権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成19年3月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)23419一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社アペックス 原告ダッソーシステムズ
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著作権法114条3項 著作権法114条2項 著作権法113条2項 著作権法21条
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ライセンス | 55回 | 許諾 | 44回 | 侵害 | 35回 | 損害賠償 | 7回 |
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[概要] 本件は,ソフトウェアメーカーである原告が,原告ソフトウェアのユーザである
被告に対し,被告の改変行為が原告ソフトウェアの翻案権侵害,複製権侵害又は権
利管理情報の改変行為(著作権法113条3項2号)に当たると主張して,著作権法
112条1項及び2項に基づく上記改変されたプログラム等の使用差止め及び廃棄,
並びに不法行為(民法715条)による損害金及び遅延損害金の支払を求めた事案で
ある。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年2月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10090一部認容
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y1(以下「
研究所」という。)
経営戦略研究所株式会社
株式会社東京リーガルマインド
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著作権法114条3項 民法44条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人研究所からの依頼により,中小企業診断士試験
用教材の原稿を著作したところ,被控訴人研究所の代表者(当時)であった被
控訴人 1が,控訴人に無断で,上記原稿に基づいて別の原稿を作成した上でY
被控訴人東京LMに引き渡し,被控訴人東京LMが控訴人の複製権等を侵害す
る教材を作成したと主張して,被控訴人らに対し,著作権(複製権,口述権)
侵害及び著作者人格権(公表権,氏名表示権,同一性保持権)侵害による損害賠
償を請求(被控訴人研究所に対しては民法44条1項に基づく請求)をしている
事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)27086一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社学光社 原告株式会社育伸社
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著作権法114条4項 著作権法114条3項 著作権法112条
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[概要] 本件は,原告が,原告作成に係る,小中学生を対象とした学力テスト問題,
同解答用紙等について,被告が無断で複製し,原告の著作権(複製権)を侵害
したと主張して,①著作権法112条に基づいて上記著作物の複製の差止め及
び複製物の廃棄,②民法709条,著作権法21条に基づいて上記著作物の許
諾料相当額の損害として7329万7950円及び弁護士費用として1465
万9590円の合計8795万7540円並びにそれらの遅延損害金として別
紙請求額内訳表の金額欄記載の各内金額に対する,対応する起算日欄記載の年
月日(同目録記載1ないし11については,後記3⑶(原告の主張)イ( )のオ
とおり,各年度のテスト実施後である翌年度が開始する日であり,同目録記載
12については,訴状送達の日である。)からそれぞれ支払済みに至るまで年
5分の割合による金員の支払を損害の一部として請求したのに対し,被告が,
複製の対象を一部争うとともに,複製には原告の許諾を得ていたと主張して
争っている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月31日 横浜地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)3460請求棄却
損害賠償等請求事件
被告Y 原告X
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著作権法2条1項1号 著作権法14条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の要旨
DREAM JOURNEY The Art本件は 原告が制作した人形作品を被写体とした, 「
」 ( 「 」of Leather Dolls X 夢の旅 Xの世界 と題する写真集 以下 本件写真集
という )が株式会社エス・エス・アイ(以下「本件出版社」という )から。 。
「きこ書房」との名前で出版され,被告が著作権者として印税380万円を同
社から受け取り,そのうち30万円を原告に支払ったところ,原告が,① 原
告が本件写真集の著作者である,② 被告が本件写真集の著作権を有するので
あれば本件各人形の使用を許諾しなかった等と主張して,被告に対し,不法行
為に基づき,印税相当額350万円及び弁護士費用35万円の合計385万円
及び民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)13706請求棄却
損害賠償請求事件
被告Y1
Y2 原告X
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民法709条
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[概要] 本件は,「里見学園八剣伝」という名称のウェブサイト(以下「原告サイ
ト」という。)を運営している原告が,「白ノ蓮」という名称のウェブサイ
ト(以下「被告サイト」という。)を運営していた被告らに対し,被告らは,
被告サイトに,原告サイト上の記載を複製して,原告の著作権(複製権)を
侵害したと主張し,また,被告らは,①原告サイトの構造,シナリオ等を模
倣して,被告サイトを作成し,②被告サイトにおいて,原告サイトの世界観
を毀損する内容の設定をしたり,本来秘密にしておくべき原告サイトの情報
を漏らし,③原告サイトにおいて,被告サイトの広告をし,④原告の名誉を
毀損する内容のメールを被告サイトの参加者に対して送信等したが,これら
の行為は,それぞれ被告らの共同不法行為を構成すると主張して,民法70
9条,719条に基づき,慰謝料として金200万円及び逸失利益として金
400万円の合計金600万円の損害のうち,一部請求としてそれぞれに対
して金300万円の賠償を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)12138一部認容
著作権に基づく差止請求権不存在確認請求事件
被告コピーライツ・ジャパン株式会社鳥海哲郎 原告株式会社ファミリア井上周一
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不正競争防止法2条1項13号 民法709条 不正競争防止法3条1項 商標法2条3項6号
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許諾 | 83回 | ライセンス | 63回 | 侵害 | 40回 | 差止 | 34回 |
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[概要] 本件は ベアトリクス・ポター Beatrix Potter が創作した絵本である T, ( ) 「
HE TALE OF PETER RABBIT (邦題「ピーターラビットのおはなし )中の絵柄」 」
(原画)についての著作権の日本における管理業務(商品化許諾業務)を行っ
ている被告に対し,同絵柄を使用したバスタオル及びフェイスタオルの販売を
企画したと主張する原告が,
( ) 日本における同絵柄(原画)の著作権が存続期間満了により消滅したこ1
とを理由に,被告が原告に対し同著作権に基づく差止請求権を有しないこと
の確認を求めるとともに,
C( ) 同著作権が消滅した後も被告が被告ライセンス商品についていわゆる2
表示など同絵柄(原画)について未だ著作権が存続しているかのような表示
をライセンシーをして使用させ,需要者ないし取引者をして同絵柄の著作権
が日本において未だ存続しているかのように誤認させる表示をしているとこ
ろ,同表示は,同ライセンス商品の品質又は内容及び後記被告商品化許諾業
務に係る役務の質又は内容を誤認させる不正競争行為(不正競争防止法2条
1項13号)に該当すると主張して,不正競争防止法3条1項に基づき,同
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)10324一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告A 原告社団法人日本音楽著作権協会北本修二
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著作権法38条1項 著作権法112条2項 民法704条 著作権法22条
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侵害 | 58回 | 許諾 | 52回 | 差止 | 29回 | 損害賠償 | 19回 |
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[概要] 本件は,被告が,その経営する本件店舗において,歌手,楽器奏者及び客を
して,歌唱と楽器演奏により,原告が著作権を管理する別添楽曲リスト(平成
4年8月1日発行のもの1冊及び平成17年10月20日発行のもの1冊)記
載の音楽著作物(以下「管理著作物」という )の演奏をさせ,これを来店し。
た不特定多数の客に聴かせているところ,原告は,被告の上記演奏行為は原告
の管理著作物の著作権(演奏権)を侵害するものであると主張して,被告に対
し,管理著作物に対する著作権(演奏権)に基づき,本件店舗における管理著
作物の使用(演奏)の差止め,その演奏に利用される別紙物件目録記載の楽器
及び音響装置の本件店舗からの撤去と,本件店舗への楽器及び音響装置の搬入
の禁止を求めるとともに,主位的に,上記著作権(演奏権)侵害による不法行
為に基づき,管理著作物の使用料相当額及び弁護士費用の損害賠償(不法行為
の後の日である別紙遅延損害金目録記載の各起算日以降の民法所定の年5分の
割合による遅延損害金を含む )を求め,予備的に,管理著作物の使用料相当。
額の不当利得の返還(不当利得の後の日である別紙遅延損害金目録記載の各起
。) 。算日以降の悪意の受益者に対する利息支払請求を含む を求めた事案である
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)1769等確認
送信可能化権確認本訴請求事件
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著作権法61条2項 著作権法2条1項6号 著作権法92条の2 著作権法91条
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[概要] 1 前提となる事実(当事者間に争いのない事実の外,弁論の全趣旨及び後掲の
各証拠によって認定できる事実を含む。)
(1) 当事者
本訴原告(反訴被告。以下「原告」という。)は,映画,放送,ステージ,
スタジオその他芸能作品の企画制作及び提供並びに芸能人の出演斡旋に関す
る業務等を目的とする会社であって,アーティスト「THE BOOM」
(以下「本件アーティスト」という。)が所属する音楽事務所である。原告
の代表者であるCは,音楽プロデューサーであり,関連する音楽事務所のフ
ァイブ・ディー株式会社(以下「ファイブ・ディー」という。)も経営して
いる(甲11,15,弁論の全趣旨)。
本訴被告(反訴原告。以下「被告」という。)は,株式会社ソニー・ミュ
ージックエンタテインメント(後記「SME」が平成15年4月1日に「株
式会社エスエムイージェー」に商号変更されると同時に新設分割された会社。
以下「新SME」という。)を中核とする企業グループ(ソニーミュージッ
クグループ)内のレコード会社であり,平成13年10月1日,当時の株式
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)10367一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社東洋経済新報社
B 原告A
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著作権法112条2項 著作権法61条2項 著作権法115条 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,別紙原論文目録記載の論文(以下「本件原著」という )を被告B。
と共同執筆した原告が,被告Bが本件原著を原告に無断で一部省略して翻訳し
た論文(別紙論文目録記載の論文。以下「本件論文」という )を作成し,被。
告株式会社東洋経済新報社(以下「被告東洋経済」という )がこれを別紙書。
籍目録記載の書籍(以下「本件書籍」という )に掲載して発行したとして,。
本件原著の著作権及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)に基づい
て,被告Bに対し,本件論文の発行等の差止めを,被告東洋経済に対し,本件
書籍の発行等の差止め,及び,本件書籍の回収及び廃棄を求め,また,被告ら
に対し,本件書籍の回収のための謝罪広告及び全国の大学,図書館等に対する
本件書籍の回収を求める通知,並びに,不法行為による損害賠償として,弁護
士費用相当額50万円の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)16722請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社三共
株式会社ビスティ
フィールズ株式会社 原告株式会社東北新社
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著作権法61条2項 著作権法27条 著作権法29条1項 著作権法114条3項
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侵害 | 103回 | 許諾 | 48回 | 損害賠償 | 8回 | ライセンス | 4回 |
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[概要] 本件は,別紙映画著作物目録記載の各映画(以下「本件映画」と総称し,そ
のうち,同目録記載の各映画を個別に指すときは,末尾に,当該映画の番号を
付記して「本件映画1」のように表記する。)の著作権を有すると主張する原
告が,被告株式会社三共(以下「被告三共」という。),被告株式会社ビステ
ィ(以下「被告ビスティ」という。)及び被告フィールズ株式会社(以下「被
告フィールズ」という。)に対して,主位的に,被告三共において,本件映画
の中の一部の映像を複製又は翻案した映像を用いてパチンコゲーム機を製造,
販売し,被告ビスティにおいて,被告三共から提供を受けた同映像を用いてパ
チスロゲーム機を製造し,被告フィールズにおいて,同パチスロゲーム機を販
売し,それぞれ本件映画の複製権又は翻案権を侵害しているとして,不法行為
に基づく損害賠償(パチンコゲーム機による侵害については,被告三共の単独
不法行為(民法709条)として10億円(著作権法114条3項),パチス
ロゲーム機による侵害については,被告らの共同不法行為(719条1項)と
して1億円,いずれも一部請求である。)及び不法行為後である訴状送達の日
(平成17年8月29日)から支払済みに至るまで年5分の割合による遅延損
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)13725請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社三共
株式会社ビスティ
インターナショナル・カード・システム株式会社
株式会社アニメーションソフト
アニメーションソフト補助参加人有限会社零時社
アニメーションソフト補助参加人P1 原告株式会社東北新社
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著作権法27条 著作権法61条2項 著作権法29条1項 著作権法16条
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[概要] 本件は,別紙映画著作物目録記載の各映画(以下「宇宙戦艦ヤマト作品」と
総称し,そのうち,同目録1「宇宙戦艦ヤマトTVシリーズ」,同目録3「さ
らば宇宙戦艦ヤマト」を個別に指すときは,それぞれ,「本件映画1」,「本
件映画2」といい,本件映画1と本件映画2を併せて「本件映画」という。)
の著作権を有すると主張する原告が,①被告三共,被告ビスティ及び被告カー
ド・システム(以下,被告三共,被告ビスティ,被告カード・システムを併せ
て「3被告」という。)は,本件映画の中の一部の映像を複製又は翻案した映
像を使用してパチンコゲーム機等を製造,販売し,本件映画の複製権又は翻案
権を侵害しているとして,②被告アニメーションソフトは,3被告が製造,販
売した上記パチンコゲーム機等に使用された映像の基となった映像を制作して,
これを3被告に提供し,3被告の上記著作権侵害行為について共同不法行為責
任を負うとして,3被告に対しては,著作権法112条に基づく差止等の請求
を,3被告及び被告アニメーションソフトに対しては,複製権又は翻案権侵害
による不法行為(民法709条,719条)に基づく損害賠償(被告三共及び
被告アニメーションソフトに対しては,連帯して,損害額8億9102万円の
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10003控訴棄却
著作権存在確認等請求控訴事件
控訴人X独立行政法人宇宙航空研究開発機構 被控訴人宇宙開発事業団訴訟承継人
株式会社CRCソリューションズ
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,平成15年10月1日に,第1審共同被告(訴訟承継前)宇宙開発
事業団(以下「事業団」という。)の権利義務を承継し,独立行政法人として
成立した被控訴人独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「被控訴人機構」
という。)の職員であり,別紙著作物目録記載の各プログラム(以下「本件各
プログラム」という。)の作成時において事業団の職員であった控訴人が,被
控訴人機構,及び事業団に対してプログラム等の作成支援を行っていた被控訴
人株式会社CRCソリューションズ(以下「被控訴人CRC」という。)に対
し,控訴人と被控訴人らとの間において,主位的に,本件各プログラムについ
て控訴人が著作権及び著作者人格権を有することの確認,予備的に,別紙著作
物目録記載11,13及び19のプログラム(以下,個別のプログラムについ
て,同目録に付された番号に対応して,「本件プログラム1」などという。)
の著作権を有することを前提に,本件プログラム2,3及び5を二次的著作物
とし,本件プログラム11,13及び19をそれぞれ原著作物とする原著作者
の権利を有することの確認を求めたのに対し,被控訴人らが,本件各プログラ
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10014
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10013
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10012
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10011
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10010
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10009
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月21日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5007一部認容
出版差止等請求事件
被告株式会社角川書店
B 原告A
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著作権法45条1項 著作権法18条2項 著作権法25条
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,被告Bが執筆し,被告株式会社角川書店が
出版する別紙書籍目録1及び2記載の各書籍について,原告が著作権を有する
別紙写真目録記載の写真が無断使用されているとして,被告株式会社角川書店
, ,に対し 別紙書籍目録1及び2記載の各書籍の出版等差止め及び在庫の廃棄を
被告らに対し著作権(著作財産権及び著作者人格権)侵害を原因とする不法行
為に基づく損害賠償として金110万円の損害賠償を求めたという事案であ
。 , ,る 被告らは 原告が別紙写真目録記載の写真について著作権を有しないこと
著作権侵害について被告らに過失がないこと等を主張して責任原因を争うとと
もに,差止めの範囲及び損害の額についてもこれを争っている。
( , 。)1 前提となる事実 当事者間に争いがないか 後掲各証拠によって認められる
( ) 当事者1
原告は,日本国籍を有し,アメリカ合衆国に居住する者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月6日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10045控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
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民法724条 民事訴訟法143条1項 著作権法33条2項 著作権法20条1項
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[概要] 1 手続の経緯
(1) 控訴人(被承継人を含む。)らは,小学生用国語教科書に掲載された著作
物の著作権者であるところ,原審において,被控訴人らに対し,被控訴人らが上記
著作物を掲載した国語テストを製作販売したことについて,主位的に,被控訴人ら
が国語テストを製作販売した行為は控訴人らの上記著作物に対する複製権及び著作
者人格権(同一性保持権,氏名表示権)を侵害すると主張して,不法行為に基づく
損害賠償を求め,予備的に,上記損害賠償請求権が時効消滅した場合には,被控訴
人らが法律上の原因なくして使用料相当額の支払いを免れたと主張して,不当利得
の返還を求めた。
(2) 原審は,主位的請求において,被控訴人らが国語テストを製作販売した行
- -19
為は控訴人らの上記著作物に対する複製権及び著作者人格権(同一性保持権,氏名
表示権)を侵害するが,控訴人X を除く控訴人らについては損害賠償請求権の全19
部又は一部が時効消滅したとして,控訴人X を除く控訴人らについて,不法行為13
に基づく損害賠償請求の一部を認容し,予備的請求において,損害賠償請求権が時
▶判決の詳細
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著作権
平成18年11月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10057控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人日本ビーンズ株式会社
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[概要] 1 本件は,控訴人において,控訴人の父亡A(以下「亡A」という。)が制作
した原判決別紙原告絵画目録の絵画(以下「控訴人絵画」という。)について,被
控訴人がその製造販売した豆腐のパッケージに亡Aに無断で複製して使用したのみ
ならず,亡Aが江戸時代の画家であるかのような虚偽の氏名表示をしたものである
ところ,控訴人がこれらの行為による損害賠償請求権を相続により取得したと主張
- -2
して,被控訴人に対し,著作権(複製権)侵害及び著作者人格権(氏名表示権)侵
害等に基づき,損害賠償として合計2億7640万8264円(複製権侵害に係る
2億0580万6198円,氏名表示権侵害に係る6860万2066円及び弁護
士費用200万円)のうちの2000万円の支払いを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年11月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)4824等一部認容
損害賠償請求事件
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著作権法114条2項 著作権法114条3項 民法44条1項 民事訴訟法62条
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[概要] 本件は,原告が,当時被告研究所からの依頼により,中小企業診断士試験用教材
の原稿を著作したところ,被告研究所の代表者であった被告Bが原告に無断で,上
記原稿に基づいて別の原稿を作成して被告東京LMに引き渡したため,被告東京L
Mが原告の複製権等を侵害する教材を作成したと主張して,被告らに対し,複製権
侵害及び著作者人格権(公表権,氏名表示権,同一性保持権)侵害による損害賠償の
支払(被告研究所に対しては,民法44条1項)を請求した事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年10月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10027控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人高砂熱学工業株式会社
社団法人日本計装工業会
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著作権法112条2項 著作権法15条1項 著作権法20条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,被控訴人高砂熱学工業株式会社(以下「被控訴人会社」という。)
の従業員であった控訴人が,被控訴人会社在職中に,被控訴人社団法人日本計
装工業会(以下「被控訴人工業会」という。)主催の講習において講師を務め
た際,講習資料として作成した資料(「平成12年度計装士技術維持講習」の
うち,「空調技術の最新動向と計装技術」に係る資料,以下「12年度資料」
という。)について著作権及び著作者人格権を有するとして,( )被控訴人会1
社において,控訴人の後任として上記講習の講師を務めた被控訴人会社従業員
に,12年度資料の複製等を行って原判決別紙1の1,2記載の各講習資料
(以下,原判決別紙1の1記載の講習資料を「13年度資料」,同1の2記載
の講習資料を「14年度資料」という。)を作成させ,被控訴人工業会におい
て,各資料の写しを受講者に配布するなどして,共同して,控訴人の著作権
(複製権,口述権)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)を侵害し
たと主張して,①被控訴人らに対し,民法709条,710条及び719条に
基づき,著作権の侵害による損害440万円及び著作者人格権の侵害による慰
▶判決の詳細
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著作権
平成18年10月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)2908請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ブレーントラスト
有限会社オフィスワイケー 原告パラマウント・ピクチュア
株式会社東北新社
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著作権法54条1項 著作権法114条1項 著作権法302条 民法709条
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[概要] 本件は,別紙映画目録記載の映画(以下「本件映画」という。)を収録し
た別紙映像素材目録記載の映像素材(以下「本件マスターフィルム」とい
う。)を製造,販売する被告株式会社ブレーントラスト(以下「被告ブレー
ントラスト」という。)の行為及び本件映画を複製した別紙商品目録記載の
DVD商品(以下「本件DVD」という。)を製造,販売する被告有限会社
オフィスワイケー(以下「被告オフィスワイケー」という。)の行為につい
て,本件映画の著作権者であると主張する原告パラマウント・ピクチュアズ
・コーポレーション(以下「原告パラマウント」という。)が,本件映画の
著作権(複製権及び頒布権)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,
被告ブレーントラストに対して本件マスターフィルムの販売差止め及び廃棄
を,被告オフィスワイケーに対して本件DVDの製造,販売の差止め及び廃
棄をそれぞれ求め,本件映画に関する日本における恒久的な全メディアの独
占的利用権を有すると主張する原告株式会社東北新社(以下「原告東北新
社」という。)が,同独占的利用権を侵害する共同不法行為であるとして,
民法709条,719条1項に基づき,逸失利益等の損害賠償を求めたのに
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著作権
平成18年9月26日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10037等一部認容
著作権侵害差止等請求控訴・同附帯控訴事件
控訴人・附帯被
X 被控訴人・附帯控訴人柏書房株式会社
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著作権法114条3項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,控訴人の亡父である (以下「亡 」という。)が描いA A
た原判決末尾添付「原告絵画目録」1ないし4の各絵画(以下,それぞれ「原
告絵画1」,「原告絵画2」のようにいい,各絵画を総称して「原告各絵画」
という。)について,被控訴人の発行する原判決末尾添付「書籍目録」記載の
書籍(以下「被告書籍」という。)において,原告各絵画を亡 に無断で複A
- -3
製し,原告絵画1については,その一部のみを切り取って使用したのみならず,
亡 の氏名を表示せず,さらに被控訴人がその後の交渉において亡 に対しA A
て不誠実な態度を取り,亡 に精神的苦痛を与えたとして,被控訴人に対し,A
原告各絵画の著作権(複製権)に基づき被告書籍の発行・販売の差止め等を求
めるとともに,原告各絵画の著作権(複製権)及び原告絵画1についての著作
者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)の侵害に基づく損害賠償請求として
合計1231万1108円(その内訳は,原告各絵画の著作権侵害(著作権法
114条3項又は4項)につき26万6664円(原告各絵画のそれぞれにつ
き,通常の再使用料2万2222円の3倍である6万6666円),著作権侵
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著作権
平成18年9月13日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10076請求棄却
著作物利用差止等請求控訴事件
被告)ユニバーサルミュージック株式会社被控訴人・控訴人(1審
)の補助参加人 控訴人・被
(1審原告)株式会社テル・ディレクターズ・ファミリィ
・被
(1審原告)X 被控訴人・控訴人(1審被告)ユニバーサルミュージック株式会社
・控訴人(1審被告)の補助参加人
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著作権法29条1項 著作権法16条 著作権法29条 著作権法2条10号
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許諾 | 25回 | 侵害 | 13回 | 損害賠償 | 13回 | 差止 | 13回 |
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[概要] 1 本件の経緯(後掲証拠及び弁論の全趣旨により認められる事実並びに当事者
間に争いのない事実。(1)ないし(5)は,当事者の呼称を改めたほかは,原判決の
「事実及び理由」中の「第2 事案の概要」の「1 争いのない事実等」と同一で
ある。)
(1) 当事者
1審原告会社は,昭和50年に設立された,テレビ番組を中心とする映像制作事
業を営む株式会社である(甲27)。1審原告Xは,テレビ番組の制作会社である
株式会社テレビマンユニオンに所属するディレクターであったが,昭和49年に同
社から独立し,昭和50年に1審原告会社を設立し,以降,1審原告会社の代表取
締役である。
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著作権
平成18年8月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10070控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社アイセル 被控訴人IMV株式会社
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著作権法61条2項 著作権法15条2項 著作権法2条1項10号 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,振動制御システムK2及びK2/Sprint(以下「被控訴人製
品」という。)を販売する被控訴人の行為が,振動制御器F3に組み込まれて
いるソフトウェアプログラム(本件プログラム)につき控訴人が有する翻案権
を侵害しているとして,控訴人が,被控訴人に対し,著作権法112条1項に
基づき被控訴人製品の頒布等の差止めを求めるとともに,不法行為に基づく損
害賠償及びこれに対する訴状送達の日の翌日からの年6分の割合による遅延損
害金の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年8月4日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ヨ)22022
著作隣接権仮処分命令申立事件
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著作権法2条1項9号 著作権法2条9号 著作権法112条1項 著作権法2条1項7号
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侵害 | 21回 | 許諾 | 6回 | 損害賠償 | 3回 | ライセンス | 2回 |
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[概要] 1 争いのない事実等
(1) 当事者
債権者は,放送事業者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年7月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ヨ)22044
著作権仮処分命令申立事件
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著作権法57条 著作権法54条1項 著作権法54条 著作権法1条
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[概要] 1 前提となる事実及び法律関係
(1) 債権者は,映画の制作及び配給等を主たる事業とするアメリカ合衆国法
人であり,債務者は,保護期間が満了した映画のDVD商品の製造販売を主
たる事業とする株式会社である(争いがない)。
(2) 債権者は,昭和28年,「ローマの休日」と題する映画(以下「本件映
画1」という。)及び「第十七捕虜収容所」と題する映画(以下「本件映画
2」といい,本件映画1と併せて「本件映画」という。)を制作して,それ
ぞれ,同年中にアメリカ合衆国において,最初に公表し,著作権登録を了し
た(甲1ないし4)。
(3) アメリカ合衆国は,昭和27年4月28日に発効した「日本国との平和
条約」25条に規定する連合国であり,我が国との間で,同条約12条に基
づいて,「平和条約第12条に基づく著作権に関する内国民待遇の相互許与
に関する日米交換公文」及び「附属書簡」(以下「日米暫定協定」とい
う。)を締結した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年6月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)11680請求棄却
著作権損害賠償請求事件
被告日本クラウン株式会社 原告合名会社ファーストライズプロモーション
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民法243条 民法709条 著作権法96条 著作権法112条2項
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[概要] 1 前提事実
(1) 当事者等
ア 甲は,乙の名称で活動するレゲエ音楽家であるが,遅くとも平成10年以
降,日本国内において,「ファーストライズプロダクション」の名称で,レゲエ音
楽のレコードやCDの販売,コンサート主催などの活動も行ってきた。
(甲5~9,証人甲(甲18の1を含む。以下同じ。))
イ 原告は,著作権及び出版権の取得,譲渡並びに管理許諾等を目的とし,平
成17年2月23日に設立された合名会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年5月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10091一部認容
請負代金等請求控訴事件
控訴人(被告)株式会社昭文社 被控訴人(原告)有限会社博天社
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[概要] 本判決においては,原判決と同様の意味において又はこれに準じて 「本件基本,
契約 「本件制作委託契約 「K&B 「控訴人書籍 (被告書籍 「本件写真 ,」, 」, 」, 」 ), 」
「第9版本件空港案内図 「本件空港案内図 「OFC 「OFC空港案内図 ,」, 」, 」, 」
「第9版対応OFC空港案内図」との略称を用いる。
なお,上記の「第9版」との表記につき,控訴人は,控訴人として「第9版」と
いうような表現は使っていない旨主張する。確かに,証拠(甲1,2。枝番の表示
は省略する。以下,同じ )及び弁論の全趣旨に照らせば 「第9版」は被控訴人独。 ,
, ,自の表記法である可能性が高いが その表記法が厳密にみて適切か否かはともかく
被控訴人が本訴請求で請負契約の対象として主張している空港案内図の特定自体に
, , 。 ,ついては 控訴人 被控訴人及び原判決との間で齟齬はみられない そうとすれば
表記法の問題に尽きることであるので,本判決においても,上記控訴人指摘の趣旨
に注意した上で,原判決と同様に 「第9版本件空港案内図」との表記を用いる。,
また 控訴人は OFC空港案内図と対比すべき被控訴人制作にかかる案内図が 第, , 「
9版」でいいのかについても後記のとおり主張するが,この点については,表記法
の問題にとどまらない点があるので,判決理由の部分で判断する。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年5月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)26020請求棄却
損害賠償請求事件
被告日本ビーンズ株式会社 原告A
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民法709条 著作権法114条4項 著作権法114条3項
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[概要] 本件は,別紙原告絵画目録の絵画(以下「原告絵画」という )を描いた亡。
B(以下「亡B」という )からその著作権及び同著作権若しくは著作者人格。
権侵害により生じた損害賠償請求権を相続により取得した原告が,被告が製造
販売した豆腐のパッケージにおいて,原告絵画を亡Bに無断で複製して使用し
たのみならず,亡Bが江戸時代の画家であるかのような虚偽の氏名表示をした
として,被告に対し,原告絵画の著作権侵害及び原告絵画についての著作者人
格権(氏名表示権)侵害等に基づく損害賠償請求として合計2億7640万8
264円のうち2000万円の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年5月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10006一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人ジー・エル・エー総合本部
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著作権法112条1項 著作権法114条2項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,故高橋信次こと高橋春雄(以下「高橋信次」という )の相続人か。
ら,高橋信次の著作物に関する著作権の信託を受けた被控訴人が,控訴人にお
いて原判決別紙著作物目録記載Ⅰ及びⅡの高橋信次の著作物に関する著作権を
侵害しているとして,控訴人に対し,著作権法112条1項,2項に基づき,
その侵害行為の差止め等(原判決主文第1項及び第2項と同旨)を求めるとと
もに,民法709条に基づき,損害賠償(131万7708円及びこれに対す
る平成17年6月24日から支払済みまで年5分の割合による金員)の支払を
求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年4月26日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成17(ネ)2410控訴棄却
著作権侵害差止等
被告)株式会社ゴルフダイジェスト社被控訴人(1審
)B 控訴人(1審原告)A
(1審原告)株式会社ワールドウイング(以下「
会社」という。)
ら 被控訴人(1審被告)株式会社ゴルフダイジェスト社
(1審被告)B
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民法723条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法27条 著作権法115条
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[概要] 1 本件は 「初動負荷理論」と称するトレーニング理論を開発したスポーツト,
レーナーである控訴人A及び同人の経営する株式会社である控訴人会社が,被
控訴人会社発行の雑誌「チョイス」に掲載された被控訴人B解説の記事(本件
記事)は,①控訴人Aの著作権(複製権)及び著作者人格権(氏名表示権)を
侵害し,②控訴人らの周知商品等表示に対する混同行為(不正競争防止法2条
1項1号)に該当し,③控訴人A・被控訴人会社間の執筆契約の附随義務の債
務不履行に該当し,④控訴人らの名誉・信用を毀損する不法行為に該当すると
, , , 「 」 ,主張して 損害賠償の支払 謝罪広告の掲載 雑誌 チョイス の販売差止め
回収及び廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年4月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10051控訴棄却
損害賠償等
被告)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 控訴人(原告)X 被控訴人(被告)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント
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著作権法15条2項 民法709条 著作権法112条1項 民法724条
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[概要] 控訴人は,委託を受けてコンピュータソフトウェアのプログラムを製作する個人
のプログラマーであり,被控訴人が家庭用ビデオゲーム機「プレイステーション」
を開発・製作するに当たり,別紙目録記載1~7の各プログラム(以下,同目録記
載の番号に従って「プログラム1」などといい,プログラム1~7を総括して「本
件各プログラム」という )を,プログラム3~7,1,2の順に開発した。。
控訴人は,本件各プログラムの著作権はいずれも控訴人に帰属し,被控訴人がこ
れらのプログラムをゲーム機及びゲーム機用ソフトに使用する行為は,控訴人の著
作権 複製権ないし翻案権 を侵害すると主張して 民法709条 著作権法114( ) , ,
条2項に基づき,3000万円の損害賠償(ただし,58億9523万円の損害賠
償の一部請求として )及び遅延損害金を請求するとともに,著作者人格権(同一。
性保持権)に基づき,本件各プログラムの改変の禁止(著作権法112条1項)を
求めている(主位的請求 。)
これに対して,被控訴人は,本件各プログラムは著作権法15条2項に定める職
務著作に該当し,仮にそうでないとしても,控訴人と被控訴人との間には,本件各
プログラムの開発委託契約の成立と同時に,開発によって生じたプログラムの著作
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成15(ワ)29709一部認容
損害賠償
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著作権法36条 著作権法36条1項 民法724条 著作権法20条2項4号
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許諾 | 240回 | 侵害 | 234回 | 損害賠償 | 93回 | 実施 | 27回 |
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[概要] 1 本件事案
, ,本件は 小学生用国語教科書に掲載された著作物の著作権者である原告らが
上記著作物を掲載した国語テストを製作販売した被告らに対し,同国語テスト
を製作販売する行為は,原告らの上記著作物に対する複製権及び著作者人格権
(同一性保持権,氏名表示権)を侵害すると主張して,被告らに対し,それぞ
れ,主位的に,複製権及び著作者人格権(同一性保持権,氏名表示権)侵害を
理由とする不法行為に基づく損害賠償を求め,同請求権が時効消滅した場合に
, , ,は 予備的に 法律上の原因なくして使用料相当額の支払を免れたと主張して
不当利得の返還を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月29日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10094一部認容
請負代金
被告)株式会社プラスマークス被控訴人(
)有限会社ティーエムピープラス 控訴人(原告)有限会社トライアル 被控訴人(被告)株式会社プラスマークス
(被告)有限会社ティーエムピープラス
ら
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著作権法12条1項 民法709条 著作権法114条の5 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,インターネット上のホームページで商品の広告販売を行う会社である
株式会社ラフィーネ(以下「ラフィーネ」という )から営業権の譲渡を受けた控。
訴人が,ラフィーネの著作物である写真及び文章を被控訴人らが無断で利用したこ
, ( )とにより著作権侵害が生じ 同侵害により発生した損害賠償請求権 民法709条
を控訴人がラフィーネから譲り受けたなどと主張して,被控訴人らに対し,損害賠
償及び遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)10790一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告柏書房株式会社 原告亡A訴訟承継人B
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著作権法114条3項
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[概要] 本件は,別紙原告絵画目録1ないし4の各絵画(以下,それぞれ「原告絵画
」,「 」 , 「 」 。)1 原告絵画2 のようにいい 各絵画を総称して 原告各絵画 という
を描いた亡 (以下「亡 」という )が,被告が発行する別紙書籍目録記載A A 。
の書籍(以下「被告書籍」という )において,原告各絵画を亡 に無断で複。 A
, , ,製し 原告絵画1については その一部のみを切り取って使用したのみならず
亡 の氏名を表示しなかったこと,及び,被告が,その後の交渉において不A
誠実な態度を取り,亡 に精神的苦痛を与えたとして,被告に対し,原告各A
絵画の著作権侵害及び原告絵画1についての著作者人格権(同一性保持権及び
氏名表示権)侵害に基づく損害賠償請求として合計1231万1108円の支
払並びに被告書籍の発行,販売差止め等を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)2782
不当利得返還
被告日本ショット株式会社 原告社団法人日本音楽著作権協会
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民法704条 著作権法50条2項 著作権法1条2項 著作権法1条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告との間の著作権信託契約に基づいて,リヒャルト・シ
ュトラウスを著作者とする音楽著作物に関し,原告が利用者から徴収して,被
告に分配した著作物使用料のうち,平成12年1月1日以降の使用に係る12
17万1113円について,上記著作物の著作権の存続期間は平成11年12
月31日をもって満了したことから,原告の損失に基づき被告が法律上の原因
なく利得したものであるとして,民法703条及び704条に基づいて,12
17万1113円及びこれに対する本訴状送達の日の翌日である平成17年3
月2日から支払済みに至るまで商事法定利率年6分の割合による利息の支払を
求めたのに対し,被告が,上記著作権については,連合国及び連合国民の著作
権の特例に関する法律(以下「戦時加算特例法」という。)4条1項の適用に
より,存続期間が3794日間加算され,平成22年5月21日まで存続する
ことになるから,受領した分配金は,法律上の原因なく利得したものとなるわ
けではないとして争っている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年3月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ネ)10095等一部認容
損害賠償等
被告)総合法令出版被控訴人・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件
)Y1以下被被控訴人・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件
)Y2以下被 控訴人・附帯被
(原審第1事件及び第2事件原告)X(以下「
」 被控訴人・第10107号事件附帯控訴人(原審第1事件被告)総合法令出版
・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件被告)Y1以下被
・第10108号事件附帯控訴人原審第2事件被告)Y2以下被
Y1及び同Y2
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著作権法112条1項 民法709条 民法719条1項
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[概要] 1 原判決中,被控訴人会社の敗訴部分を取り消す。
2 控訴人の被控訴人会社に対する請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は,第1,2審とも控訴人の負担とする。
▶判決の詳細
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