| 権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成21年11月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)21902請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告ジャストオンライン株式会社
A 原告社団法人日本音楽著作権協会
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民法709条 著作権法2条1項15号 民事訴訟法61条 著作権法2条1項9号
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| 侵害 | 229回 | | 許諾 | 42回 | | 損害賠償 | 29回 | | 差止 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,音楽著作物の著作権等管理事業者である原告が,動画投稿・共有サ
イトを運営する旧商号を株式会社パンドラTVとする被告ジャストオンライン
株式会社(以下「被告会社」という。)が主体となって,そのサーバに原告の管
理著作物の複製物を含む動画ファイルを蔵置し,これを各ユーザのパソコンに
送信しているとして,①被告会社に対しては著作権(複製権及び公衆送信権)に
基づいてそれら行為の差止めを求めるとともに,②被告会社及び被告会社代表
者A(以下「被告A」という。)に対しては不法行為(著作権侵害)に基づいて
過去の侵害に対する損害賠償金及びこれに対する遅延損害金並びに将来の侵害
に対する損害賠償金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年11月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)21090一部認容
著作権侵害差止等請求
被告A 原告フォスター電機株式会社
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著作権法114条2項 著作権法114条3項 著作権法15条2項 著作権法112条1項
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| 侵害 | 40回 | | 許諾 | 19回 | | 差止 | 19回 | | 損害賠償 | 10回 |
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[概要] 本件は,スピーカ測定器及びそれに付属するソフトウェアを製造する原告が,
原告の元従業員である被告に対し,被告が製造・販売するスピーカ測定器及び
それを稼働させるソフトウェアは,原告のスピーカ測定システムに関する営業
秘密を不正に利用して製造されたものであること(不正競争防止法(以下「不
競法」という。)2条1項7号)及び被告が製造・販売するソフトウェアは,
原告の前記ソフトウェアのプログラムの著作権(複製権)を侵害すること(著
作権法21条)を理由として,①不競法3条に基づく被告のスピーカ測定器の
製造・販売の差止め及びその廃棄(前記請求第1項及び第4項),②不競法3
条又は著作権法112条(選択的併合)に基づく被告のソフトウェアの製造・
販売の差止め及びそれを記録した記憶媒体の廃棄(前記請求第2項及び第4
項),③不競法3条又は著作権法112条(選択的併合)に基づく被告のウェ
ブサイトへの被告のスピーカ測定器に関する情報の掲載の差止め(前記請求第
3項),④不競法4条及び5条2項(主位的主張)若しくは3項(予備的主
張)又は民法709条及び著作権法114条2項(主位的主張)若しくは3項
(予備的主張)に基づく損害賠償金190万円(不競法違反及び著作権法違反
▶判決の詳細
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著作権
平成21年10月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10044控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人兼被
北京赤東文化伝播有限公司 被控訴人兼控訴人亜太メディアジャパン株式会社
スカパーJSAT株式会社
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著作権法77条1項 著作権法112条1項
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[概要] 1 原審の経緯等
原告は,電気通信役務利用放送事業者である被告亜太及びその委託を受けた
被告スカパーが原判決添付の別紙目録記載のテレビドラマ(以下「本件ドラ
マ」という。)のCSデジタル放送(通信衛星[CS]を利用したデジタル多
チャンネル放送)をしたことが,本件ドラマについて原告の有する著作権(公
衆送信権)を侵害したと主張して,被告らに対して著作権侵害の不法行為損害
賠償請求権に基づいて損害賠償金の連帯支払を求め,また,被告亜太に対して
著作権法112条1項に基づいて本件ドラマの放送の差止めを求めた。
原判決は,原告の被告亜太に対する請求について,同被告の行為は,著作権
(公衆送信権)侵害に該当すると認定,判断して,本件ドラマの放送の差止請
求を認容したほか,損害金135万円(使用料相当損害金120万円と弁護士
費用15万円の合計額)及びこれに対する平成17年5月13日(不法行為で
ある本件放送の最終日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を求める限度で損害賠償請求を認容し,被告スカパーに対する損
害賠償請求については,本件ドラマの放送の事前調査確認義務違反,無断放送
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著作権
平成21年10月22日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)15259請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告P2
P3
株式会社出版文化社
株式会社朝日新聞社 原告P1
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民事訴訟法61条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は当事者間に争いがない )。
(1)当事者及び関係者
ア 原告
原告は,イラストレーターであり,父が経営するXに勤務している。
イ 被告P2,被告P3
被告P2及び同P3(以下,被告両名をまとめて「被告夫妻」とい
う )は,亡P4の両親である。。
ウ 被告出版文化社
被告出版文化社は,単行本,雑誌の企画・編集,出版を目的とする株
式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年10月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)28131一部認容
著作権確認等請求事件
被告株式会社アンリミテッドグループ 原告有限会社ラバーソウル
有限会社ラバーソウルエクストリーム
有限会社パイロッツ
有限会社スパイク
有限会社ストロー
ら
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民法174条2号 民法493条 民法704条 民法492条
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[概要] 本件は,原告らが,被告に対し,原告有限会社ラバーソウルが別紙楽曲目録
記載の各楽曲の著作権を有することの確認を求めるとともに,被告との間の契
約ないし不当利得返還請求権に基づき,被告に対し,原告有限会社ラバーソウ
ルエクストリームが2億4344万9845円及びこれに対する訴状送達の日
の翌日である平成19年11月2日から支払済みまで年6分の割合による金員
(不当利得返還請求につき,民法704条前段の利息金,その余の請求につき
商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の請求であると解される。以下同
じ。),原告有限会社パイロッツが1億6261万4749円及びこれに対す
る訴状送達の日の翌日である平成19年11月2日から支払済みまで年6分の
割合による金員,原告有限会社スパイクが1億3769万9710円及びこれ
に対する訴状送達の日の翌日である平成19年11月2日から支払済みまで年
6分の割合による金員,原告有限会社ストローが1億3818万8284円及
びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成19年11月2日から支払済み
まで年6分の割合による金員の支払をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年10月15日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)16747請求棄却
損害賠償請求事件
被告P2
P3
P4
ら 原告P1
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著作権法15条2項 著作権法113条2項 民事訴訟法61条 民法1条3項
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は,当事者間に争いがない )。
1 当事者等( )
ア 原告は,コンピュータプログラム開発を業とする者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年10月8日 最高裁判所 第一小法廷 判決
▶概要
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平成20(受)889
著作権侵害差止等請求事件
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著作権法112条1項 著作権法54条1項
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[概要]
▶判決の詳細
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著作権
平成21年9月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10014控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社ゼロシステム 被控訴人有限会社スタジオライン
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人(原審原告)が,別紙著作物目録記載のコンピュータゲームソフ
トウェア(以下「本件ゲームソフト」という )が,控訴人が著作権を有する「映。
画の著作物」又は「画像,音楽,プログラム及び脚本を有機的に結合した複合的著
作物」に当たり,被控訴人(原審被告)による別紙被告製品目録記載のコンピュー
タゲームソフトウェア(以下「被告ゲームソフト」という )の製作は,本件ゲー。
ムソフトの翻案又は本件ゲームソフトの脚本(シナリオ)の翻案に当たる旨主張し
て,被控訴人に対し,本件ゲームソフト又はそのシナリオの著作権(翻案権)侵害
の不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年9月16日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10030控訴棄却
著作権に基づく侵害差止事件
控訴人X 被控訴人Y
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著作権法18条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 原審の経緯等
控訴人(1審原告。以下,「原告」という。)は,株式会社読売新聞西部本社
(以下「読売新聞西部本社」という。)の法務室長である。ところで,読売新
聞西部本社は,福岡県所在の読売新聞販売店の経営者から,訴訟を提起された
が,原告は,読売新聞西部本社の担当者の一人として,同訴訟に関与してい
た。同訴訟の過程で,読売新聞西部本社は,読売新聞販売店の経営者の訴訟代
理人から質問書の送付を受け,原告は,読売新聞西部本社を代理する立場で,
同訴訟代理人に対し,回答書(別紙文章目録2)を,ファイルを添付する形式
でメール送信した。
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著作権
平成21年8月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)4692請求棄却
出版差止等請求事件
被告株式会社宝島社 原告株式会社永岡書店
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著作権法15条1項 著作権法112条1項 著作権法12条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,別紙書籍目録記載の書籍(DVD付きのもの。以下「被
告書籍」という。)を発行した被告に対し,主位的に,被告書籍は,原告発
行の「 手あそびうたブック」と題するDVD付DVDとイラストでよくわかる!
き書籍(以下「原告書籍」という。)に係る編集著作物並びに原告書籍に掲
載・収録された歌(曲)の歌詞及び振付けの著作物を複製したものであり,
被告が被告書籍の印刷,出版等をする行為は原告の上記編集著作物及び著作
物の各著作権(複製権)を侵害する旨主張して,著作権法112条1項に基
づき上記行為の差止めと民法709条に基づき著作権侵害の不法行為を理由
とする損害賠償を求め,予備的に,仮に被告の上記行為が著作権侵害に当た
らないとしても,原告の有する法的保護に値する利益を侵害する旨主張し
て,同条に基づき上記利益の侵害の不法行為を理由とする損害賠償を求めた
事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年8月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)16289請求棄却
書籍出版等差止請求事件
被告株式会社扶桑社 原告A
B
C
D
ら
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著作権法14条 著作権法65条3項 著作権法2条1項12号 著作権法84条
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[概要] 本件は,原告らが,原告らと被告との間における別紙書籍目録記載1の各書
籍(以下,併せて「本件書籍」という。また,同目録記載1(1)の書籍のみ
を指すときは,「本件教科書」といい,同目録記載1(2)の書籍のみを指す
ときは,「本件市販本」という。)中の同目録記載2の部分(以下「本件記
述」という。)の使用許諾契約が平成22年3月をもって終了する旨主張して,
本件記述の著作権ないし本件書籍の初版本のうち本件記述に対応する部分の著
作権に基づき,本件書籍を発行する出版社である被告に対し,平成22年度分
教科書の教育現場への配給が始まる時期である平成22年3月1日以降の本件
記述を含む本件書籍の出版,販売及び頒布の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年7月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)6849一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告東宝株式会社
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著作権法6条 著作権法15条 著作権法16条 著作権法114条3項
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| 侵害 | 22回 | | 許諾 | 8回 | | 損害賠償 | 4回 | | ライセンス | 1回 |
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[概要] 本件は,原告が,映画の著作物である別紙映画目録記載1ないし8の映
画(以下,それぞれを「本件映画1」ないし「本件映画8」といい,これら
を併せて「本件各映画」という。)を複製して作成されたDVDを輸入して
販売した被告に対し,被告のDVDの輸入行為は著作権法113条1項1号
により原告の本件各映画の著作権(複製権)を侵害する行為とみなされる旨
主張し,民法709条,著作権法114条3項に基づき,損害賠償を求めた
事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年7月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10005控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人株式会社GRANDCAFE 被控訴人株式会社イーエス・エンターテインメント
株式会社イーネット・フロンティア
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著作権法2条1項15号 著作権法18条1項
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[概要] 本件は,控訴人が,①控訴人と被控訴人株式会社イーエス・エンターテインメン
ト(以下「被控訴人イーエス」という )との間で,控訴人の代表者が監督をし,。
控訴人が著作権等を有する映画作品について,控訴人が被控訴人イーエスに対して
ビデオグラム化権を代金2800万円で譲渡する旨の売買契約を締結したにもかか
わらず,被控訴人イーエスが売買代金を合計350万円しか支払わなかったなどと
主張して,被控訴人イーエスに対し債務不履行に基づく損害賠償を,②被控訴人イ
ーエス及び被控訴人株式会社イーネット・フロンティア(以下「被控訴人イーネッ
ト」という )において,控訴人が著作権を有する映画作品について,DVDの発。
売・予約受付の広告を掲載するとともに,ビデオグラムとして未公表であった作品
につき公表したことが,控訴人の著作権(複製権,頒布権)及び著作者人格権(公
表権)を侵害する共同不法行為に当たるなどと主張して,被控訴人両名に対し不法
行為に基づく損害賠償を,それぞれ求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年7月9日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)13494請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社キーエンス宮谷隆 原告有限会社日本エンジニアリング青本悦男
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著作権法114条3項 著作権法112条
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[概要] 本件は,被告から委託を受けて 1が作成した光電スイッチ,光ファイバP
ーセンサー等の製品のCAD図面(後記の「本件CAD図面 )の著作権を承」
継したとする原告が,被告において,本件CAD図面を複製又は翻案して被告
CAD図面を作成し,①被告CAD図面を収録した被告CD−ROMを顧客に
頒布し,②被告ウェブページに被告CAD図面を掲載して顧客がダウンロード
できるシステムを提供しているとし,このような被告の行為は原告の著作権
(複製権,翻案権,公衆送信権)を侵害するとして,被告に対し,著作権法1
12条に基づき,被告CD−ROMの製作,頒布及び被告ウェブページへの被
告CAD図面の掲載の差止め並びに被告CD−ROM及び被告CAD図面の廃
棄を求めるとともに,著作権侵害の不法行為(民法709条)に基づき,損害
賠償金1億2138万0907円及びこれに対する不法行為の後の日(訴状送
達の日の翌日)である平成19年11月6日から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年6月26日 水戸地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)52請求棄却
損害賠償請求事件
被告有限会社東洋コムテック 原告X
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,著作権(複製権,譲渡権)の侵害に基づく使
, ( , ,用料相当額の損害賠償として356万円 著作者人格権 公表権 氏名表示権
同一性保持権)の侵害に基づく慰謝料として150万円の合計506万円と,
( )これに対する不法行為の後である本訴状送達の日の翌日 平成20年4月5日
から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金を求める事案であ
る。
2 前提となる事実(証拠を掲げない事実は当事者間に争いがないか,弁論の全
趣旨により認められる )。
, , 。( ) 原告は フリーのカメラマンであり 個人で写真事務所を経営している1
(甲6,7,12)
被告は,電気工事業のほか,写真の撮影,加工及び販売並びにオートバイ
及び商品,付属品の販売等を目的とする有限会社(平成18年5月1日以後
は特例有限会社)であり,A(以下「A」という )は,同会社の代表者取。
締役である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年6月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)13505請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告B 原告A
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著作権法32条 著作権法112条
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[概要] 本件は,別紙原著目録記載1の論文(以下「本件原著1」という。)及び同
目録記載2の論文(以下「本件原著2」という。また,本件原著1及び本件原
著2を併せて「本件各原著」ということがある。)を被告と共同執筆した原告
が,被告において本件各原著の一部を原告に無断で使用した別紙被告論文目録
記載1ないし3の各論文(以下,目録に付された番号に従い「被告論文1」な
どという。また,被告論文1ないし3を併せて「被告各論文」ということがあ
る。)を作成し,これらを含む論文(“Economic Analysis of Justice”。以
下,学位請求論文全体を「本件博士論文」という。)を,経済学博士の学位請
求のため,被告の論文として一橋大学(現在は,国立大学法人一橋大学。以下,
特に区別せず「一橋大学」という。)に提出したことは,本件各原著に係る原
告の著作権(複製権)及び著作者人格権(氏名表示権及び公表権)を侵害する
行為であるとして,被告に対し,著作権法112条,115条に基づき,被告
各論文の発行等の差止め,国立国会図書館及び一橋大学に対する被告各論文の
閲読禁止の措置の申出,全国紙への謝罪広告の掲載を求め,不法行為による損
害賠償として,弁護士費用相当額50万円の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年6月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)12683請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社オークス
A渡辺昇一
ら 原告有限会社デジタルワークス松山馨
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著作権法15条2項 民法95条 著作権法61条2項 著作権法27条
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| 侵害 | 12回 | | 許諾 | 7回 | | 損害賠償 | 6回 | | ライセンス | 2回 |
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[概要] 1 本件は,別紙目録記載1及び2のパソコン用ソフト(プログラムの著作物。
以下「本件ソフト1」,「本件ソフト2」という。)の著作権者であると主張
する原告が,被告株式会社オークス(以下「被告オークス」という。)が上記
各ソフトを家庭用ゲーム機用ソフト(別紙目録記載3及び4のソフト。以下
「本件ソフト3」,「本件ソフト4」という。)に移植し,これを複製して販
売したことが原告の上記著作権(翻案権,二次的著作物に係る複製権)を侵害
するものであるとして,被告オークスに対し,著作権法112条1項,2項の
規定に基づき,本件ソフト3及び4の販売,頒布の差止め並びに在庫品の廃棄
を求めるとともに,不法行為による損害賠償請求として,被告オークス及びそ
の代表者である被告A(以下「被告A」という。)に対し,連帯して,損害合
計1879万9064円(得べかりし利益1709万9064円,弁護士費用
170万円)及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成20年5月24
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める
事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年6月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)11220一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告東宝株式会社
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著作権法6条 著作権法54条1項 著作権法16条 著作権法113条1項1号
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[概要] 本件は,映画の著作物の著作権を有すると主張する原告が,被告に対し,被
告が当該映画を複製したDVD商品を海外において作成し,輸入・販売してお
り,被告の同輸入行為は原告の著作権(複製権)を侵害する行為とみなされる
(著作権法113条1項1号)として,著作権法112条1項及び2項に基づ
く当該DVD商品の製造等の差止め及び同商品等の廃棄並びに民法709条及
び著作権法114条3項に基づく損害賠償金1350万円及びこれに対する訴
状送達の日の翌日である平成20年5月21日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年5月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)23883請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告光源寺
C1
両名 原告A1
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著作権法116条1項 著作権法115条 著作権法14条 著作権法60条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,原告の亡父D1(以下「亡D2」という。),亡兄E
1(以下「亡E2」という。)及び兄F1(以下「F2」という。)と共同
で制作した美術の著作物である別紙物件目録記載の観音像について,その原
作品の所有者である被告光源寺が亡D2及び亡E2の死後に被告C1(以
下「被告C2」という。)に依頼して仏頭部をすげ替えて,公衆の観覧に供
していることが(以下,仏頭部すげ替え前の観音像を「本件原観音像」,仏
頭部すげ替え後の観音像を「本件観音像」という。),本件原観音像に係る
原告の著作者人格権(同一性保持権)及び著作権(展示権)の侵害又は原告
の名誉若しくは声望を害する方法による著作物の利用行為(著作者人格権の
みなし侵害)に当たり,かつ,亡D2及び亡E2が存しているとしたならば
その著作者人格権の侵害となるべき行為に当たる旨主張し,被告光源寺に対
し,①著作権法112条1項,115条,113条6項に基づき又は亡D2
及び亡E2の遺族として同法116条1項,112条1項,115条に基づ
き,本件観音像の仏頭部を同観音像制作当時の仏頭部(すなわち,本件原観
▶判決の詳細
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著作権
平成21年4月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)3036一部認容
損害賠償等請求事件
被告亜太メディアジャパン株式会社
スカパーJSAT株式会社 原告北京赤東文化伝播有限公司
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著作権法77条1項 著作権法114条3項 著作権法24条2項3号 著作権法25条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,電気通信役務利用放送事業者である被告亜太メディアジ
ャパン株式会社(以下「被告亜太」という。)及びその委託を受けた被告ス
カパーJSAT株式会社(以下「被告スカパー」という。)が,原告が著作
権を有する別紙目録記載のテレビドラマ(以下「本件ドラマ」という。)の
CSデジタル放送(通信衛星(CS)を利用したデジタル多チャンネル放
送)を行い,本件ドラマの著作権(公衆送信権)を侵害した旨主張して,被
告らに対し,著作権侵害の不法行為に基づく損害賠償を,被告亜太に対し,
著作権法112条1項に基づき,本件ドラマの放送の差止めを求めた事案で
ある。
2 争いのない事実等(証拠の摘示のない事実は,争いのない事実又は弁論の
全趣旨により認められる事実である。)
(1) 当事者
ア 原告は,中国において放送事業を営むことを目的とする中国法人であ
る。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)6848一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告角川映画株式会社
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著作権法6条 著作権法113条1項1号 著作権法114条3項 著作権法16条
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[概要] 本件は 亡A 以下 A という が監督を務めた劇場用映画の著作権を有, ( 「 」 。)
すると主張する原告が,同映画を収録,複製したDVD商品を海外において製
造させ 輸入・販売している被告に対して 被告の輸入行為は原告の著作権 複, , (
製権)を侵害する行為とみなされる(著作権法113条1項1号)として,民
法709条及び著作権法114条3項に基づく損害賠償3760万円並びにこ
れに対する平成20年4月10日から支払済みに至るまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年3月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)4874請求棄却
民事訴訟 著作権
被告乙 原告甲
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著作権法41条 著作権法50条 著作権法15条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,別紙文章目録1記載の文章を内容とする書面(以下「本件催告
書」という。)を被告にメールで送信した原告が,被告が開設する別紙ウェ
ブサイト目録記載のインターネットウェブサイト(以下「被告サイト」とい
う。)において,本件催告書が掲載されたことから,被告に対して,本件催
告書について原告が有する公表権及び複製権に基づき,被告サイトから,本
件催告書の削除を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年3月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)7877請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告大和ハウス工業株式会社
株式会社伸和エージェンシー斉藤紀代
ら 原告X井上周一
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著作権法112条1項
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[概要] 本件は 独り暮らしをつくる100 と題する書籍をイラスト 後記の 原,「 」 ( 「
告各イラスト )とともに著作した原告が,被告大和ハウス工業株式会社が被」
告伸和エージェンシーにその作成を依頼して作成させた「マンション読本」と
題する冊子その他の広告宣伝物等の中の被告各イラストが,原告各イラストを
複製し又は翻案したものであって,上記「マンション読本」の作成,発行及び
配布するなどの被告大和ハウス工業株式会社の行為は原告各イラストに係る複
製権,翻案権,自動公衆送信権(送信可能化権)を侵害し,また,同一性保持
権、氏名表示権を侵害すると主張して,被告大和ハウス工業株式会社に対し,
著作権法112条1項,2項に基づき,被告各イラストの使用,同イラストを
使用した「マンション読本」の印刷,出版,頒布,同イラストを使用した広告
宣伝物の作成,譲渡,引渡し,展示,同イラストのインターネットホームペー
ジ上への掲載の各差止め並びに上記「マンション読本 ,その広告宣伝物の廃」
棄及びインターネットホームページ上の被告各イラストの削除を求めるととも
に,被告らに対し,著作権及び著作者人格権侵害の不法行為(民法719条,
709条)に基づき,3000万円の損害賠償及びこれに対する不法行為の後
▶判決の詳細
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著作権
平成21年3月25日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10084控訴棄却
実演家の権利侵害差止請求控訴事件
控訴人(一審被告)有限会社イレブンサーティエイト 被控訴人(一審原告)A
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著作権法91条1項
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[概要] 本件は,原判決別紙レコード目録記載の各レコード(以下,同目録記載1の
レコードを「本件レコード1」と,同目録記載2のレコードを「本件レコード
2」といい,「本件レコード1」と「本件レコード2」を併せて「本件レコー
ド」という。)に固定された演奏を行った被控訴人ら(以下「原告ら」とい
う。)が,本件レコードを製造,販売している控訴人(以下「被告」とい
う。)に対して,被告の同行為は,原告らが本件レコードについて有する実演
家の権利としての録音権,譲渡権(著作権法91条1項,95条の2第1項)
を侵害するとして,これらの権利に基づき,本件レコードの製造,販売の差止
めを求めたところ,原審は原告らの請求を認容したので,被告が控訴した事案
である。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年2月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)2641一部認容
著作権確認等請求事件
被告JFEスチール株式会社
JFE物流株式会社 原告セプロ株式会社
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著作権法15条 民法173条1号 著作権法77条 著作権法15条2項
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[概要] 本件は,被告スチールが使用する「混銑車自動停留ブレーキ及び連結解放装
置」(以下「本件装置」という。)に別紙目録記載のプログラム(以下「本件プ
ログラム」という。)の複製物が組み込まれているところ,原告は,湯浅通信機
工業株式会社(以下「湯浅通信機」という。)からプログラムの著作権を譲渡さ
れるなどして本件プログラムの著作権を取得し,被告スチールが本件装置を使用
するに当たり,被告物流を代理人として被告スチールとの間で又は被告スチール
と直接,あるいは被告物流との間で,相当額の本件プログラムの使用料を支払う
旨の合意があった,仮に合意がなかったとしても,被告スチールは本件プログラ
ムの使用により不当に利得しているとして,原告が,被告らに対し,①本件プロ
グラムの著作権が原告に帰属することの確認,②本件プログラムの使用料支払契
約(被告らに対する主張)ないし不当利得(被告スチールに対する予備的主張)
に基づき,使用料ないし不当利得相当額の各15億円の支払(平成11年1月1
日から平成19年12月31日までの9年間分合計27億円のうちの一部請求。
遅延損害金は,被告スチールは,平成11年1月1日から平成16年12月31
日までの6年間分18億円のうち5億円につき平成17年4月12日から,うち
▶判決の詳細
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著作権
平成21年2月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)12703請求棄却
著作権侵害差止等
被告大阪市夏住要一郎 原告X
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民法709条 著作権法114条3項 著作権法1条 著作権法10条1項6号
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[概要] 本件の主位的請求は 「交通ガイド革命(交通ガイド自由自在システム 」, )
と題する小冊子(甲1)及び「大阪市地下鉄デジタルインフォーメイションシ
ステム(計画案)1997 (甲5)という著作物を作成した原告が,被告の」
作成した大阪市営地下鉄路線案内図(甲7)は上記各著作物に依拠しこれを模
倣したものであって,原告の承諾なく,これを公表し,原告の氏名を著作者名
として表示することなく製造,配布,展示する行為は原告の著作権(複製権)
及び著作者人格権(公表権,氏名表示権)を侵害するとして,著作権法112
条に基づき上記各行為の差止めを求めるとともに,著作権及び著作者人格権侵
害の不法行為に基づき,平成16年7月から平成20年8月までのシステム実
施料相当額(著作権法114条3項)として金1000万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求めるものである。
▶判決の詳細
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著作権
平成21年2月19日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)21343請求棄却
損害賠償等請求事件
被告特定非営利活動法人
東洋建設株式会社
B
ら 原告A
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民法709条 民法715条1項 民法715条 著作権法115条
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[概要] 本件は,別紙著作物目録記載3の著作物(以下「原告著作物」という。)の
著作者である原告が,被告リサイクルソリューションのホームページ上で公開
された,同目録記載1の著作物うち,「第5章南仏雑感」の被告B作成に係る
「5−4 フランスの旅」と題する報告書(以下「被告著作物」という。)中
の,同目録記載2の部分(以下「本件部分」という。)が原告著作物の複製又
は翻案物に該当するから,被告Bにおいて被告著作物を作成し,被告リサイク
ルソリューションに対し寄稿をし,被告リサイクルソリューションにおいて,
これをウェブページ上で公開することは,原告の著作権(複製権,翻案権,譲
渡権,公衆送信権)及び著作者人格権(同一性保持権)の侵害に当たる,被告
Bは被告東洋建設の取締役として被告著作物を作成し,被告リサイクルソリュ
ーションに提出(寄稿)等したのであるから,被告東洋建設は被告Bの行為に
つき民法715条1項に基づき使用者責任を負う,被告B及び被告リサイクル
ソリューションには,著作権とは別の原告の法的に保護された権利ないし利益
を侵害した不法行為責任があり,また,訴訟提起前における被告らの対応が不
法行為に該当するので,被告東洋建設はこれら不法行為についても,民法71
▶判決の詳細
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著作権
平成21年1月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10025等一部認容
著作権侵害差止請求,附帯控訴
控訴人・附帯被
株式会社コスモ・コーディネート 被控訴人・附帯控訴人松竹株式会社
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著作権法6条 著作権法114条1項 著作権法114条3項 著作権法15条
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[概要] 【以下,略称は原判決の例による。】
▶判決の詳細
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著作権
平成21年1月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10055等控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
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著作権法114条2項 著作権法114条の5 著作権法114条3項 著作権法30条1項
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[概要] 被控訴人フジテレビを除くその余の被控訴人9名(以下「被控訴人9名」とい
う。)は,いずれも放送事業者,脱退被控訴人フジテレビは,放送事業者であった
者,被控訴人フジテレビは,脱退被控訴人フジテレビが本件附帯控訴を提起した後,
同脱退被控訴人の会社分割(新設分割)により設立され,そのグループ経営管理事
業を除く一切の事業に関する権利義務を承継した放送事業者である。他方,控訴人
は,デジタル情報家電製品の製造,販売等を目的とする株式会社である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)4156一部認容
著作権侵害不存在確認等請求事件
被告B 原告A
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民法723条 著作権法1条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,別紙歌詞目録記載の歌詞(以下「原告歌詞」という。)を創作した
原告が,被告が創作した別紙文章目録記載の文章(以下「被告表現」という。
また,被告表現のうち,第1文を「被告表現第1文」と,第2文を「被告表現
第2文」という。)について,被告が,別紙テレビ番組目録記載のテレビ番組
(同テレビ番組中の被告と原告との間の紛争を扱った部分を,以下「本件各テ
レビ番組」といい,個々のテレビ番組中の同部分を示すときは,同目録の番号
を末尾に付記して,「本件テレビ番組1」などと表記する。)において,原告
歌詞中にある別紙原告表現目録記載の歌詞部分(以下,「原告表現」といい,
原告表現のうち,第1文を「原告表現第1文」と,第2文を「原告表現第2
文」という。)が,被告表現を盗作したものである等と原告の名誉を毀損する
発言をしたと主張して,被告に対し,原告が原告歌詞の実演をコンピュータの
ハードディスクに蔵置する方法により原告歌詞の実演の原盤を完成させた行為
について,被告が被告表現についての複製権,翻案権及び同一性保持権に基づ
く損害賠償請求権を有していないことの確認,名誉毀損の不法行為に基づく損
害金(慰謝料2000万円と弁護士費用200万円の合計2200万円及びこ
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)24821請求棄却
業務委託料等請求事件
被告エピクロス株式会社 原告株式会社スタジオMC
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著作権法112条
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[概要] 本件は,原告と被告との間で締結された,回胴式遊技機(いわゆるパチス
ロ)の液晶画面表示用として「機動戦士ガンダム」の劇場版アニメーション映
画の一部の映像を3次元コンピュータグラフィクス(3DCG)によるシーン
データに加工するための開発委託基本契約及び各個別契約について,原告が被
告に対し,主位的に,上記各契約に基づき,納入したシーンデータに対応する
未払の対価の支払とともに,商法512条の報酬請求として,受託業務に該当
しない作業の対価の支払を求め,予備的(シーンデータの納入が契約上の引渡
しに当たらない場合)に,原告に契約上留保された二次的著作物の著作権及び
著作者人格権に基づき,納入したシーンデータの複製等の差止めと廃棄を求め
る事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)18724請求棄却
損害賠償請求事件
被告有限会社スタジオライン 原告株式会社ゼロシステム
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著作権法10条1項7号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,別紙著作物目録記載のコンピュータゲームソフトウェ
ア(以下「本件ゲームソフト」という。)は,原告が著作権を有する「映画
の著作物」又は「画像,音楽,プログラム及び脚本を有機的に結合した複合
的著作物」に当たり,被告による別紙被告製品目録記載のコンピュータゲー
ムソフトウェア(以下「被告ゲームソフト」という。)の製作は,本件ゲー
ムソフトの翻案又は本件ゲームソフトの脚本(シナリオ)の翻案に当たる旨
主張して,被告に対し,本件ゲームソフト又はそのシナリオの著作権(翻案
権)侵害の不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10012控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)日本テレビ放送網株式会社 控訴人(1審原告)朝鮮映画輸出入社
(1審原告)有限会社カナリオ企画 被控訴人(1審被告)日本テレビ放送網株式会社
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著作権法6条3号 民法709条 民事訴訟法248条
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| 許諾 | 48回 | | 侵害 | 15回 | | 損害賠償 | 12回 | | 差止 | 12回 |
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[概要] 本判決においても原判決の略語表記を使用する。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10011控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人(1審原告)朝鮮映画輸出入社
(1審原告)有限会社カナリオ企画
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著作権法6条3号 民法709条 民事訴訟法248条
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| 許諾 | 46回 | | 侵害 | 15回 | | 損害賠償 | 12回 | | 差止 | 12回 |
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[概要] 本判決においても原判決の略語表記を使用する。また,原判決引用部分における
被告の主張,行為等に関する記載は,個別に訂正するものを除き,被控訴人の主張,
行為等と読み替えるものとする。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10059控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人日本放送協会
日本テレビ放送網株式会社
株式会社東京放送
株式会社フジ・メディア・ホールディングス(旧商号・株式会
株式会社テレビ朝日
株式会社テレビ東京 被控訴人株式会社永野商店
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著作権法2条1項7号 著作権法2条1項9号 著作権法23条1項 著作権法2条1項
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[概要] 1 本件は,放送事業者であり,別紙放送目録1∼7記載の各周波数で地上波テレ
ビジョン放送(以下,別紙放送目録1∼7記載の放送を総称して「本件放送」とい
う )を行っている控訴人らが 「まねきTV」という名称で,被控訴人と契約を締。 ,
結した者がインターネット回線を通じてテレビ番組を視聴することができるように
するサービス(以下「本件サービス」という )を提供している被控訴人に対し,。
被控訴人の提供する本件サービスが,本件放送について控訴人らが放送事業者とし
て有する送信可能化権(著作隣接権。著作権法99条の2)を侵害し,また,別紙
著作物目録1∼7記載の各著作物(以下,別紙著作物目録1∼7記載の番組を総称
して「本件番組」という )について控訴人らが著作権者として有する公衆送信権。
(著作権。著作権法23条1項)を侵害している旨主張して,著作権法112条1
項に基づき,本件放送の送信可能化行為及び本件番組の公衆送信行為の差止めを求
めるとともに,民法709条,著作権法114条2項に基づき,著作権及び著作隣
接権の侵害による損害賠償の支払いを求めた(不法行為後の日である平成19年3
月15日から支払い済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を附帯して請
求)事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年12月4日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)2106請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社イーエス・エンターテインメント
株式会社イーネット・フロンティア 原告株式会社GRANDCAFE
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著作権法2条1項15号
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[概要] 本件は,原告が,①原告と被告イーエスとの間で,原告の代表者が監督をし
た映画作品について,原告が被告イーエスに対してビデオグラム化権を譲渡す
る旨の売買契約を締結したにもかかわらず,被告イーエスが売買代金を支払わ
なかったなどと主張して,被告イーエスに対し,債務不履行に基づく損害賠償
を求め,②被告らにおいて,原告が著作権を有する映画作品について,DVD
の発売及び予約受付の広告を掲載したことが,原告の著作権(複製権・頒布
権)を侵害する共同不法行為に当たるなどと主張して,被告らに対し,不法行
為に基づき損害賠償を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年11月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10058控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
株式会社講談社
株式会社テレビ朝日
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著作権法114条2項 著作権法115条
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[概要] (以下,略語は次のとおりとする。
控訴人(原審原告)を「原告」という。
被控訴人(原審被告)Yを「被告Y」という。
被控訴人(原審被告)株式会社講談社を「被告講談社」という。
被控訴人(原審被告)株式会社テレビ朝日を「被告テレビ朝日」という。
別紙①「原告書籍目録」記載の書籍を「原告書籍」という。
別紙②「被告書籍目録」記載1の書籍を「被告書籍1」という。
別紙②「被告書籍目録」記載2の書籍を「被告書籍2」という。
「 」 「 」 。)別紙④ 原告書籍と被告書籍1及び2との対比表 を 別紙対比表 という
原告は,原告書籍を著作した。被告Yは被告書籍1及び2を著作し,被告講
談社は,被告Yの許諾を受けて被告書籍1を発行し,被告テレビ朝日は,被告
Yの許諾を受けて被告書籍2を発行した。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年11月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)23435請求棄却
損害賠償等請求事件
被告MMテック株式会社
A
B
C
ら 原告中央化工機商事株式会社
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民法709条 民法644条
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[概要] 本件は,原告が,①被告A,被告B及び被告C(以下被告A,被告B及び被
告Cを併せて「被告Aら」という。)が,原告の取締役在任中に,取締役とし
て原告に対して負う競業避止義務の趣旨に反し,忠実義務及び善管注意義務に
違反する行為を行って原告に損害を与えたなどと主張して,被告Aらに対し,
平成17年法律第87号による改正前の商法(以下「旧商法」という。)26
6条1項又は民法709条に基づき損害賠償を求め,②被告Aらが,原告を退
職後,被告MMテック株式会社(以下「被告会社」という。)の営業活動とし
て行った行為は,自由競争の範囲を逸脱する違法な行為であり,この行為によ
り原告に損害を与えたなどと主張して,被告Aらに対し,民法709条に基づ
き損害賠償を求め,また,③被告会社は,被告Aらによる上記①及び②の行為
について共同不法行為責任を負うと主張して,民法719条に基づき損害賠償
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年10月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)25428請求棄却
損害賠償等請求事件
被告E
国立大学法人東京外国語大学 原告A
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著作権法117条1項 著作権法2条1項1号 著作権法27条 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,被告らにおいて作成した「Meu Amigo Kanji 80
Kanjis」(以下「被告教材80」という。),「Meu Amigo
Kanji 160 Kanjis」(以下「被告教材160」という。)
及び「Meu Amigo Kanji 200 Kanjis」(以下「被
告教材200」といい,被告教材80,同160及び同200を総称して「被
告教材」という。)と題する外国人児童向け漢字教材並びに被告教材の試作品
である「Gosto Muito de Kanji かん字80」(以下
「被告教材試作品80」という。)及び「Gosto Muito de K
anji かん字160」(以下「被告教材試作品160」といい,被告教材
試作品80及び同160を総称して「被告教材試作品」という。)が,原告ら
及び被告Eが作成した「絵でわかる かんたんかんじ80」(以下「原告教材
80」という。),「絵でわかる かんたんかんじ160」(以下「原告教材
160」という。)及び「絵でわかる かんたんかんじ200」(以下「原告
教材200」といい,原告教材80,同160及び同200を総称して「原告
教材」という。)にそれぞれ改変を加えたものであり,被告らにおいて,被告
▶判決の詳細
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著作権
平成20年10月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)9613
実演家の権利侵害差止請求事件
被告有限会社イレブンサー 原告A
B
C
D
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著作権法91条1項
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[概要] 本件は,別紙レコード目録記載の各レコード(以下,同目録記載1のレコ
ー ドを「本件レコー ド1」と,同目 録記載2のレコー ドを「本件レコ ード
2」といいい,「本件レコード1」と「本件レコード2」を併せて「本件レ
コード」という。)に固定された演奏を行った原告らが,本件レコードを製
造,販売している被告に対して,被告の同行為は,原告らが本件レコードに
ついて有する実演家の権利としての録音権,譲渡権(著作権法91条1項,
同法95条の2第1項)を侵害するとして,これらの権利に基づき,本件レ
コードの製造,販売の差止めを求めている事案である。
▶判決の詳細
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