日である
平成27年9月26日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分
の割合による遅延損害金の支払をそれぞれ求めるとともに,③本件契約17条に係
る文言についての控訴人の解釈が正しいことを認めるよう求め,また④本件契約1
8条に規定する発行部数を証する全ての証拠書類について,本件契約が定める保存
期間の満了日からさらに2年間延長することを求める事案である。
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著作権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10041請求棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人兼被
一般社団法人日本音楽著作権協会 被控訴人兼控訴人Y1
兼控訴人Y2
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著作権法114条の5 著作権法114条3項 民事訴訟法135条
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許諾 | 77回 | 侵害 | 51回 | 差止 | 23回 | 損害賠償 | 21回 |
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[概要] 1 本件は,著作権等管理事業者である1審原告が,1審被告らに対し,原判決
別紙1店舗目録記載の店舗(本件店舗。なお,同目録(1)の店舗は本件店舗6階部分
であり,同目録(2)の店舗は本件店舗5階部分である。)を1審被告らが共同経営し
ているところ,1審被告らが1審原告との間で利用許諾契約を締結しないまま同店
内でライブを開催し,1審原告が管理する著作物を演奏(歌唱を含む。)させてい
ることが,1審原告の有する著作権(演奏権)侵害に当たると主張して,①上記著
作物の演奏・歌唱による使用の差止めを求め,②主位的に著作権侵害の不法行為に
基づく損害賠償請求として,予備的に悪意の受益者に対する不当利得返還請求とし
て,連帯して,i)平成21年5月23日(本件店舗の開設日)から平成27年1
0月31日までの使用料相当額560万2787円,ⅱ)弁護士費用56万027
7円及びⅲ)上記使用料相当額について平成27年10月31日までに生じた確定
遅延損害金又は利息金87万2455円の合計703万5519円及びうち616
万3064円(上記i)とⅱ)の合計額)に対する同年11月1日から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金又は利息金の支払を求めるとともに,
ⅳ)平成27年11月1日から上記著作物の使用終了に至るまで,連帯して,使用
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実用新案権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10046審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (再利用可能なアルミニウム箔製の焼き上げ用容器)
被告株式会社モレック竹花喜久男 原告技研プロセス有限会社江口大和
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実用新案法3条1項3号 実用新案法3条2項 民法1条3項 実用新案法37条2項
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無効 | 27回 | 審決 | 23回 | 実施 | 14回 | 無効審判 | 11回 |
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[概要] 本件は,実用新案登録無効審判請求に基づいて実用新案登録を無効とした審決の
取消訴訟である。争点は,①実用新案登録に対する無効審判請求権の濫用の成否,
②新規性判断(引用考案の認定)の当否,並びに,③進歩性判断(副引用例の技術
事項の認定)の当否である。
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特許権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10155審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告花王株式会社中田聖士 原告キッコーマン株式会社鰺坂和浩
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特許法29条2項 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性判断及びサポート要件判断の当否である。
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特許権
平成28年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10047控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (電気コネクタ組立体)
控訴人日本圧着端子製造株式会社太井徹 被控訴人ヒロセ電機株式会社高石秀樹
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特許法102条2項 特許法44条1項 特許法104条の3 特許法100条
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「電気コネクタ組立体」とする発明に係る2件の特許
権(特許番号第5362136号(本件特許権1),第5362931号(本件特
許権2))を有する被控訴人が,原判決別紙物件目録記載の製品(被告製品)を製
造,販売等する行為は,本件特許権1及び2を侵害する行為である旨主張して,控
訴人に対し,①特許法100条に基づき,被告製品の製造,販売等の差止め及びそ
の廃棄,②不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害賠償金4875万円(平
成25年9月13日から平成27年8月31日までの間に発生した損害額)及びこ
れに対する不法行為の後の日(うち1800万円に対する平成26年6月27日,
うち3075万円に対する平成27年9月1日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成28年10月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)7478一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (窒化ガリウム系化合物半導体チップの製造方法)
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特許法102条2項 特許法29条2項 特許法134条の2 民法709条
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[概要] 本件は,発明の名称を「窒化ガリウム系化合物半導体チップの製造方法」と
する特許権(特許第2780618号)を有していた原告が,被告E&E
Japan株式会社(以下「被告E&E」という。)が輸入して被告株式会
社立花エレテック(以下「被告立花」という。)に販売し,被告立花におい
てこれを第三者に販売等した別紙物件目録記載の青色LEDは,上記特許権
の特許請求の範囲請求項1記載の発明の技術的範囲に属する製造方法により
製造されたものであると主張し,民法709条に基づく損害賠償として,被
告E&Eに対しては124万円(ただし,106万円の範囲で被告立花と連
帯して),被告立花に対しては被告E&Eと連帯して106万円,及びこれ
らに対する不法行為後の日(訴状送達の日の翌日)である平成25年4月2
4日から各支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年10月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10059控訴棄却
著作権侵害行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社ケイジェイシー 被控訴人スケーター株式会社
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著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,幼児用箸を製造販売する控訴人(1審原告)が,同種製品を製造販
売する被控訴人(1審被告)に対し,被控訴人による別紙被控訴人商品目録記
載1ないし20の各幼児用箸(被告各商品)の製造販売は,控訴人が有する原
判決別紙原告著作物目録1記載の図画(原告図画)及び同別紙原告著作物目録
2記載1ないし19の各幼児用箸(原告各製品)に係る各著作権(複製権及び
翻案権。ただし,原告各製品のうちキャラクターの図柄及び立体像に関する部
分を除く。)を侵害すると主張して,①著作権法112条1項・2項に基づき,
被告各商品の製造販売の差止め及び廃棄を求めるとともに,②平成25年1月
から平成27年9月28日(本件訴え提起日)までの間における前記各著作権
の侵害を内容とする不法行為に基づく損害賠償請求として,2400万円のう
ち100万円及びこれに対する不法行為の後の日である同年11月13日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延損害金
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2504一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社全功 原告全秦通商株式会社
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法5条3項
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[概要] 本件は,原告の別紙原告標章目録記載の各標章(以下「原告各標章」といい,そ
れぞれを「原告標章1」,「原告標章2」などという。)を営業表示として用いる
原告が,被告に対して下記請求をした事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10109審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官土井敬子 原告X
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商標法3条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成26年10月15日,別紙のとおりの構成からなり,第30
類「バウムクーヘン」を指定商品とする商標(以下「本願商標」という。)の登録
出願(商願2014-86622号)をした(甲22)。
(2) 原告は,平成27年3月12日付けの手続補正書により,指定商品を第3
0類「鉾田市産のバウムクーヘン」と補正した(甲25)。
(3) 原告は,平成27年5月1日付けで拒絶査定を受けたので,同年7月16
日,これに対する不服の審判を請求した(甲26,27)。
(4) 特許庁は,これを,不服2015-13533号事件として審理し,平成
28年3月29日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)
記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,同年4月8日,その謄本が原告に
送達された。
(5) 原告は,平成28年5月7日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10178審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (アモルファス酸化物薄膜)
被告国立研究開発法人科学技術振興機構 原告株式会社半導体エネルギー研究所牧野知彦
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特許法36条4項1号 民事訴訟法157条 特許法29条2項 特許法131条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成22年3月24日,発明の名称を「アモルファス酸化物薄膜」
とする特許出願(特願2010-68708号。優先権主張:平成16年3月12
日,同年11月10日。日本国。)をし,平成22年8月20日,設定の登録(特
許第4568828号)を受けた(請求項の数6。以下,この特許を「本件特許」
という。)。本件出願は,平成17年2月28日に出願した特願2006-510
907号の分割出願である(甲23)。
(2) 原告は,平成26年8月28日,本件特許の請求項1ないし6に係る発明に
ついて特許無効審判を請求し,無効2014-800139号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10177審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (アモルファス酸化物薄膜の気相成膜方法)
被告国立研究開発法人科学技術振興機構 原告株式会社半導体エネルギー研究所牧野知彦
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特許法36条4項1号 民事訴訟法157条 特許法29条2項 特許法131条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成22年3月24日,発明の名称を「アモルファス酸化物薄膜の
気相成膜方法」とする特許出願(特願2010-68707号。優先権主張:平成
16年3月12日,同年11月10日。日本国。)をし,平成22年8月20日,
設定の登録(特許第4568827号)を受けた(請求項の数5。以下,この特許
を「本件特許」という。)。本件出願は,平成17年2月28日に出願した特願2
006-510907号の分割出願である(甲23)。
(2) 原告は,平成26年8月28日,本件特許の請求項1ないし5に係る発明に
ついて特許無効審判を請求し,無効2014-800138号事件として係属した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10263審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (全体に継ぎ目がない構造の卓球ボール)
被告特許庁長官吉村尚 原告X福家浩之
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特許法29条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,特許出願の拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10251審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ビタミンDおよびステロイド誘導体の合成用中間体およびその製造方法)
被告ザトラスティーズオブインザシティオブニューヨーク
中外製薬株式会社日野英一郎 原告セルビオス-ファーマエスアー山内真之
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とする審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性の有無(相違点についての判断の誤り)である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10212審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (鋳型の製造方法)
被告旭有機材株式会社中島正博 原告X
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決に対する取消訴訟である。争点は,
進歩性判断の是非である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10176審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件
被告国立研究開発法人科学技術振興機構
HOYA株式会社
ら
ら 原告株式会社半導体エネルギー研究所平井佑希
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特許法123条1項2号 特許法29条2項 特許法36条6項1号 特許法123条1項4号
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[概要] 本件は,原告が請求した特許無効審判の不成立審決に対する取消訴訟である。争
点は,①サポート要件(特許法36条6項1号)違反の有無,②実施可能要件(特
許法36条4項1号)違反の有無及び③進歩性の有無についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年10月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)8027請求棄却
商標権侵害行為差止等請求事件
被告合同会社ナチュラルビューティー 原告株式会社グロービア
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商標法38条2項 商標法37条1号
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[概要] 1 本件は,「フェルガード」と標準文字で書してなる商標(以下「本件商標」
という。)に係る商標登録第5059677号の商標権(以下「本件商標権」とい
う。)を有する原告が,被告が別紙被告標章目録記載の各標章(以下,同目録の番
号に応じて「被告標章1」などといい,これらを併せて「被告各標章」という。)
を包装に付した別紙被告商品目録記載の各健康補助食品(以下,同目録の番号に応
じて「被告製品1」などといい,これらを併せて「被告各商品」という。)を販売
し,販売のためにインターネット上のウェブサイト等に展示することは,本件商標
権を侵害するものとみなされる行為(商標法37条1号)である旨主張して,被告
に対し,①商標法36条1項に基づき,被告各標章の使用(被告各商品の包装に被
告各標章を付すこと,被告各商品の包装に被告各標章を付したものを販売し又は販
売のために展示すること)の差止めを求め,②同条2項に基づき,被告各標章の付
された包装の廃棄及びインターネット上のウェブサイトからの被告各標章の抹消を
求めるとともに,③商標権侵害の不法行為による損害賠償請求権(損害賠償の対象
期間は,平成26年4月8日から平成28年3月11日までである。)に基づき,
損害賠償金385万2459円及びこれに対する不法行為後の日である平成28年
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年10月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)23322確認
不正競争行為差止等請求事件
被告甲 原告マイケル・ジョセフ・ジャクソン遺産財団コーポレーテッド
トライアンフインターナショナルイン
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民事訴訟法134条 不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 1 本件は,世界的に著名なミュージシャンである訴外マイケル・ジャクソン
(以下「マイケル」という。)の遺産を管理する財団である原告マイケル・
ジョセフ・ジャクソン遺産財団(以下「原告遺産財団」という。)が被告に
対しマイケルのアニメの製作等に係る権利を付与する内容の「Minute Of Und
erstanding」(覚書。以下「本件MOU」という。)と題する証書が真正に
成立したものであることを前提として,被告が代表者であった分離前の相被
告マイケル・ジャクソン・ジャパン株式会社(以下「MJJ」という。)が,
国内の第三者に対し,マイケルの肖像等の使用許諾をしていることに関して,
①原告遺産財団が,被告に対し,本件MOUにおける原告遺産財団代理人の
署名は偽造であると主張して,民事訴訟法134条に基づき,本件MOUが
真正に成立したものでないことの確認を求め,②マイケルの氏名及び肖像の
使用を第三者に許諾する業務を営んでいる原告トライアンフ インターナシ
ョナル インコーポレーテッド(以下「原告トライアンフ」という。)が,
被告に対し,被告がマイケルの肖像等の使用権の許諾を受けていないにもか
かわらず,その旨の許諾を受けている旨を表示して,第三者に対してライセ
▶判決の詳細
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商標権
平成28年10月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10083審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告コナミホールディングス株式会社
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特許法150条 特許法150条1項 特許法150条5項
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[概要] 1 本件商標
商標登録第5707700号の商標(以下「本件商標」という。)は,「コ
ナミスポーツクラブマスターズ」の文字を標準文字により表してなり,平成2
6年5月30日に登録出願,第41類「教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオ
の制作(映画・放送番組・広告用のものを除く。),スポーツの興行の企画・
運営又は開催,ゲーム大会の企画・運営又は開催,その他の興行の企画・運営
又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・
競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),運動施設の提供,運動
用具の貸与,レコード又は録音済み磁気テープの貸与,録画済み磁気テープの
貸与」を指定役務として,同年9月5日に登録査定,同年10月3日に設定登
録されたものである。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年10月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10133一部認容
損害賠償請求控訴事件,同附帯控訴事件 (音叉型治療器)
控訴人(附帯被
)X
(附帯被
)Y 被控訴人(附帯控訴人)有限会社トレナージュアカデミー
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特許法65条1項 特許法102条2項
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,発明の名称を「音叉型治療器」とする発明に係る特許権(本件特許
権。特許第4539810号。)を有する被控訴人(附帯控訴人。以下「被控訴人」
という。)が,本件旧会社及び本件新会社が本件発明の実施品である本件治療器を
販売・使用したことについて,本件旧会社及び本件新会社の取締役又は事実上の取
締役であった控訴人(附帯被控訴人)ら(以下「控訴人ら」という。)には,下記
の任務懈怠行為があったとして,控訴人らに対し,連帯して,会社法429条1項
(平成18年4月30日までの任務懈怠行為については平成17年法律第87号に
よる改正前の商法266条ノ3第1項)に基づく損害賠償金の一部である5000
万円及びこれに対する弁済期(履行の請求をした日)の翌日である平成25年7月
10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める
事案である。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成28年10月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ネ)10056控訴棄却
特許権侵害差止請求控訴事件 (強磁性材スパッタリングターゲット)
控訴人JX金属株式会社 被控訴人田中貴金属工業株式会社鈴木修
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民事訴訟法157条1項 特許法102条2項
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「強磁性材スパッタリングターゲット」とする特許第
4673453号に係る特許権(本件特許権)を有する控訴人が,被控訴人に対し,
被控訴人が製造してセミコン・ライト社(大韓民国京畿道 仁 興区ゴメ洞47
4所在)に販売した原判決別紙被告製品目録記載1の製品(以下「被控訴人製品1」
という。)は,本件特許の特許請求の範囲の請求項2記載の発明(本件特許発明)
の技術的範囲に属すると主張して,特許権侵害の不法行為による損害賠償金(第1
次的に特許法102条2項による損害額55万円の内金として30万円,第2次的
に同条3項に基づく損害額14万3130円)及びこれに対する平成26年12月
3日(同年11月28日付け訴え変更申立書(2)の送達日の翌日)から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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