権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成30年7月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10195審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (管体の屈曲部保護カバー)
被告有限会社フォーラム 原告旭産業株式会社
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[概要] 本件は,特許無効審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。争点は,明確
性要件違反の有無及び進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年7月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10011却下
商標登録維持決定取消請求事件
被告特許庁長官
国 原告ベストライセンス株式会社
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商標法43条の3 商標法10条1項 民事訴訟法140条
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[概要] 1 本件は,原告が,登録第5877169号商標について特許庁長官に登録異
議申立て(異議2016-900336号事件。以下「本件登録異議事件」とい
う。)をしたのに対し,特許庁審判官が上記商標の商標登録を維持するとの決定
(以下「本件決定」という。)をしたことから,被告特許庁長官に対し,①本件決
定の取消し,②本件登録異議事件についての商標登録取消決定の義務付けを求める
とともに,被告らとの間で,③商標法43条の3第5項が違憲無効であることの確
認,④商標登録出願の全部を分割しても出願分割の効果が認められず出願日の遡及
効が認められない旨の解釈が違憲無効であることの確認,⑤商標登録異議事件の審
理手続において異議申立人に反論の機会を全く与えず商標登録の維持決定をするこ
とが違憲無効であることの確認を,それぞれ求める事案である。なお,原告は,被
告国に対し,200万円の支払を求めていたが,同請求に係る部分の弁論は分離さ
れ,東京地方裁判所に移送されている。
2 請求原因事実は,別紙平成30年3月14日付け「訴状(補充)」の「第2
請求の原因」記載のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年7月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)13005
不当利得返還請求事件 (リング式多段岩盤変動測定装置)
被告株式会社マコメ研究所平井佑希
は,磁気センサー,磁気スケール,磁気カードリーダー等,磁気応用
の行為
は,イ号物件と岩盤との間にはセメントが充填された隙間があり,イ
は,イ号物件の磁気変位センサーはボーリング孔の内面に配置したも
がイ号物件を製造した当時の特許権者はYであり,原告はYから不当利
は,原告から依頼を受けて,平成18年6月2日,原告に対し「デ
及びHは,平成18年6月頃,F観測井向け模擬試験を行った。
及びHは,平成18年9月27日から同年10月3日にかけて,
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特許法102条3項 特許法36条6項2号 民法703条
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[概要] 1 本件は,名称を「リング式多段岩盤変動測定装置」とする特許権(請求項の
数8。以下「本件特許権」又は「本件特許」といい,特許請求の範囲における20
請求項1の発明を「本件発明」という。)を有する原告が,被告が平成19年
に製造,販売したデジタル式2連地殻活動総合観測装置は,本件発明の技術的
範囲に属するところ,被告は実施料を支払うことなく上記装置を販売したこと
により,法律上の原因なく実施料相当額の利得を得たと主張して,被告に対し,
民法703条に基づく不当利得金1800万円及び民法704条前段所定の25
法定利息702万円の合計2502万円のうち100万円及びこれに対する
催告の後である平成28年10月21日(訴状送達の日の翌日)から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年7月5日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10143審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ウェーハレベルパッケージングにおけるフォトレジストストリッピングと残渣除去のための組成物及び方法)
被告富士フイルム株式会社 原告イー.ケー.シー.テクノロジー.
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[概要] 弁論の全趣旨から認められる。なお,本判決においては,「テトラメチルアン
モニウムヒドロキシド」を「TMAH」と,「コリンヒドロキシド」を「COH」と,
「ヒドロキシルアミン」を「HA」と,「ヒドロキシルアミン塩」を「HA塩」と,
「ヒドロキシルアミンサルフェート」を「HAS」とそれぞれ表記することがある。)
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年7月3日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10013控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人東京機工株式会社 被控訴人株式会社伊藤鐵工所坂野史子
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民法709条
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,控訴人が,①被控訴人が控訴人から示された控訴人の営業秘密である本
件原告製品に関する技術情報を用いて,不正の利益を得る目的又は控訴人に損害を
加える目的で模倣品を第三者に製造させたことが不競法2条1項7号の不正競争に
当たり,②被控訴人が本件原告製品に関する技術情報を用いて模倣品を第三者に製
造させて控訴人の商機を奪ったこと,及び被控訴人が控訴人との間の継続的取引を
猶予期間を置くなどの配慮をせずに解消したことが取引上の信義則に基づく義務の
不履行に当たり,③仮に,本件原告製品に関する技術情報が営業秘密に当たらない
としても,被控訴人が本件原告製品に関する技術情報を用いて模倣品を第三者に製
造させ,控訴人との継続的取引を解消したことが民法709条の不法行為に当たる
と主張して,被控訴人に対し,不競法3条1項に基づく前記第1の2記載の各サイ
レンサーの製造・販売の差止め,同条2項に基づく同各サイレンサーの廃棄を求め
るとともに,不法行為(不競法4条及び5条2項,民法709条)又は債務不履行
に基づく損害賠償金5000万円及び弁護士費用500万円並びにこれらに対する
不法行為の後の日又は催告の後の日である平成27年4月18日(訴状送達の日の
▶判決の詳細
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特許権
平成30年7月3日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10007控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (固体麹の製造方法)
控訴人カワタ工業株式会社河原秀樹 被控訴人株式会社フジワラテクノアート安井友章
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特許法29条2項 特許法104条の3 特許法101条5号
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「固体麹の製造方法」とする特許第4801443号
の特許権(本件特許権)を有する控訴人が,原判決別紙被告製品目録記載の製品(被
告製品)を製造販売する被控訴人に対し,被告製品の製造販売行為は本件特許権の
間接侵害(特許法101条5号)に該当すると主張して,同法100条1項に基づ
きその行為の差止めを求めるとともに,不法行為に基づく損害賠償請求として●●
●●●●及びこれに対する平成25年1月1日(不法行為後の日)から支払済みま
で民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成30年6月29日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)433控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)P1 控訴人(一審原告)株式会社WILL 被控訴人(一審被告)P1
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著作権法114条3項
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[概要] 以下で使用する略称は,特に断らない限り,原判決の例による。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)12058
商標権侵害行為差止等請求事件
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商標法4条1項19号 商標法4条1項7号 商標法4条1項10号 商標法32条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,「KCP」の文字からなる商標(本件商標)につき商標権を有する
原告が,被告らによる被告標章が付された名刺の使用,被告標章が付されたコ
ンクリートポンプ車の販売,及び被告標章のウェブページへの掲載が上記商標
権を侵害すると主張して,被告らに対し,①商標法36条1項及び同2項に基25
づき,被告標章を付したコンクリートポンプ車等の販売及び同販売に係る営業
活動等の差止め,並びにコンクリートポンプ車等の廃棄,②同条1項に基づき,
ウェブページ上の本件商標及びこれに類似する商標の削除,③同法39条及び
特許法106条に基づき,新聞及びウェブページにおける謝罪広告の掲載,④
民法709条及び商標法38条2項に基づき,損害賠償金2140万円及びこ
れに対する不法行為後の日(訴状送達の日の翌日。被告Yにつき平成29年45
月30日,被告会社につき同年5月2日)から各支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)14142請求棄却
損害賠償等請求事件 (入力制御方法,コンピュータ,および,プログラム)
被告AppleJapan合同会社 原告株式会社JUICEDESIGN田口洋介
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特許法29条1項3号 特許法65条1項 特許法102条3項 特許法29条の2
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[概要] 本件は,発明の名称を「入力制御方法,コンピュータ,および,プログラム」
とする特許権を有する原告が,被告によるスマートフォン製品の輸入・販売が原
告の上記特許権を侵害すると主張して,被告に対し,民法709条,特許法105
2条3項に基づく損害賠償金498億4168万3808円の一部である540
0万円,特許法65条1項に基づく補償金63億7162万3600円の一部で
ある5400万円,及び弁護士費用相当額2160万円の合計1億2960万円
及びこれに対する平成29年5月2日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで
民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。10
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)28060確認
特許権侵害による損害賠償債務不存在確認等請求事件 (樹脂フィルムの連続製造方法及び装置及び設備)
被告株式会社カネカ 原告株式会社ヒラノテクシード青海利之
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損害賠償 | 29回 | 特許権 | 24回 | 実施 | 20回 | 侵害 | 18回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「樹脂フィルムの連続製造方法及び装置及び設備」と
する別紙3特許権目録記載の各特許権(以下,「本件各特許権」といい,この
うち同目録記載2の特許権を「本件米国特許権」という。)を有していた被告
から独占的通常実施権の許諾を受けて,別紙1機械装置目録記載の各機械装置
(以下「本件各機械装置」という。)を製造し原告補助参加人に販売した原告20
が,被告に対し,①原告が原告補助参加人に本件各機械装置を製造販売し,原
告補助参加人が本件各機械装置を使用して別紙2製品目録記載の各製品(以下
「本件各製品」という。)を製造販売したことにつき,被告が原告及び原告補
助参加人に対して本件各特許権の侵害を理由とする不法行為に基づく損害賠償
請求権(以下「本件損害賠償請求権」という。)を有しないことの確認を求め25
る(以下「本件不存在確認請求」という。)とともに,②原告が上記通常実施
権の許諾時から現在に至るまで原告補助参加人に対して本件各機械装置を使用
させることができる地位にあったことの確認を求める(以下「本件地位確認請
求」という。)事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)4292一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告ネオケミア株式会社
株式会社コスメプロ
株式会社アイリカ
株式会社キアラマキアート
リズム株式会社
株式会社アンプリー
合同会社SHIN
ウインセンス株式会社
株式会社コスメボーゼ
クリアノワール株式会社上記10名を「
コスメプロら」という。) 原告株式会社メディオン・リサーチ・ラボラトリーズ
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特許法102条2項 特許法101条1号 特許法102条3項 特許法101条4号
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実施 | 160回 | 進歩性 | 66回 | 侵害 | 65回 | 特許権 | 62回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,後記の各特許権を有する原告が,①被告ら又は第三者が製造,販売する
別紙「被告製品目録」記載の炭酸パック(以下「被告各製品」といい,各製品を同5
目録の番号に従い「被告製品1」などという。)が当該各特許権に係る発明の技術
的範囲に属し,それらの製造,販売が当該各特許権の一部の請求項に係る直接侵害
行為に該当するとともに,②被告各製品を製造,販売した行為が当該各特許権の一
部の請求項に係る間接侵害行為(特許法101条1号又は2号及び4号又は5号)
に該当し,③また被告ネオケミアがその一部の製品に使用する顆粒剤を製造,販売10
した行為が当該各特許権の一部の請求項の間接侵害行為(同条1号又は2号)に該
当するとして,被告らに対し,特許法100条1項に基づき,被告製品1,3ない
し5,8,9,11,13ないし15,17及び18の製造,販売等の差止めを,
同条2項に基づき,同製品等の廃棄を,特許権侵害の不法行為に基づき,主位的に
特許法102条2項,予備的に同条3項による損害の賠償及びこれに対する最終の15
不法行為の日又はその後の日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を請求した事案である。なお,原告は,損害賠償請求について主位的
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10014控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社シーエム田中和慶 控訴人(一審原告)WDSC 被控訴人(一審被告)株式会社シーエム田中和慶
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[概要] 1 事案の経緯等
(1) 本件は,歯科医師らによる自主学習グループであり,「WDSC」の表示
を使用して歯科治療技術の勉強会を主催する活動等を行っている法人格なき社団で
ある控訴人が,被控訴人が企画,編集した本件雑誌中に掲載された本件各記事にお
いて「WDSC」の表示を一審被告A(以下,「一審被告A」という。)が自己の宣
伝広告に使用したことが不正競争防止法(以下,「不競法」という。)2条1項1号
の不正競争に当たると主張して,被控訴人及び一審被告Aに対し,不競法4条に基
づき,各自損害賠償金180万円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送達の
日の翌日)である平成29年5月25日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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意匠権
平成30年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10021審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社イマック 原告シーシーエス株式会社
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意匠法3条1項3号 意匠法2条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,以下の部分意匠(意匠登録第1568314号。以下「本件登録
意匠」という。)の意匠権者である。
▶判決の詳細
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意匠権
平成30年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10020審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社イマック 原告シーシーエス株式会社
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意匠法3条1項3号 意匠法2条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,以下の部分意匠(意匠登録第1567961号。以下「本件登録
意匠」という。)の意匠権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10178審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (経口投与用組成物のマーキング方法)
被告エーザイ・アール・アンド・ 原告トライスターテクノロジーズ
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,発明の名称を「経口投与用組成物のマーキング方法」とする発明
について,平成18年5月24日(優先日平成17年5月26日)を国際出願
日とする特許出願(特願2007-517849号。以下「本件出願」とい
う。)をし,平成25年8月16日,特許権の設定登録を受けた(特許番号第
5339723号。請求項の数22。以下,この特許を「本件特許」という。
甲16)。
(2) 原告は,平成28年10月31日,本件特許について特許無効審判を請求
した(甲17)。
特許庁は,上記請求を無効2016-800126号事件として審理を行
い,平成29年5月23日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年6月2日,原告に送達
された。
(3) 原告は,平成29年9月27日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10151審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (第FVIII因子ポリマー結合体)
被告特許庁長官關政立 原告バクスアルタゲーエムベーハーイテッド
バクスアルタインコーポレ
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特許法43条5項 特許法184条の3 特許法43条
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優先権 | 155回 | 実施 | 42回 | 審決 | 13回 | 新規性 | 10回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,平成21年7月29日,米国において平成20年8月1日にされ
た特許出願(以下「本件基礎出願」という。)に基づく優先権を主張する申立てを
伴い,発明の名称を「第FVIII因子ポリマー結合体」とする国際出願(PCT
/US2009/052103)をし,その後,国内移行の手続をとった(特願2
011-521284。以下「本願」という。)。
(2) 原告らは,平成27年1月28日付けで拒絶査定を受け,同年6月1日,こ
れに対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年6月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)43030請求棄却
損害賠償等請求事件
被告A
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[概要] 本件は,原告が,原告の元従業員であった被告に対し,①原告在職中の職
務に関し,(ⅰ)原告の承諾を得ることなく顧客との間で支払合意をし,又は
仕様を満たさない製品を納入したなどとして雇用契約上の債務不履行又は不
法行為に基づき,(ⅱ)通勤交通費を不正受給したとして不法行為に基づき,
②原告退職後の転職先における行為に関し,(ⅰ)原告在籍中に取得した営業
秘密を不正の利益を得る目的等で使用したとして不正競争防止法(以下「不5
競法」という。)2条1項7号,4条に基づき,(ⅱ)秘密保持契約及び競業
避止義務契約に違反したとして債務不履行に基づき,又は(ⅲ)同行為が不法
行為を構成するとして不法行為に基づき,合計3991万5595円の損害
賠償金及び訴状送達の日の翌日である平成29年1月22日から支払済みま
で年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。10
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10007審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告Y1
株式会社千鳥饅頭総本舗
Y2 原告株式会社千鳥屋宗家
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商標法4条1項7号 商標法10条1項 民法644条
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商標権 | 36回 | 無効 | 30回 | 審決 | 21回 | 無効審判 | 16回 |
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[概要] 本件は,商標登録の無効審判請求を不成立とした審決についての取消訴訟の
事案である。主たる争点は,商標法4条1項7号該当性に関する審決の判断の
当否である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10002審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官井出英一郎 原告株式会社メイプル会
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商標法4条1項11号 商標法10条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年7月14日,別紙本願商標目録記載の商標(以下「本
願商標」という。)について,商標登録出願(商願2016-75858号。
以下「本件出願」という。)をした。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10001審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官井出英一郎 原告株式会社メイプル会
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成28年7月26日,別紙本願商標目録記載の商標(以下「本
願商標」という。)について,商標登録出願(商願2016-79798号)
をした。
▶判決の詳細
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著作権
平成30年6月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)32433請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社マルイチ産商
株式会社テクニカルパートナー
A 原告株式会社マルスジャパン町田麻美
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著作権法113条2項 著作権法114条3項 著作権法47条の3 著作権法47条の8
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告マルイチ産商に対してソフトウェア開発委託契約に基づ
き原告が著作権を有するプログラムの使用を許諾していたところ,被告らが違法
に同プログラムの複製又は翻案を行い,また,上記委託契約が終了したにもかか5
わらず,被告マルイチ産商がプログラムの使用を継続し,複製又は翻案している
と主張して,被告らに対し,次の請求をする事案である。
▶判決の詳細
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その他
平成30年6月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)12573一部認容
育成者権に基づく差止請求権不存在確認請求事件 (トットリフジタ1号)
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特許法104条の3 特許法167条 特許法104条の4 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が,登録品種の名称を「トットリフジタ1号」,「トットリフジタ215
号」とする各登録種苗について育成者権を有する被告に対し,①別紙「種苗目録1」
及び別紙「種苗目録2」記載の種苗(以下「本件種苗1」,「本件種苗2」という
ことがある。)を生産等する行為,並びに本件種苗1及び2を使用した別紙「原告
製品目録1」及び別紙「原告製品目録2」記載の製品(以下「原告製品1」,「原
告製品2」ということがある。)を販売する行為について,被告の各育成者権に基20
づく差止請求権が存在しないことの確認を求めるとともに,②別紙「種苗目録3」
記載の種苗(以下「本件被疑種苗」という。)を使用した別紙「原告製品目録3」
記載の製品(以下「原告製品3」ということがある。)を販売した行為につき,被
告のトットリフジタ1号に係る育成者権を侵害した不法行為に基づく損害賠償請求
権が存在しないことの確認を求めた事案である。25
2 前提事実(争いのない事実並びに証拠及び弁論の全趣旨により容易に認定で
きる事実。なお,書証の枝番号は,特に記載しない限り,その全てを示す趣旨であ
る。以下,同様である。)
▶判決の詳細
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著作権
平成30年6月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10103等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社ヨコハマ・モーター(以下「
」という。) 被控訴人兼附帯控訴人株式会社トノックスという。)
有限会社マルチデバイスイス」という。)
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著作権法2条1項1号 著作権法114条1項 著作権法12条1項
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[概要] 1 本件は,キャンピングカー及び特殊車両等の製造等を行っている控訴人が,
消防庁における消防用特殊車両の製造に係る一般競争入札に参加して落札し,自ら
上記車両を製造し,これを消防庁に納入した被控訴人トノックス及びその製造に関
与した被控訴人マルチデバイスに対し,被控訴人トノックスは,不当に安い金額で
上記落札をしたほか,上記車両の製造に当たり控訴人から提供を受けた資料を流用
し,また,被控訴人らは,上記車両の製造に当たって,控訴人が著作権を有する制
御プログラム,タッチパネル画面,取扱説明書及び警告用のシールを複製,翻案し
たと主張して,主位的に,上記一連の行為は不法行為を構成するとして,不法行為
に基づく損害賠償請求(民法709条,719条1項前段)として,予備的に,上
記各著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求(民法709条,719条1項前
段,著作権法114条1項又は3項)として,損害金4億6750万円及びこれに
対する不法行為の日又はその後の日である平成25年2月13日(被控訴人トノッ
クスが上記車両を消防庁に納車した日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10096控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (携帯端末サービスシステム)
控訴人X田中大介 被控訴人株式会社サイバーエージェント池村聡
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民法703条
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[概要] 1 本件は,その名称を「携帯端末サービスシステム」とする特許第45470
77号の特許権(本件特許権)を有する控訴人が,原判決別紙被告システム目録記
載1及び2の各システム(被告システム)を作成,使用している被控訴人に対し,
被告システムが本件特許の請求項1記載の発明(本件発明)の技術的範囲に属し,
被控訴人の上記行為は本件特許権を侵害すると主張して,民法703条に基づく不
当利得の返還として,実施料相当額40億円の一部である10万円及びこれに対す
る平成28年11月15日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10153審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (熱間プレス用めっき鋼板)
被告新日鐵住金株式会社橋口尚幸 原告JFEスチール株式会社前田将貴
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特許法167条 特許法29条の2 特許法36条6項2号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 出願経過等
ア 住友金属工業株式会社(以下「住友金属工業」という。)は,平成13
年8月31日,発明の名称を「熱間プレス用めっき鋼板」とする発明につ
いて特許出願(特願2001-264591号)をし,平成16年8月6
日,特許権の設定登録(特許第3582504号)を受けた(請求項数7。
甲10の1。以下,この特許を「本件特許」という。)。
イ 被告は,平成24年10月1日,住友金属工業を吸収合併し,上記特許
権を承継取得した(弁論の全趣旨)。
(2) 別件の無効審判請求事件の経過等
ア 原告は,平成25年11月8日,本件特許の請求項1ないし7に係る発
明について特許無効審判を請求し,無効2013-800214号事件と
して特許庁に係属した(以下「先行事件」という。)。
イ 被告は,平成26年2月7日,本件特許に係る明細書及び特許請求の範
囲を訂正明細書記載のとおり訂正する旨の訂正請求をした(甲10の2,
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ネ)10029控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (光配向用偏光光照射装置及び光配向用偏光光照射方法)
控訴人ウシオ電機株式会社相良由里子 被控訴人株式会社ブイ・テクノロジー鈴木一徳
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特許法104条の3 特許法100条1項 特許法102条1項 特許法126条2項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「光配向用偏光光照射装置及び光配向用偏光光照射方
法」とする特許第5344105号の特許権(本件特許権)を有する控訴人が,
原判決別紙物件目録記載の光配向用偏光光照射装置(被告製品。なお,その基
本的な構成は,原判決別紙被告製品説明書(平成29年2月10日付け更正決
定による更正後のもの。以下同じ。)記載のとおりである。)の製造,販売及
び販売のための展示その他の販売の申出(製造販売等)をしている被控訴人に
対し,被控訴人が被告製品を製造販売等することは本件特許権を侵害する行為
であると主張して,特許法100条1項に基づく被告製品の製造販売等の差止
め,及び同条2項に基づく被告製品の廃棄を求めるとともに,本件特許権侵害
の不法行為(対象期間・ 行為は,平成26年1月1日以降,本件訴訟の提起の
日である平成27年7月3日までの被告製品の販売。)による損害賠償として
10億7600万円(特許法102条1項により算定される損害額。なお,予
備的に同条3項により算定される損害額である2億1980万円)及びこれに
対する不法行為の日以後である同月23日から支払済みまでの民法所定年5分
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特許権
平成30年6月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成28(行ケ)10250審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (光配向用偏光光照射装置及び光配向用偏光光照射方法)
被告株式会社ブイ・テクノロジー鈴木一徳 原告ウシオ電機株式会社相良由里子
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[概要] 弁論の全趣旨から認められる。)
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特許権
平成30年6月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10001一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
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民法709条
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特許権 | 36回 | 侵害 | 30回 | 損害賠償 | 26回 | 差止 | 9回 |
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[概要] 1 本件は,名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装
置」とする発明に係る特許権(「本件特許権」又は「本件特許」)を有する
1審原告が,① 原判決別紙物件目録1記載の生海苔異物除去機(本件装置
(WK型))及び同目録2記載の生海苔異物除去機(被告装置(LS型))
が本件各発明の技術的範囲に属すること,② 同目録3記載の固定リング
(本件固定リング)及び同目録4記載の板状部材又はステンチップ(本件板
状部材)は被告装置(被告装置(WK型)と被告装置(LS型)を併せたも
の)の「生産にのみ用いる物」(特許法(以下「法」という。)101条1
号)に当たることを主張して,1審被告らに対し,以下の各請求をした事案
である。
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著作権
平成30年6月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)32742一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社FCF 原告A
株式会社一竹工房
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著作権法114条3項 著作権法114条2項 著作権法114条1項 著作権法47条
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侵害 | 115回 | 許諾 | 85回 | 差止 | 11回 | 損害賠償 | 7回 |
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[概要] 本件は,原告らが,故久保田一竹(以下「故一竹」という。)が開発した「一
竹辻が花」という独自の染色技術を用いた創作着物作品や,その制作工程に関す
る文章及び写真等について著作権及び著作者人格権を有している(具体的には,25
原告Aが,後記一竹作品,制作工程写真及び美術館写真の著作権を有するととも
に,後記制作工程文章及び旧HPコンテンツの著作権及び著作者人格権を有し,
原告工房が,後記工房作品の著作権及び著作者人格権を有する。)ところ,久保
田一竹美術館(以下「一竹美術館」という。)を経営する被告が,同美術館にお
いて販売している商品等に原告らに無断で上記着物作品等を複製等したことによ
り,原告らの著作権(複製権,譲渡権,公衆送信権)及び著作者人格権(同一性5
保持権等)を侵害したと主張して,①原告Aにおいて,被告に対し,著作権法1
12条1項に基づき,別紙「被告配布物目録」1ないし5,7,8,10ないし
12記載の各配布物の複製・頒布の差止め,及び被告のウェブサイトにおける別
紙「被告HP目録」記載の各文章の自動公衆送信等の差止めを求めるとともに,
民法709条及び著作権法114条1項ないし3項に基づき,損害賠償金27610
5万4034円及びこれに対する不法行為後である平成28年9月1日から支払
▶判決の詳細
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著作権
平成30年6月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ワ)5939
発信者情報開示請求事件
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[概要] 本件は,別紙対象目録に係る各レコードの送信可能化権を有すると主張する
原告らが,氏名不詳者が上記各レコードを圧縮して複製したファイルをコンピ
ュータ内の記録媒体に記録して蔵置し,被告の提供するインターネット接続サ
ービスを経由して自動公衆送信し得る状態にした行為により上記送信可能化権
を侵害されたことが明らかであり,権利の侵害に係る発信者情報の開示を受け20
る正当な理由があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制
限及び発信者情報の開示に関する法律(以下「プロバイダ責任制限法」とい
う。)4条1項に基づき,経由プロバイダである被告に対し,上記発信者情報
の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10228審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告ケントジャパン株式会社 原告スペリー・トップ‐サイダー・リミテ
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商標法2条3項1号 商標法2条3項2号 商標法50条 商標法50条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,以下の商標(登録第5487411号。以下「本件商標」という。)
の商標権者である(甲2,6)。
商 標 別紙商標目録記載のとおり
登録出願日 平成23年11月16日
設定登録日 平成24年4月20日
指 定 商 品 第25類「ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト」
(2) 原告は,平成28年5月18日,本件商標について,商標法50条1項所
定の商標登録取消審判(以下「本件審判」という。)を請求し,同月30日,
その登録がされた(甲6)。
特許庁は,本件審判の請求を取消2016-300335号事件として審
理し,平成29年8月3日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審
決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月11日,原告に送
達された。
(3) 原告は,平成29年12月8日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月13日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成30(行ケ)10015審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社ツイン 原告株式会社バンビーナ
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商標法2条3項1号 商標法50条1項 商標法50条 商標法2条3項2号
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[概要] 本件は,商標法50条1項に基づく商標登録取消審判請求を不成立とした審決の
取消訴訟であり,争点は被告による商標使用の有無である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成29(行ケ)10214審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社タグチ工業 原告東宝株式会社佐竹勝一
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商標法4条1項15号 商標法4条1項7号 商標法4条1項19号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,平成23年11月21日,別紙商標目録記載の商標(以下「本件商
標」という。)につき,指定商品を第7類「鉱山機械器具,土木機械器具,荷役機
械器具,農業用機械器具,廃棄物圧縮装置,廃棄物破砕装置」(以下「本件指定商
品」という。)として,商標登録出願をし,本件商標は,平成24年4月27日,
登録された(登録第5490432号)。(甲1)
⑵ 原告は,平成29年2月22日,本件商標について,商標登録無効審判を請
求した。なお,原告は,商標法4条1項15号及び19号に関し,「GODZIL
LA」との文字から成る商標(以下「引用商標」という。)を引用した。(甲17
5)
⑶ 特許庁は,原告の請求を無効2017-890010号事件として審理し,
平成29年10月16日,「本件審判の請求は,成り立たない。」とする別紙審決
書(写し)記載の審決をし(以下「本件審決」という。),その謄本は,同月26
日,原告に送達された。
⑷ 原告は,平成29年11月22日,本件審決の取消しを求めて本件訴訟を提
▶判決の詳細
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その他
平成30年6月8日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)27733一部認容
育成者権侵害差止等請求事件
被告株式会社河鶴株式会社長野管財(旧商号・株
X
株式会社長野管財破産管財人X
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民法709条 民法719条
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侵害 | 80回 | 損害賠償 | 13回 | 実施 | 12回 | 差止 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,種苗法(以下,「法」と略称する場合がある。)に基づき品種登録
されたしいたけの育成者権を有する原告が,被告河鶴,訴外株式会社農研管財
(旧商号は株式会社河鶴農研。以下,商号変更の前後を問わず「河鶴農研」と
いう。)及び破産者株式会社長野管財(旧商号は株式会社アグリンク長野。以
下,商号変更の前後を問わず「アグリンク長野」という。)は,遅くとも平成25
23年8月頃以降,しいたけの種苗及びその収穫物を生産,譲渡等していると
ころ,これらの行為は原告の育成者権を侵害するものであると主張して,被告
河鶴に対し,①法33条1項,2項に基づく上記種苗及びその収穫物の生産,
譲渡等の差止め,②同条2項に基づく上記種苗等の廃棄,③法44条に基づく
謝罪広告の新聞掲載,④共同不法行為に基づく損害合計2億5063万673
4円及びこれに対する不法行為の後の日(本訴状送達の日の翌日)である平成5
26年11月26日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求めるとともに,被告破産管財人に対し,原告がアグリンク長野に
損害賠償請求金の元本2億5063万6734円及びこれに対する遅延損害金
2619万6688円の破産債権を有することの確定を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成30年6月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10009控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人アオバ自動機株式会社 被控訴人株式会社堀内電機製作所田中伸一郎
第一実業株式会社松永章吾
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不正競争防止法2条1項3号 著作権法2条2項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件は,糸半田供給機(半田フィーダ)の開発,製造,販売等を行う控訴
人が,被控訴人堀内電機が製造し,被控訴人らが共同して展示及び販売した
原判決別紙被告商品目録1及び2記載の各商品(被告商品1及び被告商品2)
について,① 原判決別紙原告商品目録記載の商品(型式:ASTY-V1
100H。原告商品)の形態を模倣したものであり,被控訴人らの行為は不
正競争防止法2条1項3号所定の不正競争に当たると主張して,被控訴人ら
に対し,同法4条,5条3項2号に基づき損害賠償金3300万円及びこれ
に対する不法行為の日以後である平成28年2月3日(訴状送達の日の翌日)
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求
め(㋐),② 被告各商品は,美術の著作物である原告商品の複製ないし翻
案物に当たると主張して,被控訴人らに対し,著作権法114条3項に基づ
き上記 と同額の損害賠償金及び遅延損害金の連帯支払を求めるとともに(㋑
-1),被告各商品の製造,販売,展示等の差止め(㋑-2)及び破棄(㋑
-3)を求め,③ 被控訴人らが,控訴人から示された営業秘密である原判
▶判決の詳細
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著作権
平成30年6月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成29(ワ)39658一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社スタークラウン中尾義孝 原告A
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著作権法114条3項 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告が運営するウェブサイト(以下「本件サイ
ト」という。)に,原告が著作権を有するイラスト3点(以下「本件各イラスト」25
と総称する。)を掲載した行為が送信可能化権(著作権法23条1項)の侵害に当
たると主張して,民法709条及び著作権法114条3項に基づき,損害賠償金
99万円及びこれに対する不法行為日(本件各イラストを掲載した日)である平
成26年7月31日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年6月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成30(ネ)10004控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
控訴人X 被控訴人新日鐵住金株式会社緒方彰人
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特許法35条
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[概要] 1 事案の概要(略称は,特に断らない限り,原判決に従う。)
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①主位的に,職務発明規程により職務発明
である●●●●●●●●●●●●●●●●に関する発明(本件発明)について被控
訴人に特許を受ける権利を取得させたとして,特許法35条(平成27年法律第5
5号による改正前のもの。以下同じ。)に基づく相当の対価●●●●●●●●●の
一部である1億円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成28年12月1
3日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めると
ともに,②予備的に,黙示の合意により,本件発明について被控訴人に特許を受け
る権利を譲渡したとして,同合意に基づく相当の対価の一部として,上記①と同額
の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成30年6月1日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)25640等一部認容
商標権侵害差止等請求事件,虚偽事実告知・流布行為差止等請求事件
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商標法38条2項 著作権法114条2項 商標法26条1項3号 不正競争防止法2条1項15号
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侵害 | 170回 | 商標権 | 69回 | 損害賠償 | 20回 | 差止 | 18回 |
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[概要] 1 甲事件の概要
甲事件の概要は,次のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成30年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)41720請求棄却
損害賠償請求事件 (地震到来予知システム)
被告国
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特許法102条3項 特許法36条6項2号
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[概要] 本件は,発明の名称を「地震到来予知システム」とする特許権を有する原告が,
被告の組織の一部である気象庁において行う緊急地震速報が原告の上記特許権
を侵害していると主張して,被告に対し,民法709条,特許法102条3項に
基づき,損害賠償金2億7000万円の一部請求として1000万円及びこれに
対する訴状送達日の翌日である平成29年1月14日から支払済みまで民法所5
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めると共に,特許法106条に基
づき,信用回復措置として謝罪広告の新聞掲載を求める事案である。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成30年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成28(ワ)20852一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社コスミック出版 原告有限会社イー・エックス・キュー
有限会社アートステーション
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著作権法114条2項 著作権法113条1項1号
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[概要] 本件は,別紙原告ら著作物目録記載の「トムとジェリー」の各アニメーション
作品(以下「本件アニメーション作品」という。)の日本語台詞原稿(以下「本
件著作物」という。)の著作権を各2分の1の割合で共有する原告らが,本件著
作物(台詞原稿)を実演した音声を収録した別紙被告商品目録記載の各DVD商10
品(以下,まとめて「被告商品」という。)を製造,販売,輸入する被告の行為
が著作権侵害(製造につき複製権侵害,販売につき譲渡権侵害,輸入につき著作
権法113条1項1号の著作権侵害とみなされる行為)に当たると主張して,被
告に対し,①著作権法112条1項に基づき,被告商品の輸入,製造及び販売の
差止めを求めるとともに,②提訴の3年前の日である平成25年6月24日以降15
の販売分につき民法709条,著作権法114条2項に基づき,損害賠償金41
79万6000円及びこれに対する平成28年7月9日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,また,③それより前である平成2
5年6月23日までの販売分につき民法703条に基づき,不当利得金(著作権
使用料相当額)715万9228円及びこれに対する平成28年10月29日か20
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,それぞれ求
▶判決の詳細
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