権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
著作権
平成20年3月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10095一部認容
著作権譲渡登録抹消請求控訴事件
控訴人フォン・ダッチ・オリジナルズ・リミ 被控訴人Y
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著作権法77条 民法94条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,控訴人が,本件譲渡登録の登録名義人である被控訴人に対し,控訴
人が本件著作物に係る著作権 以下 本件著作権 という を有することの確( 「 」 。)
認を求めると共に,本件著作権に基づく妨害排除請求として,主位的に,本件
著作物について控訴人に対する真正な登録名義の回復を原因とする著作権譲渡
登録手続をすることを求め,予備的に,本件譲渡登録の抹消登録手続をするこ
とを求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年3月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)1126一部認容
損害賠償請求事件
被告サンケイデザイン株式会社
B
株式会社白川書院
C
八坂神社 原告A
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民法709条 著作権法27条
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[概要] 1 事案について
本件は,原告が,下記2( )記載の被告らの各行為等は,次の各号に掲げる3
被告らの区分(括弧内の数字は原告の請求額である )に応じて,それぞれ別。
紙写真目録の写真の著作物(以下「本件写真」という )に係る原告の権利を。
侵害すると主張して,被告らに対し,民法709条及び719条に基づいて合
計300万円の損害賠償を請求した事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年2月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10073控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート 被控訴人ロイ・エクスポート・カンパニー・エスタブリッ
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[概要] 1 本件は,別紙映画目録記載1ないし9の各映画(以下,これらの各映画は,
その題名(日本名)で示し,総称するときは「本件9作品」という。)の著作権者
である被控訴人が,別紙商品目録( )記載1ないし9の各DVD商品(以下「本件1
DVD商品」という。)を複製,販売している控訴人らの行為,及び,同目録( )2
記載1ないし4の各DVD商品(以下「本件レンタルDVD商品」という。)を複
製,頒布している控訴人有限会社アートステーションの行為が被控訴人の複製権及
び頒布権を侵害していると主張して,本件DVD商品及び本件レンタルDVD商品
の複製及び頒布の差止めと本件DVD商品及び本件レンタルDVD商品の在庫品等
の廃棄,本件DVD商品の頒布等に係る損害賠償金9417万1000円及び遅延
損害金の支払を求め,一方,控訴人らが,本件9作品の著作権の存続期間の満了,
損害の不発生及び損害額の些少であることを主張している事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)29359一部認容
著作権確認等請求事件
被告株式会社テレマン・コミュニケーションズ 原告エンドレス株式会社
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著作権法2条1項1号 民事訴訟法61条
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[概要] 1 訴訟の概要
本件は,原告が,被告に対し,被告が原告に無断で,原告が開発したプログラム
を組み込んだ娯楽機器を第三者に利用許諾して対価を得たとして,同プログラム及
びこれにより画面表示されるイラストや文章等の著作権が原告に帰属することの確
認を求めるとともに,不当利得返還請求権に基づいて,悪意の不当利得金6000
万円の返還及びこれに対する受益の日の翌日である平成15年5月3日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による法定利息金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年2月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)15231一部認容
著作権侵害行為差止等請求事件
被告国 原告A
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[概要] 本件は,被告の機関である社会保険庁の職員が,ジャーナリストである原告の
著作物である雑誌記事を,社会保険庁LANシステム中の電子掲示板システムの
中にある新聞報道等掲示板にそのまま掲載し,原告の複製権又は公衆送信権を侵
害したとして,原告が,被告に対し,上記複製権又は公衆送信権侵害を選択的請
求原因として,同掲載記事の削除及び原告のすべての著作物についての掲載の予
防的差止め並びに損害賠償374万円(不法行為日の後である平成19年4月1
7日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金を含む )の支。
払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年2月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)15359一部認容
損害賠償等請求事件
被告B
株式会社汐文社 原告A
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著作権法114条3項 著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法115条
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[概要] 本件は,別紙書籍目録記載1の書籍(以下「本件書籍」という。)が原告と
被告Bとの共同著作物であるにもかかわらず,被告らが,本件書籍を複製ない
し翻案した同目録記載2の書籍(以下「被告書籍」という。)を原告に無断で
制作,発行したとして,原告が,①被告らに対し,共同不法行為に基づき,原
告の本件書籍に関する著作権(複製権,翻案権又は譲渡権)の侵害に基づく損
害賠償及び著作者人格権(同一性保持権及び氏名表示権)の侵害に基づく慰謝
料を,②被告らに対し,著作権法115条に基づき,本件書籍に関する原告の
著作者人格権の侵害に伴う名誉回復措置として謝罪広告の掲載を,③被告らに
対し,著作権法112条1項に基づき,被告書籍の複製,頒布の差止めを,④
被告汐文社に対し,著作権法112条2項に基づき,被告書籍の廃棄を,それ
ぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年2月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10079控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X
株式会社マネジメント社 被控訴人Y
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人らが,被控訴人に対し,被控訴人が執筆した原判決別紙被告書籍
目録記載の書籍(被告書籍)が,控訴人らが著作権,出版権を有する書籍等を複製
又は翻案しているものであるとして,控訴人Xが著作権に基づき,控訴人株式会社
マネジメント社が出版権に基づき,被告書籍の販売等差止め及び廃棄,損害賠償並
びに謝罪広告の掲載を求めた事案であり,原判決が,被告書籍の一部について,控
訴人らが著作権等を有する書籍等の複製又は翻案があるなどとして,被告書籍の販
売等の差止め,侵害部分等の廃棄及び損害賠償請求の一部を認容し,謝罪広告の掲
載請求を棄却するなどしたところ,控訴人らが,原判決が認めた部分以外にも,被
告書籍中には,控訴人らが著作権等を有する書籍等の複製又は翻案があるなどと主
張して,控訴人らの敗訴部分の判断を争っている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)13803一部認容
損害賠償請求事件
被告乙 原告甲
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著作権法2条1項1号 著作権法27条 著作権法21条 著作権法114条2項
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[概要] 本件は,原告が,被告が執筆して出版された書籍において,原告が創作した
12問のパズル(別紙パズル目録の原告パズルAないしL。以下,その符号に
従い「原告パズルA」などといい,総称して「原告各パズル」という )が複。
, ,製又は翻案されるとともに 氏名表示権及び同一性保持権が侵害されたとして
被告に対し,著作権侵害に基づく損害賠償金86万9539円(複製権侵害又
は翻案権侵害に基づく財産的損害46万9539円並びに氏名表示権侵害及び
同一性保持権侵害に基づく慰謝料40万円)及びこれに対する遅延損害金の支
払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成20年1月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)16218一部認容
損害賠償請求事件
被告国 原告株式会社富士不動産鑑定事務所
A
B
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著作権法114条3項 著作権法38条4項 著作権法28条 民法724条
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[概要] 本件は,別紙著作権一覧表(以下「別紙一覧表」という )1ないし120。
記載の各土地宝典(以下,まとめて「本件土地宝典」という )に係る各著作。
権を譲り受けた原告らが,被告に対し,遅くとも昭和55年から,不動産関係
業者等をはじめとする不特定多数の第三者が,業務上の利用目的をもって,同
一覧表記載の各法務局(支局,出張所を含む。以下同じ )に備え置かれた本。
件土地宝典の貸出を受けて,各法務局内に設置されたコインコピー機により無
断複製行為を繰り返していたことは,被告において本件土地宝典を各法務局に
, ,備え置いて利用者に貸し出すとともに 各法務局内にコインコピー機を設置し
当該コインコピー機を用いた利用者による無断複製行為を放置していたことに
, , ,よるものであり この被告の行為は 被告自身による複製権侵害行為であるか
少なくとも不特定多数の第三者による本件土地宝典の複製権侵害行為を教唆な
いし幇助する行為であり,また,本件土地宝典の著作権の使用料相当額の支払
, ,を免れた不当利得にも当たると主張して 損害賠償及び不当利得の一部として
合計1億4599万9646円(原告株式会社富士不動産鑑定事務所に対し1
億1740万8049円,原告Aに対し2189万9947円,原告Bに対し
▶判決の詳細
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著作権
平成20年1月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)16775一部認容
著作権侵害差止請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告松竹株式会社
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著作権法6条 著作権法54条1項 著作権法3条 著作権法16条
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[概要] 1 本件は 亡黒澤明 以下 黒澤 という が監督を務めた劇場用映画の著作, ( 「 」 。)
権を有すると主張する原告が,同映画を収録,複製したDVD商品を海外にお
いて製造させ,輸入・販売している被告に対して,被告の当該行為は原告の著
作権(複製権及び頒布権)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,同
DVD商品の複製,輸入,頒布の差止め並びに同商品の在庫品及びその録画用
原版の廃棄を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年12月18日 最高裁判所 第三小法廷 判決
▶概要
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平成19(受)1105
著作権侵害差止等請求事件
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著作権法54条1項 著作権法9条 著作権法6条3号
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[概要]
▶判決の詳細
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著作権
平成19年12月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)6062請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社フジテレビジョン 原告朝鮮映画輸出入社
有限会社カナリオ企画
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民事訴訟法28条 著作権法6条3号 著作権法2条1項10号 民法12条2項
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[概要] 本件は,朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」という。)の国民が著作
者である映画を,被告が,その放送に係るニュース番組で使用したことについ
て,原告朝鮮映画輸出入社(以下「原告輸出入社」という。)が,被告の上記
行為は,同映画の著作権者である原告輸出入社の著作権(公衆送信権)を侵害
し,かつ,今後も侵害するおそれがあると主張して,被告に対し,いずれも北
朝鮮の国民が著作者であり,原告輸出入社が著作権を有すると主張する上記映
画を含む別紙映画目録記載の各映画(以下「本件各映画著作物」という。)に
ついて,侵害の停止又は予防として放送の差止めを請求し,また,原告らが,
被告の上記行為は,原告輸出入社の著作権及び本件各映画著作物の日本国内に
おける使用等につき独占的な利用等の権利を有している原告有限会社カナリオ
企画(以下「原告カナリオ」という。)の利用許諾権を侵害する不法行為に当
たると主張して,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償請求として,原告ら
各自(原告らの連帯債権)に550万円(無断使用による損害の内金500万
円及び弁護士費用50万円)及びこれに対する遅延損害金を支払うよう請求す
る事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年12月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5640請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告日本テレビ放送網株式会社 原告朝鮮映画輸出入社
有限会社カナリオ企画
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民事訴訟法28条 著作権法6条3号 特許法32条 民法12条2項
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[概要] 本件は,朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」という。)の国民が著作
者である映画を,被告が,その放送に係るニュース番組で使用したことについ
て,原告朝鮮映画輸出入社(以下「原告輸出入社」という。)が,被告の上記
行為は,同映画の著作権者である原告輸出入社の著作権(公衆送信権)を侵害
し,かつ,今後も侵害するおそれがあると主張して,被告に対し,いずれも北
朝鮮の国民が著作者であり,原告輸出入社が著作権を有すると主張する上記映
画を含む別紙映画目録記載の各映画(以下「本件各映画著作物」という。)に
ついて,侵害の停止又は予防として放送の差止めを請求し,また,原告らが,
被告の上記行為は,原告輸出入社の著作権及び本件各映画著作物の日本国内に
おける使用等につき独占的な利用等の権利を有している原告有限会社カナリオ
企画(以下「原告カナリオ」という。)の利用許諾権を侵害する不法行為に当
たると主張して,被告に対し,不法行為に基づく損害賠償請求として,原告ら
各自(原告らの連帯債権)に550万円(無断使用による損害の内金500万
円及び弁護士費用50万円)及びこれに対する遅延損害金を支払うよう請求す
る事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年12月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)22834請求棄却
損害賠償請求事件
被告住友石炭鉱業株式会社 原告株式会社イー・ピー・
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[概要] 本件は,原告と被告間における訴訟である知財高裁平成19年(ネ)第1
0 015号事件の訴 訟(原審・東京 地裁平成18年( ワ)第2235 5号
〔本訴〕,同第26612号〔反訴〕事件。以下「知財高裁10015号事
件 訴訟」といい,同 事件の判決を「 知財高裁1001 5号事件判決」 とい
う。)において,同事件の被控訴人(被告)である本件訴訟の被告が,虚偽
の主張又は錯誤により誤った主張をしたため,裁判所を錯誤に陥らせ,知財
高裁10015号事件訴訟の控訴人(原告)である本件訴訟の原告の請求を
棄却する旨の判決をさせたとして,被告の知財高裁10015号事件訴訟に
おける上記行為は不法行為を構成すると主張して,不法行為に基づき,10
万円の損害金(及びこれに対する訴状送達の日の翌日から民法所定年5分の
割合による遅延損害金)の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年12月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)17959請求棄却
損害賠償請求事件
被告住友石炭鉱業株式会社 原告株式会社イー・ピー・
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民事訴訟法142条 民法709条 著作権法114条
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[概要] 本件は,原告が,自ら作成した別紙図面目録記載の各図面(以下「本件図
面」と総称する。)を被告に交付したところ,被告が本件図面を毀棄したが,
被告の上記行為は,本件図面について原告が有する著作権を侵害する不法行
為を構成するとして,被告に対し,民法709条,著作権法114条に基づ
き,10万円の損害金(及びこれに対する訴状送達の日の翌日から民法所定
年5分の割合による遅延損害金)の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)7380請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社日本アドレス・システム
B
C
ら 原告A
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著作権法112条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,別紙物件目録記載の百貨店向け筆耕用アプリケーションプログラム
(以下「本件プログラム」という。)を制作した原告が,被告会社との間で本
件プログラムの使用許諾契約を締結し,本件プログラムを被告会社のコンピュ
ータにインストールしていたところ,被告Bにおいて,本件プログラムを複製
し,被告らにおいて,上記契約の解約後も,同複製物を使用して筆耕作業を行
い,これによって,被告会社は,解約時の,本件プログラムの不使用及び消去
の各義務を負う旨の合意に違反し,被告B及び被告Cは,違法に複製された本
件プログラムの複製物を使用するなどして,原告の本件プログラムについての
著作権を侵害したとして,被告会社に対しては,解約時の合意に基づいて,被
告B及び被告Cに対しては,著作権法112条に基づいて,本件プログラムの
複製物の使用差止め等を請求するとともに,民法709条に基づき,被告会社
が受けた利益に相当する金員6603万円及び弁護士費用660万円が原告の
損害であるとして,被告らに対し,連帯して,それらの合計7263万円及び
これに対する本訴状送達の日の翌日である,平成19年4月15日から支払済
みに至るまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を請求した事案
▶判決の詳細
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著作権
平成19年11月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)4822一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社スタジオダンク
株式会社泉書房 原告A
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民法719条
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[概要] 1 本件は,原告が,被告らにおいて,その製作,販売に係る別紙書籍目録記載
の書籍(以下「本件書籍」という。)に,原告作成に係る別紙著作物目録記載
のイラスト1ないし5の③の各イラストレーションの原画(以下「イラスト」
といい,まとめて「本件各イラスト」という。個別に摘示する場合は「本件イ
ラスト1」,「本件イラスト2」などという。)を複製して使用した際,(1)
本件各イラストを本文中の挿絵としてのみ使用するという使用許諾の範囲を逸
脱して,許諾がないのに本件書籍の表紙に使用したことにより著作権(複製
権)を侵害し,(2)本件書籍に原告の氏名又はペンネームを表示しなかったこ
と,本件各イラストの複製を表紙に使用した際,原画の色と著しく異なる色を
用いるとともに,イラストに描かれたキャラクターの大きさを変更したことに
より著作者人格権(氏名表示権・同一性保持権)を侵害したとして,被告株式
会社泉書房(以下「被告泉書房」という。)に対し,著作者人格権に基づき,
本件書籍の頒布の差止めを求めるとともに,被告らに対し,著作権侵害及び著
作者人格権侵害の不法行為に基づく損害賠償として,連帯して合計67万円及
びこれに対する不法行為日(本件書籍の出版日)から支払済みまでの遅延損害
▶判決の詳細
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著作権
平成19年10月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)7424請求棄却
著作権譲渡登録抹消請求事件
被告A 原告フォン・ダッチ・オリジナルズ・リミ
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著作権法77条 著作権法6条3項
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[概要] 本件は,原告が本件著作権を有するとして,本件譲渡登録の登録名義人であ
る被告に対し,原告が本件著作権を有することの確認を求めると共に,本件著
作権に基づく妨害排除請求として,主位的に,本件著作物について原告に対す
る真正な登録名義の回復を原因とする著作権譲渡登録手続をすることを求め,
予備的に,本件譲渡登録の抹消登録手続をすることを求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年10月2日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成19(ネ)713等控訴棄却
著作権に基づく差止請求権不存在確認請求控訴事件,同附帯控訴事件
被告)コピーライツ・ジャパン株式会社 控訴人・附帯被
(1審原告)株式会社ファミリア 被控訴人・附帯控訴人(1審被告)コピーライツ・ジャパン株式会社
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民法709条 著作権法121条 特許法187条
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許諾 | 23回 | 差止 | 20回 | 侵害 | 18回 | ライセンス | 11回 |
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[概要] 1 本件は,ベアトリクス・ポター(Beatrix Potter)が創作した絵本である
「THE TALE OF PETER RABBIT」(邦題「ピーターラビットのおはなし」。以下
「本件絵本」という。)中の絵柄の原画(原著作物)についての著作権の日本
における管理業務(商品化許諾業務)を行っている1審被告に対し,同絵柄の
一部を使用したバスタオル及びフェイスタオル(原判決別紙原告製品目録記載
の製品,以下「原告製品」といい,これに使用されている絵柄を「本件絵柄」
という。)の販売を企画したと主張する1審原告が,①日本における本件絵柄
の原画の著作権が存続期間満了により消滅したことを理由に,1審被告が1審
原告に対し同著作権に基づく差止請求権を有しないことの確認を求めるととも
に,②同著作権が消滅した後も1審被告が後記被告ライセンス商品についてい
わゆる 表示など本件絵本中の絵柄の原画について未だ著作権が存続していC
るかのような原判決別紙被告表示記載1ないし5の表示(以下「被告表示」又
は「本件表示」と総称し,個別に指称するときは「被告表示1」などとい
う。)をライセンシーをして使用させ,需要者ないし取引者をして同絵柄の原
画の著作権が日本において未だ存続しているかのように誤認させる表示をして
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11535
著作権侵害差止請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告角川映画株式会社
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著作権法6条 著作権法16条 著作権法3条 著作権法22条の3
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[概要] 本件は,映画の著作物の著作権者であると主張する原告が,その映画を複製した
DVD商品を輸入,販売する被告の行為が原告の著作権(複製権,著作権法113
条1項1号)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,当該商品の増製,輸
入及び頒布の差止め並びに在庫品の廃棄を求めたのに対し,被告が,映画について
の著作権は存続期間の満了により消滅したと主張して争った事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)8141
著作権侵害差止請求事件
被告株式会社コスモ・コーディネート 原告東宝株式会社
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著作権法6条 著作権法3条 著作権法113条1項1号 著作権法22条の3
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[概要] 本件は,映画の著作物の著作権者であると主張する原告が,その映画を複製した
DVD商品を輸入,販売する被告の行為が,原告の著作権(複製権,著作権法11
3条1項1号)を侵害するとして,著作権法112条に基づき,当該商品の製造,
輸入及び頒布の差止め並びに在庫品及び原版の廃棄を求めたのに対し,被告が,映
画についての著作権は存続期間の満了により消滅したと主張して争った事案であ
る。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年9月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)6415一部認容
損害賠償請求事件
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著作権法114条3項 著作権法114条の5
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侵害 | 65回 | 許諾 | 30回 | ライセンス | 6回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,漫画家である原告らが,その著作に係る漫画を被告らにより無断で
インターネットのウェブサイトを通じて自動公衆送信されたとして,被告らに
対し,著作権(公衆送信権)の侵害に基づく不法行為による損害賠償をそれぞ
れ求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年8月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5752一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告B 原告A
株式会社マネジメント社
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著作権法114条1項 著作権法114条2項 著作権法114条3項 著作権法114条
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[概要] 本件は,原告らが,被告に対し,被告が執筆した別紙被告書籍目録記載の書
籍が,別紙原告書籍等目録記載の書籍又は配布資料等を複製又は翻案している
として,原告Aは別紙原告書籍等目録記載の書籍又は配布資料について有する
著作権(複製権及び翻案権)に基づき,原告株式会社マネジメント社は別紙原
告書籍等目録2,3記載の書籍について有する出版権に基づき,別紙被告書籍
目録記載の書籍の販売等差止め及び廃棄,損害賠償並びに謝罪広告の掲載を求
めたという事案である。被告は,別紙被告書籍目録記載の書籍が,別紙原告書
籍等目録記載の書籍又は配布資料等の複製又は翻案であることを否認してこれ
を争っている。
( , 。)1 前提となる事実 当事者間に争いがないか 後掲各証拠によって認められる
( ) 当事者1
原告Aは,経営者らを対象とし,顧客を獲得して売上げや営業成績を増進
すること等を目的としたセミナーを主催する株式会社Cの代表取締役とし
て,平成2年ころから各地で上記目的の講演活動を行っている者である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年8月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)15552一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告有限会社アートステーション
株式会社コスモ・コーディネート 原告ロイ・エクスポート・カンパニー
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著作権法54条1項 著作権法6条3号 著作権法16条 著作権法21条
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[概要] 原告は,チャールズ・チャップリン(以下「チャップリン」という。)によ
り,リヒテンシュタイン公国において設立され,チャップリンが監督等を務め
た映画の作品の著作権を保有し,管理している法人であるが,別紙映画目録記
載1ないし9の各映画(以下,これらの各映画は,その題名(日本名)で示し,
総称するときは,「本件9作品」という。)の著作権者が原告であり,被告ら
において,原告の許諾なく本件9作品を に複製し,別紙商品目録⑴記載DVD
1ないし9の各 商品(以下「本件 商品」という。)として,全国DVD DVD
各地の書店等に頒布し,また,被告アートステーションにおいて,本件9作品
のうち4作品(別紙映画目録記載3,5,6及び9の作品)をレンタルビデオ
店向けに に複製し,別紙商品目録⑵記載1ないし4の各 商品(以DVD DVD
下「本件レンタル 商品」という。)として,頒布し,本件9作品についDVD
ての原告の複製権(著作権法21条)及び頒布権(同法26条)を侵害してい
ると主張して,①著作権法112条1項及び2項に基づき,被告らに対し,本
件 商品の複製及び頒布の差止め並びに本件 商品の在庫品及びデジDVD DVD
タルリニアテープ( )の廃棄,②同様に,同法112条1項及び2項に基DLT
▶判決の詳細
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著作権
平成19年7月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)7324請求棄却
損害賠償請求事件
被告B 原告A
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民法709条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,小説を執筆し,その原稿を新聞社に送付した原告が,上記送付後
に同新聞社発行の新聞に連載された小説の表現の多くが,原告の上記小説の
表現と同一であり,上記新聞に連載された小説を執筆したことは,原告の上
記小説の該当部分についての著作権(複製権)の侵害に当たるとして,上記
連載小説の執筆者である被告に対して,民法709条に基づき,著作権侵害
の不法行為による2000万円の損害賠償を請求している事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年7月25日 知的財産高等裁判所 横浜地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10022控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人Y
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,①主位的請求原因として,控訴人が制作した人形作品(以下「本
件各人形」という。)を被写体として撮影した写真等が編集・掲載された「D
REAM JOURNEY The Art of Leather Dolls X 夢の旅 Xの世界」と題する
書籍(以下「本件写真集」という。ただし,控訴人の当審における表記に従
って,「本件作品集」という場合がある。)は,控訴人が創作したものであ
るから,著作権は専ら控訴人に帰属する(被控訴人に帰属しない)にもかか
わらず,被控訴人がその著作権者であるとして出版社から,本件写真集の制
作に関して金銭を受け取った行為は,本件写真集に係る控訴人の著作権を侵
害する不法行為を構成する,②予備的請求原因として,仮に,本件写真集は
控訴人が創作したものでなく,控訴人に著作権が帰属しないとされた場合に
は,本件各人形の制作者である控訴人の許諾を受けることなく,本件写真集
を制作・出版させた被控訴人の行為は,本件各人形について有する控訴人の
著作権を侵害する不法行為を構成するなどと主張して,控訴人が被控訴人に
対し,不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年6月14日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成17(ネ)3258等一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件,反訴請求事件
被告・附帯控訴人(1審原告)被控訴人・当審反訴
・附帯控訴人(1審原告) 控訴人・当審反訴原告・附帯被
(1審被告)(以下「
」という。) 被控訴人・当審反訴被告・附帯控訴人(1審原告)
・当審反訴被告・附帯控訴人(1審原告)
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特許法101条
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[概要] 1 本件は,大阪市に所在するテレビ放送事業者である被控訴人らが,控訴人が
販売する原判決別紙物件目録記載の商品(以下「控訴人商品」というが,「選
撮見録」ということもある。)が,被控訴人らがテレビ番組の著作者として有
する著作権(複製権,公衆送信権,送信可能化権)及び被控訴人らが放送事業
者として有する著作隣接権(複製権,送信可能化権)の侵害に専ら用いられる
ものであり,その販売等により上記各権利を侵害され,又は侵害されるおそれ
があると主張して,控訴人に対し,著作権法(以下「法」という。)112条
1項,2項に基づき,控訴人に対し,その商品の使用等及び販売の差止め並び
に廃棄を請求した事案である。
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著作権
平成19年6月12日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)153等一部認容
著作権侵害差止等請求事件
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著作権法114条3項 著作権法114条1項 著作権法80条1項 著作権法65条3項
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[概要] ① 第1事件は,
ア 原告Xが,
被告会社による旧ハイブリッド用紙,海賊版用紙,新ハイブリッド用紙及び
「YGPI用紙」なるYG性格検査のための検査用紙(以下「YGPI用紙」
といい,以上4種類の用紙を併せて「被告用紙」という )の発行等は,本件用。
紙に対する原告Xの著作権(複製権又は翻案権)を侵害すると主張して,被告
会社に対し,著作権法112条に基づき,被告用紙のうち,旧ハイブリッド用
紙,海賊版用紙及び新ハイブリッド用紙(YGPI用紙を除く被告用紙)の発
行等の差止め及びその在庫品の廃棄を求めるとともに,被告会社及びその代表
取締役である被告Yに対し,YGPI用紙を含む被告用紙の発行等について著
作権侵害の不法行為に基づき,連帯して,損害賠償(著作権法114条3項に
よる。訴状送達の日の翌日から支払済みまで民法所定年5分の割合による遅延
損害金の支払を含む )を求め,。
イ 原告会社が,
被告会社による被告用紙の発行等は,本件用紙に対する原告会社の出版権を
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10003等一部認容
出版差止等請求控訴事件・同附帯控訴事件
控訴人・附帯被
(以下「一審被告」という。)
・附帯被
X
・附帯
株式会社角川グループパブリッシング株式会社角川書店 被控訴人・附帯控訴人(以下「一審原告」という。)
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著作権法32条1項 著作権法19条3項 著作権法20条2項4号
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[概要] 【以下,略称は原判決の例による。】
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)4398一部認容
損害賠償等請求事件
被告株式会社デージーエス・コンピュータ 原告A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
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民法709条
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[概要] 本件は,被告が出版した登山ガイドの案内文や写真の著作者である原告らが,執
筆契約に基づいて,未払の印税の支払を求めるとともに,英語版の登山ガイドを出
版した被告の行為が一部の原告の翻訳権を侵害すると主張して民法709条に基づ
, , , ,く損害賠償を求めたのに対し 被告が 執筆契約の成立を争うとともに 予備的に
一部の登山ガイドについて,原告らの誤記により印刷した登山ガイドを廃棄しなけ
ればならなかったとして,原告らに対する執筆契約の債務不履行に基づく損害賠償
請求権をもって相殺の主張をした事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)24929一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社小学館 原告X
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著作権法2条5項 著作権法23条1項
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[概要] 本件は,フリーランスの写真家である原告が,被告からの依頼に基づき,被
告発行の雑誌のために,設定されたテーマに従って撮影した写真のポジフィル
ムを被告に交付していたところ,被告が,①当該ポジフィルムの写真の一部を
デジタルデータ化してサーバのハードディスクに蓄積保存したことにより,原
告の当該写真について有する著作権(主位的に送信可能化権,予備的に複製
権)を侵害し,②ポジフィルムの一部を紛失したことにより,原告の当該ポジ
フィルムについて有する所有権を侵害し,③被告のもとにある,原告撮影に係
る写真のポジフィルムの貸出しを希望した第三者に対し,使用料を要求したこ
とにより,借受けを断念させ,原告の当該ポジフィルムの貸出しによる許諾料
を得べき営業を妨害した,と主張して,①の損害として,主位的に著作権法2
3条1項及び民法709条,予備的に著作権法21条及び民法709条に基づ
き,送信可能化又は複製許諾料相当額の1387万円,②の損害として,民法
709条に基づき,ポジフィルム117枚(表紙写真4枚,その他113枚)
分の1815万円,③の損害として,民法709条に基づき,許諾料相当の逸
失利益4万円,④①ないし③の合計3206万円に対する,不法行為後である
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)15981一部認容
著作権侵害差止等請求事件
被告B 原告A
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著作権法112条1項 民法709条 著作権法21条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,被告の執筆に係る別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件書
籍」という )の,別紙対照表1「本件書籍(被告著作物 」欄記載の部分(以。 )
下,各表現部分を「被告表現」と,各表現部分を総称して「被告各表現」とい
。) , ( 「 」う は 原告の執筆に係る別紙著作物目録記載の著作物 以下 本件著作物
という の 別紙対照表1 本件著作物 欄記載の部分 以下 各表現部分を。) , 「 」 ( ,
原告表現 と 各表現部分を総称して 原告各表現 という を複製又は翻「 」 , 「 」 。)
案したものであり,被告には,同複製又は翻案について故意又は過失があるか
ら,被告は,本件著作物について原告が有する著作権(複製権,翻案権)及び
著作者人格権(氏名表示権)を侵害すると主張して,著作権法112条1項に
基づく頒布等の差止め,民法709条,著作権法19条,21条,27条に基
づく損害賠償金184万円(著作権侵害として金24万円,著作者人格権侵害
として100万円,上記各侵害行為と相当因果関係のある弁護士費用として6
0万円)及びこれに対する本件訴状送達の日の翌日である平成17年9月17
日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払並びに著
作権法115条に基づく謝罪広告を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年5月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)10166請求棄却
著作権侵害差止請求権不存在確認請求事件
被告社団法人日本音楽著作権協会 原告イメージシティ株式会社
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著作権法2条5項 著作権法2条1項7号
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[概要] 1 前提となる事実(当事者間に争いのない事実の外,弁論の全趣旨及び後掲の
各証拠によって認定できる事実を含む。)
(1) 当事者
原告は,携帯電話向けストレージサービス等を業とする株式会社であり,
平成18年1月1日に商号が「株式会社コンピュータシティ」から現在のと
おりに変更された(弁論の全趣旨)。
被告は,著作権等管理事業法(平成12年法律第131号)に基づき著作
権等管理事業者登録簿に登録された音楽著作権等管理事業者であり,内国著
作物については管理委託契約により国内の多くの作詞者,作曲者,音楽出版
者等の著作権者から著作権ないしその支分権(演奏権,上映権,録音権等)
につき信託を受け,外国の著作物については我が国が締結した著作権条約に
加盟する諸外国の著作権仲介団体との相互管理契約によるなどしてこれを管
理し,国内の公衆送信事業者をはじめ,レコード,映画,出版,興行,社交
場等各種の分野における音楽の利用者に対して,音楽著作物の利用を許諾し,
その対価として利用者から使用料を徴収するとともに,これを内外国の著作
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)8752等確認
送信可能化権確認本訴請求事件,反訴請求事件
原告3名
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著作権法92条の2
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[概要] 本件は,本件音源について実演をした原告らが,本件音源に関する実演家の送信
可能化権は原始的に原告らに帰属し,同権利はレコード会社である被告側との専属
実演家契約により被告側に承継されていない旨主張して,原告らが実演家の送信可
能化権を有することの確認を求めたのに対して,被告が,反訴として,同専属実演
家契約により,送信可能化権を含む実演家の著作隣接権は被告側に譲渡された旨主
張して,被告が実演家の送信可能化権を有することの確認を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)8240請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社ハドソン
ジェイビートゥビー株式会社
ら 原告田川淳一
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著作権法26条の2 民法709条 民法412条3項 著作権法2条8項
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[概要] 本件は,破産者バディ・コミュニケーション株式会社(以下「バディ」とい
う。)の破産管財人である原告が,バディが被告ハドソンから発注を受けて別
紙1物件目録1記載のコンピュータプログラムを作成し,同プログラムの著作
権を有することを前提に,
主位的請求として,被告ハドソンに納入した同プログラムの複製物を被告ハ
ドソンが他社に販売又は貸与する場合には,その販売及び貸与について被告ハ
ドソンからバディに対してロイヤリティを支払う旨の合意が成立し,被告ジェ
イビートゥビーにおいて,被告ハドソンの当該業務を承継して上記契約上の立
場を承継したとして,上記合意に基づき,被告ハドソンに対し1億3000万
円及び被告ジェイビートゥビーに対し1950万円並びにそれぞれについて,
同請求を行った本訴の第4回弁論準備手続期日の翌日である平成17年12月
13日から支払済みに至るまで年6分(商事法定利率)の割合による遅延損害
金の支払を,一部請求として求めるとともに,民法709条に基づき,被告ら
に対し,弁護士費用相当の損害1700万円及びこれに対する訴状送達日の翌
日である平成17年5月3日から支払済みに至るまで年5分(民法所定の利率,
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)15024一部認容
損害賠償請求事件
被告A 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法21条 著作権法15条1項 著作権法114条3項
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[概要] 本件は,別紙1の写真(以下「本件写真」という )を著作した原告が被告。
に対し,被告が,本件写真を複製の上一部切除するなどして作成した別紙2の
写真(以下「被告写真」という )を,自らの開設するホームページに掲載し。
, ( ), ( ),た行為が 複製権侵害 著作権法21条 公衆送信権侵害 同法23条1項
同一性保持権侵害(同法20条)に当たるとして,損害賠償金440万円(複
製権・公衆送信権侵害に基づく実施料相当額200万円,同一性保持権侵害に
基づく慰謝料200万円,不法行為に基づく弁護士費用40万円)の支払及び
不法行為の日である平成16年2月27日から支払済みまで年5分の割合によ
る遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年4月5日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10036控訴棄却
著作権差止等・著作権損害賠償請求控訴事件
控訴人サクラインターナショナル株式会社 被控訴人株式会社ファーストリテイリング
株式会社ユニクロ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条 不正競争防止法2条1項14号 著作権法114条2項
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ライセンス | 221回 | 侵害 | 54回 | 損害賠償 | 45回 | 実施 | 37回 |
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[概要] (以下,原判決の略称を用いる )。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年3月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ヨ)22046
著作隣接権等侵害差止請求仮処分命令申立事件 (ロクラクアパート)
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著作権法21条 著作権法98条
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[概要] 本件は,債権者らが,「ロクラクⅡビデオデッキレンタル」との名称で債務
者が行っている事業は,ハードディスクレコーダー「ロクラクⅡ」(以下「ロ
クラクⅡ」という。)2台のうち1台を日本国内に設置して,受信するテレビ
ジョン放送の放送波をその1台に入力するとともに,これに対応するもう1台
を利用者に貸与又は譲渡することにより,当該利用者をして,日本国内で放送
される放送番組の複製及び視聴を可能とするサービス,すなわち,別紙サービ
ス目録記載の内容のサービス(以下「本件対象サービス」という。)であると
し,その事業を行う債務者の行為は,債権者株式会社東京放送(以下「債権者
」という。)が著作権を有する別紙著作物目録記載の著作物(以下「本件TBS
著作物」という。)及び債権者静岡放送株式会社(以下「債権者 」といSBS
う。)が著作隣接権を有する別紙放送目録記載の放送(以下「本件放送」とい
う。)に係る音又は影像を複製する行為に当たるから,債権者 の本件著TBS
作物についての複製権(著作権法21条)及び債権者 の本件放送に係るSBS
音又は影像についての著作隣接権(同法98条)を侵害するとして,債権者
において,本件著作物を複製の対象とすることの差止め,債権者 にTBS SBS
▶判決の詳細
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著作権
平成19年3月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10078控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人パラマウント・ピクチュアズ・コーポレーション
株式会社東北新社 被控訴人株式会社ブレーントラスト
有限会社オフィスワイケー
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著作権法54条1項 著作権法114条1項 著作権法6条3号
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[概要] 1 本件の経緯(後掲証拠及び弁論の全趣旨により認められる事実並びに当事者
間に争いのない事実。(1)ないし(4)は,当事者の呼称等を改めたほかは,原判決の
「事実及び理由」中の「第2 事案の概要」の「1 争いのない事実等」と同一で
ある。)
(1) 当事者
控訴人パラマウント・ピクチュアズ・コーポレーション(以下「控訴人パラマウ
ント」という。)は,アメリカ合衆国(以下「米国」という。)に本社を有する映
画製作配給を業とする法人である。
▶判決の詳細
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著作権
平成19年3月27日 知的財産高等裁判所 静岡地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10058等控訴棄却
著作権料金請求控訴事件
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[概要] 1 A事件に係る訴訟は,A事件被控訴人(一審被告)浜松市が,B事件被控訴
人(一審被告)遠州鉄道株式会社(以下「遠鉄」ということがある。)に業務
委託して平成14年5月に運行を開始した浜松市循環まちバス路線「くるる」に
ついて,A事件控訴人(一審原告)が,「くるる」は,控訴人が発案した,新
たなバス路線の設計方法を表現した設計図で新事業の計画書である「ポニー交
通システム」に関する著作権を侵害するものであるとして,被控訴人浜松市に
対し,損害賠償として,平成14年6月から平成17年7月まで月額100万円の割合
による著作権利用料金相当額合計3800万円とこれに対する遅延損害金の支払い
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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