権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10077審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (水洗便器)
被告TOTO株式会社富岡英次 原告パナソニック株式会社川端さとみ
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特許法134条の2 特許法164条の2 特許法36条6項1号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とした審決に対する取消訴訟である。争点は,
①訂正要件(特許法134条の2第1項1号,同9項で準用する同法126条5項・
6項)の充足の有無,②サポート要件(特許法36条6項1号)及び明確性要件(同
項2号)の充足の有無,③進歩性判断(発明の要旨認定,引用発明の認定,相違点
の認定,相違点の判断)の是非である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10272審決取消
行政訴訟 特許権 (自己乳化性の活性物質配合物およびこの配合物の使用)
被告特許庁長官松浦新司 原告アッヴィ・ドイチュラント・ゲー・エム・
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特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法126条5項
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実施 | 87回 | 審決 | 71回 | 進歩性 | 11回 | 拒絶査定不服審判 | 4回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,進歩性判断の当否(①相違点の看過,②相違点判断の誤り)及び
③手続違反の有無である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10134審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社タニタ奥村直樹 原告オムロンヘルスケア株式会社木村剛大
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商標法4条1項11号 商標法6条3項 商標法6条1項 商標法1条
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[概要] 本件は,商標登録無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点は,
商標法4条1項11号該当性(指定商品の類似性)である。
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特許権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10090審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (盲鋲素子及びその使用)
被告特許庁長官冨岡和人 原告X1
X2柳橋泰雄
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特許法29条2項 特許法36条4項1号
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[概要] 本件は,特許拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点
は,進歩性判断の当否である。
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著作権
平成28年2月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10115控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件,同附帯控訴事件
控訴人兼附帯被
株式会社メディアジャパン 被控訴人兼附帯控訴人有限会社アートステーション
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著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 訴訟の概要
⑴ 本件は,被控訴人が,控訴人及び附帯被控訴人は,原判決別紙被告商品目録
記載の各DVD商品(以下「控訴人商品」という。)を輸入,複製及び頒布し,被控
訴人の著作権(複製権及び譲渡権)を侵害していると主張して,控訴人及び附帯被
控訴人に対し,著作権法112条1項に基づき,控訴人商品の輸入,複製及び頒布
の差止めを求めるとともに,民法709条に基づき,連帯して,前記著作権侵害に
係る著作権法114条2項による損害賠償金405万円及びこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成26年3月14日から支払済みまで年5分の割合による遅延
損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月16日 東京地方裁判所 棄却
▶概要
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平成26(ワ)17390請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (ヘリコバクター・ピロリへの感染を判定する検査方法及び検査試薬)
被告富士レビオ株式会社三井睦貴 原告わかもと製薬株式会社佐合俊彦
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特許法29条の2 特許法102条2項 特許法104条の3 特許法134条の2
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[概要] 本件は,発明の名称を「ヘリコバクター・ピロリへの感染を判定する検査方
法及び検査試薬」とする特許権を有する原告が,被告に対し,被告による被告
製品1及び2の輸入等が特許権侵害に当たると主張して,①特許法100条1
項及び2項に基づく被告製品1及び2の輸入等の差止め及び廃棄,②民法70
9条及び特許法102条2項に基づく損害賠償金1億円(内金請求)及びこれ
に対する不法行為の後の日である平成26年1月1日から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月16日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22603一部認容
損害賠償請求事件
被告日鉄住金物産マテックス株式 原告株式会社ジャパンコーラー角田政芳
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著作権法114条2項 著作権法114条の5
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[概要] 本件は,別紙カタログ目録記載1のカタログ(以下「原告カタログ」とい
う。)の著作権者である原告が,同目録記載3のカタログ(以下「被告カタロ
グ」という。)を被告が作成,配布した行為が原告の著作権(編集著作物であ
る原告カタログ全体並びにこれに掲載された文章及び図表に係る複製権又は翻
案権及び譲渡権)並びに著作者人格権(氏名表示権及び同一性保持権)の侵害
に当たると主張して,被告に対し,民法709条及び著作権法114条2項,
3項に基づき,損害賠償金の一部である1000万円及びこれに対する不法行
為の後である平成25年11月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月15日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)17362請求棄却
損害賠償請求事件
被告A 原告株式会社ティアラ
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[概要] 1 本件は,美容室を経営する原告が,かつて原告の従業員の地位にあった被告
に対し,被告が原告の顧客情報を盗み出したことが,被告による原告の営業秘密の
不正取得行為(不正競争防止法〔以下「不競法」という。〕2条1項4号)に当た
り,原告は,同行為により営業上の利益を侵害されたと主張して,不正競争による
損害賠償請求権(不競法4条)に基づき,損害賠償金375万円及びこれに対する
訴状送達の日の翌日である平成27年9月7日から支払済みまでの民法所定年5分
の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10072審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (電気自動車の発電システム)
被告特許庁長官 原告X
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特許法29条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年1月28日,発明の名称を「電気自動車の発電システ
ム」とする発明について,特許出願をした(請求項数1。特願2013-2710
6号。以下「本願」という。甲1)。
(2) 特許庁は,平成25年12月13日付けで拒絶査定をしたため(甲5),原
告は,平成26年4月7日,これに対する不服の審判を請求した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年2月10日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10086控訴棄却
文書返還請求控訴事件
控訴人X 被控訴人新日鉄住金ソリューションズ株式会社
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特許法35条3項 特許法2条1項 著作権法15条 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,被控訴人の従業員であった控訴人が,被控訴人に対し,①本件各文
書に係る著作権,著作者人格権及び付帯する全ての知的財産法に定められた権利を
有することの確認,②所有権に基づく本件各文書の返還を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10180審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告株式会社アイフォーレ 原告養命酒製造株式会社
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号
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[概要] 1 本件は,被告が有する商標権について,原告が商標法4条1項11号,15
号を理由に無効審判請求をしたところ,特許庁が審判請求は成り立たないとの審決
をしたため,原告が審決の取消を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10132審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社カムイワークスジャパン 原告株式会社中条
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商標法4条1項7号 商標法4条1項10号 商標法4条1項19号 商標法36条1項
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[概要] 1 本件は,被告が有する商標権について,原告が商標法4条1項7号及び10
号を理由に無効審判の請求をしたところ,特許庁が「本件審判の請求中,商標法第
4条第1項第10号を理由とする請求は却下する。その余の請求は,成り立たない。」
との審決をしたため,原告が,審決のうち,商標法4条1項7号を理由とする請求
は成り立たないとの部分の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月9日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10109請求棄却
損害賠償請求控訴事件 (発光ダイオード)
控訴人兼附帯被
日亜化学工業株式会社 被控訴人兼附帯控訴人株式会社立花エレテック
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法4条 民法709条 特許法2条3項1号
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[概要] 一審被告は,発明の名称を「発光ダイオード」とする発明に係る特許(特許第4
530094号)の特許権者であるところ,一審原告が,原判決別紙物件目録記載
1及び2の各製品の輸入,譲渡又は譲渡の申出を行っており,一審原告による当該
輸入,譲渡又は譲渡の申出が上記特許権の侵害に当たるとして,一審原告に対し特
許権侵害訴訟を提起するとともに,原判決別紙プレスリリース目録に記載のとおり
のプレスリリースを一審被告のウェブサイト上に掲載した。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成28年2月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)34227請求棄却
損害賠償請求事件 (グループベースのサブキャリア割当による多重キャリア通信)
被告日本電気株式会社本多広和 原告アダプティックスインコーポレイテッド隈部泰正
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特許法102条3項 特許法101条5号
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[概要] 本件は,発明の名称を「グループベースのサブキャリア割当による多重キャ
リア通信」とする特許権を有する原告が,被告による別紙物件目録記載の基地
局装置(以下「被告製品」という。)の製造,販売等は原告の特許権を侵害し,
又は侵害するものとみなされると主張して,被告に対し,不法行為に基づき,
民法709条及び特許法102条3項に基づく損害賠償金の一部として1億円
及びこれに対する不法行為後である平成27年1月9日(訴状送達の日の翌
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求
める事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年2月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)8132一部認容
損害賠償請求事件 (エアウィーヴ四季布団和匠(わしょう))
被告株式会社エアウィーヴホールディングス
株式会社エアウィーヴャリング
株式会社エアウィーヴマニュファクチ 原告西川産業株式会社
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商標法3条1項3号 商標法4条1項11号 商標法38条3項 特許法104条の3
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[概要] 本件は,「なごみ」の文字を横書きしてなり,指定商品をマットレス,布
団等とする別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」といい,その
登録商標を「本件商標」という。)を有する原告が,被告らに対し,被告ら
による別紙被告ら標章目録記載の各標章(以下,それぞれを同目録の番号に
より「被告ら標章1」などといい,これらを「被告ら各標章」と総称す
る。)の使用が本件商標権の侵害に当たる旨主張して,民法719条,70
9条,商標法38条3項に基づき損害賠償金880万円及びこれに対する商
標権侵害行為の後の日である平成27年1月1日から支払済みまで民法所定
の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10098審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (地盤強化工法)
被告鹿島建設株式会社弓削田博 原告X
日本知財開発株式会社
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特許法36条4項 特許法29条2項 特許法36条6項2号 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,被告の特許無効審判請求により原告らの特許を無効とした審決の取消訴
訟である。争点は,①明確性要件違反の有無,②実施可能要件違反の有無,③新規
性の有無,④進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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民事訴訟
平成28年2月8日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)6310一部認容
商標権侵害差止等請求
被告株式会社でき太の会 原告株式会社システムラーニングインステイテユート
P1
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商標法38条2項 著作権法114条2項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,算数・数学のプリント教材を開発・作成してその著作権を有する原
告株式会社システムラーニングインステイテユート(以下「原告会社」とい
う。)と別紙商標権目録記載の商標(以下「原告商標」という。)の商標権者
である原告P1が,従前,被告代表者P2との間で,同人に対して学習塾向け
に同教材の販売を委託する契約を締結するとともに,同教材を複製し,原告商
標と同一又は類似の商標を付して一般家庭に販売することを許諾する内容の契
約を締結していたが,P2による債務不履行行為又は信頼関係破壊行為を理由
として,P2との間で締結した契約をいずれも解除したことから,これら契約
解除後のP2及びP2の事業を承継した被告による同教材の複製販売行為は,
原告らの著作権侵害及び商標権侵害に当たると主張して,被告に対し,これら
侵害行為の差止め,被告の教材の廃棄等並びに著作権侵害及び商標権侵害の不
法行為に基づく損害賠償請求として,上記の解除後である平成16年8月1日
から本件訴訟提起日である平成26年7月8日までの間に原告らに生じた83
1万円の損害賠償金及びこれに対する上記不法行為期間後の平成26年7月3
▶判決の詳細
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不正競争
平成28年2月5日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)29417請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告スケーター株式会社 原告株式会社ビリーブ
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民法709条 不正競争防止法1条1項1号
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[概要] 1 本件は,別紙1の上段の番号1ないし34の商品及びこれらの各商品に別紙
2のようにケースを付属させた形態を有する練習用箸(商品名「エジソンのお
箸」。以下,原告が販売しているこれらの「エジソンのお箸」を総称して「原
告商品」といい,別紙1の上段の各商品を,その付された番号に従って「原
告商品1」ないし「原告商品34」という。)を販売する原告が,別紙被告商
品目録1ないし20記載の商品(商品名「デラックストレーニング箸」。以下,
これらを総称して「被告商品」という。)を製造・販売する被告に対し,原告
商品の形態は周知な商品等表示であるところ,被告商品がこれと同じ形態を有
しており,混同が生じる蓋然性が高いと主張して,不正競争防止法(以下「不
競法」という。)3条1項,2項に基づき,被告商品の製造・販売の差止め及
び廃棄を求めるとともに,民法709条・不競法5条1項に基づいて,損害金
2800万円のうち100万円及びこれに対する不法行為の後の日である平
成26年12月9日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5
分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)8439請求棄却
損害賠償請求事件 (折り曲げ罫線入りプラスチックシート及びその製造方法並びに折り曲げ罫線刃)
被告P2 原告P1
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民事訴訟法6条1項 民事訴訟法61条 不正競争防止法2条1項14号
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特許権 | 13回 | 実施 | 11回 | ライセンス | 8回 | 損害賠償 | 8回 |
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告が被告に対し,「ライセンス秘密契約書」と題する契約書(甲
1)によりされたと主張する契約に基づき,平成11年6月分から平成21年
5月分までの同契約10条2項ただし書による最低使用料として1200万円
の支払を求めるほか,同契約5条に定められた義務に違反したことを理由に債
務不履行又は不法行為に基づく損害賠償として5000万円に加え本件訴訟提
起に要した弁護士費用相当の損害金320万円の合計5320万円の支払と,
これらの合計6520万円に対する訴状送達の日の翌日である平成21年7月
24日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求
めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10070審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (発光装置)
被告特許庁長官髙芳徳 原告シャープ株式会社森田俊雄
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特許法29条2項 特許法41条
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審決 | 44回 | 実施 | 25回 | 進歩性 | 4回 | 拒絶査定不服審判 | 2回 |
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求の不成立審決に対する取消訴訟
である。争点は,進歩性判断(相違点の認定・判断)の誤りの有無である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年2月3日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10035審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (破袋機とその駆動方法)
被告大阪エヌ・イー・ディー・ 原告株式会社大原鉄工所
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成21年2月13日,発明の名称を「破袋機とその駆動方法」と
する発明について特許出願(特願2009-31663号。以下「本件出願」とい
う。平成16年8月24日にした特許出願(特願2004-243744号)の分
割出願)をし,平成21年8月28日,設定の登録(特許第4365885号)を
受けた(請求項の数7。以下,この特許を「本件特許」という。甲2)。
(2) 原告は,平成26年2月28日,本件特許の請求項1,2及び4に係る発明
について特許無効審判を請求し,無効2014-800032号事件として係属し
た。
(3) 特許庁は,平成27年1月27日,「本件審判の請求は,成り立たない。」
との別紙審決書(写し)記載の審決(以下「本件審決」という。)をし,その謄本
は,同年2月5日,原告に送達された。
(4) 原告は,平成27年2月24日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(行ウ)348請求棄却
異議申立却下裁決取消請求事件 (高効率水浄化システム)
被告国 原告ウォーターアイピーエルエルシー
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特許法184条の3 特許法184条の4
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[概要] 1 本件は,原告が,被告に対し,国際特許出願に関する国内書面に係る手続に
つき特許庁長官が平成26年7月4日付けでした同手続を却下する旨の処分に対す
る行政不服審査法(昭和37年法律第160号。以下「行審法」という。)に基
づく異議申立てに関し,特許庁長官が平成26年12月16日付けでした同異議申
立てを却下する旨の決定の取消しを求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)34467請求棄却
特許権侵害行為差止等請求事件 (家畜の人工授精用精子または受精卵移植用卵子の注入器及びその操作方法)
被告全国農業協同組合連合会
株式会社ヤマネテック
エア・ウォーター・マッハ株式会社 原告一般社団法人家畜改良事業団
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特許法104条の3 特許法29条2項 特許法100条1項 特許法36条6項1号
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無効 | 37回 | 実施 | 20回 | 特許権 | 17回 | 無効審判 | 11回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「家畜の人工授精用精子または受精卵移植用卵子の注
入器及びその操作方法」とする特許第3361778号に係る特許権(以下「本
件特許権」といい,その特許を「本件特許」という。また,その願書に添付した
明細書〔訂正審判事件(訂正2015-390076)の平成27年8月4日付
け審決(同月13日確定)により訂正されたもの。別紙訂正明細書(甲10の2)
参照〕及び図面〔別紙特許公報(甲2)参照〕を併せて「本件明細書」という。
なお,本件特許は平成15年6月30日以前にされた出願に係るものであるから,
本件特許に係る明細書は特許請求の範囲を含むものである〔平成14年法律第24
号附則1条2号,3条1項,平成15年政令第214号〕。)を有する原告が,別
紙被告製品目録記載の製品(以下「被告製品」という。)は,本件明細書の特許
請求の範囲(以下「本件特許の特許請求の範囲」,又は,単に「特許請求の範
囲」という。)の請求項1記載の発明(以下「本件特許発明」という。なお,特
許が特許無効審判により無効にされるべきものと認められるか否かは,請求項ごと
に判断されるべきであることに鑑み,以下,本件特許のうち同発明に係る特許を
「本件特許発明についての特許」ということがある。)の技術的範囲に属するか
▶判決の詳細
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商標権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)27735一部認容
商号使用禁止等請求事件
被告トラステイル株式会社 原告株式会社トラスティルグループ
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商標法36条1項 民法709条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告に対し,被告がその商号「トラステイル株式会社」
との登記をし,債務の保証等の役務にこれを使用する行為は,原告の保有す
る別紙商標権目録記載の商標権(以下「本件商標権」といい,その商標を
「本件商標」という。)に関し,これと類似する標章である被告の商号を,
同一ないし類似の指定役務である債務の保証等について使用するものである
から,これを侵害するものであるとして商標法36条1項,2項に基づき,
また,原告の商号である「株式会社トラスティルグループ」は原告の周知な
商品等表示であるところ,被告の商号はこれに類似し,混同を生じさせると
して不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号,3条1項,
2項に基づき(上記商標権侵害とは選択的併合),被告の商号の使用禁止
(請求の趣旨第1項),その商号の抹消登記(請求の趣旨第2項),民法7
09条に基づき弁護士費用50万円及びこれに対する被告に対する警告書送
達の日の翌日である平成27年3月20日から民法所定の年5分の割合によ
る遅延損害金の支払(請求の趣旨第3項)を求めた事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)21233
発信者情報開示請求事件
被告ニフティ株式会社 原告A
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著作権法32条1項 著作権法27条 著作権法20条2項4号 著作権法113条6項
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
原告は,「風水」に関するコンサルタント及び執筆活動を行っている者
である。(甲1)
被告は,電気通信事業を営む株式会社である。
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商標権
平成28年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)4627一部認容
商標権侵害行為差止等請求事件
被告ハンターサイト株式会社 原告Aⅰ
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商標法26条1項6号 商標法38条2項 商標法37条1号 商標法36条2項
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商標権 | 68回 | 侵害 | 63回 | 差止 | 23回 | 損害賠償 | 3回 |
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[概要] 1 本件は,別紙4商標権目録記載の商標権(商標登録第5072094号。以
下「原告商標権」といい,原告商標権に係る商標を「原告商標」という。)を有す
る原告が,被告に対し,被告による別紙1被告標章目録記載1ないし11の各標章
(以下,それぞれ「被告標章1」ないし「被告標章11」といい,併せて「被告各
標章」という。)の使用は,商標法37条により原告商標権の侵害とみなされる行
為である旨主張して,同法36条に基づき,被告各標章の使用の差止め及び侵害組
成物の廃棄等を求める(訴状が陳述された後,平成26年5月9日付け訴えの変更
申立書,同年8月27日付け準備書面(3)及び同年10月31日付け準備書面(4)が順
次陳述されたことなど,弁論の全趣旨に照らし,原告の求める差止め及び廃棄等の
請求は,最終的に,前記第1の1ないし4のとおり変更されたものと解するのが相
当であり,被告標章目録記載1ないし4,6ないし8,10及び11の各標章は,
同目録末尾に注記のとおり,鍵括弧内の一連の文字列からなる標章の趣旨とするの
が相当である。)とともに,民法709条及び商標法38条2項に基づき,損害賠
償金770万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年3月13日
から支払済みまでの民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
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特許権
平成28年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10056審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (器用さ獲得装置)
被告特許庁長官 原告X
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特許法52条 特許法158条 特許法29条2項 特許法52条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない事実又は文中掲記の証拠により容
易に認定できる事実)
原告は,発明の名称を「器用さ獲得装置」とする発明について,平成22年10
月22日を出願日とする特許出願(特願2010-251249号。以下「本願」
という。)をした。原告は,平成24年12月6日付けで拒絶理由通知(乙4。以下
「本件拒絶理由通知」という。)を受け,平成25年1月31日付けで意見書を提出
したが,同年3月18日付けで拒絶査定(乙6。以下「本件拒絶査定」という。)を
受けたため,同年6月2日付けで本件拒絶査定に対する不服の審判を請求した。
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商標権
平成28年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10058審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告Y
エノテカイタリアーナ 原告エノテカ株式会社
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商標法4条1項11号 商標法4条1項15号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告Yと被告エノテカイタリアーナ エス.アール.エル.(以下
「被告会社」という。)は,以下の商標(商標登録第5614496号。以
下「本件商標」という。)の商標権者である(甲1の1,3)。
商標の構成 別紙本件商標目録記載のとおり
登録出願日 平成24年12月13日
登録査定日 平成25年7月29日
設定登録日 平成25年9月13日
指定商品 第35類「飲食料品の小売又は卸売の業務において行われる
顧客に対する便益の提供,酒類の小売又は卸売の業務におい
て行われる顧客に対する便益の提供,菓子及びパンの小売又
は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供,ワ
イングラスの小売又は卸売の業務において行われる顧客に対
する便益の提供,かばん類及び袋物の小売又は卸売の業務に
おいて行われる顧客に対する便益の提供,タオル及びハンカ
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商標権
平成28年1月28日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10171審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告大王製紙株式会社
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年10月30日,別紙1記載の構成からなる商標(以下
「本願商標」という。)について,第16類「ティッシュペーパー,トイレ
ットペーパー,その他の紙類」を指定商品として,商標登録出願(商願20
13-85169号。以下「本願」という。)をした。
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特許権
平成28年1月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)24183請求棄却
損害賠償請求事件 (グループベースのサブキャリア割当による多重キャリア通信)
被告エリクソン・ジャパン株式会社岡田淳 原告アダプティックスインコーポレイテッド隈部泰正
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特許法102条3項 特許法101条5号
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[概要] 本件は,発明の名称を「グループベースのサブキャリア割当による多重キャ
リア通信」とする特許権を有する原告が,被告による別紙物件目録記載の基地
局装置(以下「被告製品」という。)の輸入,販売等は原告の特許権を侵害し,
又は侵害するものとみなされると主張して,被告に対し,不法行為に基づき,
民法709条及び特許法102条3項に基づく損害賠償金の一部として1億円
及びこれに対する不法行為後である平成26年9月26日(訴状送達の日の
翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求める事案である。
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特許権
平成28年1月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)12527等請求棄却
特許権侵害差止等請求事件
被告株式会社三和化学研究所
キョーリンリメディオ株式会社 原告日産化学工業株式会社
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特許法29条1項 特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法29条2項
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無効 | 27回 | 特許権 | 18回 | 分割 | 12回 | 無効審判 | 11回 |
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[概要] 本件は,ピタバスタチンカルシウム塩の結晶及びその保存方法に関する2件
の特許権を有する原告が,被告らによる原薬及び製剤の製造販売等が上記各特
許権の侵害に当たる旨主張して,被告らに対し,特許法100条1項に基づき,
その差止めを求める事案である。
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特許権
平成28年1月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)25013請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (メニエール病治療薬)
被告興和株式会社
興和創薬株式会社米山朋宏 原告X吉村祐一
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特許法100条1項 特許法102条2項 特許法29条1項3号
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新規性 | 25回 | 実施 | 18回 | 特許権 | 10回 | 刊行物 | 6回 |
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[概要] 本件は,発明の名称を「メニエール病治療薬」とする特許権を有する原告が,
被告らによる被告製品の製造販売が上記特許権の侵害に当たると主張して,被
告らに対し,①特許法100条1項及び2項に基づき,被告製品の製造等の差
止め及び侵害の予防に必要な行為を,②民法709条及び特許法102条2項
又は3項に基づき,損害賠償金の一部である1億1000万円及びこれに対す
る不法行為の後(訴状送達日の翌日)である平成26年10月3日から支払済
みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める事案であ
る。
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特許権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10066審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (再構成可能命令セル・アレイ)
被告特許庁長官戸島弘詩 原告クアルコムインコーポレイテッド松川直樹
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特許法50条 特許法159条2項 特許法157条2項4号
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[概要] 本件は,特許出願拒絶査定不服審判請求に対する不成立審決の取消訴訟である。
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意匠権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10077控訴棄却
意匠権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社シュゼット 控訴人(原告)Xデザイン事務所こと 被控訴人(被告)株式会社シュゼット
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意匠法6条4項 意匠法37条1項
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[概要] 1 本件は,意匠に係る物品を包装用箱とする意匠登録第1440898号の意
匠権(本件意匠権)を有する原告が,被告に対し,被告による別紙1物件目録記載
の各商品(被告商品)の生産,譲渡,引渡し,譲渡の申出(以下「販売等」という。)
が,本件意匠権を侵害すると主張して,意匠法37条1項に基づき,被告商品の販
売等の差止め,同条2項に基づき,被告商品及びこれに使用した各包装用箱の廃棄,
同法41条に基づき,信用回復の措置として謝罪広告の掲載,並びに,同法39条
3項に基づき,意匠権侵害の不法行為に基づく損害賠償金300万円及びこれに対
する訴状送達の日の翌日である平成26年6月11日から支払済みまでの民法所定
年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
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特許権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10028審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (照明装置)
被告シャープ株式会社 原告X
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特許法29条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成19年7月2日,発明の名称を「照明装置」とする発明につい
て特許出願(特願2007-174629号)をし,平成24年5月18日,設定
の登録(特許第4996998号)を受けた(請求項の数3。以下,この特許を
「本件特許」という。甲5)。
(2) 原告は,平成26年5月30日,本件特許の請求項1に係る発明について特
許無効審判を請求し,無効2014-800089号事件として係属した。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10022控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人X 被控訴人株式会社幻戯書房
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著作権法112条1項 著作権法12条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,別紙書籍目録記載の書籍(以下「本件書籍」という。)
は編集著作物であり,控訴人がその編集著作者であるところ,被控訴人による本件
書籍の複製及び販売は,控訴人の有する編集著作物に係る著作権(複製権,譲渡権)
及び著作者人格権(氏名表示権)を侵害する行為である旨主張して,被控訴人に対
し,①著作権法112条1項に基づき,本件書籍の複製及び販売の差止め,②同条
2項に基づき,本件書籍の廃棄及びその版下データの消去,③著作権及び著作者人
格権侵害の不法行為による損害賠償請求権に基づき,損害金238万円(印税相当
額の損害38万円及び慰謝料200万円の合計額)及びこれに対する不法行為の後
の日である平成25年9月14日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,④同法115条に基
づき,編集著作者としての名誉及び声望の回復措置として謝罪広告等の掲載を求め
た事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成28年1月27日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10202審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (フルオレン誘導体の結晶多形体およびその製造方法)
被告田岡化学工業株式会社田上洋平 原告大阪ガスケミカル株式会社畑郁夫
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特許法36条6項1号 特許法29条1項1号 特許法29条 特許法2条3項1号
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実施 | 348回 | 審決 | 89回 | 無効 | 14回 | 進歩性 | 10回 |
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[概要] 本件は,特許に対する無効審判請求を不成立とした審決の取消訴訟である。争点
は,①サポート要件違反(特許法36条6項1号)についての判断の当否,②実施
可能要件違反(同法36条4項1号)についての判断の当否,③進歩性(同法29
条2項)判断の当否,並びに,④新規性(同法29条1項,公然実施及び公知の有
無)判断の当否である。
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10106控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人株式会社エービープロモーション 被控訴人Y
株式会社オフィス・ミカワ
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[概要] 1 本件は,芸能プロダクションである控訴人が,①芸能人である被控訴人Y₁
と専属的所属契約を締結していたところ,被控訴人Y₁が同契約を一方的に破棄し
て独立し,被控訴人会社も被控訴人Y₁と共同して上記独立を敢行したとして,被
控訴人らに対し,債務不履行に基づく損害賠償金(移籍金相当額)1億3554万
8125円及びこれに対する請求の日の翌日である平成25年4月24日から支払
済みまで商事法定利率年6分の割合による遅延損害金の連帯支払,②被控訴人らが
上記独立に当たり控訴人の所有する本件衣装及び本件譜面を無断で持ち出して控訴
人の所有権を侵害したとして,被控訴人らに対し,不法行為に基づく損害賠償金
(各製作費相当額)合計5170万1928円及びこれに対する不法行為の後の日
である平成24年9月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の連帯支払,③控訴人は本件衣装の著作権者であり,上記無断持出し等の後も
被控訴人Y₁は芸能活動を継続しており被控訴人らによる著作権侵害のおそれが生
じているとして,被控訴人らに対し,著作権に基づく侵害予防請求として,本件衣
装の複製,展示,譲渡,貸与及び変形の差止め,④控訴人は本件譜面に係る音楽の
著作権者であり,上記無断持出し等の後も被控訴人Y₁は芸能活動を継続しており
▶判決の詳細
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著作権
平成28年1月22日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)9469一部認容
損害賠償請求事件
被告B 原告有限会社スーパーグラフィック
A
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著作権法115条 著作権法113条6項
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[概要] 1 本件は,原告らが,被告に対し,原告Aが創作し,原告会社が著作権を有す
る著作物(DVD)について,被告が無断で複製・販売して,原告会社の著作
権(複製権,頒布権)を侵害し,また,原告Aの名誉・声望を害する方法で利
用したことを理由に著作者人格権を侵害したとみなされると主張して,不法行
為に基づく損害賠償金(原告会社につき103万0448円,原告Aにつき6
0万円)及びこれらに対する不法行為の後の日である平成27年4月16日(訴
状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支払を
求め,併せて,原告Aが被告に対し,著作権法115条に基づき,謝罪広告の
掲載を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成28年1月21日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10182審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告合名会社伊藤商店 原告X1
X2
ら
ら
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商標法50条2項 商標法50条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告らは,以下の商標(商標登録第4898860号。以下「本件商標」と
いい,その商標権を「本件商標権」という。)の商標権者である(甲71,7
4)。
(本件商標)
登録出願日 平成16年10月29日
設定登録日 平成17年10月7日
指定商品 第29類「加工水産物,肉のつくだに,果実の漬け物,めん
ま,野菜の缶詰及び瓶詰,野菜の漬物,なめ物」
(2) 被告は,平成25年10月1日,特許庁に対し,本件商標は,その指定商
品について,継続して3年以上日本国内において商標権者,専用使用権者又
は通常使用権者のいずれもが使用した事実がないから,商標法50条1項の
規定により本件商標の商標登録は取り消されるべきであるとして,本件商標
の商標登録の取消審判を請求し(以下,この請求を「本件審判請求」とい
う。),同月23日,本件審判請求の登録がされた(甲68の1,74)。
▶判決の詳細
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