権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成18年5月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10645審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (密封包装物の検査方法)
被告特許庁長官中嶋誠 原告ジョーベン電機株式会社
|
特許法36条4項 特許法29条2項 特許法36条4項1号
|
|
|
[概要] 本件は,原告が,名称を「密封包装物の検査方法」とする発明につき特許出願を
して拒絶査定を受け,これを不服として審判請求をしたところ,明細書の記載不備
(特許法36条4項1号 ,発明の不明確(同条6項2号 ,発明の容易想到性(同) )
法29条2項)を理由に,審判請求は成り立たないとの審決がされたため,同審決
の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10692審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告コーニンクレッカフィリップス
|
|
|
|
[概要] 本件は,後記特許出願の出願人である原告が,特許庁から拒絶査定を受けたの
で,これを不服として審判請求をしたところ,特許庁から同請求不成立の審決を
受けたため,その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月22日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10691審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告コーニンクレッカフィリップス
|
|
|
|
[概要] 本件は,後記特許出願の出願人である原告が,特許庁から拒絶査定を受けたの
で,これを不服として審判請求をしたところ,特許庁から同請求不成立の審決を
受けたため,その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月18日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10793
特許取消決定取消請求事件 (パルスオキシメータおよびパルスオキシメータの中のプロセッサ)
被告特許庁長官中嶋誠 原告マシモ・コーポレイション
|
特許法29条2項 特許法36条5項2号
|
|
|
[概要] 1 手続の経緯
原告は,発明の名称を「パルスオキシメータおよびパルスオキシメータの中の
プロセッサ」とする特許第3363150号(1992年3月5日国際出願
〔優先日:1991年3月7日,米国〕,平成14年10月25日設定登録。
以下「本件特許」という。登録時の請求項の数は27である。)の特許権者で
ある。
本件特許について特許異議の申立てがなされた(異議2003-70832
号)ところ,原告は,平成16年6月18日,本件特許に係る明細書(以下
「本件明細書」という。)を訂正する請求をした(なお,原告は,平成17年
5月16日,上記訂正に係る訂正請求書を補正した。以下,この補正後の訂正
を「本件第1訂正」という。)。特許庁は,審理の結果,平成17年6月30
日,「訂正を認める。特許第3363150号の請求項1ないし5,10ない
し19,20ないし27に係る特許を取り消す。同請求項6ないし9に係る特
許を維持する。」との決定(以下「本件決定」という。)をし,その謄本は,
同年7月19日,原告に送達された。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10492請求棄却
特許取消決定取消請求事件
被告特許庁長官 原告宇部興産株式会社
|
特許法29条の2
|
|
|
[概要] 本件は,原告が有する後記特許に対する異議の申立てに基づき,特許庁が,
上記特許を取り消す旨の決定をしたことから,原告が,その取消しを求めた事
案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10423審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告YKKAP株式会社 原告立山アルミニウム工業株式会社
|
特許法123条1項2号 特許法29条2項 特許法36条6項2号
|
|
|
[概要] 本判決においては,書証等を引用する場合を含め,公用文の用字用語例に従って表記を変えた部
分がある。
本件は,本件発明1~5(後記)について,被告が無効審判請求をしたところ,
特許庁がいずれの特許権をも無効とするとの審決をしたため,原告がその取消しを
求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月12日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成17(ワ)5058請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社トウ・プラス 原告新光ネームプレート株式会社
|
特許法29条2項 特許法29条1項2号 特許法102条2項 特許法29条1項3号
|
|
|
[概要] 本件は,被告製品の生産方法が原告の特許発明の技術的範囲に属し,その製造・
販売が原告の特許権を侵害するとして,原告が,被告に対し,当該特許権に基づく
被告製品の製造・販売の差止め並びに不法行為に基づく損害賠償及び民法所定の遅
延損害金の支払を求めたのに対し,被告が,当該特許権の新規性又は進歩性欠如に
よる無効を主張して争った事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成18年5月11日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成17(ワ)26020請求棄却
損害賠償請求事件
被告日本ビーンズ株式会社 原告A
|
民法709条 著作権法114条4項 著作権法114条3項
|
|
|
[概要] 本件は,別紙原告絵画目録の絵画(以下「原告絵画」という )を描いた亡。
B(以下「亡B」という )からその著作権及び同著作権若しくは著作者人格。
権侵害により生じた損害賠償請求権を相続により取得した原告が,被告が製造
販売した豆腐のパッケージにおいて,原告絵画を亡Bに無断で複製して使用し
たのみならず,亡Bが江戸時代の画家であるかのような虚偽の氏名表示をした
として,被告に対し,原告絵画の著作権侵害及び原告絵画についての著作者人
格権(氏名表示権)侵害等に基づく損害賠償請求として合計2億7640万8
264円のうち2000万円の支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成18年5月11日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
|
平成18(ネ)10006一部認容
著作権侵害差止等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人ジー・エル・エー総合本部
|
著作権法112条1項 著作権法114条2項
|
|
|
[概要] 1 事案の要旨
本件は,故高橋信次こと高橋春雄(以下「高橋信次」という )の相続人か。
ら,高橋信次の著作物に関する著作権の信託を受けた被控訴人が,控訴人にお
いて原判決別紙著作物目録記載Ⅰ及びⅡの高橋信次の著作物に関する著作権を
侵害しているとして,控訴人に対し,著作権法112条1項,2項に基づき,
その侵害行為の差止め等(原判決主文第1項及び第2項と同旨)を求めるとと
もに,民法709条に基づき,損害賠償(131万7708円及びこれに対す
る平成17年6月24日から支払済みまで年5分の割合による金員)の支払を
求めている事案である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年5月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10840審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告ユニ・チャーム株式会社
|
商標法4条1項11号
|
|
|
[概要] 本件は,原告が商標登録出願をしたところ,拒絶査定を受けたので,これに
対する不服の審判請求をしたが,特許庁が請求不成立の審決をしたことから,
その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10538請求棄却
特許取消決定取消請求事件 (薄板状ワーク搬送用ハンド)
被告特許庁長官中嶋誠 原告株式会社ダイヘン
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本判決においては,書証等を引用する場合を含め,公用文の用字用語例に従って表記を変えた部
分がある。
本件は,発明の名称を「薄板状ワーク搬送用ハンド」とする後記本件発明の特許
権者である原告が,特許異議の申立てを受けた特許庁により本件特許を取り消す旨
の決定がされたため,同決定の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年5月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10475審決取消訴訟
審決取消請求事件 (柔軟性拡張可能ステント)
被告テルモ株式会社 原告メディノールリミティド
|
特許法181条
|
|
|
[概要] 本件は,特許を無効とする審決の取消しを求める事件であり,原告は無効とされ
た特許の特許権者,被告は無効審判の請求人である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年5月9日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成18(ワ)2440
商標権確認等請求事件
被告アンデス商事株式会社 原告株式会社アンデス
|
|
|
|
[概要] 本件は,原告が被告に対し,被告から別紙商標権目録1ないし4記載の各商
標権(以下「本件各商標権」という。)につきそれぞれ持分4分の1の譲渡を
受けたとして,同持分に係る移転登録手続を請求する事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10701審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告オムロン株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本件は,原告が後記発明につき特許出願をしたところ,特許庁から拒絶査定
を受けたため,これを不服として審判請求をしたが,請求不成立の審決を受け
たことから,その取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
実用新案権
平成18年4月27日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成15(ワ)13028請求棄却
実用新案権侵害差止等請求事件
被告株式会社古川 原告久鼎金屬實業股份有限公司
|
実用新案法29条1項 実用新案法29条の2
|
実用新案権 | 24回 | 侵害 | 7回 | 実施 | 2回 | 損害賠償 | 2回 |
|
|
[概要] 本件は,被告による,いわゆるキックスケーターの輸入販売行為について,
原告の有する実用新案権を侵害することを理由とする損害賠償請求訴訟である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 大阪地方裁判所
▶概要
|
平成16(ワ)7539一部認容
損害賠償等請求事件
被告有限会社サンクス製薬 原告株式会社メディオン・
|
民事訴訟法248条
|
|
|
[概要] 本件は,原告と被告が製造委託契約を締結し,この契約に基づいて被告にお
いて2剤混合の用事調整型CO 含有粘性組成物製剤を製造し,これを原告に2
納入していたところ,原告が,被告が上記契約に違反したとして,被告に対し,
上記契約に基づいて,上記製剤の製造販売の差止めを求め,また,上記契約の
債務不履行に基づき,損害(逸失利益及び無形損害)の賠償を求めた事案であ
る。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10709審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告富士電機システムズ株式会社 原告住友重機械工業株式会社
|
特許法17条の2 特許法29条2項 民事訴訟法61条 特許法41条
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
, , 「 」原告は 平成10年8月28日 発明の名称を 透明材料のマーキング方法
(特許法41条に基づく優先権主張平成9年9とする発明につき特許出願をし
,平成13年2月22日付け手続補正書月26日。以下「本件出願」という。)
(甲10)及び同年8月17日付け手続補正書による補正を経て,同年9月1
( ) ( 。4日に設定登録 特許第3231708号 を受けた 請求項の数は4である
以下「本件特許」という。また,平成13年8月17日付け手続補正書による
補正を「本件補正」といい,同補正後の明細書及び図面を「本件明細書」とい
う 。。)
被告は,平成17年3月1日,本件特許を無効にすることについて審判を請
求した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10223
特許取消決定取消請求事件 (酸性水中油型乳化調味料)
被告特許庁長官中嶋誠 原告キユーピー株式会社
|
特許法36条4項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「酸性水中油型乳化調味料」とする特許第34433
99号の特許(平成12年11月17日出願,平成15年6月20日設定登録。
以下「本件特許」という。請求項の数は2である。)の特許権者である。本件
特許に対して特許異議の申立てがなされたので,特許庁は,これを異議200
3-73277号事件として審理した。その過程において,原告は,平成16
年7月28日,本件特許に係る明細書の特許請求の範囲の訂正(以下「本件訂
正」という。)の請求をした(以下,本件訂正後の明細書を「本件明細書」と
いう。)。特許庁は,審理の結果,平成16年8月17日,「訂正を認める。
特許第3443399号の請求項1,2に係る特許を取り消す。」との決定
(以下「本件決定」という。)をし,同年9月6日,本件決定の謄本を原告に
送達した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10462審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (水硬性組成物)
被告特許庁長官中嶋誠 原告太平洋セメント株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成13年5月29日,発明の名称を「水硬性組成物」とする発明
について特許出願(特願2001-161282号,以下「本件出願」とい
う。)をしたが,平成14年12月5日に拒絶の査定を受けたので,平成15
年1月7日,拒絶査定不服の審判請求をした。特許庁は,同請求を不服200
3-357号事件として審理した結果,平成17年3月28日,「本件審判の
請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は,同年4月12日,原告
に送達された。
2 平成17年2月10日付けの手続補正書によって補正された明細書(以下
「本件明細書」という。)の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本
願発明」という。)の要旨
( ) ブレーン比表面積2,500~5,000cm /gのセメント粒子101 2
0重量部と,
( ) BET比表面積5~25m /gの微粒子10~40重量部と,2 2
( ) ブレーン比表面積3,000~30,000cm /gで,かつ上記セメ3 2
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10763審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告田辺製薬株式会社 原告株式会社すこやか工房
|
商標法4条1項11号
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,「源気ウコン」の文字を標準文字により表してなり,指定商品を第
29類「ウコンを主原料とする粉末状・錠剤状・顆粒状・粒状・カプセル状・
液状の加工食品」とする登録第4788761号商標(平成16年4月23日
登録出願,同年7月23日設定登録。以下「本件商標」という。)の商標権者
である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10714審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告株式会社ミツカングループ本社 原告古内亀治朗商店株式会社
|
商標法3条1項6号 商標法3条1項3号 商標法3条1項 商標法26条
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,「クエン酸サイクル」の文字を横書きしてなり,指定商品を第29
類「食肉,食用魚介類(生きているものを除く。),肉製品,加工水産物,豆,
加工野菜及び加工果実,卵,加工卵,乳製品,食用油脂,カレー・シチュー又
はスープのもと,なめ物,お茶漬けのり,ふりかけ,油揚げ,凍り豆腐,こん
にゃく,豆乳,豆腐,納豆,食用たんぱく」とする商標登録第4330205
号商標(平成8年7月26日商標登録出願,平成11年9月3日登録審決,同
年10月29日設定登録,以下「本件商標」という。)の商標権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10623請求棄却
特許取消決定取消 (化学増幅型ポジ型レジスト用基材樹脂及びそれを1用いたレジストパターン形成用溶液)
被告特許庁長官中嶋誠 原告東京応化工業株式会社
|
特許法44条2項 特許法36条4項 特許法44条1項 特許法29条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
( ) 原告は,発明の名称を「化学増幅型ポジ型レジスト用基材樹脂及びそれを1
用いたレジストパターン形成用溶液」とする特許第3416876号発明
(平成7年10月30日にした出願〔特願平7-305113号,以下,
「原出願」といい,「親出願」ともいう。〕の一部につき分割出願〔特願2
000-91921号,以下「子出願」という。〕し,さらに,平成13年
5月7日にその一部を分割出願〔特願2001-136724号,以下,
「本件出願」といい,「孫出願」ともいう。〕した上,平成15年4月11
日,特許第3416876号として設定登録〔以下,この特許を「本件特
許」という。〕されたもの)の特許権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10546審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (ハーフトーン型位相シフトマスクブランク及びハーフトーン型位相シフトマスク)
被告特許庁長官中嶋誠 原告HOYA株式会社
|
特許法29条2項 特許法159条2項
|
進歩性 | 48回 | 審決 | 43回 | 実施 | 14回 | 新規性 | 14回 |
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成9年6月27日にした特許出願(特願平9-171322号,
以下「原出願」という。)の一部を分割して,平成12年11月27日,発明
の名称を「ハーフトーン型位相シフトマスクブランク及びハーフトーン型位相
シフトマスク」とする新たな特許出願(特願2000-359959号,以下
「本件出願」という。)をしたが,平成15年6月6日付けで拒絶査定を受け
たので,同年7月31日,拒絶査定に対する不服審判(以下「本件審判」とい
う。)を請求した。特許庁は,これを不服2003-14834号事件として
審理した上,平成17年4月18日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との審決をし,同審決の謄本は,同年5月30日,原告に送達された。
2 発明の要旨
(1) 平成15年2月17日付け手続補正書による補正(以下「本件補正」とい
う。)前の本件出願の願書に添付した明細書(甲2の1)の特許請求の範囲
の請求項1に記載された発明(以下「補正前発明」という。)の要旨
透明基板と,この透明基板上に形成されたハーフトーン材料膜と,このハ
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10463審決取消訴訟請求棄却
審決取消 (水硬性組成物)
被告特許庁長官中嶋誠 原告太平洋セメント株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成13年5月29日,発明の名称を「水硬性組成物」とする発明
について特許出願(特願2001-161284号,優先権主張同年3月8日,
以下「本件出願」という。)をしたが,平成14年12月5日に拒絶の査定を
受けたので,平成15年1月7日,拒絶査定不服の審判請求をした。特許庁は,
同請求を不服2003-358号事件として審理した結果,平成17年3月2
8日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,その謄本は,同
年4月12日,原告に送達された。
2 平成17年2月10日付けの手続補正書によって補正された明細書(以下
「本件明細書」という。)の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本
願発明」という。)の要旨
( )ブレーン比表面積2,500~5,000cm /gのセメント100重A 2
量部と,( )BET比表面積5~25m /gの微粒子10~40重量部と,B 2
( )ブレーン比表面積3,000~30,000cm /gで,かつ上記セメC 2
ントよりも大きなブレーン比表面積を有する無機粒子20~55重量部と,
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年4月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10764審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告田辺製薬株式会社 原告株式会社すこやか工房
|
商標法4条1項11号
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
被告は,「源気」の文字を大きく横書きし,その上段に「げんき」の文字を
振り仮名風に小さく併記した構成からなり,指定商品を第5類「薬剤」とする
登録第4371626号商標(平成10年8月6日登録出願,平成12年3月
31日設定登録。以下「本件商標」という。)の商標権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成17(ワ)7366請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告有限会社アルタック
A
ら 原告株式会社ファニー
コスモフアニー株式会社
ら
|
不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項8号 特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本件は,
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成17(ワ)14066請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告共立工業株式会社 原告A
株式会社オカドラ
ら
|
特許法70条1項 特許法36条5項2号 特許法100条1項 特許法102条1項
|
|
|
[概要] 本件は 乾燥装置に関する特許権 後記1(1)ア 以下 本件特許権1 とい, ( , 「 」
う 回転巻上羽根を有する乾燥装置に関する特許権 後記1(1)イ 以下 本。), ( , 「
」 。) ( ,件特許権2 という 及び被乾燥物の乾燥方法に関する特許権 後記1(1)ウ
以下「本件特許権3」といい,これらの特許権を併せて「本件各特許権」とい
う )を有する原告A(以下「原告A」という )及び同人から本件各特許権に。 。
ついて独占的通常実施権の許諾を受けている原告株式会社オカドラ(以下「原
告オカドラ という が 被告に対し 被告が製造・販売している別紙物件目」 。) , ,
録記載2ないし5の乾燥装置(以下,同目録記載の各乾燥装置について,同目
録の記載に従い イ号物件 ロ号物件 ハ号物件 及び ニ号物件 とい,「 」,「 」,「 」 「 」
い これらを併せて 被告各物件 という が 本件特許権1及び2の特許請, 「 」 。) ,
求の範囲第1項の発明の技術的範囲に属し,また,被告各物件が,本件特許権
3の特許請求の範囲第1項の発明の使用にのみ用いるものであるとして,以下
の請求をしている事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成16(ワ)20636請求棄却
特許権侵害差止等
被告株式会社ツガミ 原告シチズン時計株式会社
|
特許法101条2号 特許法101条3号 特許法36条3項 特許法101条4号
|
実施 | 30回 | 侵害 | 17回 | 無効 | 16回 | 間接侵害 | 14回 |
|
|
[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告製品が第1ないし第4特許発明の技術的範囲
に属すると主張して,特許法100条に基づく差止め及び廃棄(ただし,本訴提起
時に期間満了していた第2特許を除く。)並びに不法行為に基づく損害金,民法所
定の遅延損害金の支払,及び不当利得に基づく利得金の返還,民法所定の遅延損害
金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成16(ワ)8508請求棄却
損害賠償等請求事件
被告三洋電機株式会社 原告有限会社三輪サイエンス研究所
|
特許法65条1項 特許法29条2項 特許法36条4項1号 特許法36条6項
|
|
|
[概要] 本件は,還流式電気掃除機に関する特許権を有する原告が,別紙物件目録記
載1ないし6の各製品(以下,同目録中の番号に従って「被告製品1」ないし
「被告製品6」という )が当該特許権の特許請求の範囲請求項1及び2の発。
明の技術的範囲に属するとして,被告に対し,平成11年9月1日から当該特
許権の設定の登録の日である平成14年8月23日までの間の被告製品1ない
し3の製造及び販売について,特許法65条1項に基づき,一部請求として,
- -2
補償金の支払を求めるとともに,当該特許権の設定の登録の日の翌日である同
月24日から平成16年2月29日までの間の被告製品3ないし6の製造及び
販売について,民法709条に基づき,一部請求として,当該特許権の侵害に
よる損害(遅延損害金を含む )の賠償を求めた事案である。。
▶判決の詳細
|
不正競争
平成18年4月26日 東京地方裁判所
▶概要
|
平成16(ワ)9869請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社アミューズ
ティーアイジー株式会社 原告株式会社トリオ
|
不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条1項 不正競争防止法4条
|
|
|
[概要] - -2
本件は,別紙原告商品目録記載の鞄(以下「原告商品」という )を販売し。
ていた原告が,別紙被告商品目録記載の鞄(以下「被告商品」という )を販。
売していた被告株式会社アミューズ(以下「被告アミューズ」という )及び。
被告商品を輸入していた被告ティーアイジー株式会社(以下「被告ティーアイ
ジー」という )に対し,被告商品が原告商品の形態を模倣したものであり,。
被告らの行為は不正競争防止法2条1項3号の不正競争に該当するとして,同
号及び同法4条に基づき,不正競争による損害(遅延損害金を含む )の賠償。
を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
著作権
平成18年4月26日 大阪高等裁判所
▶概要
|
平成17(ネ)2410控訴棄却
著作権侵害差止等
被告)株式会社ゴルフダイジェスト社被控訴人(1審
)B 控訴人(1審原告)A
(1審原告)株式会社ワールドウイング(以下「
会社」という。)
ら 被控訴人(1審被告)株式会社ゴルフダイジェスト社
(1審被告)B
|
民法723条 不正競争防止法2条1項1号 著作権法27条 著作権法115条
|
|
|
[概要] 1 本件は 「初動負荷理論」と称するトレーニング理論を開発したスポーツト,
レーナーである控訴人A及び同人の経営する株式会社である控訴人会社が,被
控訴人会社発行の雑誌「チョイス」に掲載された被控訴人B解説の記事(本件
記事)は,①控訴人Aの著作権(複製権)及び著作者人格権(氏名表示権)を
侵害し,②控訴人らの周知商品等表示に対する混同行為(不正競争防止法2条
1項1号)に該当し,③控訴人A・被控訴人会社間の執筆契約の附随義務の債
務不履行に該当し,④控訴人らの名誉・信用を毀損する不法行為に該当すると
, , , 「 」 ,主張して 損害賠償の支払 謝罪広告の掲載 雑誌 チョイス の販売差止め
回収及び廃棄を求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10388審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告Y 原告株式会社梅本鋼商
|
特許法123条1項4号 特許法29条2項 特許法123条1項2号
|
|
|
[概要] 本判決においては 「耐磨耗性」を「耐摩耗性 「具え」を「備え」と統一して表記し,その他, 」,
書証等を引用する場合を含め,公用文の用字用語例に従って表記を変えた部分がある。
本件は,原告の有する「点字鋲,及びその製造方法」に係る本件特許(後記)に
ついて,被告が無効審判請求をしたところ,特許庁は,本件特許の請求項1~5の
うち,1~4に係る発明は引用刊行物等に基づき当業者が容易に想到し得たもので
あるとしてこれを無効とするとの審決をしたため,原告がその無効成立部分の取消
しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10399一部認容
特許取消決定取消
被告特許庁長官中嶋誠 原告富士写真フイルム株式会社
|
特許法29条2項 特許法29条1項3号
|
|
|
[概要] 本件は,後記本件発明の特許権者である原告が,特許異議の申立てを受けた特許
庁から請求項1,2,4,7,8,17ないし20,22ないし24,28ない
し30,34ないし36に係る特許を取り消す旨の決定を受けたため,同決定の取
消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10396審決取消訴訟請求棄却
審決取消
被告特許庁長官中嶋誠 原告SMC株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 本判決においては,書証等を引用する場合を含め,公用文の用字用語例に従って表記を変えた部
分がある。
本件は,原告が,本願発明の特許出願をしたところ,拒絶査定を受け,これを不
服として審判請求をしたが,審判請求は成り立たないとの審決がされたため,同審
決の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
|
商標権
平成18年4月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10851審決取消訴訟
審決取消
被告株式会社永谷園 原告日本製茶株式会社
|
商標法3条1項3号 商標法3条1項6号 商標法4条1項16号
|
|
|
[概要] 本件は,商標登録に対する無効審判請求を不成立とした審決の取消しを求める事
件であり,原告は無効審判の請求人,被告は商標権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10597審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (改良された獲得性能を有する吸収性コア及びそれらを含む吸収製品)
被告特許庁長官中嶋誠 原告ザ・プロクター・アンド・
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成9年3月18日(優先権主張1996年3月22日,米国)に,
発明の名称を「改良された獲得性能を有する吸収性コア及びそれらを含む吸収
製品」とする国際特許出願(特願平9-533642号,以下「本件出願」と
いう。)をした。その後,原告は,本件出願に関して,平成13年4月3日発
送の拒絶理由通知を受けたので,同年7月3日付けで手続補正(以下「本件補
正」といい,この補正後の本件出願に係る明細書及び図面を「本願明細書」と
いう。)をしたが,平成14年4月3日付け(同年4月16日発送)の拒絶査
定を受けた。原告は,上記拒絶査定を不服として,同年7月15日に審判を請
求し,特許庁は,この請求を不服2002-13187号事件として審理した
上,平成17年3月22日,「本件審判の請求は成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同年4月5日,原告に送達
された。
2 特許請求の範囲(本件補正後の請求項1。以下,この発明を「本願発明1」
という。)
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10559審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (データ処理方法およびデータ処理装置)
被告特許庁長官 原告三洋電機株式会社
|
特許法29条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,平成6年11月29日,発明の名称を「データ処理方法およびデー
タ処理装置」とする特許出願(特願平6-295019号,以下「本願」とい
う )をしたが,特許庁は,平成13年9月18日,本願について拒絶査定を。
した。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10558審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (現像原液の希釈装置)
被告株式会社ケミテック 原告長瀬産業株式会社
株式会社平間理化研究所
ナガセケムテックス株式会社
ら
|
特許法181条2項
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告らは,昭和62年2月10日に特許出願された特願昭62-30037
号(以下「原出願」という。)の一部を平成7年1月30日に新たな特許出願
とした,発明の名称を「現像原液の希釈装置」とする特許第2751849号
の特許(平成10年2月27日設定登録。以下「本件特許」という。発明の数
は1である。)の特許権者である。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10404審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (超音波式流量計)
被告特許庁長官中嶋誠 原告松下電器産業株式会社
|
特許法29条2項 民事訴訟法61条
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「超音波式流量計」とする発明につき,平成7年5月
19日,特許を出願(平成7年特許願第120977号,以下「本願」という。
請求項の数は4である。)し,平成16年4月23日付け手続補正書により明
細書の補正を行ったが,同年9月22日付けの拒絶査定を受け,同年10月2
8日,不服の審判請求を行った。
特許庁は,この審判請求を不服2004-22317事件として審理し,そ
- -2
の結果,平成17年2月21日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との
審決をし,同年3月8日,審決の謄本が原告に送達された。
2 特許請求の範囲
平成16年4月23日付け手続補正書による補正後の本願の明細書及び図面
(以下「本願明細書」という。)に記載された請求項1に係る発明(以下「本
願発明」という。)は,下記のとおりである。
▶判決の詳細
|
特許権
平成18年4月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
|
平成17(行ケ)10185審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (高透過率プリズムビームエキスパンダを備える狭帯域化装置)
被告特許庁長官中嶋誠 原告サイマーインコーポレイテッド
|
特許法29条2項 民事訴訟法61条
|
|
|
[概要] 1 特許庁における手続の経緯
原告は,発明の名称を「高透過率プリズムビームエキスパンダを備える狭
帯域化装置」とする発明につき,平成11年9月28日(パリ条約による優
先日平成10年9月28日,米国),特許を出願(平成11年特許願第27
4545号,以下「本願」という。請求項の数は14である。)し,平成1
2年7月17日付け手続補正書により明細書の補正をしたが,平成13年9
月26日付けの拒絶査定を受け,平成14年1月4日,不服の審判請求を行っ
た。
特許庁は,この審判請求を不服2002-99号事件として審理した。審
理の過程で,原告は,平成14年2月4日付け手続補正書を提出したが,特
許庁は,審理の結果,平成15年9月29日,上記手続補正を却下した上で
「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決をし,同年10月14日,審
決の謄本が原告に送達された。
2 特許請求の範囲
平成12年7月17日付け手続補正書による補正後の本願の請求項1に係る
▶判決の詳細
|