権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成25年3月1日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)38003一部認容
出版差止等請求事件
被告株式会社てらぺいあ
Y2
Y3 原告X1
X2
X3
X4
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民法719条1項
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[概要] 1 本件は,被告会社が出版する別紙書籍目録記載1の書籍(以下「本冊」とい
う。)及びその分冊である同目録記載2及び3の各書籍(以下,順に「分冊Ⅰ」
及び「分冊Ⅱ」という。)に関して,
(1) 亡Wの相続人である原告X1,原告X3及び原告X2(以下,この3名を
併せて「原告X′」という。)並びに原告X4が,本件著作物(本冊の本文
部分)が亡W及び原告X4の共同著作物又は亡Wの原稿を原著作物とする原
告X4の二次的著作物であるにもかかわらず,被告らが著作者名を被告Y3
と表示して分冊Ⅰを出版したことが,亡W及び原告X4の氏名表示権を侵害
し,これを理由に本件著作物に係る出版契約を解除したなどと主張して,
① 原告らが被告会社に対して,原告らの著作権に基づき(分冊Ⅰについて
は,予備的に,原告X1による亡Wの死後における人格的利益保護措置請
求権に基づく請求及び原告X4による氏名表示権に基づく請求として),
本件各書籍の出版等の差止め(上記第1「請求」の1)並びに本件各書籍
及びその印刷用原版の廃棄(同の2)を求めるとともに,被告会社の本件
著作物に係る出版権原の不存在の確認(同の13)を求め,
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ヨ)22098
特許権仮処分命令申立事件 (移動通信システムにおける予め設定された長さインジケータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置)
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民事訴訟法61条 民法1条3項
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ライセンス | 107回 | 分割 | 30回 | 特許権 | 24回 | 許諾 | 23回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「移動通信システムにおける予め設定された長さイ
ンジケータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置」とする特許
第4642898号の特許権(以下,この特許を「本件特許」,この特許権
を「本件特許権」という。)の特許権者である債権者が,債務者による別紙
物件目録記載の製品(以下「本件製品」という。)の輸入及び販売が本件特
許権の侵害に当たる旨主張して,本件特許権に基づく差止請求権を被保全権
利として,債務者に対し,本件製品の生産,譲渡等の差止め及び執行官保管
を求めた仮処分命令申立事件である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ヨ)22027
特許権仮処分命令申立事件 (移動通信システムにおける予め設定された長さインジケータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置)
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民事訴訟法61条 民法1条3項
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ライセンス | 107回 | 分割 | 30回 | 特許権 | 24回 | 許諾 | 23回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,発明の名称を「移動通信システムにおける予め設定された長さイ
ンジケータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置」とする特許
第4642898号の特許権(以下,この特許を「本件特許」,この特許権
を「本件特許権」という。)の特許権者である債権者が,債務者による別紙
物件目録1及び2記載の各製品(以下「本件各製品」という。)の輸入及び
販売が本件特許権の侵害に当たる旨主張して,本件特許権に基づく差止請求
権を被保全権利として,債務者に対し,本件各製品の生産,譲渡等の差止め
及び執行官保管を求めた仮処分命令申立事件である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)11104請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (金属製棚及び金属製ワゴン)
被告トラスコ中山株式会社
コージ産業株式会社
ら
ら補佐人弁理士西博幸 原告株式会社サカエ
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特許法100条1項 特許法102条1項 特許法29条2項 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,発明の名称を「金属製棚及び金属製ワゴン」とする特許第4473
095号の特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,被告らによ
る被告製品の製造販売等が本件特許権を侵害すると主張して,被告らに対し,
特許法100条1項,2項に基づき,被告製品の製造販売等の差止め及び廃棄
等を求めると共に,特許権侵害の不法行為に基づき,損害賠償金2200万円
及びこれに対する不法行為の日の後である平成23年9月21日から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)10811一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社STBヒグチ 原告P1
株式会社
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特許法102条1項 特許法102条3項 特許法102条2項 特許法36条4項
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告株式会社T・World Company(以下「原告T・World」という。)は,
歯ブラシの製造及び販売等を目的とする株式会社であり,平成19年11月
9日に設立された。原告P1はその代表取締役である。また,原告P1は,
平成13年から平成18年ころまでの間,株式会社TC・Dental(以下「T
C・Dental」という。)の代表取締役として歯ブラシの製造及び販売等を
行っていた(甲56,弁論の全趣旨)。
被告は,各種機械工具の製造及び販売,各種船舶,自動車部品の製造及び
販売,化学繊維を原料とする各種ブラシの製造及び販売,歯ブラシの製造及
び販売等を目的とする株式会社である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)38969確認
債務不存在確認請求事件 (移動通信システムにおける予め設定された長さインジケータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置)
被告三星電子株式会社 原告アップルジャパン株式会社訴訟承継人
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特許法101条4号 特許法29条2項 特許法101条5号 民法1条3項
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ライセンス | 227回 | 特許権 | 96回 | 分割 | 78回 | 許諾 | 35回 |
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,原告による別紙物件目録記載の各製品(以下「本件各製
品」と総称し,同目録1記載の製品を「本件製品1」,同目録2記載の製品
を「本件製品2」などという。)の生産,譲渡,輸入等の行為は,被告が有
する発明の名称を「移動通信システムにおける予め設定された長さインジケ
ータを用いてパケットデータを送受信する方法及び装置」とする特許第46
42898号の特許権(以下,この特許を「本件特許」,この特許権を「本
件特許権」という。)の侵害行為に当たらないなどと主張し,被告が原告の
上記行為に係る本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償請求権を有しな
いことの確認を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)19435等請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件
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特許法101条2号 特許法36条4項1号 特許法101条 特許法70条1項
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[概要] 本件は,糖尿病又は糖尿病性合併症の予防・治療用医薬に関する特許権を有
する原告が,被告らがピオグリタゾン製剤を製造,販売する行為が原告の特許
権を侵害するか,又はこれを侵害するものとみなされると主張して,被告らに
対し,(1) 主位的に,それぞれのピオグリタゾン製剤の製造,販売及び販売
の申出の差止めと廃棄を,予備的に,別紙医薬品目録記載1,2又は3の医薬
品と組み合わせて糖尿病の予防・治療用医薬として使用されるそれぞれのピオ
グリタゾンの製造,販売及び販売の申出の差止めと廃棄,上記糖尿病の予防・
治療用医薬として使用するとの効能効果を備えたそれぞれのピオグリタゾンの
製造,販売及び販売の申出の差止めと廃棄並びに添付文書等への上記効能効果
の記載の差止めと廃棄を求めるとともに,(2) 民法709条に基づく損害賠
償金として,それぞれ1500万円及びうち500万円に対する不法行為の後
である訴状送達の日の翌日から,うち1000万円に対する不法行為の後であ
る平成24年6月20日付「訴えの追加的変更申立書」送達の日の翌日から各
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10165審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (ティシュペーパー製品)
被告特許庁長官髙橋三成 原告大王製紙株式会社加藤和孝
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特許法17条の2 特許法29条2項 特許法159条1項
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を後記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,同請求は
成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のと
おり)には,後記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10205審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (口腔内投与のためのニコチンを含む液体医薬製剤)
被告特許庁長官内田淳子 原告マクニール・
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特許法29条2項
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審決 | 31回 | 実施 | 2回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を後記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は成
り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のとお
り)には,後記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成25年2月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ネ)10064控訴棄却
名称抹消等請求控訴事件
控訴人(被告)一般社団法人花柳流花柳会 被控訴人(原告)Y
(原告)花柳流花柳会藤田浩司
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不正競争防止法19条1項2号 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 被控訴人らは日本舞踊の普及等の事業活動をしている。控訴人はその事業活動に
「一般社団法人花柳流花柳会」の名称(控訴人名称)を使用している。被控訴人ら
は,「花柳流」及び「花柳」の名称は「 」の芸名を有
する被控訴人 Y の営業表示として,「花柳流花柳会」の名称は権利能力なき社
団である被控訴人花柳流花柳会の営業表示として,それぞれ著名又は周知であると
し,控訴人名称の使用が不正競争防止法2条1項1号又は2号の不正競争行為に該
当する旨主張して,控訴人に対し,同法3条に基づき,控訴人名称等の使用の差止
め及び控訴人名称の抹消登記手続を求めた。原判決は被控訴人らの請求をいずれも
認容した。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10216審決取消訴訟
審決取消請求事件 (ポジトロンCT装置)
被告特許庁長官岡田孝博 原告浜松ホトニクス株式会社
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特許法158条
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刊行物 | 26回 | 審決 | 19回 | 新規性 | 5回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 本件は,拒絶審決の取消訴訟である。争点は,手続違背の有無及び発明の新規性
の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10208審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (人体検出器)
被告ホーチキ株式会社 原告オプテックス株式会社上原理子
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とする審決の取消訴訟である。争点は,進歩
性である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)44638請求棄却
損害賠償等請求事件 (CATV用光受信機のAGC方法)
被告ホーチキ株式会社 原告ミハル通信株式会社
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特許法36条4項 特許法36条5項2号 特許法101条4号 特許法36条5条2号
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実施 | 19回 | 進歩性 | 14回 | 特許権 | 13回 | 訂正審判 | 11回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「CATV用光受信機のAGC方法」とする特許権
(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,被告の製造・販売に係る別
紙被告製品目録記載の製品(以下,併せて「被告製品」という。)が本件特許
権の間接侵害(特許法101条4号〔及び平成18年法律第55号による改正
前の特許法101条3号〕)に当たるなどと主張して,①特許法100条1項
に基づく差止請求として被告製品の製造及び譲渡の禁止,②同条2項に基づく
廃棄請求として被告製品の在庫品の廃棄,③不法行為に基づく損害賠償請求
(同法102条2項ないし同条3項による損害額の推定)として3億2400
万円の一部である1億円(附帯請求として訴状送達の日の翌日である平成22
年12月16日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金)
の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)23673一部認容
損害賠償等請求事件
被告橋本コーポレイション株式会社
B 原告A
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民法704条 特許法262条 民法88条2項 民法719条2項
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特許権 | 261回 | 実施 | 214回 | 許諾 | 195回 | 侵害 | 34回 |
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[概要] 本件は,
(1) 主位的には,遺留分減殺請求により別紙特許権目録記載の特許権(以下
「本件特許権」という。)の準共有持分を取得した原告が,被告らに対し,
被告B(以下「被告B」という。)は,原告が本件特許権の準共有持分を有
することを原告に隠蔽し,その同意を得ることなく,日本企業との間で本件
特許権の実施許諾契約を締結するなどし,実施料収入を得たものであり,ま
た,被告橋本コーポレイション株式会社(以下「被告会社」という。)は,
被告Bの上記行為を黙認して幇助したものであると主張して,共同不法行為
責任(民法719条,709条)に基づく損害賠償として,連帯して,78
18万0505円(附帯請求として,別紙一覧表「内金額」欄記載の各金員
につき,不法行為の日の後である同目録「起算日」欄記載の各日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金)の支払を求め,
(2) 予備的には,原告が,被告Bに対し,同被告は,本件特許権の実施許諾
料の一部が,本件特許権の準共有持分権者である原告に帰属すべきものであ
ることを知りながら,上記実施許諾料全額を被告会社に受領させ,被告会社
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10228審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (オイルポンプ及び潤滑装置)
被告特許庁長官 原告株式会社ミクニ
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成13年5月16日,発明の名称を「オイルポンプ及び潤滑装置」と
する発明について,特許出願(特願2001-146073。平成14年11月2
7日出願公開,特開2002-339874。以下「本願」という。)をしたが,
平成23年3月31日付けで拒絶査定を受けたので,同年7月11日,これに対す
る不服の審判(不服2011-14850号事件)を請求するとともに,手続補正
書を提出した(以下「本件補正」という。)。
特許庁は,平成24年5月8日,本件補正を却下した上,「本件審判の請求は,
成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は,同月28
日に原告に送達された。
2 特許請求の範囲
(1) 本件補正に基づく本願の特許請求の範囲の請求項1の記載は次のとおりであ
り,下線部が補正部分である(甲2-1。以下,この発明を「本願補正発明」とい
う。)。本件補正に基づく本願の特許請求の範囲,発明の詳細な説明及び図面(甲
2-1,2)を総称して「本願補正明細書」ということがある。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10200審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告サムスンコーニング精密素材株式会社
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特許法36条6項2号 特許法36条4項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
本願は,平成18年12月28日(パリ条約による優先権主張 2005年1
2月30日,大韓民国)に特許出願(特願2006-356188号。発明の名
称「外光遮断層,外光遮断層を含むディスプレイフィルタおよびディスプレイフ
ィルタを含むディスプレイ装置」)され,平成22年3月26日付けで拒絶査定が
された。これに対し,原告は,平成22年7月30日,拒絶査定に対する不服審判
の請求(不服2010-17125号)をし,平成23年2月7日付け手続補正書
により特許請求の範囲を補正した(以下「本件補正」という。)が,特許庁は,平
成24年1月23日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,その
謄本は,同年2月7日,原告に送達された(附加期間90日)。
2 特許請求の範囲の記載
本件補正後の特許請求の範囲(請求項の数11)の請求項1の記載は,次のとお
りである(以下,同請求項に記載された発明を「本願発明」という。)。
「【請求項1】
透明樹脂材質の基材と,
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10247審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (多数の微生物ファミリーを同定するためのユニバーサルテストシステムおよびその使用)
被告特許庁長官 原告シーメンス・ヘルスケア・
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特許法29条2項
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審決 | 15回 | 実施 | 10回 | 優先権 | 1回 | 拒絶査定不服審判 | 1回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
発明の名称を「多数の微生物ファミリーを同定するためのユニバーサルテストシ
ステムおよびその使用」とする発明について,平成10年3月16日に国際特許出
願がされ(パリ条約による優先権主張 平成9年4月10日,米国。以下「本願」
という。)(甲6(枝番号の記載は省略する。以下,同様とする。)),平成19
年11月15日に手続補正が行われ,平成21年3月17日に拒絶査定がされた。
原告は,本願の出願人の承継人である。原告は,同年6月4日,拒絶査定不服審
判(不服2009-10645号事件)を請求するとともに,特許請求の範囲を変
更する旨の手続補正(以下「本件補正」といい,本願に係る同補正後の明細書を
「本願明細書」という。)をした(甲7)。
特許庁は,平成24年3月5日,本件補正を却下した上で,「本件審判の請求は,
成り立たない。」との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は同月28日,
原告に送達された。
2 特許請求の範囲
(1) 本件補正後の特許請求の範囲の請求項1(以下,同請求項に係る発明を
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10221審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (洗浄剤組成物)
被告昭和電工株式会社 原告アクゾノーベル株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「洗浄剤組成物」とする特許発明に係る特許権(特許第3
927623号。出願日 平成8年8月1日。登録日 平成19年3月9日。請求
項の数9。以下「本件特許」といい,本件特許に係る明細書を「本件明細書」とい
う。)を有している(甲36)。
本件特許については,平成23年8月25日付けで無効審判が請求され(甲3
7),平成24年5月7日,請求不成立の審決がされ,その謄本は,同月17日,
原告に送達された。
2 特許請求の範囲の記載
本件特許に係る特許請求の範囲は以下のとおりである(以下,各請求項に係る発
明を,請求項の番号に従い「本件発明1」などという。)(甲36)。
「【請求項1】A)アスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタミン酸二酢酸
塩類,B)グリコール酸塩,及びC)陰イオン界面活性剤及び/又は非イオン界面
活性剤を主成分とし,C)陰イオン界面活性剤及び/又は非イオン界面活性剤1重
量部に対してアスパラギン酸二酢酸塩類及び/またはグルタミン酸二酢酸塩類が0.
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10177審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (洗浄剤組成物)
被告昭和電工株式会社 原告アクゾノーベル株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「洗浄剤組成物」とする特許発明に係る特許権(特許第4
114820号。出願日 平成8年7月24日。登録日 平成20年4月25日。
優先権主張 平成7年12月11日,日本国。請求項の数2。以下「本件特許」と
いう。)を有している(甲17)。
本件特許については,本件に先立つ平成21年7月13日付けで,原告とは異な
る第三者(ただし,代理人は本件原告の訴訟代理人と同じである。)から,本件特
許の優先日前に頒布された刊行物である特開昭50-3979号公報(甲2。以下
「甲2文献」という。)を主引用例として,進歩性欠如を理由とする無効審判が請
求され(無効2009-800152号事件),被告は,同年10月5日付けで訂
正請求をし(甲18),特許庁は,平成22年3月2日,訂正を認めた上で,本件
特許を無効とする旨の審決をした。同審決につき,知的財産高等裁判所に審決取消
訴訟が提起され(平成22年(行ケ)第10104号事件),同年11月10日,
甲2文献記載の金属イオン封鎖剤組成物にグリコール酸ナトリウムを含んだまま水
酸化ナトリウムを加えることには阻害要因があるとして,審決取消しの判決がされ
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10144審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光ダイオード)
被告日亜化学工業株式会社 原告燦坤日本電器株式会社
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[概要] 1 特許庁における手続の概要
(1) 被告は,発明の名称を「発光ダイオード」(以下,発光ダイオードを「LE
D」ということがある。)とする特許第3995011号(以下「本件特許」という。)
の特許権者である。原告は,平成23年9月30日,特許庁に対し,本件特許を無
効にすることを求めて審判(無効2011-800191号事件)を請求した。こ
れに対し,特許庁は,平成24年3月16日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は同月26日に原告に送達された。
(2) 本件特許に至る手続の経緯は次のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10123審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光ダイオード)
被告日亜化学工業株式会社 原告燦坤日本電器株式会社
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特許法39条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の概要
(1) 被告は,発明の名称を「発光ダイオード」(以下,発光ダイオードを「LE
D」ということがある。)とする特許第3724498号(以下「本件特許」という。)
の特許権者である。原告は,平成23年6月6日,特許庁に対し,本件特許を無効
にすることを求めて審判(無効2011-800093号事件)を請求した。これ
に対し,特許庁は,平成24年2月21日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は同年3月1日に原告に送達され
た。
(2) 本件特許に至る手続の経緯は次のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10122審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光ダイオード)
被告日亜化学工業株式会社 原告燦坤日本電器株式会社
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特許法39条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の概要
(1) 被告は,発明の名称を「発光ダイオード」(以下,発光ダイオードを「LE
D」ということがある。)とする特許第4109297号(以下「本件特許」という。)
の特許権者である。原告は,平成23年5月23日,特許庁に対し,本件特許を無
効にすることを求めて審判(無効2011-800078号事件)を請求した。こ
れに対し,特許庁は,平成24年2月21日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決(以下「審決」という。)をし,その謄本は同年3月1日に原告に送達され
た。
(2) 本件特許に至る手続の経緯は次のとおりである。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月21日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)10819一部認容
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社カワタ 原告株式会社松井製作所
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特許法101条4号 特許法101条2号 特許法101条5号 特許法102条1項
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実施 | 73回 | 侵害 | 59回 | 特許権 | 58回 | 間接侵害 | 39回 |
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は当事者間に争いがない。)
(1)当事者
原告は,化学,製薬,製紙,食品,繊維工業用諸機械の製造及び販売並び
にこれらに附帯する工事の施工等を目的とする会社である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10225審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (高温加熱殺菌飲料の甘味付与方法)
被告ツルヤ化成工業株式会社井上裕史 原告三栄源エフ・エフ・アイ株式会社溝内伸治郎
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[概要] 本件は,後記1のとおりの手続において,原告の後記2の本件発明に係る特許に
対する被告の特許無効審判の請求について,特許庁により当該特許につき訂正を認
めた上でこれを無効とする別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記
3のとおり)がされたところ,原告が,本件審決には,後記4の取消事由があると
主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10218審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (カニューレ保護用のインターロック式シーケンスガード部材を備えるカテーテル機構)
被告スミス・メディカル・インコーポレーテッド 原告テルモ株式会社
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,被告の後記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のとおり)には,
後記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10176審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (内燃エンジンにおけるエンジン・ブレーキの方法及びシステム)
被告特許庁長官柳田利夫 原告ジェイコブスビークルシス
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を後記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が,同請求は
成り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のと
おり)には,後記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月20日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(行コ)10007控訴棄却
特許料納付書却下処分取消請求控訴事件
被告)国 控訴人(第1審原告)宇部興産株式会社 被控訴人(第1審被告)国
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特許法112条の2
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[概要] 以下,控訴人(第1審原告)を「控訴人」,被控訴人(第1審被告)を「被控訴
人」といい,原判決を引用する場合,原判決中に「原告」とあるのを「控訴人」と,
「被告」とあるのを「被控訴人」とそれぞれ読み替える。また,略語は,原判決と
同様のものを用いる。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10172審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (有機発光表示装置及びその駆動方法)
被告特許庁長官 原告(三星モバイルディスプレイ株式社訴訟承継人)
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特許法159条2項 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
本願は,発明の名称を「有機発光表示装置及びその駆動方法」として,平成1
7年11月25日に出願された(特願2005-340889号。パリ条約によ
る優先権主張・2005年4月28日,大韓民国)が,平成21年10月27日
付けで拒絶査定がされた。これに対し,三星モバイルディスプレイ株式社(以下
「三星モバイル」という。)は,平成22年3月2日,拒絶査定に対する不服審判
の請求(不服2010-4583号)をした。その後,特許庁は,平成23年8月
11日付けで拒絶理由通知(甲15。以下「本件拒絶理由通知」という。)をし,
三星モバイルは,同年11月15日付け手続補正書(甲17)により特許請求の範
囲及び明細書を補正した(以下「本件補正」といい,本件補正後の明細書を「本件
明細書」という。本件補正後の発明の名称「有機発光表示装置」)。特許庁は,平
成23年12月19日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,そ
の謄本は,平成24年1月10日,三星モバイルに送達された(附加期間90日)。
原告は,2012年(平成24年)7月2日,三星モバイルを吸収合併した。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10151審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (高強度高延性容器用鋼板およびその製造方法)
被告新日鐵住金株式会社 原告JFEスチール株式会社
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特許法36条6項1号 特許法36条6項2号 特許法70条
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
被告は,発明の名称を「高強度高延性容器用鋼板およびその製造方法」とする発
明について,平成10年5月26日に特許出願をし,平成14年7月5日に設定登
録がされた(特許第3324074号。請求項の数4。以下,「本件特許」という。)。
原告は,平成23年10月28日,特許庁に対し,本件特許について無効審判請
求(無効2011-800219号)をし,被告は,平成24年3月15日付けで
訂正請求をした(以下「本件訂正」といい,本件訂正後の明細書を「訂正明細書」
という。本件訂正後の請求項の数1,発明の名称「高強度高延性容器用鋼板」)。こ
れに対し,特許庁は,平成24年3月22日付けで,「訂正を認める。本件審判の請
求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は同月29日原告に送達された。
2 特許請求の範囲の記載
本件訂正後の特許請求の範囲の請求項1の記載は,次のとおりである(以下「本
件訂正発明」という。)。
「【請求項1】
重量%で,C:0.005~0.040%を含有し,JIS5号試験片による引
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月20日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10116審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (医療器具を挿入しその後保護する安全装置)
被告フェイズ・メディカル・イン 原告メディキット株式会社
東郷メディキット株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
被告は,発明の名称を「医療器具を挿入しその後保護する安全装置」とする特許
第2588375号(以下「本件特許」という。)の特許権者である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成23(ワ)13469請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ペットのトイレ仕付け用サークル)
被告アイリスオーヤマ株式会社 原告株式会社ヤマヒサ
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特許法29条2項 特許法65条1項 特許法101条2号 民事訴訟法61条
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侵害 | 26回 | 進歩性 | 25回 | 無効 | 25回 | 間接侵害 | 13回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「ペットのトイレ仕付け用サークル」とする特許第4
616162号の特許権(以下「本件特許権」という。)を有する原告が,別紙
物件目録記載1及び2(以下,順に「被告物件1」,「被告物件2」といい,併
せて「被告物件」という。)の製造販売をする被告に対し,特許法100条1,
2項に基づき,被告物件の製造販売の差止め及び廃棄を求めると共に,特許法
65条1項に基づく補償金として8808万円,特許権侵害の不法行為に基づ
く損害賠償金として3300万円及びこれらの合計1億2108万円に対する
催告の翌日以降の日でかつ不法行為の後の日である平成23年11月6日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ワ)28813却下
特許権移転登録請求権不存在確認請求事件
被告エルジーディスプレイ株式会社 原告大林精工株式会社
A
ら
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民事訴訟法118条1号 民事訴訟法3条の5 民事訴訟法4条1項 民事訴訟法338条1項10号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告らが,被告に対し,被告が別紙目録1及び2記載の各特許権
の移転登録手続を求める権利及び同目録3記載の各特許出願の特許を受ける
権利の移転手続を求める権利を有しないことの確認を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10226審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (血液製剤中の汚染物質を不活性化する方法及び装置)
被告特許庁長官 原告サルトリアスステディムバイオテック
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成8年7月15日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1995年
7月14日 (BE)ベルギー国)を国際出願日とする国際出願PCT/BE96
/00076を基礎として,平成10年1月14日,発明の名称を「血液製剤中の
汚染物質を不活性化する方法及び装置」(後に「血液製剤中の汚染物質を不活性化
する装置」に補正)とする発明について特許出願(平成9年特許願第506100
号)をしたが,平成20年11月4日付けで拒絶査定を受け,平成21年2月6日,
これに対する拒絶査定不服の審判を請求(不服2009-2783号事件)し,平
成23年6月27日付けの拒絶理由に応答して,同年11月24日付けで手続補正
書を提出した。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10137審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (眼球内レンズ)
被告特許庁長官 原告アルコンリサーチリミティド
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
原告は,平成20年4月22日に,発明の名称を「眼球内レンズ」とする特許出
願(特願2008-111272号。優先権主張2007年9月27日,米国。以
下「本願」という。)をしたところ,平成21年11月20日付けの拒絶理由通知
を受けたので,平成22年4月14日に手続補正書を提出したが,同月30日付け
で拒絶査定を受け,同年9月10日,これに対する拒絶査定不服の審判を請求(不
服2010-20367号事件)するとともに,同日付けで手続補正書を提出した
(以下「本件補正」という。)。
特許庁は,平成23年12月6日付けで「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決をし,その謄本は,同月20日,原告に送達された。
なお,本願は,アルコン マニュファクチャリング,リミティドにより出願され
たが,同社は,アルコン リサーチ リミティドの名称の下に,アルコン リサー
チ リミティドに吸収合併されている(2008年1月1日午前12時1分合併証
明書発効。)。
2 特許請求の範囲
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月14日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成24(ネ)10081控訴棄却
職務発明対価請求控訴事件
被告)株式会社サンエスオプテック牧野英之 控訴人兼被
(原告)X1
兼被
(原告)X2
兼被
(原告)X3 被控訴人兼控訴人(被告)株式会社サンエスオプテック牧野英之
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特許法35条3項
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実施 | 62回 | 特許権 | 17回 | 許諾 | 12回 | 職務発明 | 3回 |
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[概要] 1 被告の元従業員であるA は,被告に対し,本件特許第4334013
号(発明の名称「LED照明装置」)に係る本件発明をし,その特許を受ける権利
を被告に承継させたと主張して,特許法35条3項及び5項に基づく職務発明対価
(9467万9479円)の一部請求として850万円の支払を求める本件訴訟を
提起したが,平成23年12月9日に死亡した。そこで,亡A の相続人であ
る原告らが,訴訟を承継し,相続割合(妻である原告 X1 は2分の1,子で
ある原告 X2 及び原告 X3 は各4分の1)に応じて,原告 X1 は4
25万円,原告 X2 及び原告 X3 は各212万5000円の支払を求めた。
原判決は,被告の受けるべき利益についての原告らの主張の一部と,被告の貢献
度についての被告の主張の一部をそれぞれ認め,原告らの請求を,原告 X1 に
ついては28万4944円,原告 X2 及び原告 X3 については各14万2
472円の限度で一部認容し(遅延損害金は訴状送達の翌日から),その余は棄却
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10209審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (雷保護装置,収納ボックス)
被告特許庁長官田村嘉章 原告X中村幸雄
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶審決の取消訴訟である。争点は,容易推考性の存
否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10199審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電子イメージ処理システム)
被告特許庁長官 原告ケーディーエルスキャンデザインズ
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特許法159条2項 特許法29条2項
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[概要] 本件は,拒絶審決の取消訴訟である。争点は,発明の進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10183審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (胸部圧迫装置)
被告特許庁長官横林秀治郎 原告ゾール・サーキュレイション
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特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,特許請求の範囲の記載を後記
2とする本件出願に対する拒絶査定不服審判の請求について,特許庁が同請求は成
り立たないとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のとお
り)には,後記4の取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成25年2月14日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成24(行ケ)10215審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (二酸化炭素含有粘性組成物)
被告株式会社メディオン・ 原告株式会社KBC
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[概要] 本件は,原告が,後記1のとおりの手続において,被告の後記2の本件発明に係
る特許に対する原告の特許無効審判の請求について,特許庁が同請求は成り立たな
いとした別紙審決書(写し)の本件審決(その理由の要旨は後記3のとおり)には,
後記4のとおりの取消事由があると主張して,その取消しを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成25年2月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)32104一部認容
不正競争行為差止等請求事件 (記録媒体)
被告有限会社EA創研
A 原告特定非営利活動法人
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法3条1項 不正競争防止法5条1項
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ライセンス | 40回 | 損害賠償 | 14回 | 差止 | 11回 | 侵害 | 10回 |
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[概要] 本件は,原告が,DVDのコピーガード技術に関し,別紙技術内容2記載の
技術(以下「本件技術内容2」という。)が原告の営業秘密であり,「DVD
コピーガードの実施に関する仮覚書」(以下「本件仮覚書」という。)の解除
後も,被告会社が本件技術内容2を不正使用してコピーガード専用プログラム
(ソフトウェア)及び専用DVD-Rディスクを製造・販売しているから,不
正競争防止法2条1項7号に該当するなどと主張して,被告らに対し,①不正
競争防止法3条1項に基づく差止請求として,別紙物件目録記載1及び2のプ
ログラムの使用等及び同目録記載3の商品の製造等の禁止を求めるとともに,
②㋐被告会社につき不法行為,不正競争防止法4条(同法5条1項又は2項に
よる損害額の推定)又は秘密保持合意の債務不履行,㋑被告Aにつき不法行為,
会社法429条1項(同法施行前は平成17年法第87号による廃止前の有限
会社法30条の3第1項)又は秘密保持合意の債務不履行に基づく損害賠償請
求として,1億2307万9146円の一部である6226万円(附帯請求と
して訴状送達の日の翌日以降である平成22年5月1日から支払済みまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金)の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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