権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
意匠権
平成18年3月30日 最高裁判所 第一小法廷
▶概要
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平成17(受)364
建築物撤去等請求事件
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民法709条
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[判示事項] 1 良好な景観の恵沢を享受する利益は法律上保護されるか
2 良好な景観の恵沢を享受する利益に対する違法な侵害に当たるといえるために必要な条件
3 直線状に延びた公道の街路樹と周囲の建物とが高さにおいて連続性を有し調和がとれた良好な景観を呈している地域において地上14階建ての建物を建築することが良好な景観の恵沢を享受する利益を違法に侵害する行為に当たるとはいえないとされた事例 [概要] 1 良好な景観に近接する地域内に居住する者が有するその景観の恵沢を享受する利益は,法律上保護に値するものと解するのが相当である。
2 ある行為が良好な景観の恵沢を享受する利益に対する違法な侵害に当たるといえるためには,少なくとも,その侵害行為が,刑罰法規や行政法規の規制に違反するものであったり,公序良俗違反や権利の濫用に該当するものであるなど,侵害行為の態様や程度の面において社会的に容認された行為としての相当性を欠くことが求められる。
3 南北約1.2kmにわたり直線状に延びた「大学通り」と称される幅員の広い公道に沿って,約750mの範囲で街路樹と周囲の建物とが高さにおいて連続性を有し,調和がとれた良好な景観を呈している地域の南端にあって,建築基準法(平成14年法律第85号による改正前のもの)68条の2に基づく条例により建築物の高さが20m以下に制限されている地区内に地上14階建て(最高地点の高さ43.65m)の建物を建築する場合において,(1)上記建物は,同条例施行時には既に根切り工事をしている段階にあって,同法3条2項に規定する「現に建築の工事中の建築物」に当たり,上記条例による高さ制限の規制が及ばないこと,(2)その外観に周囲の景観の調和を乱すような点があるとは認め難いこと,(3)その他,その建築が,当時の刑罰法規や行政法規の規制に違反したり,公序良俗違反や権利の濫用に該当するなどの事情はうかがわれないことなど判示の事情の下では,上記建物の建築は,行為の態様その他の面において社会的に容認された行為としての相当性を欠くものではなく,上記の良好な景観に近接する地域内に居住する者が有するその景観の恵沢を享受する利益を違法に侵害する行為に当たるとはいえない。
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商標権
平成18年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)19650一部認容
商標権侵害差止等請求事件
被告株式会社マルタ 原告株式会社グリーンメイト
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商標法38条2項 商標法4条1項7号 商標法4条1項11号 商標法4条1項19号
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[概要] 本件は,被服(運動用特殊衣服を除く)等につき原告商標権を有する原告が,運動
用特殊衣服につき原告商標に類似する被告商標を有する被告に対し,被告製品の製
造,販売等の差止め及び廃棄並びに損害賠償及び遅延損害金の支払を求めたのに対
し,被告が,被告製品は運動用特殊衣服であり,被服(運動用特殊衣服を除く)には
当たらない,原告商標権には商標法4条1項7号(公序良俗)又は19号(不正の目
的)違反の無効理由が存在する等と主張して争った事案である。
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特許権
平成18年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)1104請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告旭硝子エンジニアリング株式会社 原告シーケーディー株式会社
宇部興産株式会社
ら
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特許法100条1項
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実施 | 85回 | 特許権 | 12回 | 無効 | 12回 | 無効審判 | 4回 |
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[概要] 本件は,除湿装置についての特許権を共有している原告らが,被告に対し,
別紙物件目録記載の各製品(以下,各製品を総称して「被告製品」といい,各
個別の製品について,同目録の番号に従い 「被告製品1 「被告製品2」など, 」,
という )を製造,販売する被告の行為が,原告らの有する特許権を侵害すると。
して,特許法100条1項に基づく被告製品の製造,販売の差止め,同条2項
に基づく同製品の廃棄,民法703条に基づく不当利得金2916万6666
円の返還及びこれに対する本訴状送達の日の翌日である平成17年2月3日か
ら支払済みに至るまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求め
た事案である。
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特許権
平成18年3月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成15(ワ)23943請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告昭和シェル石油株式会社
日興産業株式会社
エヌ・エスルブリカンツ株式会社 原告出光興産株式会社
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特許法36条 特許法29条2項 特許法102条1項 民法719条1項
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[概要] 本件は,塑性加工用潤滑油剤についての特許権を有する原告が,被告らが製
造し,販売する別紙物件目録記載の各物件(以下「被告各製品」という )が。
上記特許権に係る発明の技術的範囲に属するとして,被告らに対し,特許法1
00条1項に基づき,被告各製品の製造及び販売の差止めを求め,同条2項に
基づき 被告各製品の廃棄を求めるとともに 被告昭和シェル石油株式会社 以, , (
下「被告昭和シェル」という )及び被告日興産業株式会社(以下「被告日興。
産業」という )が,上記特許権の出願公告の日(平成7年8月23日)から。
平成11年1月31日までの間,共同して被告各製品を製造販売していたとし
て,被告昭和シェル及び被告日興産業に対し,民法703条に基づき,実施料
相当額の不当利得の返還を求め,被告らが,同年2月1日から平成12年10
月31日までの間,共同して被告各製品を製造販売していたとして,被告らに
対し,同条に基づき,実施料相当額の不当利得の返還を求め,被告らが,同年
11月1日から平成16年8月31日までの間,共同して被告各製品を製造販
売していたとして,被告らに対し,同法709条に基づき,特許権侵害による
損害(遅延損害金を含む )の賠償を,それぞれ求めた事案である。。
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特許権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10430審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官中嶋誠 原告富士写真フィルム株式会社
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特許法29条2項 特許法17条の2 特許法159条1項
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[概要] 本件は,原告が 「ネットワークフォトサービスシステム」の特許出願をして拒,
絶査定を受け,これを不服として審判請求をしたところ,発明の容易想到性(特許
法29条2項)を理由に,審判請求は成り立たないとの審決がされたため,同審決
の取消しを求めた事案である。
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著作権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10094一部認容
請負代金
被告)株式会社プラスマークス被控訴人(
)有限会社ティーエムピープラス 控訴人(原告)有限会社トライアル 被控訴人(被告)株式会社プラスマークス
(被告)有限会社ティーエムピープラス
ら
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著作権法12条1項 民法709条 著作権法114条の5 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,インターネット上のホームページで商品の広告販売を行う会社である
株式会社ラフィーネ(以下「ラフィーネ」という )から営業権の譲渡を受けた控。
訴人が,ラフィーネの著作物である写真及び文章を被控訴人らが無断で利用したこ
, ( )とにより著作権侵害が生じ 同侵害により発生した損害賠償請求権 民法709条
を控訴人がラフィーネから譲り受けたなどと主張して,被控訴人らに対し,損害賠
償及び遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
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特許権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10117控訴棄却
特許権譲渡代金
控訴人X 被控訴人ファイザー株式会社
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特許法35条3項
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[概要] - -2
本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に対し,職務発明につい
て特許を受ける権利を被控訴人に承継させたことにつき,特許法35条3項の規定
に基づき,相当の対価の支払を求めた事案である。
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特許権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10449請求棄却
特許取消決定取消
被告特許庁長官 原告花王株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告の有する後記特許につき,第三者からの特許異議の申立てに
基づき,特許庁が,原告からの訂正請求を認めた上で,特許の一部を維持し
残部を取り消す決定をしたことから,原告が上記取消部分の取消しを求めた
事案である。
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特許権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10460審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官 原告株式会社エルイーテック
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が特許出願をしたところ拒絶査定を受けたので,これに対し不
服の審判請求をしたが,特許庁が請求不成立の審決をしたことから,原告がそ
の取消しを求めた事案である。
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特許権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10634審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官 原告昭和電工建材株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が後記特許出願をしたところ,拒絶査定を受けたので,これに
対し不服の審判請求をしたが,特許庁から請求不成立の審決を受けたことから,
原告がその取消しを求めた事案である。
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特許権
平成18年3月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10177審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (カテーテル)
被告株式会社グッドテック 原告テルモ株式会社
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[概要] 1 手続の経緯
(1) 原告は,発明の名称を「カテーテル」とする特許第2528011号(平
成元年12月20日出願,平成8年6月14日設定登録。以下「本件特許」
という。請求項の数は3である。)の特許権者である。
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特許権
平成18年3月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10214請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (画像形成装置)
被告特許庁長官中嶋誠 原告富士ゼロックス株式会社
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特許法29条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成4年1月17日に出願した特願平4-26269号(以下「原
出願」という。)の一部を分割して,平成11年1月14日に新たな特許出願
とした特願平11-8088号の一部をさらに分割して,平成13年6月11
日に,発明の名称を「画像形成装置」とする新たな特許出願(特願2001-
175921号)とした特許第3356172号(平成14年10月4日設定
登録。以下「本件特許」という。登録時の請求項の数は11である。)の特許
権者である。本件特許に対し,平成15年6月6日及び同年6月9日,特許異
議の申立てがなされ,特許庁はこれらの申立てを異議2003-71494号
事件として審理した。その過程で,原告は,平成16年5月11日付け訂正請
求書により,本件特許に係る明細書の訂正を請求した(なお,この訂正により,
請求項1ないし5及び10は削除され,請求項6ないし9及び11が訂正され,
請求項1ないし5に繰り上げられた。)。特許庁は,審理の結果,同年7月6
日,「訂正を認める。特許第3356172号の請求項1ないし2,4ないし
5に係る特許を取り消す。同請求項3に係る特許を維持する。」との決定(以
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特許権
平成18年3月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10483審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (レーザー処理前に皮膚に塗布する組成物における発色団の使用)
被告特許庁長官中嶋誠 原告ガルデルマ・リサーチ・アンド・エヌ・セ
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成9年12月4日,発明の名称を「レーザー処理前に皮膚に塗布
する組成物における発色団の使用」とする発明につき特許出願(特願平9-3
34697号。優先権主張1996年〔平成8年〕12月5日・フランス。以
下「本件出願」という。)をし,平成12年8月29日付け手続補正書を提出
して,本件出願の願書に添付した明細書の特許請求の範囲の補正をしたが,平
成13年9月11日,拒絶査定を受けたので,同年12月17日,これに対す
る不服の審判の請求をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10303審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官中嶋誠 原告ユーロ-セルティークエス.エイ.
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特許法29条2項
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[概要] 本判決においては,書証等を引用する場合を含め,公用文の用字用語例に従って表記を変えた部
分がある。
本件は,原告が,本願発明の特許出願をしたところ,拒絶査定を受け,これを不
服として審判請求をしたが,審判請求は成り立たないとの審決がされたため,同審
決の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10005控訴棄却
損害賠償等 (中空糸膜濾過装置)
控訴人株式会社東芝 被控訴人オルガノ株式会社
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特許法29条2項 特許法104条の3 民法724条 特許法101条1号
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刊行物 | 33回 | 損害賠償 | 16回 | 侵害 | 14回 | 特許権 | 14回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「中空糸膜濾過装置」とする発明につき特許権(出願昭和
59年3月31日,登録平成6年6月21日,特許第1851891号,発
明の数2,平成16年3月31日期間満了,平成16年6月9日登録抹消。
以下「本件特許」又は「本件特許権」という。)を有していた控訴人(一審
原告)が,被控訴人(一審被告)に対し,東京電力柏崎原発4号機,同6号
機,東北電力女川原発3号機への各納入と中部電力浜岡原発4号機における
モジュール交換にそれぞれ用いられた別紙物件目録記載の中空糸膜濾過装
置(以下「被控訴人物件」という。)が,本件特許権を侵害するとして,1
6億9700万円余の損害賠償金又は不当利得金の支払を求めた事案であ
る。
2 原審の東京地裁は,平成15年7月30日,前記請求の根拠とされた本件
特許の請求項1の発明(ただし,平成16年3月23日訂正審決前のも
の。)は,本件特許の出願日より前の昭和58年10月27日に頒布された
公開特許公報である特開昭58-183916号公報(以下にいう「引用例
1」)及び同じく本件特許の出願より前の昭和53年9月29日に頒布され
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10707審決取消訴訟審決取消
審決取消
被告株式会社東芝 原告オルガノ株式会社
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特許法29条2項 特許法126条1項 特許法29条1項
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[概要] 本件は,被告の有する後記特許について原告が無効審判を請求したところ,
特許庁が平成17年9月5日付けで請求不成立の審決をしたことから,原告が
その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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意匠権
平成18年3月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10785審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官 原告株式会社コーセー
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意匠法3条1項3号
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[概要] 本件は,原告が後記意匠登録出願をしたところ,拒絶査定を受けたので,これ
を不服として審判請求をしたが,特許庁が請求不成立の審決をしたことから,同
審決の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10405審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (携帯型無線電話装置)
被告特許庁長官中嶋誠 原告エイディシーテクノロジー株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願人が,拒絶査定に対する不服審判請求を不成立とした審決の取
消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)23600等一部認容
特許権侵害差止等
被告株式会社ハイニックス・セミ 原告株式会社東芝
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特許法36条5項2号 特許法100条 特許法102条3項 特許法2条3項1号
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[概要] 1 争いのない事実等(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない )。
当事者(1)
原告は,電気機械器具の製造販売等を業とする会社であり,被告は,半導
体素子の輸出入及び販売等を業とする会社である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月24日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)3089却下
特許権侵害差止請求権不存在確認
被告株式会社半導体エネルギー研究所 原告チーメイオプトエレクトロニクス
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法4条 特許法36条5項1号 特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,後記本件特許権に基づく差止請求権を被保全権利とし,後記本件製品を
販売する原告の顧客を相手方として,販売禁止等の仮処分を申し立てる被告の行為
等が不正競争防止法2条1項14号の営業誹謗行為に当たると主張し,原告が,被
告に対し,同法3条1項に基づく差止め,並びに同法4条に基づく損害金及び不法
行為後の民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払(いずれも一部請求)を求
め,さらに,被告の原告の顧客に対する上記差止請求権が存在しないことの確認を
求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)9373一部認容
職務発明対価金請求事件
被告キャノンマシナリー株式会社 原告P1
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特許法35条3項 特許法29条1項2号 特許法29条 特許法65条
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実施 | 136回 | 特許権 | 115回 | 無効 | 22回 | 職務発明 | 19回 |
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[概要] 1 本件は,被告の従業員であった原告が,その在職中にした別紙職務発明目録
記載の職務発明4件につき,特許法35条3項(平成16年法律第79号によ
る改正前のもの。以下同じ )に基づいて,特許を受ける権利を使用者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)10790一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告柏書房株式会社 原告亡A訴訟承継人B
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著作権法114条3項
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[概要] 本件は,別紙原告絵画目録1ないし4の各絵画(以下,それぞれ「原告絵画
」,「 」 , 「 」 。)1 原告絵画2 のようにいい 各絵画を総称して 原告各絵画 という
を描いた亡 (以下「亡 」という )が,被告が発行する別紙書籍目録記載A A 。
の書籍(以下「被告書籍」という )において,原告各絵画を亡 に無断で複。 A
, , ,製し 原告絵画1については その一部のみを切り取って使用したのみならず
亡 の氏名を表示しなかったこと,及び,被告が,その後の交渉において不A
誠実な態度を取り,亡 に精神的苦痛を与えたとして,被告に対し,原告各A
絵画の著作権侵害及び原告絵画1についての著作者人格権(同一性保持権及び
氏名表示権)侵害に基づく損害賠償請求として合計1231万1108円の支
払並びに被告書籍の発行,販売差止め等を求めている事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)18051請求棄却
特許出願取下手続履行請求事件
被告国立大学法人東京工業大学
株会ルトァサプジク 原告A
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特許法30条 民法550条
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,被告らを出願人として平成16年10月2
9日付けでなされた特許出願について,これを取り下げる旨の合意が成立した
と主張して,同出願の取下手続をすることを求める事案である。被告らは,か
かる合意の成立を否認して,争っている。
( , 。)1 前提となる事実 当事者間に争いがないか 後掲各証拠によって認められる
( ) 当事者1
原告は,被告国立大学法人東京工業大学(以下「被告大学」という )原。
子炉工学研究所教授として分散エネルギーシステムの研究開発に従事する者
である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月23日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10567審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (電気による植物生長方法)
被告特許庁長官中嶋誠 原告X
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特許法49条 特許法29条 特許法29条2項 特許法49条1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成6年1月28日,発明の名称を「電気による植物生長方法」と
する発明について特許出願(以下「本件出願」という。)をしたが,平成15
年9月30日付けで拒絶査定を受けたので,同年10月16日に拒絶査定不服
の審判を請求した。特許庁は,これを不服2003-22444号事件として
審理した結果,平成17年5月23日に「本件審判の請求は,成り立たな
い。」との審決をし,同年6月11日,その謄本を原告に送達した。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)8682請求棄却
損害賠償請求事件
被告中外製薬株式会社 原告味の素株式会社
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特許法79条 特許法29条1項3号 特許法29条2項 特許法36条4項2号
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実施 | 125回 | 優先権 | 104回 | 刊行物 | 27回 | 特許権 | 17回 |
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[概要] 本件は,生理活性タンパク質の製造法についての特許権を有する原告が,被
告が生理活性タンパク質である遺伝子組換えヒトエリスロポエチン(以下,エ
リスロポエチンを「 」という )及び遺伝子組換えヒト顆粒球コロニー刺EPO 。
激因子(以下,顆粒球コロニー刺激因子を「 」という )の製造に用いG-CSF 。
- -2
た方法(以下,遺伝子組換えヒト の製造方法を「被告方法1」と,遺伝EPO
子組換えヒト の製造方法を「被告方法2」という )が,前記特許権にG-CSF 。
係る発明の技術的範囲に属するとして,被告に対し,民法709条に基づき,
一部請求として,特許権侵害による損害(遅延損害金を含む )の賠償を求め。
た事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10296審決取消訴訟
審決取消
被告三菱マテリアル神戸ツールズ株式会社 原告ユナキス・バルツェルス・アクチェンゲゼルシャフト
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特許法42条の2 特許法41条 特許法29条1項3号
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刊行物 | 118回 | 審決 | 42回 | 優先権 | 33回 | 進歩性 | 23回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告の有する本件特許について無効審判請求をしたところ,審
, 。判請求は成り立たないとの審決がされたため 同審決の取消しを求めた事案である
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)2782
不当利得返還
被告日本ショット株式会社 原告社団法人日本音楽著作権協会
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民法704条 著作権法50条2項 著作権法1条2項 著作権法1条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告との間の著作権信託契約に基づいて,リヒャルト・シ
ュトラウスを著作者とする音楽著作物に関し,原告が利用者から徴収して,被
告に分配した著作物使用料のうち,平成12年1月1日以降の使用に係る12
17万1113円について,上記著作物の著作権の存続期間は平成11年12
月31日をもって満了したことから,原告の損失に基づき被告が法律上の原因
なく利得したものであるとして,民法703条及び704条に基づいて,12
17万1113円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日である平成17年3
月2日から支払済みに至るまで商事法定利率年6分の割合による利息の支払を
求めたのに対し,被告が,上記著作権については,連合国及び連合国民の著作
権の特例に関する法律(以下「戦時加算特例法」という。)4条1項の適用に
より,存続期間が3794日間加算され,平成22年5月21日まで存続する
ことになるから,受領した分配金は,法律上の原因なく利得したものとなるわ
けではないとして争っている事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10625審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告アスベル株式会社 原告岩崎工業株式会社
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[概要] 本件は,原告が特許権者である後記特許に関し,被告から特許無効審判請求が
なされ,特許庁がこれを無効とする審決をしたことから,原告がその取消しを求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10624審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告株式会社オーエスケー 原告岩崎工業株式会社
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[概要] 本件は,原告が特許権者である後記特許に関し,被告からの特許無効審判請求
に基づき,特許庁がこれを無効とする審決をしたことから,原告がその取消しを
求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10561審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官 原告国立大学法人東京工業大学
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,国の機関である東京工業大学長が特許出願をしたところ,拒絶査定
を受けたので,これに対する不服の審判請求をしたが,特許庁が請求不成立の
審決をしたことから,承継人である原告がその取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10314審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (高圧水銀蒸気放電ランプ)
被告岩崎電気株式会社 原告コーニンクレッカフィリップスエレクトロニクスエヌヴィ
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特許法123条1項2号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許を無効とする審決の取消しを求める事件であり,原告は無効とされ
た特許の特許権者,被告は上記特許に対する無効審判の請求人である。
▶判決の詳細
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商標権
平成18年3月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)24617
商標権移転登録抹消登録請求
被告B 原告A
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民事訴訟法208条
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[概要] 本件は,原告が被告に対し,無断で移転登録が行われたとして,商標権に基づき,
当該移転登録の抹消登録手続を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成18年3月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10504審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告シネマボーテインコーポ 原告株式会社マリー・クレール
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商標法50条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
被告は,「CINEMA」の欧文字を横書きしてなり,指定商品を第3類
「せっけん類,香料類,化粧品,かつら装着用接着剤,つけづめ,つけまつ毛,
つけまつ毛用接着剤,歯磨き,染み抜きベンジン,つや出し剤,研磨紙,研磨
用砂,人造軽石,つや出し紙,つや出し布,靴クリーム,靴墨,塗料用剥離
剤」,及び,第21類「なべ類,コーヒー沸かし(電気式又は貴金属製のもの
を除く。),鉄瓶,やかん,食器類(貴金属製のものを除く。),アイスペー
ル,こしょう入れ・砂糖入れ及び塩振り出し容器(貴金属製のものを除く。),
卵立て(貴金属製のものを除く。),ナプキンホルダー及びナプキンリング
(貴金属製のものを除く。),盆(貴金属製のものを除く。),ようじ入れ
(貴金属製のものを除く。),シェーカー,手動式のコーヒー豆ひき器及びこ
しょうひき,食品保存用ガラス瓶,水筒,栓抜き,なべ敷き,はし,はし箱,
魔法瓶,ようじ,レモン絞り器,清掃用具及び洗濯用具,化粧用具(「電気式
歯ブラシ」を除く。),洋服ブラシ,靴ブラシ,靴べら,靴磨き布,軽便靴ク
リーナー,シューツリー,ガラス製又は陶磁製の包装用容器,植木鉢,家庭園
▶判決の詳細
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不正競争
平成18年3月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)966請求棄却
商号使用差止等請求事件
被告エヌケーケー株式会社 原告国際興業株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 民事訴訟法62条 不正競争防止法3条1項
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[概要] 本件は,「国際興業株式会社」の商号及び「国際興業株式会社」等の商標を
使用する原告が,原告の同商号及び商標は周知な商品等表示であるとして,
「成田国際興業株式会社」の商号及び「成田国際興業」という表示を使用して
いた被告の行為は,不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に該当し,今
後も同様の不正競争行為により原告の営業上の利益を侵害されるおそれがある
旨主張して,同法3条1項に基づき,被告の上記商号及び表示の使用の差止め
及び同商号の抹消登記手続を求めたのに対し,被告が,本件訴訟の係属中に,
商号を変更するなどして,前記商号や表示の使用をやめたから,不正競争行為
の事実はなく,原告の営業上の利益が侵害されるおそれもないなどと反論して
争う事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10095等一部認容
損害賠償等
被告)総合法令出版被控訴人・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件
)Y1以下被被控訴人・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件
)Y2以下被 控訴人・附帯被
(原審第1事件及び第2事件原告)X(以下「
」 被控訴人・第10107号事件附帯控訴人(原審第1事件被告)総合法令出版
・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件被告)Y1以下被
・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件被告)Y2以下被
Y1及び同Y2
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著作権法112条1項 民法709条 民法719条1項
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[概要] 1 原判決中,被控訴人会社の敗訴部分を取り消す。
2 控訴人の被控訴人会社に対する請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は,第1,2審とも控訴人の負担とする。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10519審決取消訴訟審決取消
審決取消
被告特許庁長官 原告コーニンクレッカフィリップス
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,後記特許の出願人である原告が,特許庁から拒絶査定を受けたの
で,これを不服として審判請求をしたところ,特許庁が同請求は成り立たな
いとの審決をしたことから,原告がその取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10516
補正の却下の決定取消 (多重音声通信やデータ通信を単一又は複数チャンネルにより同時に行うための無線ディジタル加入者電話システム)
被告特許庁長官中嶋誠 原告インターデイジタルテクノ
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特許法65条1項 特許法159条1項
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分割 | 5回 | 特許権 | 2回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,昭和61年2月26日(優先権主張1985年3月20日,アメリ
カ合衆国)に出願した特願昭61-39331号(以下「原出願」という。)
の一部を分割して,平成9年7月11日に新たな特許出願とした特願平9-2
36592号の一部を更に分割して,平成11年2月5日に新たな特許出願と
した特願平11-65355号の一部をまた更に分割して,平成12年5月1
5日に,発明の名称を「多重音声通信やデータ通信を単一又は複数チャンネル
により同時に行うための無線ディジタル加入者電話システム」とする新たな特
許出願(特願2000-142479号,以下「本願」という。)をし,この
出願は,平成13年1月26日,出願公開された(特開2001-25052
号)。原告は,本願について,平成14年4月11付けで拒絶査定を受けたの
で,同年7月12日に拒絶査定不服審判を請求したところ,特許庁は,この請
求を,不服2002-13115号事件として審理した。同事件の手続におい
て,原告が同年8月9日付けで手続補正(以下「本件補正」という。)をした
ところ,特許庁は,平成17年1月28日,「平成14年8月9日付けの手続
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10464審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (チャネル符号化/復号装置及び方法)
被告特許庁長官 原告サムスンエレクトロニクス
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成11年4月6日(パリ条約による優先権主張1998年4月4
日,大韓民国)を国際出願日とし,発明の名称を「チャネル符号化/復号装置
及び方法」とする特許出願(平成11年特許願第550314号,以下「本
願」という )をしたが,特許庁は,平成14年1月18日,本願について拒。
絶査定をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成17(行ケ)10596審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告Y 原告メガソフト株式会社
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特許法29条2項 特許法134条の3 特許法181条2項
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審決 | 91回 | 刊行物 | 43回 | 分割 | 26回 | 進歩性 | 10回 |
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[概要] 本件は,原告の有する後記特許について被告が無効審判を請求したところ,
特許庁がこの特許を無効とする審決をしたことから,原告がその取消しを求め
た事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成18年3月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)27028一部認容
職務発明対価
被告株式会社豊田中央研究所 原告A
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特許法35条4項 特許法35条3項 特許法35条 特許法2条1項
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実施 | 142回 | 許諾 | 39回 | 特許権 | 31回 | 職務発明 | 11回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,平成16年法律第79号による改正前の特許
法35条(以下,同条について「特許法」という場合,特に断らない限り,平
成16年法律第79号による改正前の特許法をいう )に基づき,原告が被告。
に承継させた職務発明に係る特許権について,相当対価50億円の支払を求め
た事案である。被告は,原告が発明者であることを争い,仮に発明者であると
しても,相当対価を支払済みであると主張している。
( , 。)1 前提となる事実 当事者間に争いがないか 後掲各証拠によって認められる
( ) 当事者1
原告は,昭和55年4月に被告に入社し,平成5年2月28日付けで被告
を退職した者である。
▶判決の詳細
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