| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成19年11月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)4822一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社スタジオダンク
株式会社泉書房 原告A
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民法719条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らにおいて,その製作,販売に係る別紙書籍目録記載
の書籍(以下「本件書籍」という。)に,原告作成に係る別紙著作物目録記載
のイラスト1ないし5の③の各イラストレーションの原画(以下「イラスト」
といい,まとめて「本件各イラスト」という。個別に摘示する場合は「本件イ
ラスト1」,「本件イラスト2」などという。)を複製して使用した際,(1)
本件各イラストを本文中の挿絵としてのみ使用するという使用許諾の範囲を逸
脱して,許諾がないのに本件書籍の表紙に使用したことにより著作権(複製
権)を侵害し,(2)本件書籍に原告の氏名又はペンネームを表示しなかったこ
と,本件各イラストの複製を表紙に使用した際,原画の色と著しく異なる色を
用いるとともに,イラストに描かれたキャラクターの大きさを変更したことに
より著作者人格権(氏名表示権・同一性保持権)を侵害したとして,被告株式
会社泉書房(以下「被告泉書房」という。)に対し,著作者人格権に基づき,
本件書籍の頒布の差止めを求めるとともに,被告らに対し,著作権侵害及び著
作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠償として,連帯して合計67万円及
びこれに対する不法行為日(本件書籍の出版日)から支払済みまでの遅延損害
▶判決の詳細
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著作権
平成19年10月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)7424請求棄却
著作権譲渡登録抹消請求事件
被告A 原告フォン・ダッチ・オリジナルズ・リミ
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著作権法77条 著作権法6条3項
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[概要] 本件は,原告が本件著作権を有するとして,本件譲渡登録の登録名義人であ
る被告に対し,原告が本件著作権を有することの確認を求めると共に,本件著
作権に基づく妨害排除請求として,主位的に,本件著作物について原告に対す
る真正な登録名義の回復を原因とする著作権譲渡登録手続をすることを求め,
予備的に,本件譲渡登録の抹消登録手続をすることを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年10月2日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成19(ネ)713等控訴棄却
著作権に基づく差止請求権不存在確認請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告)コピーライツ・ジャパン株式会社 控訴人・附帯被
(1審原告)株式会社ファミリア 被控訴人・附帯控訴人(1審被告)コピーライツ・ジャパン株式会社
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民法709条 著作権法121条 特許法187条
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| 許諾 | 23回 | | 差止 | 20回 | | 侵害 | 18回 | | ライセンス | 11回 |
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[概要] 1 本件は,ベアトリクス・ポター(Beatrix Potter)が創作した絵本である
「THE TALE OF PETER RABBIT」(邦題「ピーターラビットのおはなし」。以下
「本件絵本」という。)中の絵柄の原画(原著作物)についての著作権の日本
における管理業務(商品化許諾業務)を行っている1審被告に対し,同絵柄の
一部を使用したバスタオル及びフェイスタオル(原判決別紙原告製品目録記載
の製品,以下「原告製品」といい,これに使用されている絵柄を「本件絵柄」
という。)の販売を企画したと主張する1審原告が,①日本における本件絵柄
の原画の著作権が存続期間満了により消滅したことを理由に,1審被告が1審
原告に対し同著作権に基づく差止請求権を有しないことの確認を求めるととも
に,②同著作権が消滅した後も1審被告が後記被告ライセンス商品についてい
わゆる 表示など本件絵本中の絵柄の原画について未だ著作権が存続していC
るかのような原判決別紙被告表示記載1ないし5の表示(以下「被告表示」又
は「本件表示」と総称し,個別に指称するときは「被告表示1」などとい
う。)をライセンシーをして使用させ,需要者ないし取引者をして同絵柄の原
画の著作権が日本において未だ存続しているかのように誤認させる表示をして
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11535
著作権侵害差止請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告角川映画株式会社
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著作権法6条 著作権法16条 著作権法3条 著作権法22条の3
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[概要] 本件は,映画の著作物の著作権者であると主張する原告が,その映画を複製した
DVD商品を輸入,販売する被告の行為が原告の著作権(複製権,著作権法113
条1項1号)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,当該商品の増製,輸
入及び頒布の差止め並びに在庫品の廃棄を求めたのに対し,被告が,映画について
の著作権は存続期間の満了により消滅したと主張して争った事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)8141
著作権侵害差止請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告東宝株式会社
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著作権法6条 著作権法3条 著作権法113条1項1号 著作権法22条の3
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[概要] 本件は,映画の著作物の著作権者であると主張する原告が,その映画を複製した
DVD商品を輸入,販売する被告の行為が,原告の著作権(複製権,著作権法11
3条1項1号)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,当該商品の製造,
輸入及び頒布の差止め並びに在庫品及び原版の廃棄を求めたのに対し,被告が,映
画についての著作権は存続期間の満了により消滅したと主張して争った事案であ
る。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)6415一部認容
損害賠償請求事件
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著作権法114条3項 著作権法114条の5
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| 侵害 | 65回 | | 許諾 | 30回 | | ライセンス | 6回 | | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,漫画家である原告らが,その著作に係る漫画を被告らにより無断で
インターネットのウェブサイトを通じて自動公衆送信されたとして,被告らに
対し,著作権(公衆送信権)の侵害に基づく不法行為による損害賠償をそれぞ
れ求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5752一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告B 原告A
株式会社マネジメント社
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著作権法114条1項 著作権法114条2項 著作権法114条3項 著作権法114条
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[概要] 本件は,原告らが,被告に対し,被告が執筆した別紙被告書籍目録記載の書
籍が,別紙原告書籍等目録記載の書籍又は配布資料等を複製又は翻案している
として,原告Aは別紙原告書籍等目録記載の書籍又は配布資料について有する
著作権(複製権及び翻案権)に基づき,原告株式会社マネジメント社は別紙原
告書籍等目録2,3記載の書籍について有する出版権に基づき,別紙被告書籍
目録記載の書籍の販売等差止め及び廃棄,損害賠償並びに謝罪広告の掲載を求
めたという事案である。被告は,別紙被告書籍目録記載の書籍が,別紙原告書
籍等目録記載の書籍又は配布資料等の複製又は翻案であることを否認してこれ
を争っている。
( , 。)1 前提となる事実 当事者間に争いがないか 後掲各証拠によって認められる
( ) 当事者1
原告Aは,経営者らを対象とし,顧客を獲得して売上げや営業成績を増進
すること等を目的としたセミナーを主催する株式会社Cの代表取締役とし
て,平成2年ころから各地で上記目的の講演活動を行っている者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年8月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)15552一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート 原告ロイ・エクスポート・カンパニー
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著作権法54条1項 著作権法6条3号 著作権法16条 著作権法21条
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[概要] 原告は,チャールズ・チャップリン(以下「チャップリン」という。)によ
り,リヒテンシュタイン公国において設立され,チャップリンが監督等を務め
た映画の作品の著作権を保有し,管理している法人であるが,別紙映画目録記
載1ないし9の各映画(以下,これらの各映画は,その題名(日本名)で示し,
総称するときは,「本件9作品」という。)の著作権者が原告であり,被告ら
において,原告の許諾なく本件9作品を に複製し,別紙商品目録⑴記載DVD
1ないし9の各 商品(以下「本件 商品」という。)として,全国DVD DVD
各地の書店等に頒布し,また,被告アートステーションにおいて,本件9作品
のうち4作品(別紙映画目録記載3,5,6及び9の作品)をレンタルビデオ
店向けに に複製し,別紙商品目録⑵記載1ないし4の各 商品(以DVD DVD
下「本件レンタル 商品」という。)として,頒布し,本件9作品についDVD
ての原告の複製権(著作権法21条)及び頒布権(同法26条)を侵害してい
ると主張して,①著作権法112条1項及び2項に基づき,被告らに対し,本
件 商品の複製及び頒布の差止め並びに本件 商品の在庫品及びデジDVD DVD
タルリニアテープ( )の廃棄,②同様に,同法112条1項及び2項に基DLT
▶判決の詳細
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著作権
平成19年7月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)7324請求棄却
損害賠償請求事件
被告B 原告A
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民法709条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,小説を執筆し,その原稿を新聞社に送付した原告が,上記送付後
に同新聞社発行の新聞に連載された小説の表現の多くが,原告の上記小説の
表現と同一であり,上記新聞に連載された小説を執筆したことは,原告の上
記小説の該当部分についての著作権(複製権)の侵害に当たるとして,上記
連載小説の執筆者である被告に対して,民法709条に基づき,著作権侵害
の不法行為による2000万円の損害賠償を請求している事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年7月25日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10022控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,①主位的請求原因として,控訴人が制作した人形作品(以下「本
件各人形」という。)を被写体として撮影した写真等が編集・掲載された「D
REAM JOURNEY The Art of Leather Dolls X 夢の旅 Xの世界」と題する
書籍(以下「本件写真集」という。ただし,控訴人の当審における表記に従
って,「本件作品集」という場合がある。)は,控訴人が創作したものであ
るから,著作権は専ら控訴人に帰属する(被控訴人に帰属しない)にもかか
わらず,被控訴人がその著作権者であるとして出版社から,本件写真集の制
作に関して金銭を受け取った行為は,本件写真集に係る控訴人の著作権を侵
害する不法行為を構成する,②予備的請求原因として,仮に,本件写真集は
控訴人が創作したものでなく,控訴人に著作権が帰属しないとされた場合に
は,本件各人形の制作者である控訴人の許諾を受けることなく,本件写真集
を制作・出版させた被控訴人の行為は,本件各人形について有する控訴人の
著作権を侵害する不法行為を構成するなどと主張して,控訴人が被控訴人に
対し,不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年6月14日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成17(ネ)3258等一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件,反訴請求事件
被告・附帯控訴人(1審原告)被控訴人・当審反訴
・附帯控訴人(1審原告) 控訴人・当審反訴原告・附帯被
(1審被告)(以下「
」という。) 被控訴人・当審反訴被告・附帯控訴人(1審原告)
・当審反訴被告・附帯控訴人(1審原告)
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特許法101条
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[概要] 1 本件は,大阪市に所在するテレビ放送事業者である被控訴人らが,控訴人が
販売する原判決別紙物件目録記載の商品(以下「控訴人商品」というが,「選
撮見録」ということもある。)が,被控訴人らがテレビ番組の著作者として有
する著作権(複製権,公衆送信権,送信可能化権)及び被控訴人らが放送事業
者として有する著作隣接権(複製権,送信可能化権)の侵害に専ら用いられる
ものであり,その販売等により上記各権利を侵害され,又は侵害されるおそれ
があると主張して,控訴人に対し,著作権法(以下「法」という。)112条
1項,2項に基づき,控訴人に対し,その商品の使用等及び販売の差止め並び
に廃棄を請求した事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年6月12日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)153等一部認容
著作権侵害差止等請求事件
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著作権法114条3項 著作権法114条1項 著作権法80条1項 著作権法112条
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[概要] ① 第1事件は,
ア 原告Xが,
被告会社による旧ハイブリッド用紙,海賊版用紙,新ハイブリッド用紙及び
「YGPI用紙」なるYG性格検査のための検査用紙(以下「YGPI用紙」
といい,以上4種類の用紙を併せて「被告用紙」という )の発行等は,本件用。
紙に対する原告Xの著作権(複製権又は翻案権)を侵害すると主張して,被告
会社に対し,著作権法112条に基づき,被告用紙のうち,旧ハイブリッド用
紙,海賊版用紙及び新ハイブリッド用紙(YGPI用紙を除く被告用紙)の発
行等の差止め及びその在庫品の廃棄を求めるとともに,被告会社及びその代表
取締役である被告Yに対し,YGPI用紙を含む被告用紙の発行等について著
作権侵害の不法行為に基づき,連帯して,損害賠償(著作権法114条3項に
よる。訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延
損害金の支払を含む )を求め,。
イ 原告会社が,
被告会社による被告用紙の発行等は,本件用紙に対する原告会社の出版権を
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10003等一部認容
出版差止等請求控訴事件・同附帯控訴事件
控訴人・附帯被
(以下「一審被告」という。)
・附帯被
X
・附帯
株式会社角川グループパブリッシング株式会社角川書店 被控訴人・附帯控訴人(以下「一審原告」という。)
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著作権法32条1項 著作権法19条3項 著作権法20条2項4号
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[概要] 【以下,略称は原判決の例による。】
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)4398一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社デージーエス・コンピュータ 原告A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
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民法709条
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[概要] 本件は,被告が出版した登山ガイドの案内文や写真の著作者である原告らが,執
筆契約に基づいて,未払の印税の支払を求めるとともに,英語版の登山ガイドを出
版した被告の行為が一部の原告の翻訳権を侵害すると主張して民法709条に基づ
, , , ,く損害賠償を求めたのに対し 被告が 執筆契約の成立を争うとともに 予備的に
一部の登山ガイドについて,原告らの誤記により印刷した登山ガイドを廃棄しなけ
ればならなかったとして,原告らに対する執筆契約の債務不履行に基づく損害賠償
請求権をもって相殺の主張をした事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)24929一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社小学館 原告X
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著作権法2条5項 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,フリーランスの写真家である原告が,被告からの依頼に基づき,被
告発行の雑誌のために,設定されたテーマに従って撮影した写真のポジフィル
ムを被告に交付していたところ,被告が,①当該ポジフィルムの写真の一部を
デジタルデータ化してサーバのハードディスクに蓄積保存したことにより,原
告の当該写真について有する著作権(主位的に送信可能化権,予備的に複製
権)を侵害し,②ポジフィルムの一部を紛失したことにより,原告の当該ポジ
フィルムについて有する所有権を侵害し,③被告のもとにある,原告撮影に係
る写真のポジフィルムの貸出しを希望した第三者に対し,使用料を要求したこ
とにより,借受けを断念させ,原告の当該ポジフィルムの貸出しによる許諾料
を得べき営業を妨害した,と主張して,①の損害として,主位的に著作権法2
3条1項及び民法709条,予備的に著作権法21条及び民法709条に基づ
き,送信可能化又は複製許諾料相当額の1387万円,②の損害として,民法
709条に基づき,ポジフィルム117枚(表紙写真4枚,その他113枚)
分の1815万円,③の損害として,民法709条に基づき,許諾料相当の逸
失利益4万円,④①ないし③の合計3206万円に対する,不法行為後である
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)15981一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告B 原告A
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著作権法112条1項 民法709条 著作権法21条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,被告の執筆に係る別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件書
籍」という )の,別紙対照表1「本件書籍(被告著作物 」欄記載の部分(以。 )
下,各表現部分を「被告表現」と,各表現部分を総称して「被告各表現」とい
。) , ( 「 」う は 原告の執筆に係る別紙著作物目録記載の著作物 以下 本件著作物
という の 別紙対照表1 本件著作物 欄記載の部分 以下 各表現部分を。) , 「 」 ( ,
原告表現 と 各表現部分を総称して 原告各表現 という を複製又は翻「 」 , 「 」 。)
案したものであり,被告には,同複製又は翻案について故意又は過失があるか
ら,被告は,本件著作物について原告が有する著作権(複製権,翻案権)及び
著作者人格権(氏名表示権)を侵害すると主張して,著作権法112条1項に
基づく頒布等の差止め,民法709条,著作権法19条,21条,27条に基
づく損害賠償金184万円(著作権侵害として金24万円,著作者人格権侵害
として100万円,上記各侵害行為と相当因果関係のある弁護士費用として6
0万円)及びこれに対する本件訴状送達の日の翌日である平成17年9月17
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払並びに著
作権法115条に基づく謝罪広告を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)10166請求棄却
著作権侵害差止請求権不存在確認請求事件
被告社団法人日本音楽著作権協会 原告イメージシティ株式会社
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著作権法2条5項 著作権法2条1項7号
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[概要] 1 前提となる事実(当事者間に争いのない事実の外,弁論の全趣旨及び後掲の
各証拠によって認定できる事実を含む。)
(1) 当事者
原告は,携帯電話向けストレージサービス等を業とする株式会社であり,
平成18年1月1日に商号が「株式会社コンピュータシティ」から現在のと
おりに変更された(弁論の全趣旨)。
被告は,著作権等管理事業法(平成12年法律第131号)に基づき著作
権等管理事業者登録簿に登録された音楽著作権等管理事業者であり,内国著
作物については管理委託契約により国内の多くの作詞者,作曲者,音楽出版
者等の著作権者から著作権ないしその支分権(演奏権,上映権,録音権等)
につき信託を受け,外国の著作物については我が国が締結した著作権条約に
加盟する諸外国の著作権仲介団体との相互管理契約によるなどしてこれを管
理し,国内の公衆送信事業者をはじめ,レコード,映画,出版,興行,社交
場等各種の分野における音楽の利用者に対して,音楽著作物の利用を許諾し,
その対価として利用者から使用料を徴収するとともに,これを内外国の著作
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)8752等確認
送信可能化権確認本訴請求事件,反訴請求事件
原告3名
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著作権法92条の2
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[概要] 本件は,本件音源について実演をした原告らが,本件音源に関する実演家の送信
可能化権は原始的に原告らに帰属し,同権利はレコード会社である被告側との専属
実演家契約により被告側に承継されていない旨主張して,原告らが実演家の送信可
能化権を有することの確認を求めたのに対して,被告が,反訴として,同専属実演
家契約により,送信可能化権を含む実演家の著作隣接権は被告側に譲渡された旨主
張して,被告が実演家の送信可能化権を有することの確認を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)8240請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ハドソン
ジェイビートゥビー株式会社
ら 原告田川淳一
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著作権法26条の2 民法709条 民法412条3項 著作権法2条8項
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[概要] 本件は,破産者バディ・コミュニケーション株式会社(以下「バディ」とい
う。)の破産管財人である原告が,バディが被告ハドソンから発注を受けて別
紙1物件目録1記載のコンピュータプログラムを作成し,同プログラムの著作
権を有することを前提に,
主位的請求として,被告ハドソンに納入した同プログラムの複製物を被告ハ
ドソンが他社に販売又は貸与する場合には,その販売及び貸与について被告ハ
ドソンからバディに対してロイヤリティを支払う旨の合意が成立し,被告ジェ
イビートゥビーにおいて,被告ハドソンの当該業務を承継して上記契約上の立
場を承継したとして,上記合意に基づき,被告ハドソンに対し1億3000万
円及び被告ジェイビートゥビーに対し1950万円並びにそれぞれについて,
同請求を行った本訴の第4回弁論準備手続期日の翌日である平成17年12月
13日から支払済みに至るまで年6分(商事法定利率)の割合による遅延損害
金の支払を,一部請求として求めるとともに,民法709条に基づき,被告ら
に対し,弁護士費用相当の損害1700万円及びこれに対する訴状送達日の翌
日である平成17年5月3日から支払済みに至るまで年5分(民法所定の利率,
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)15024一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法21条 著作権法15条1項 著作権法114条3項
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[概要] 本件は,別紙1の写真(以下「本件写真」という )を著作した原告が被告。
に対し,被告が,本件写真を複製の上一部切除するなどして作成した別紙2の
写真(以下「被告写真」という )を,自らの開設するホームページに掲載し。
, ( ), ( ),た行為が 複製権侵害 著作権法21条 公衆送信権侵害 同法23条1項
同一性保持権侵害(同法20条)に当たるとして,損害賠償金440万円(複
製権・公衆送信権侵害に基づく実施料相当額200万円,同一性保持権侵害に
基づく慰謝料200万円,不法行為に基づく弁護士費用40万円)の支払及び
不法行為の日である平成16年2月27日から支払済みまで年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10036控訴棄却
著作権差止等・著作権損害賠償請求控訴事件
控訴人サクラインターナショナル株式会社 被控訴人株式会社ファーストリテイリング
株式会社ユニクロ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条 不正競争防止法2条1項14号 著作権法114条2項
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| ライセンス | 221回 | | 侵害 | 54回 | | 損害賠償 | 45回 | | 実施 | 37回 |
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[概要] (以下,原判決の略称を用いる )。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年3月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ヨ)22046
著作隣接権等侵害差止請求仮処分命令申立事件 (ロクラクアパート)
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著作権法21条 著作権法98条
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[概要] 本件は,債権者らが,「ロクラクⅡビデオデッキレンタル」との名称で債務
者が行っている事業は,ハードディスクレコーダー「ロクラクⅡ」(以下「ロ
クラクⅡ」という。)2台のうち1台を日本国内に設置して,受信するテレビ
ジョン放送の放送波をその1台に入力するとともに,これに対応するもう1台
を利用者に貸与又は譲渡することにより,当該利用者をして,日本国内で放送
される放送番組の複製及び視聴を可能とするサービス,すなわち,別紙サービ
ス目録記載の内容のサービス(以下「本件対象サービス」という。)であると
し,その事業を行う債務者の行為は,債権者株式会社東京放送(以下「債権者
」という。)が著作権を有する別紙著作物目録記載の著作物(以下「本件TBS
著作物」という。)及び債権者静岡放送株式会社(以下「債権者 」といSBS
う。)が著作隣接権を有する別紙放送目録記載の放送(以下「本件放送」とい
う。)に係る音又は影像を複製する行為に当たるから,債権者 の本件著TBS
作物についての複製権(著作権法21条)及び債権者 の本件放送に係るSBS
音又は影像についての著作隣接権(同法98条)を侵害するとして,債権者
において,本件著作物を複製の対象とすることの差止め,債権者 にTBS SBS
▶判決の詳細
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著作権
平成19年3月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10078控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人パラマウント・ピクチュアズ・コーポレーション
株式会社東北新社 被控訴人株式会社ブレーントラスト
有限会社オフィスワイケー
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著作権法54条1項 著作権法114条1項 著作権法6条3号
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[概要] 1 本件の経緯(後掲証拠及び弁論の全趣旨により認められる事実並びに当事者
間に争いのない事実。(1)ないし(4)は,当事者の呼称等を改めたほかは,原判決の
「事実及び理由」中の「第2 事案の概要」の「1 争いのない事実等」と同一で
ある。)
(1) 当事者
控訴人パラマウント・ピクチュアズ・コーポレーション(以下「控訴人パラマウ
ント」という。)は,アメリカ合衆国(以下「米国」という。)に本社を有する映
画製作配給を業とする法人である。
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著作権
平成19年3月27日 知的財産高等裁判所 静岡地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10058等控訴棄却
著作権料金請求控訴事件
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[概要] 1 A事件に係る訴訟は,A事件被控訴人(一審被告)浜松市が,B事件被控訴
人(一審被告)遠州鉄道株式会社(以下「遠鉄」ということがある。)に業務
委託して平成14年5月に運行を開始した浜松市循環まちバス路線「くるる」に
ついて,A事件控訴人(一審原告)が,「くるる」は,控訴人が発案した,新
たなバス路線の設計方法を表現した設計図で新事業の計画書である「ポニー交
通システム」に関する著作権を侵害するものであるとして,被控訴人浜松市に
対し,損害賠償として,平成14年6月から平成17年7月まで月額100万円の割合
による著作権利用料金相当額合計3800万円とこれに対する遅延損害金の支払い
を求めた事案である。
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著作権
平成19年3月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)23419一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社アペックス 原告ダッソーシステムズ
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著作権法114条3項 著作権法114条2項 著作権法113条2項 著作権法21条
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| ライセンス | 55回 | | 許諾 | 44回 | | 侵害 | 35回 | | 損害賠償 | 7回 |
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[概要] 本件は,ソフトウェアメーカーである原告が,原告ソフトウェアのユーザである
被告に対し,被告の改変行為が原告ソフトウェアの翻案権侵害,複製権侵害又は権
利管理情報の改変行為(著作権法113条3項2号)に当たると主張して,著作権法
112条1項及び2項に基づく上記改変されたプログラム等の使用差止め及び廃棄,
並びに不法行為(民法715条)による損害金及び遅延損害金の支払を求めた事案で
ある。
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著作権
平成19年2月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10090一部認容
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y1(以下「
研究所」という。)
経営戦略研究所株式会社
株式会社東京リーガルマインド
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著作権法114条3項 民法44条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人研究所からの依頼により,中小企業診断士試験
用教材の原稿を著作したところ,被控訴人研究所の代表者(当時)であった被
控訴人 1が,控訴人に無断で,上記原稿に基づいて別の原稿を作成した上でY
被控訴人東京LMに引き渡し,被控訴人東京LMが控訴人の複製権等を侵害す
る教材を作成したと主張して,被控訴人らに対し,著作権(複製権,口述権)
侵害及び著作者人格権(公表権,氏名表示権,同一性保持権)侵害による損害賠
償を請求(被控訴人研究所に対しては民法44条1項に基づく請求)をしている
事案である。
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著作権
平成19年2月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)27086一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社学光社 原告株式会社育伸社
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著作権法114条4項 著作権法114条3項 著作権法112条
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[概要] 本件は,原告が,原告作成に係る,小中学生を対象とした学力テスト問題,
同解答用紙等について,被告が無断で複製し,原告の著作権(複製権)を侵害
したと主張して,①著作権法112条に基づいて上記著作物の複製の差止め及
び複製物の廃棄,②民法709条,著作権法21条に基づいて上記著作物の許
諾料相当額の損害として7329万7950円及び弁護士費用として1465
万9590円の合計8795万7540円並びにそれらの遅延損害金として別
紙請求額内訳表の金額欄記載の各内金額に対する,対応する起算日欄記載の年
月日(同目録記載1ないし11については,後記3⑶(原告の主張)イ( )のオ
とおり,各年度のテスト実施後である翌年度が開始する日であり,同目録記載
12については,訴状送達の日である。)からそれぞれ支払済みに至るまで年
5分の割合による金員の支払を損害の一部として請求したのに対し,被告が,
複製の対象を一部争うとともに,複製には原告の許諾を得ていたと主張して
争っている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月31日 横浜地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)3460請求棄却
損害賠償等請求事件
被告Y 原告X
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著作権法2条1項1号 著作権法14条 民事訴訟法61条
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[概要] 1 事案の要旨
DREAM JOURNEY The Art本件は 原告が制作した人形作品を被写体とした, 「
」 ( 「 」of Leather Dolls X 夢の旅 Xの世界 と題する写真集 以下 本件写真集
という )が株式会社エス・エス・アイ(以下「本件出版社」という )から。 。
「きこ書房」との名前で出版され,被告が著作権者として印税380万円を同
社から受け取り,そのうち30万円を原告に支払ったところ,原告が,① 原
告が本件写真集の著作者である,② 被告が本件写真集の著作権を有するので
あれば本件各人形の使用を許諾しなかった等と主張して,被告に対し,不法行
為に基づき,印税相当額350万円及び弁護士費用35万円の合計385万円
及び民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
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著作権
平成19年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)13706請求棄却
損害賠償請求事件
被告Y1
Y2 原告X
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民法709条
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[概要] 本件は,「里見学園八剣伝」という名称のウェブサイト(以下「原告サイ
ト」という。)を運営している原告が,「白ノ蓮」という名称のウェブサイ
ト(以下「被告サイト」という。)を運営していた被告らに対し,被告らは,
被告サイトに,原告サイト上の記載を複製して,原告の著作権(複製権)を
侵害したと主張し,また,被告らは,①原告サイトの構造,シナリオ等を模
倣して,被告サイトを作成し,②被告サイトにおいて,原告サイトの世界観
を毀損する内容の設定をしたり,本来秘密にしておくべき原告サイトの情報
を漏らし,③原告サイトにおいて,被告サイトの広告をし,④原告の名誉を
毀損する内容のメールを被告サイトの参加者に対して送信等したが,これら
の行為は,それぞれ被告らの共同不法行為を構成すると主張して,民法70
9条,719条に基づき,慰謝料として金200万円及び逸失利益として金
400万円の合計金600万円の損害のうち,一部請求としてそれぞれに対
して金300万円の賠償を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)12138一部認容
著作権に基づく差止請求権不存在確認請求事件
被告コピーライツ・ジャパン株式会社鳥海哲郎 原告株式会社ファミリア井上周一
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不正競争防止法2条1項13号 民法709条 不正競争防止法3条1項 商標法2条3項6号
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| 許諾 | 83回 | | ライセンス | 63回 | | 侵害 | 40回 | | 差止 | 34回 |
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[概要] 本件は ベアトリクス・ポター Beatrix Potter が創作した絵本である T, ( ) 「
HE TALE OF PETER RABBIT (邦題「ピーターラビットのおはなし )中の絵柄」 」
(原画)についての著作権の日本における管理業務(商品化許諾業務)を行っ
ている被告に対し,同絵柄を使用したバスタオル及びフェイスタオルの販売を
企画したと主張する原告が,
( ) 日本における同絵柄(原画)の著作権が存続期間満了により消滅したこ1
とを理由に,被告が原告に対し同著作権に基づく差止請求権を有しないこと
の確認を求めるとともに,
C( ) 同著作権が消滅した後も被告が被告ライセンス商品についていわゆる2
表示など同絵柄(原画)について未だ著作権が存続しているかのような表示
をライセンシーをして使用させ,需要者ないし取引者をして同絵柄の著作権
が日本において未だ存続しているかのように誤認させる表示をしているとこ
ろ,同表示は,同ライセンス商品の品質又は内容及び後記被告商品化許諾業
務に係る役務の質又は内容を誤認させる不正競争行為(不正競争防止法2条
1項13号)に該当すると主張して,不正競争防止法3条1項に基づき,同
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月30日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)10324一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告A 原告社団法人日本音楽著作権協会北本修二
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著作権法38条1項 著作権法112条2項 民法704条 著作権法22条
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| 侵害 | 58回 | | 許諾 | 52回 | | 差止 | 29回 | | 損害賠償 | 19回 |
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[概要] 本件は,被告が,その経営する本件店舗において,歌手,楽器奏者及び客を
して,歌唱と楽器演奏により,原告が著作権を管理する別添楽曲リスト(平成
4年8月1日発行のもの1冊及び平成17年10月20日発行のもの1冊)記
載の音楽著作物(以下「管理著作物」という )の演奏をさせ,これを来店し。
た不特定多数の客に聴かせているところ,原告は,被告の上記演奏行為は原告
の管理著作物の著作権(演奏権)を侵害するものであると主張して,被告に対
し,管理著作物に対する著作権(演奏権)に基づき,本件店舗における管理著
作物の使用(演奏)の差止め,その演奏に利用される別紙物件目録記載の楽器
及び音響装置の本件店舗からの撤去と,本件店舗への楽器及び音響装置の搬入
の禁止を求めるとともに,主位的に,上記著作権(演奏権)侵害による不法行
為に基づき,管理著作物の使用料相当額及び弁護士費用の損害賠償(不法行為
の後の日である別紙遅延損害金目録記載の各起算日以降の民法所定の年5分の
割合による遅延損害金を含む )を求め,予備的に,管理著作物の使用料相当。
額の不当利得の返還(不当利得の後の日である別紙遅延損害金目録記載の各起
。) 。算日以降の悪意の受益者に対する利息支払請求を含む を求めた事案である
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)1769等確認
送信可能化権確認本訴請求事件
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著作権法61条2項 著作権法2条1項6号 著作権法92条の2 著作権法91条
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[概要] 1 前提となる事実(当事者間に争いのない事実の外,弁論の全趣旨及び後掲の
各証拠によって認定できる事実を含む。)
(1) 当事者
本訴原告(反訴被告。以下「原告」という。)は,映画,放送,ステージ,
スタジオその他芸能作品の企画制作及び提供並びに芸能人の出演斡旋に関す
る業務等を目的とする会社であって,アーティスト「THE BOOM」
(以下「本件アーティスト」という。)が所属する音楽事務所である。原告
の代表者であるCは,音楽プロデューサーであり,関連する音楽事務所のフ
ァイブ・ディー株式会社(以下「ファイブ・ディー」という。)も経営して
いる(甲11,15,弁論の全趣旨)。
本訴被告(反訴原告。以下「被告」という。)は,株式会社ソニー・ミュ
ージックエンタテインメント(後記「SME」が平成15年4月1日に「株
式会社エスエムイージェー」に商号変更されると同時に新設分割された会社。
以下「新SME」という。)を中核とする企業グループ(ソニーミュージッ
クグループ)内のレコード会社であり,平成13年10月1日,当時の株式
▶判決の詳細
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著作権
平成19年1月18日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)10367一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社東洋経済新報社
B 原告A
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著作権法112条2項 著作権法61条2項 著作権法115条 著作権法112条1項
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[概要] 本件は,別紙原論文目録記載の論文(以下「本件原著」という )を被告B。
と共同執筆した原告が,被告Bが本件原著を原告に無断で一部省略して翻訳し
た論文(別紙論文目録記載の論文。以下「本件論文」という )を作成し,被。
告株式会社東洋経済新報社(以下「被告東洋経済」という )がこれを別紙書。
籍目録記載の書籍(以下「本件書籍」という )に掲載して発行したとして,。
本件原著の著作権及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)に基づい
て,被告Bに対し,本件論文の発行等の差止めを,被告東洋経済に対し,本件
書籍の発行等の差止め,及び,本件書籍の回収及び廃棄を求め,また,被告ら
に対し,本件書籍の回収のための謝罪広告及び全国の大学,図書館等に対する
本件書籍の回収を求める通知,並びに,不法行為による損害賠償として,弁護
士費用相当額50万円の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)16722請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社三共
株式会社ビスティ
フィールズ株式会社 原告株式会社東北新社
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著作権法61条2項 著作権法27条 著作権法29条1項 著作権法114条3項
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| 侵害 | 103回 | | 許諾 | 48回 | | 損害賠償 | 8回 | | ライセンス | 4回 |
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[概要] 本件は,別紙映画著作物目録記載の各映画(以下「本件映画」と総称し,そ
のうち,同目録記載の各映画を個別に指すときは,末尾に,当該映画の番号を
付記して「本件映画1」のように表記する。)の著作権を有すると主張する原
告が,被告株式会社三共(以下「被告三共」という。),被告株式会社ビステ
ィ(以下「被告ビスティ」という。)及び被告フィールズ株式会社(以下「被
告フィールズ」という。)に対して,主位的に,被告三共において,本件映画
の中の一部の映像を複製又は翻案した映像を用いてパチンコゲーム機を製造,
販売し,被告ビスティにおいて,被告三共から提供を受けた同映像を用いてパ
チスロゲーム機を製造し,被告フィールズにおいて,同パチスロゲーム機を販
売し,それぞれ本件映画の複製権又は翻案権を侵害しているとして,不法行為
に基づく損害賠償(パチンコゲーム機による侵害については,被告三共の単独
不法行為(民法709条)として10億円(著作権法114条3項),パチス
ロゲーム機による侵害については,被告らの共同不法行為(719条1項)と
して1億円,いずれも一部請求である。)及び不法行為後である訴状送達の日
(平成17年8月29日)から支払済みに至るまで年5分の割合による遅延損
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成16(ワ)13725請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社三共
株式会社ビスティ
インターナショナル・カード・システム株式会社
株式会社アニメーションソフト
アニメーションソフト補助参加人有限会社零時社
アニメーションソフト補助参加人P1 原告株式会社東北新社
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著作権法27条 著作権法61条2項 著作権法29条1項 著作権法16条
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[概要] 本件は,別紙映画著作物目録記載の各映画(以下「宇宙戦艦ヤマト作品」と
総称し,そのうち,同目録1「宇宙戦艦ヤマトTVシリーズ」,同目録3「さ
らば宇宙戦艦ヤマト」を個別に指すときは,それぞれ,「本件映画1」,「本
件映画2」といい,本件映画1と本件映画2を併せて「本件映画」という。)
の著作権を有すると主張する原告が,①被告三共,被告ビスティ及び被告カー
ド・システム(以下,被告三共,被告ビスティ,被告カード・システムを併せ
て「3被告」という。)は,本件映画の中の一部の映像を複製又は翻案した映
像を使用してパチンコゲーム機等を製造,販売し,本件映画の複製権又は翻案
権を侵害しているとして,②被告アニメーションソフトは,3被告が製造,販
売した上記パチンコゲーム機等に使用された映像の基となった映像を制作して,
これを3被告に提供し,3被告の上記著作権侵害行為について共同不法行為責
任を負うとして,3被告に対しては,著作権法112条に基づく差止等の請求
を,3被告及び被告アニメーションソフトに対しては,複製権又は翻案権侵害
による不法行為(民法709条,719条)に基づく損害賠償(被告三共及び
被告アニメーションソフトに対しては,連帯して,損害額8億9102万円の
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10003控訴棄却
著作権存在確認等請求控訴事件
控訴人X独立行政法人宇宙航空研究開発機構 被控訴人宇宙開発事業団訴訟承継人
株式会社CRCソリューションズ
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,平成15年10月1日に,第1審共同被告(訴訟承継前)宇宙開発
事業団(以下「事業団」という。)の権利義務を承継し,独立行政法人として
成立した被控訴人独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「被控訴人機構」
という。)の職員であり,別紙著作物目録記載の各プログラム(以下「本件各
プログラム」という。)の作成時において事業団の職員であった控訴人が,被
控訴人機構,及び事業団に対してプログラム等の作成支援を行っていた被控訴
人株式会社CRCソリューションズ(以下「被控訴人CRC」という。)に対
し,控訴人と被控訴人らとの間において,主位的に,本件各プログラムについ
て控訴人が著作権及び著作者人格権を有することの確認,予備的に,別紙著作
物目録記載11,13及び19のプログラム(以下,個別のプログラムについ
て,同目録に付された番号に対応して,「本件プログラム1」などという。)
の著作権を有することを前提に,本件プログラム2,3及び5を二次的著作物
とし,本件プログラム11,13及び19をそれぞれ原著作物とする原著作者
の権利を有することの確認を求めたのに対し,被控訴人らが,本件各プログラ
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10014
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10013
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10012
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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著作権
平成18年12月22日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ラ)10011
著作隣接権仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件
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著作権法99条の2 著作権法2条1項9号 著作権法23条 民事訴訟法331条
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[概要] 1 本件事案及び審理の経緯
抗告人は,放送事業者であり,別紙放送目録記載の周波数で地上波テレビジ
ョン放送(以下「本件放送」という。)を行っている。
- -2
被抗告人は,「まねきTV」という名称で,被抗告人と契約を締結した者
(以下「利用者」という。)がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴
することができるようにするサービス(以下「本件サービス」という。)を提
供している。
原審において,抗告人(債権者)は,被抗告人の本件サービスが本件放送に
ついて抗告人が放送事業者として有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法
99条の2)を侵害していると主張して,被抗告人(債務者)を相手方として
本件放送の送信可能化行為の差止めを求める仮処分を申し立てた(本件申立て
1)。しかし,原審は,この申立てを却下したため,抗告人は原決定に対する
抗告を提起した。
▶判決の詳細
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