| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成24年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)27001請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ダブルアーム型ロボット)
被告株式会社安川電機 原告日本電産サンキョー株式会社
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特許法29条2項 特許法104条の3 特許法102条1項 特許法100条1項
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| 無効 | 52回 | | 特許権 | 29回 | | 進歩性 | 23回 | | 実施 | 20回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「ダブルアーム型ロボット」とする特許第39730
06号(以下,この特許を「本件特許1」,この特許権を「本件特許権1」と
いう。)及び発明の名称を「ダブルアーム型ロボット」とする特許第3973
048号(以下,この特許を「本件特許2」,この特許権を「本件特許権2」
という。)の特許権者である原告が,被告による別紙目録1及び2記載の各製
品(以下,別紙目録1記載の製品を「被告物件1」,同目録2記載の製品を「被
告物件2」といい,これらを総称して「被告各物件」という。)の製造及び販
売が本件特許権1及び2(以下,これらを併せて「本件各特許権」といい,ま
た,本件特許1と本件特許2を併せて「本件各特許」という。)の侵害に当た
る旨主張して,被告に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被告各物
件の製造及び販売の差止め並びに廃棄を求めるとともに,特許権侵害の不法行
為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10230審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件(特許) (個別搬送装置)
被告F.TEC株式会社 原告株式会社石野製作所
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特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,アレックスエンジニアリング株式会社(以下「訴外会社」という。)
が名称を「個別搬送装置」とする発明につき特許登録(特許第4105749
号,請求項の数2。以下「本件特許」という。)を受けていたところ,原告が
その請求項1及び2につき無効審判請求をし,その後,被告が訴外会社から特
許権者の地位を承継していたところ,特許庁が請求不成立の審決をしたことか
ら,これに不服の原告がその取消しを求めた事案である
2 争点は,本件特許の特許請求の範囲請求項1及び2記載の各発明(以下,順
次「本件発明1」,「本件発明2」という。)が下記引用例との間で進歩性を
有するか(特許法29条2項),である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10084審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (スクロール圧縮機,蒸気圧縮式冷凍サイクル,および車両用空調装置)
被告特許庁長官 原告三菱重工業株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成11年6月8日に出願した特願平11-161689号の一部を,
平成19年2月28日に,発明の名称を「スクロール圧縮機,蒸気圧縮式冷凍サイ
クル,および車両用空調装置」とする新たな特許出願(特願2007-49901
号。以下「本願」という。)としたが,平成21年10月23日付けで拒絶査定を
受け,平成22年2月4日,これに対する拒絶査定不服の審判を請求した(不服2
010-2500号事件)。
特許庁は,平成23年1月24日付けで「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決をし,その謄本は,同年2月8日,原告に送達された。
2 特許請求の範囲
平成21年1月19日付け手続補正による補正後の本願の特許請求の範囲の請求
項1の記載は次のとおりである(甲4。以下,この発明を「本願発明」という。)。
なお,上記補正後の本願の特許請求の範囲,明細書及び図面(甲1,甲4)を総称
して,「本願明細書」ということがある。別紙本願明細書【図1】は,本願発明に
係るスクロール圧縮機の一実施形態の縦断面図である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10163審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (睫毛をカールする方法と装置)
被告特許庁長官 原告ロレアル
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成16年12月16日,発明の名称を「睫毛をカールする方法と装置」
とする発明について,特許出願(特願2004-364944,甲9,以下「本願」
という。)をしたが,平成20年4月4日付けで拒絶査定を受け,これに対し,平
成20年7月8日付けで,不服の審判(不服2008-17437号事件)を請求
するとともに,手続補正(甲14,以下「本件補正」という。)をした。特許庁は,
平成22年12月21日,本件補正を却下し,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,平成23年1月12日,原
告に送達された。
2 本件補正後の特許請求の範囲
本件補正後の本願の特許請求の範囲における請求項1の記載は次のとおりである
(甲14,補正箇所に下線を施した。以下,この発明を「本件補正発明」という。
また,明細書及び図面を併せて,「本件明細書」という。別紙1に実施例図面の一
部を示した。)。
「睫毛に塗布する薬剤を収容する容器を閉じないように構成された,睫毛をカー
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10160審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパンの製造方法)
被告特許庁長官 原告ソルヴェイ(ソシエテアノニム)
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパンの製造方
法」とする発明について,1996年(平成8年)10月4日(パリ条約による優
先権主張1995年(平成7年)10月23日,フランス)を国際出願日とする特
許出願(特願平9-516231号。以下「本願」という。)をしたが,平成20
年7月7日付けで拒絶査定を受けた。これに対し,原告は,平成20年10月14
日,上記拒絶査定に対する不服審判の請求をし(不服2008-26381号),平
成22年7月26日に手続補正をした(以下「本件補正」という。本件補正後の請
求項の数8)。
特許庁は,平成22年12月27日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との
審決をし(付加期間90日),その謄本は平成23年1月11日に原告に送達された。
2 特許請求の範囲の記載
本件補正後の請求項1の記載は,次のとおりである(以下,同請求項に記載され
た発明を「本願発明」という。)。
「ヒドロフルオロ化アンチモン触媒(但し,五フッ化アンチモン及び/又は三フ
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10152審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (水性樹脂分散組成物およびその製造方法)
被告特許庁長官 原告東洋紡績株式会社
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特許法29条2項
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| 刊行物 | 41回 | | 審決 | 27回 | | 実施 | 1回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
東洋化成工業株式会社とトヨタ自動車株式会社は,発明の名称を「水性樹脂分散
組成物およびその製造方法」とする発明について,平成14年6月14日に特許出
願し(以下「本願」という。)(甲5),平成20年5月27日付けで拒絶査定を受け,
同年7月3日,拒絶査定不服審判(不服2008-16944号事件)を申し立て,
同月31日,補正を行った。特許庁は,平成22年7月20日付けで,上記補正を
却下すると共に,拒絶理由通知を行い,原告とトヨタ自動車株式会社は,同年10
月18日,特許請求の範囲を変更する旨の補正(以下「本件補正」といい,同補正
後の明細書を「本願明細書」という。)を行ったが(甲6),平成23年3月23日
付けで「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決がなされ,その謄本は,同年
4月5日原告に送達された。
なお,本願の後,原告は,東洋化成工業株式会社を合併し,また,平成23年4
月28日付けで,トヨタ自動車株式会社が,特許を受ける権利の持分を放棄したこ
とにより,原告が,単独で,本願に関する特許を受ける権利を承継することになっ
た(甲10の1,10の2)。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10191審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ポリウレタンフォームおよび発泡された熱可塑性プラスチックの製造)
被告ゾルファイフルーオルゲゼルシャフト 原告セントラル硝子株式会社
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特許法134条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「ポリウレタンフォームおよび発泡された熱可塑性プラス
チックの製造」とする特許第3949889号(平成11年5月15日国際出願,
パリ条約による優先権主張平成10年5月22日,ドイツ連邦共和国。平成19年
4月27日設定登録。以下「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10241審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (電力システム)
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特許法29条の2
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[概要] 1 前提事実
原告は,発明の名称を「電力システム」とする発明について,平成16年2月1
3日に特許出願(特願2005-505005,優先権主張平成15年2月13日,
日本国。以下「本願」という。)をしたが,平成20年4月16日付けで拒絶理由
通知を受け,同年6月25日付けで意見書を提出したが,平成21年6月10日付
けで拒絶理由通知を受け,更に同年8月12日付けで意見書及び手続補正書を提出
したが,平成22年1月22日付けで拒絶査定を受けたので,同年4月26日,こ
れに対する不服の審判を請求するとともに(不服2010-8780号事件),手
続補正書を提出した(以下「本件補正」という。)。
特許庁は,本件補正を却下した上,平成23年6月16日,「本件審判の請求は,
成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,同月28
日に原告に送達された。
2 特許請求の範囲
(1) 本件補正前(平成21年8月12日付け手続補正書の記載による。)の本願
の特許請求の範囲の請求項1の記載は以下のとおりである(以下,この発明を「本
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10193審決取消訴訟
審決取消請求事件 (椅子式マッサージ機)
被告株式会社フジ医療器 原告ファミリー株式会社
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特許法36条6項1号 特許法29条2項
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[概要] 原告は,被告の有する本件特許について無効審判請求をしたが,請求不成立の審
決を受けた。本件はその取消訴訟であり,訴訟での争点は容易推考性の存否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10012控訴棄却
特許権移転登録等請求控訴事件
控訴人株式会社東京バイテク研究所黒田明 被控訴人亘起物産有限会社
ヘルスカーボン株式会社
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民法423条 民法424条 民法90条 民法108条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,平成10年頃,被控訴人亘起との間で,別紙特許権目録
記載の特許権(以下「本件特許権」といい,本件特許権に係る発明を「本件発明」
という。)及び別紙商標権目録記載の各商標権(以下「本件各商標権」という。)に
ついて,いずれも持分を各2分の1とする合意(以下「本件共有合意」という。)
及び本件発明の実施品の売上金を2分の1ずつ配分する合意(以下「本件配分合
意」といい,本件共有合意と併せて「本件各合意」という。)を締結したこと又は
後記の事実関係の下において被控訴人亘起がその取得した知的財産権やその実施に
よる利益を控訴人に帰属させる義務(以下「本件義務」という。)を負っていたこ
とを前提に,①控訴の趣旨2の請求として,被控訴人亘起に対し,第一次には,本
件配分合意に基づき,第二次には,本件義務に基づき,1億9329万0838円
及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成21年9月6日から支払済みまで
商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の支払を求めるほか,②控訴の趣旨3
及び4の請求として,主位的には,本件各合意又は本件義務に基づく権利を被保全
債権とする債権者代位権の行使として,被控訴人ヘルスカーボンに対し,別紙特許
権目録及び別紙商標権目録のいずれも登録事項順位2番記載の特許権及び商標権の
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10178審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (セルロースアシレート,セルロースアシレート溶液およびその調製方法)
被告特許庁長官小林均 原告株式会社ダイセル
富士フイルム株式会社阪中浩
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特許法50条 特許法159条1項
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[概要] 本件は,原告らが,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲請求項2の
記載を下記2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が
同請求は成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下
記3のとおり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事
案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)31756請求棄却
損害賠償請求事件
被告信和エンジニアリング株式会社 原告株式会社荒井鉄工所
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特許法29条2項 特許法134条の2 特許法29条1項3号 特許法102条2項
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| 無効 | 45回 | | 実施 | 23回 | | 特許権 | 10回 | | 無効審判 | 10回 |
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[概要] 本件は,「スクレーパ濾過システム」との名称の特許権を有する原告が,被
告の製造販売している別紙被告製品目録記載の各製品(以下「被告各製品」と
いう。)は上記特許権に係る特許発明の技術的範囲に属すると主張して,被告
に対し,民法709条及び特許法102条2項に基づく損害賠償1億2750
万円及びこれに対する訴状送達日の翌日である平成22年9月4日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10162審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (コンピュータネットワークへの無線トラステッドアクセスポイント)
被告特許庁長官石井研一 原告ヒューレット・パッカード・カンパニー溝部孝彦
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定に係る不服の審判請求について,特許庁がし
た請求不成立の審決の取消訴訟である。争点は,容易推考性の存否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)38953請求棄却
損害賠償請求事件 (画像処理方法および装置並びにプログラム)
被告A 原告株式会社AZE
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不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,医療用画像解析ソフトウェアの開発等を業とする原告が,原告の製
造・販売する医療用擬似3次元画像解析システムに関する情報が原告の営業秘
密に当たるにもかかわらず,原告の元取締役である被告がこの情報を第三者に
開示・漏えいしたとして,被告に対し,忠実義務違反若しくは秘密保持義務を
定めた誓約書違反の債務不履行又は不法行為に基づき,逸失利益相当額等の損
害賠償を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10182審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件(特許) (問診票入力システム)
被告特許庁長官 原告東日本メディコム株式会社
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特許法29条2項 特許法159条2項
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[概要] 1 本件は,原告が名称を「問診票入力システム」とする発明につき特許出願を
したところ,拒絶査定を受けたので,これに対する不服の審判請求をし,その
中で原告は,平成22年12月13日付けでも特許請求の範囲の変更を内容と
する手続補正(本件補正)をしたが,特許庁から請求不成立の審決を受けたこ
とから,その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)17204一部認容
職務発明の対価請求事件
被告三菱化学株式会社栗宇一樹 原告X髙﨑仁
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特許法35条 特許法35条1項 特許法35条4項 民法412条2項
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| 実施 | 129回 | | 特許権 | 82回 | | 許諾 | 33回 | | 職務発明 | 18回 |
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[概要] 1 本件は,被告の元従業員である原告が,使用者であった被告に対し,特許法
35条(平成16年法律第79号による改正前のもの。以下同じ。)に基づき,
原告が被告に承継させた後記2(2)の職務発明に係る特許を受ける権利につい
て,相当の対価として2億4281万1239円及びこれに対する支払期限到
来日の翌日である平成10年10月8日から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(行ウ)514請求棄却
決定処分取消請求事件
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特許法184条の4 特許法184条の3 特許法9条
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[概要] 本件は,工業所有権の保護に関するパリ条約(以下,単に「パリ条約」とい
う。)に基づいた優先権の主張を伴う英語での国際特許出願をした原告が,翻
訳文提出特例期間の経過後に翻訳文を提出したために,国際特許出願を取り下
げたものとみなされ,国内書面及び翻訳文に係る両手続がいずれも却下された
ことから,上記優先権の主張を取り下げ,優先日を国際出願日に繰り下げたこ
とにより,翻訳文提出特例期間の経過前に翻訳文を提出したことになるとして,
両却下処分の取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(行ウ)535請求棄却
決定処分取消請求事件
被告国 原告ヴァレオ・シャルター・ウント・
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特許法184条の4 特許法184条の3 特許法43条1項 特許法48条の3
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[概要] 本件は,外国語でされた国際特許出願の出願人である原告が,当該国際特許
出願について,特許法184条の4第1項に規定する明細書,請求の範囲,図
面(図面の中の説明に限る。)及び要約の日本語による翻訳文(以下「明細書
等の翻訳文」という。)並びに同法184条の5第1項に規定する書面(以下「国
内書面」という。)を提出したところ,特許庁長官から,明細書等の翻訳文に
係る手続については提出期間経過後の提出であることを理由として,国内書面
に係る手続については翻訳文が提出期間内に提出されなかったことにより上
記国際特許出願が取り下げられたものとみなされたことを理由として,それぞ
れ手続の却下処分を受けたことから,被告に対し,当該各却下処分の取消しを
求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10195審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (竹エキスを主成分とした飲料及び医薬)
被告特許庁長官内田淳子 原告X加藤智恵
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特許法17条の2 特許法29条2項
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| 審決 | 43回 | | 実施 | 36回 | | 進歩性 | 7回 | | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は成
り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとお
り)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月15日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10155審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (注釈を付ける文書処理装置)
被告特許庁長官小曳満昭 原告マイクロソフト
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特許法29条2項 特許法159条2項
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は成
り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとお
り)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10185審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (負極活物質,非水電解質電池及び電池パック)
被告特許庁長官吉水純子 原告株式会社東芝
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特許法36条4項1号 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,同請求は
成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のと
おり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10115審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (シクロヘキサン化合物及び該化合物を含有した液晶組成物)
被告特許庁長官新居田知生 原告オルガノサイエンス株式会社
株式会社CHIRACOL
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特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,原告らが,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下
記2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は
成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のと
おり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10164審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電池式警報器)
被告ホーチキ株式会社
東京瓦斯株式会社 原告新コスモス電機株式会社小池眞一
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特許法36条6項1号 特許法131条2項
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,被告らの下記2の本件発明に
係る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立た
ないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は下記3のとおり)に
は,下記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10171審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (熱反応修正システム)
被告特許庁長官長島和子 原告ミッチャムグローバル
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が,下記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を下記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,本件補正
を却下した上,同請求は成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その
理由の要旨は下記3のとおり)には,下記4の取消事由があると主張して,その取
消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)33536一部認容
特許権侵害差止等請求事件
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特許法36条5項2号 特許法102条3項 特許法100条1項 特許法29条2項
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| 無効 | 102回 | | 無効審判 | 48回 | | 実施 | 40回 | | 特許権 | 30回 |
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[概要] 本件は,医療器具であるカニューレ挿入装置等の安全装置に関する発明につ
き,特許権を有し,あるいは存続期間の満了した特許権につき,これに基づく
権利を譲り受けた原告が,被告らの製造,販売等していた製品が上記各特許権
を侵害するとして,被告らに対し,特許法100条1項に基づき,上記製品の
製造,譲渡等の差止めを求めるとともに,民法719条1項,特許法102条
3項に基づき,実施料相当額の損害賠償を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月7日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(行コ)10001控訴棄却
審査結果無効確認及びその損害賠償請求控訴事件 (微弱電流施療具)
控訴人(一審原告)X
(一審被告)国
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特許法29条 特許法29条2項
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| 進歩性 | 37回 | | 無効 | 19回 | | 実施 | 18回 | | 損害賠償 | 7回 |
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[概要] 1 一審原告たる控訴人は,平成17年4月18日の優先権(特願2005-1
19427号)を主張して,平成18年(2006年)3月29日,名称を「微
弱電流施療具」とする発明につき,日本国特許庁を通じて,「千九百七十年六
月十九日にワシントンで作成された特許協力条約」(昭和53年7月15日条
約第13号,以下「PCT条約」という。)に基づく国際出願(PCT/JP
2006/307179,特許請求の範囲〔請求項〕1~28,国際公開日平
成18年(2006年)11月2日,国際公開番号WO2006/11499
7A1,以下「本件国際出願」という。)をしたので,特許庁審査官は,本件
国際出願についての国際調査報告書及び国際調査機関の見解書を作成し,これ
を平成18年6月20日に控訴人に送付した。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年2月7日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10105審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (画面表示部を有する機器の操作装置およびデジタルカメラ)
被告特許庁長官 原告富士フイルム株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 本件は,富士フイルムホールディングス株式会社(以下「訴外会社」という。)
が名称を「画面表示部を有する機器の操作装置およびデジタルカメラ」とする
発明につき特許出願をし,その後原告が出願人たる地位を訴外会社から承継し
たが,拒絶査定を受けたので,原告はこれに対する不服の審判請求をし,その
中で,平成20年12月4日付けでも特許請求の範囲の変更を内容とする手続
補正(後記第2次補正,以下「本件補正」という。)をしたところ,特許庁が
本件補正を却下した上,請求不成立の審決をしたことから,原告がその取消し
を求めた事案である。
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特許権
平成24年2月6日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10134審決取消訴訟
審決取消請求事件 (高強度部品の製造方法と高強度部品)
被告特許庁長官大橋賢一 原告新日本製鐵株式会社三宅正之
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定に係る不服の審判請求について,特許庁がし
た請求不成立の審決の取消訴訟である。主たる争点は,容易推考性の存否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)44027一部認容
実施料等請求事件 (ボイドスラブの構築方法)
被告ケンテック株式会社 原告A
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民法95条 特許法48条の3 特許法48条の2
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,特許出願中の発明について,被告との間で,独占的通常実
施権を被告に許諾し,被告が費用を負担して当該特許出願の審査請求を行うこ
となどを内容とする契約を締結したとして,被告に対し,上記契約に基づく約
定の実施料として283万5000円及びこれに対する約定の支払期限経過
後の遅延損害金の支払を求めるとともに,主位的に上記契約に基づく審査請求
費用として160万9815円及びこれに対する訴状送達の日の翌日以降の
遅延損害金の支払を,予備的に審査請求義務の債務不履行に基づく上記審査請
求費用相当額の損害賠償及び遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)27920請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ソフトビニル製大型可動人形の骨格構造および該骨格構造を有するソフトビニル製大型可動人形)
被告株式会社ボークス 原告株式会社オビツ製作所
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特許法29条2項 特許法181条2項 特許法104条の3 特許法36条6項2号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「ソフトビニル製大型可動人形の骨格構造および該骨
格構造を有するソフトビニル製大型可動人形」とする特許第3761523
号(以下,この特許を「本件特許1」,この特許権を「本件特許権1」という。)
及び発明の名称を「可動人形用胴体」とする特許第3926821号(以下,
この特許を「本件特許2」,この特許権を「本件特許権2」という。)の特許
権者である原告が,被告による別紙物件目録1及び2記載の各製品(以下,別
紙物件目録1記載の製品を「イ号製品」,同目録2記載の製品を「ロ号製品」
といい,これらを総称して「被告各製品」という。)の製造,販売等が本件特
許権1及び2(以下,これらを併せて「本件各特許権」といい,また,本件特
許1と本件特許2を併せて「本件各特許」という。)の侵害に当たる旨主張し
て,被告に対し,特許法100条1項及び2項に基づき,被告各製品の製造,
販売等の差止め及び廃棄を求めるとともに,特許権侵害の不法行為に基づく損
害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ネ)10031控訴棄却
特許権に基づく製造販売禁止等請求控訴事件 (炭化方法)
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特許法134条の2 特許法100条1項 特許法181条2項
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[概要] 1 事案の概要
控訴人株式会社ナカタを「原告ナカタ」と,控訴人株式会社安田製作所を「原
告安田製作所」と,被控訴人株式会社カーボテックを「被告カーボテック」と,被
控訴人協同組合カーボテック飛騨を「被告飛騨」と,被控訴人有限会社山下木材を
「被告山下木材」と,被控訴人株式会社成基を「被告成基」という。原審において
用いられた略語は,当審においてもそのまま用いる。
原審の経緯は,以下のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10142審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (電子レンジのマイクロ波を利用し,陶磁器に熱交換の機能性を持たせ,調理,加熱,解凍を行う技術)
被告特許庁長官 原告X1
X2
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特許法29条2項
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[概要] 1 前提事実
原告らは,発明の名称を「電子レンジのマイクロ波を利用し,陶磁器に熱交換の
機能性を持たせ,調理,加熱,解凍を行う技術」とする発明について,平成17年
2月14日に特許出願(特願2005-71885号。以下「本願」という。)を
し,平成21年12月22日付けで拒絶査定を受けたので,平成22年3月17日,
これに対する不服の審判を請求し(不服2010-7186号事件),同年12月
20日付けで手続補正書を提出した(以下「本件補正」という。)。
特許庁は,平成23年3月15日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との
審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,同年4月1日に原告らに送達さ
れた。
2 特許請求の範囲
本件補正後の本願の特許請求の範囲(甲5。なお,以下,本願の特許請求の範囲,
明細書及び図面を総称して「本願明細書」という場合がある。)の請求項1の記載
は以下のとおりである(以下,この発明を「本願発明」という。)。
【請求項1】陶磁器の容器の内部全体と,蓋の内部全体に,磁性体,磁性フェライ
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10245審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (ノート型パソコン固定収納二層式かばん)
被告特許庁長官 原告X
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特許法145条2項 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,発明の名称を「ノート型パソコン固定収納二層式かばん」とする発明に
ついて,平成18年6月8日に特許出願(特願2006-159264号。請求項
の数7。以下「本願」という。)をし,平成21年11月16日付けで拒絶査定を
受けた。これに対し,原告は,平成22年1月23日付けで,拒絶査定に対する不
服審判の請求(不服2010-2901号)をした(甲4)。
特許庁は,平成23年6月20日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審
決(以下,単に「審決」という。)をし,その謄本は,同年7月9日,原告に送達さ
れた。
2 特許請求の範囲の記載
本願の特許請求の範囲の請求項7の記載は,次のとおりである(以下,同請求項
に記載された発明を「本願発明」という。)
「かばんの主収容部を中仕切り板で二層に区分し,かばん枠材に固定し,中仕切
り板の上下二箇所に有効な収容部を創出する開閉機構及び錠前機構を持つかばん」
3 審決の理由
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成22(行ケ)10292審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (防眩材料及びそれを用いた偏光フィルム)
被告大日本印刷株式会社 原告株式会社巴川製紙所
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「防眩材料及びそれを用いた偏光フィルム」とする特許第
4017273号(出願日:平成10年12月25日,登録日:平成19年9月2
8日)に係る特許(以下「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10270審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (赤い可視光線と不可視光線の近赤外線を透過する帽子)
被告特許庁長官 原告有限会社日新電気
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特許法159条2項 特許法29条2項 特許法29条1項3号
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[概要] 1 前提事実
原告は,発明の名称を「赤い可視光線と不可視光線の近赤外線を透過する帽子」
とする発明について,平成18年12月8日に特許出願(特願2006-3571
46。以下「本願」という。)をしたが,平成22年1月25日付けで拒絶理由通
知(甲3,乙5)を受け,同年9月15日付けで拒絶査定を受け,同年12月15
日,これに対する不服の審判を請求した(不服2010-29683号事件)。特
許庁は,平成23年4月27日付けで拒絶理由通知(乙7)をし,同年5月23日
付けで原告から意見書(甲9)の提出を受けた後,同年7月20日,「本件審判の
請求は,成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,
同年8月10日に原告に送達された。
2 特許請求の範囲
本願の特許請求の範囲(甲1,乙4。なお,以下,特許請求の範囲,明細書及び
図面を総称して「本願明細書」という場合がある。)の請求項1の記載は以下のと
おりである(以下,この発明を「本願発明」という。)。
【請求項1】赤い可視光線と不可視光線の近赤外線を透過する帽子
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10121審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告ルネサスエレクトロニクス株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
本願は,平成11年11月29日に出願した特願平11-338657号の分
割出願として,平成18年5月22日に特許出願されたものである(特願200
6-140995号。出願時の発明の名称「半導体装置の製造方法」)。本願は,
平成21年1月7日付けで拒絶査定がされ,これに対し,原告は,同年2月19日,
拒絶査定に対する不服審判の請求(不服2009-3734号)をするとともに,
同日付けで手続補正をした(上記補正後の発明の名称「樹脂封止型半導体装置の製
造方法」)。さらに,原告は,平成23年1月24日付けで手続補正(以下「本件補
正」という。)をしたが,特許庁は,同年2月28日,「本件審判の請求は,成り
立たない。」との審決をし(以下「審決」という。),その謄本は,同年3月15日,
原告に送達された。
2 特許請求の範囲の記載
本件補正後の特許請求の範囲(請求項の数6)の請求項1の記載は,次のとおり
である(以下,本件補正後の請求項1に係る発明を「本願発明」といい,本件補正
後の明細書を「本願明細書」という。)。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10114審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (液晶表示装置の駆動回路及びその駆動方法)
被告特許庁長官 原告エルジーディスプレイ
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特許法17条の2 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成17年6月28日,発明の名称を「液晶表示装置の駆動回路及びそ
の駆動方法」とする発明について,特許出願(特願2005-188144。パリ
条約による優先権主張2004年7月23日,大韓民国,甲1,以下「本願」とい
う。)をし,平成20年8月13日付けで拒絶の理由が通知され,平成20年11
月10日付けで手続補正書を提出したが(甲2),平成20年11月28日付けで
拒絶査定を受け,これに対し,平成21年3月3日付けで,不服の審判(不服20
09-4586号事件)を請求するとともに,平成21年4月2日付けで手続補正
(以下「本件補正」という。)をした。特許庁は,平成22年11月26日,本件
補正を却下し,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決(以下「審決」と
いう。)をし,その謄本は,平成22年12月8日,原告に送達された。
2 特許請求の範囲
(1) 本件補正前の特許請求の範囲
本件補正前の本願の特許請求の範囲における請求項1の記載は,次のとおりであ
る(甲2。以下,この発明を「本願発明」という。以下,本願の特許請求の範囲,
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月31日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10065審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電話呼制御および電話呼情報を供給する方法および装置)
被告特許庁長官 原告ノーテル・ネットワークス・リミテッド
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特許法126条5項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成9年4月23日,名称を「電話呼制御および電話呼情報を供給する
方法および装置」とする発明につき国際特許出願(特願平10-518744号,
パリ条約による優先権主張1996年10月17日,米国,甲5,以下「本願」と
いう。)をし,平成16年4月16日付けで手続補正をし(甲6),平成19年6
月25日付けで拒絶理由通知を受け(甲7),平成19年10月30日,意見書を
提出し(甲8),平成20年5月9日付けで拒絶査定を受け(甲9),これに対し,
平成20年8月18日,不服の審判を請求し(甲10),同日手続補正をした(以
下「本件補正」という。甲11)。
特許庁は,平成22年10月14日,本件補正を却下し,「本件審判の請求は,
成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,90日の
附加期間が与えられて平成22年10月26日に原告に送達された。
2 特許請求の範囲
(1) 本件補正前の特許請求の範囲
本件補正前の平成16年4月16日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10158審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (転がり軸受装置)
被告Y坂田洋一 原告株式会社ジェイテクト永井紀昭
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特許法134条の3 特許法181条2項
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[概要] 本件は,被告からの無効審判請求に基づき原告の特許を無効とする審決の取消訴
訟である。争点は,訂正後の請求項1,2に係る発明の進歩性(容易想到性)の有
無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成24年1月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成23(行ケ)10068審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (転がり軸受装置)
被告Y坂田洋一 原告株式会社ジェイテクト永井紀昭
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特許法134条の3 特許法181条2項
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[概要] 本件は,被告からの無効審判請求に基づき原告の特許を無効とする審決の取消訴
訟である。争点は,訂正後の請求項1,2に係る発明の進歩性(容易想到性)の有
無である。
▶判決の詳細
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