権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
特許権
平成27年12月16日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10124控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (シートカッター)
控訴人X 被控訴人Y
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特許法29条1項3号 特許法17条の2 特許法36条6項1号 特許法29条2項
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[概要] 本件は,発明の名称を「シートカッター」とする特許(特許第537441
9号。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」という。)
の特許権者である被控訴人が,原判決別紙物件目録記載の製品(以下「控訴人
製品」という。)が本件特許の特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下「本
件特許発明」という。)の技術的範囲に属し,控訴人による控訴人製品の製造,
譲渡等が本件特許権の侵害に当たると主張して,控訴人に対し,特許法100
条1項に基づく控訴人製品の製造,譲渡等の差止め,同条2項に基づく控訴人
製品及びその半製品の廃棄並びに本件特許権侵害の不法行為に基づく損害賠
償として105万0200円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平
成25年12月18日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を求める事案である。
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特許権
平成27年12月16日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10198審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (シートカッター)
被告Y 原告X
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特許法17条の2
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(証拠等を摘示しない事実は,当事者間に争い
がない。)
(1) 被告は,平成22年2月15日,発明の名称を「シートカッター」とする
発明について特許出願(特願2010-47083号。以下「本件出願」と
いう。)をし,平成25年3月11日,本件出願の願書に添付した特許請求
の範囲を補正する手続補正(以下「本件補正」という。甲2)をした。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年12月11日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)23926請求棄却
損害賠償 (記録再生装置及び再生システム)
被告ソニー株式会社 原告エイディシーテクノロジー株式会社
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特許法102条3項 特許法29条の2 特許法70条 特許法104条の3
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「記録再生装置及び再生システム」とする特許権(第
4795911号)を有する原告が,被告の製造・販売等する別紙被告製品目
録記載の各製品が,上記特許の請求項8及び11の発明の技術的範囲に属する
と主張して,被告に対し,民法709条及び特許法102条3項に基づく損害
金の一部として3000万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成2
6年6月21日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
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特許権
平成27年12月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10042審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (可撓性骨複合材)
被告特許庁長官松浦新司 原告シンセス(ユー.エス.エイ.)藤田節
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,平成17年6月10日(優先権主張:平成16年6月10日,米国。
以下「本願優先日」という。),発明の名称を「可撓性骨複合材」とする特許出願
(特願2007-527764号。以下「本願」という。)をした(甲1)。
⑵ 原告は,平成23年8月31日付けで拒絶査定を受けたので,平成24年1
月4日,これに対する不服の審判を請求した。
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商標権
平成27年12月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10067審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社北尾化粧品部 原告イヴサンローランパルファン
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商標法50条 商標法2条3項2号 商標法50条1項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,以下の商標(登録第535017号。以下「本件商標」という。)
の商標権者である(甲1,2)。
登録商標:別紙商標目録記載のとおり
登録出願:昭和32年12月29日
設定登録:昭和34年3月26日
更新登録:昭和55年2月29日,平成1年2月27日,平成10年10月27
日,平成20年10月7日
指定商品(平成21年3月11日書換登録後のもの):第3類「人造じゃ香,そ
の他の香料類(薫料・香精・天然じゃ香・芳香油を除く。),吸香,におい袋,香
水,その他の香水類,フケ取り香水,香油,髪膏,おしろい,化粧下」
(2) 原告は,平成25年12月18日,特許庁に対し,本件商標は,その指定商
品について,継続して3年以上日本国内において商標権者,専用使用権者又は通常
使用権者のいずれもが使用した事実がないから商標法50条1項の規定により取り
消されるべきであるとして,本件商標の商標登録の取消しを求めて審判を請求し,
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特許権
平成27年12月10日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10059審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (農産物の選別装置)
被告シブヤ精機株式会社 原告近江度量衡株式会社
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特許法29条1項3号 特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成10年10月23日,発明の名称を「農産物の選別装置」と
する発明について特許出願(特願平10-302617号。以下「本件出願」とい
う。)をし,平成17年7月22日,設定の登録(特許第3702110号)を受
けた(請求項の数6。甲1。以下,この特許を「本件特許」という。)。
(2) 原告は,平成26年3月17日,本件特許の請求項1,2,3,5及び6
に係る発明について特許無効審判を請求し,無効2014-800040号事件と
して係属した。
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不正競争
平成27年12月10日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)2587等請求棄却
不正競争防止法違反行為差止等請求事件
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[概要] 第1事件は,観賞用水槽内の水を排出するための吸水パイプである別紙原
告製品目録記載の各製品(以下,それぞれを同目録の番号により「原告製品
1」などといい,これらを「原告各製品」と総称する。)を販売する原告が,
同様の吸水パイプである被告各製品を販売する被告に対し,被告各製品の形
態は原告の商品等表示として広く認識されている原告各製品の形態と類似し
ており,その販売は不正競争防止法(平成27年法律第54号による改正前
のもの。以下「法」という。)2条1項1号所定の不正競争に当たると主張
して,法3条に基づき被告各製品の譲渡等の差止め及び廃棄を,法4条に基
づき損害賠償金543万1200円及び遅延損害金の支払を求めた事案であ
る。
第2事件は,被告が,原告が多数の小売店等に対し被告各製品の販売が不
正競争に当たる旨の文書を送付した行為が虚偽事実の告知として法2条1項
14号所定の不正競争に当たると主張して,原告に対し,法3条1項に基づ
き上記事実の告知等の差止めを,法4条に基づき損害賠償金100万円及び
遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年12月9日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10257審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (マイクロ波照射による衣類のしわ除去)
被告特許庁長官 原告X
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特許法137条2項 特許法159条2項 特許法29条1項3号 特許法158条
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審決 | 111回 | 実施 | 29回 | 新規性 | 14回 | 進歩性 | 8回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない事実又は文中掲記の証拠により容
易に認定できる事実)
原告は,発明の名称を「マイクロ波照射による衣類のしわ除去」とする発明につ
いて,平成23年1月26日を国際特許出願日(国際特許出願番号:PCT/JP
2011/051452)とする特許出願(出願番号:特願2012-52793
3号。以下「本願」といい,上記出願日を「本願出願日」という。)をした。
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著作権
平成27年12月9日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)14747
損害賠償請求事件
被告株式会社コワフュール・ド・パリ・ジャポン 原告株式会社オールビユーテイ社
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著作権法114条3項 著作権法10条1項8号
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[概要] 本件は,別紙原告写真目録記載1ないし12の各写真(以下,それぞれ「原
告写真1」ないし「原告写真12」といい,併せて「原告各写真」という。)
につき,これらを撮影したカメラマンから譲渡を受けて著作権を有するとする
原告が,被告の出版する雑誌「SNIP STYLE No.348」(以下
「被告雑誌」という。甲7)にこれを複製して掲載した行為は著作権(複製権)
侵害に当たると主張し,写真掲載許諾料相当額18万円(1万5000円×1
2枚)及び弁護士費用3万6000円の合計21万6000円が原告の損害で
あるとして,著作権法114条3項,民法709条に基づき,同額及びこれに
対する平成26年10月1日(被告雑誌の出版の日)から支払済みまで民法所
定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成27年12月8日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10070控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)アイリスオーヤマ株式会社江間由実子 控訴人(原告)株式会社ヘルシーロースター 被控訴人(被告)アイリスオーヤマ株式会社江間由実子
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件は,原告が,自らが販売するノンダクト式無煙ロースターに付している
原判決別紙原告商品等表示目録1及び2の表示(以下「原告表示」という。)が原告
の商品等表示として周知であり,被告がこれに類似する被告表示を調理器具やその
包装に付して販売し,広告物等に付して使用するなどしたことにより,原告の商品
等との混同を生じさせた旨主張して,不正競争防止法2条1項1号,3条1項及び
2項に基づき,被告の使用する被告表示の使用の差止め,上記表示を付した商品の
廃棄等を求めるとともに,同法4条に基づく損害賠償金6468万円の内金68万
円及びこれに対する不法行為の後である訴状送達の日の翌日(平成26年8月30
日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事
案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年12月8日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10119審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告株式会社JKスクラロースジャパン 原告三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
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特許法36条6項2号 特許法36条6項1号 特許法126条5項 特許法29条2項
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[概要] 本件は,特許無効審判請求について特許を無効とした審決の取消訴訟である。争
点は,明確性要件判断の当否である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年12月7日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)4090一部認容
著作権侵害に基づく損害賠償等請求事件
被告株式会社東京フォト委員会
Aⅱ 原告Aⅰ
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民法709条 著作権法114条3項 著作権法21条 民法715条
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[概要] 1 本件は,写真家である原告が,被告株式会社東京フォト委員会(以下「被告
会社」という。)ないしその代表取締役である被告Aⅱ(以下「被告Aⅱ」という。)
が原告の撮影した別紙写真目録記載の各写真(以下「本件各写真」という。)を被
告会社のウェブサイト等に無断で掲載し,原告の同写真著作物に係る複製権及び公
衆送信権並びに著作者人格権(公表権及び氏名表示権)を侵害したとして,被告会
社に対しては民法709条又は会社法350条若しくは民法715条に基づき,被
告Aⅱに対しては会社法429条1項又は民法709条に基づき,損害賠償金23
1万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日(被告Aⅱについては平成27年3月
1日,被告会社については同月11日)から各支払済みまでの民法所定年5分の割
合による遅延損害金の連帯支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)18859
発信者情報開示請求事件
被告ソフトバンク株式会社 原告創価学会
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著作権法32条1項 著作権法15条1項
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[概要] 1 本件は,別紙写真目録記載の写真(以下「本件写真」という。)の著作権を
有すると主張する原告が,氏名不詳者(以下「本件投稿者」という。)が被告の提
供するインターネット接続サービスを経由してインターネット上の電子掲示板「Y
ahoo!知恵袋」(以下「本件掲示板」という。)に投稿した別紙投稿記事目録
記載の記事(以下「本件記事」という。)中に掲載されている別紙掲載写真目録記
載の写真(以下「本件掲載写真」という。)は,本件写真を複製又は翻案したもの
であるから,本件記事を投稿した行為により原告が有する本件写真の著作権(本件
写真の二次的著作物の利用に関する権利を含む。以下,同じ。)が侵害されたこと
は明らかであり,本件投稿者に対する損害賠償請求権の行使のために本件記事に係
る別紙発信者情報目録記載の情報(以下「本件発信者情報」という。)の開示を受
ける必要があると主張して,特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発
信者情報の開示に関する法律(以下,単に「法」という。)4条1項に基づき,経
由プロバイダである被告に対し,本件発信者情報の開示を求める事案である。
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)22400請求棄却
著作権侵害差止等請求事件
被告株式会社語学春秋社 原告A
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著作権法114条2項 著作権法112条1項 著作権法2条1項1号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,別紙書籍目録記載2の書籍(以下「原告書籍」という。)の著者である
原告が,被告が発行し販売する別紙書籍目録記載1の書籍(以下「被告書籍」とい
う。)に掲載されている複数の英単語の語呂合わせ(特定の英単語の発音に類似し
た日本語と同英単語の日本語訳とを組み合わせて意味のある語句又は文章としたも
の)は,原告が執筆した原告書籍に掲載されている複数の英単語の語呂合わせをい
ずれも複製又は翻案したものであり,被告が被告書籍を発行し,販売することは,
原告が有する上記原告書籍に掲載されている各語呂合わせの著作権(複製権,翻案
権)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)を侵害すると主張して,被告
に対し,著作権法112条1項,2項に基づき,被告書籍の複製及び譲渡の差止め
(前記第1の1)並びに被告書籍の廃棄を求めるとともに(前記第1の2),被告
による被告書籍の平成25年7月16日から平成26年8月28日(本件訴訟の提
起日)までの販売につき,不法行為による損害賠償金129万円(著作権である複
製権又は翻案権の侵害につき著作権法114条2項により算定されるべき損害〔な
お,原告は,訴状において「一部損害額」であるとしている。〕39万円又は同条
▶判決の詳細
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商標権
平成27年11月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10152審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告特許庁長官 原告X
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商標法3条1項3号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 原告は,平成25年10月7日,「肉ソムリエ」の文字を標準文字で表
してなる商標(以下「本願商標」という。)について,指定商品及び指定役
務を下記のとおりとして,商標登録出願(商願2013-78245号。以
下「本願」という。)をした(甲1)。
記
(指定商品及び指定役務)
第29類「食肉」
第41類「食に関する資格検定試験の実施,資格の認定及び付与,資格検定
試験に関する情報の提供,資格取得に関する知識の教授」
(2) 原告は,平成26年6月30日付けの拒絶査定(甲4)を受けたので,
同年9月29日,拒絶査定不服審判を請求するとともに(甲5),同日付け
手続補正書(甲6)により,本願の指定商品及び指定役務を下記のとおり補
正した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月30日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10093審決取消訴訟一部認容
審決取消請求事件 (労働安全衛生マネージメントシステム,その方法及びプログラム)
被告株式会社コンピュータ・システム研究所 原告吉備システム株式会社
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成17年7月14日,発明の名称を「労働安全衛生マネージメ
ントシステム,その方法及びプログラム」とする発明について特許出願(特
願2005-205682号,優先日平成16年7月15日,優先権主張国
日本国。以下「本件出願」という。)をし,平成23年9月22日,特許第
4827120号(請求項の数19。以下「本件特許」という。)として特
許権の設定登録を受けた(甲20,30)。
(2) 原告は,平成26年6月18日,本件特許に対して特許無効審判を請求し
た(甲22)。
特許庁は,上記請求を無効2014-800105号事件として審理を行
い,平成27年4月7日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との審決
(以下「本件審決」という。)をし,その謄本は,同月16日,原告に送達
された。
(3) 原告は,平成27年5月14日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提
起した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ネ)10102控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件 (労働安全衛生マネージメントシステム,その方法及びプログラム)
控訴人株式会社コンピュータ・システム研究所 被控訴人吉備システム株式会社
ケイ・エス・エス株式会社
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特許法29条2項 特許法102条2項 特許法104条の3 特許法101条1号
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[概要] 本件は,発明の名称を「労働安全衛生マネージメントシステム,その方法及
びプログラム」とする特許権(特許番号第4827120号。以下「本件特許
権」といい,この特許を「本件特許」という。)の特許権者である控訴人が,
被控訴人らによる別紙被告製品目録1記載の製品(以下「被告製品1」という。)
及び別紙被告製品目録2ないし4記載の製品を組み合わせた製品(以下,同目
録記載の製品のそれぞれを「被告製品2」,「被告製品3」又は「積算プログ
ラム」,「被告製品4」又は「安全管理プログラム」といい,また,被告製品
1及び被告製品2ないし4を組み合わせた製品を総称して「被告製品」という。)
の譲渡等の行為が本件特許権の侵害又は間接侵害(特許法101条1号,2号,
4号,5号)に該当する旨主張して,被控訴人らに対し,同法100条1項及
び2項に基づき,被告製品の譲渡等の差止め及びその廃棄を,特許権侵害の不
法行為に基づく損害賠償3億9600万円の一部請求として1億円及び遅延
損害金の連帯支払を,同法106条に基づく信用回復措置として謝罪広告の掲
載をそれぞれ求める事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10075控訴棄却
損害賠償請求控訴事件 (液晶表示装置)
控訴人大林精工株式会社 被控訴人AppleJapan合同会社
補助参加人エルジーディスプレイ(LGDisplay株式会社)
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特許法123条1項6号 特許法102条3項
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[概要] 本判決の略称は,原判決に従う。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)10848請求棄却
特許権侵害差止等請求事件 (透明不燃性シート及びその製造方法)
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特許法29条2項 特許法134条の2 特許法101条1号 特許法101条2号
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無効 | 74回 | 特許権 | 25回 | 進歩性 | 21回 | 刊行物 | 20回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「透明不燃性シート及びその製造方法」とする特許第
5142002号の特許権(以下「本件特許権1」といい,同特許権に係る特許を
「本件特許1」といい,その願書に添付した明細書を「本件明細書1」とい
う。)及び発明の名称を「透明不燃性シートからなる防煙垂壁」とする特許第51
42055号の特許権(以下「本件特許権2」といい,同特許権に係る特許を「本
件特許2」といい,その願書に添付した明細書を「本件明細書2」という。ま
た,本件特許権1と本件特許権2を併せて「本件各特許権」といい,本件特許1
と本件特許2を併せて「本件各特許」といい,本件明細書1と本件明細書2を併
せて「本件各明細書」という。)を有する原告が,被告株式会社ライフアートプラ
ンテック(以下「被告LAP」という。)が製造する別紙物件目録記載1の防煙垂
壁(以下「本件防煙垂壁」という。)は,本件特許1の特許請求の範囲の請求項1
ないし3に係る各発明(以下「本件発明1-1」ないし「本件発明1-3」とい
う。)又は本件特許2の特許請求の範囲の請求項1ないし4に係る各発明(以下
「本件発明2-1」ないし「本件発明2-4」という。また,本件発明1-1な
いし1-3と本件発明2-1ないし2-4を併せて「本件各発明」という。)の
▶判決の詳細
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著作権
平成27年11月26日 大阪地方裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10094控訴棄却
著作権侵害差止等請求控訴事件
被告)株式会社ワードシステム田上洋平 控訴人(原告)株式会社ソフィア美馬拓也 被控訴人(被告)株式会社ワードシステム田上洋平
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著作権法112条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,控訴人が著作権を有する業務管理のプ
ログラム等(本件プログラム等)につき,被控訴人が無断でインストールして使用
するなどして,控訴人の著作権を侵害したと主張し,著作権法112条により,プ
ログラム等の使用,複製,翻案,公衆送信又は送信可能化の差止め並びにプログラ
ム等及びその複製物の廃棄を求めるとともに,著作権侵害の不法行為による損害賠
償請求権(民法709条)に基づき,損害賠償(逸失利益9947万2448円及
び弁護士費用994万7244円の合計額1億0941万9692円並びにこれら
に対する最終の不法行為の日(本件プログラム等が最後にバージョンアップされた
日)である平成21年8月10日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による
遅延損害金)の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10038控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社データ・テック平井佑希 被控訴人KYB株式会社
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特許法101条4号 特許法102条2項 特許法103条
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[概要] 1 事案の要旨
(1) 本件請求の要旨
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,①控訴人の有する本件特許権(特許第35
92602号「移動体の運行管理方法,システム及びその構成装置」)に基づいて,
被控訴人機器(付属品を含む。)の製造,販売等が本件特許権の直接侵害に,被控
訴人運行管理方法(被控訴人機器等による運行状況の管理方法)に用いる被控訴人
ソフトウェアの製造,販売等が本件特許権の間接侵害(特許法101条4号・5号)
にそれぞれ当たるとして,[1]被控訴人製品(被控訴人機器及び被控訴人ソフトウェ
ア)の製造,販売等の差止め,[2]被控訴人製品とその製造のための金型の廃棄を求
めるとともに,②不当利得に基づいて,平成18年6月から平成23年3月までの
間に被控訴人が得た利得である4億5535万0200円の一部である5000万
円の返還と同利得金に対する受益後の日である平成26年4月22日(本件訴状送
達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による利息の支払を,③不
法行為に基づいて,平成23年4月から平成26年3月までの間に控訴人に生じた
損害である10億0995万3000円(特許法102条2項適用)と弁護士費用
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10254審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (青果物用包装袋及び青果物包装体)
被告住友ベークライト株式会社 原告株式会社ベルグリーンワイズ
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特許法36条6項2号 特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法36条5項
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実施 | 186回 | 審決 | 65回 | 新規性 | 25回 | 進歩性 | 23回 |
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成18年1月16日,発明の名称を「青果物用包装袋及び青果物
包装体」とする発明について特許出願(特願2006-7100号)をし,平成2
3年7月15日,設定の登録(特許第4779658号)を受けた(請求項の数3。
以下,この特許を「本件特許」という。甲54の2)。
被告は,平成24年9月13日,本件特許につき訂正審判を請求し(訂正201
2-390119号),同年10月29日,訂正を認める旨の審決が確定し(請求
項の数3。甲54の3),さらに,被告は,平成25年4月26日,本件特許につ
き訂正審判を請求し(訂正2013-390063号),同年7月12日,訂正を
認める旨の審決が確定した(請求項の数3。甲54の4)。
(2) 原告は,平成26年3月3日,本件特許の請求項1ないし3に係る発明につ
いて特許無効審判を請求し,無効2014-800033号事件として係属した。
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商標権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10234審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件
被告岩崎電気株式会社川尻明 原告X播磨里江子
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商標法50条 商標法2条3項2号 商標法2条1項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
⑴ 被告は,昭和37年12月21日,指定商品を第11類「電球類及照明器具」
として,「アイライト」の片仮名を横書きして成る商標(以下「本件商標」という。)
につき,設定の登録を受けた(商標登録第0602699号。甲1,乙1)。
本件商標は,5回にわたり,商標権の存続期間の更新が登録され,その間,平成
16年4月14日に,指定商品を第11類「電球類及び照明用器具」とする指定商
品の書換えが登録された(甲1)。
⑵ 原告は,平成26年1月30日,本件商標の不使用を理由として本件商標の
商標登録の取消しを求める審判を請求し,同年2月18日,同審判の請求が登録さ
れ,取消2014-300062号事件として係属した。
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特許権
平成27年11月26日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成22(ネ)10006
民事訴訟 特許権
控訴人X 被控訴人オリンパスメディカルシステ
補助参加人オリンパス株式会社古城春実
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民法96条 特許法100条1項
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[概要] 1 民法96条に基づく本件和解の取消しについて
⑴ 控訴人は,被控訴人が,原審において,実際には被告製品の構成を示すもの
ではない証拠を,被告製品の構成を示すものと偽って提出したことによって,原審
の受訴裁判所を構成する裁判官が錯誤に陥ったことにより,原判決において被告製
品の充足性を否定する旨の判断をし,控訴人も錯誤に陥り,被控訴人らに有利な本
件和解に合意した,当審の受命裁判官も錯誤に陥り,それも,本件和解の内容に影
響を与えた旨主張しているものと解される。
⑵ この点に関し,原審以来本件で対象となった被告製品は,「内視鏡ビデオス
コープシステム『EVIS LUCERA SPECTRUM』にビデオスコープ『EVIS LUCERA OLYMPUS
GIF TYPE FQ260Z』を装着してなる蛍光内視鏡観察システム」である。そして,被控
訴人が原審において被告製品の構成を示す証拠として提出した甲第4号証の1・2
は,いずれも取引先等に配布しているものと推認できるパンフレットであり,「EVIS
LUCERA 上部消化管汎用ビデオスコープ OLYMPUS GIF TYPE FQ260Z」という,被告製
品の名称が明記されている。これら甲第4号証の1・2が,被告製品の構成と称し
て,実際にはそれと異なる構成を示しているという事情は,うかがわれない。
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不正競争
平成27年11月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)9099請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社ジェイシーシー
P1 原告光成薬品株式会社
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条1項5号 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,医薬品の卸売を業としている原告が,医薬品の卸売を行っている被
告株式会社ジェイシーシー(以下「被告会社」という。)及び同被告において
稼働する原告の元従業員である被告P1(以下「被告P1」という。)に対し,
被告P1は原告の営業秘密である顧客情報を不正に取得して持ち出した不正競
争防止法2条1項4号該当の不正競争行為をなしたもの,被告会社は上記不正
取得行為が介在したことを知って上記顧客情報を取得し使用した同条同項5号
又は6号該当の不正競争行為をなしたものと主張し,①被告会社に対しては同
法3条に基づく営業活動の差止め及び顧客情報の抹消・廃棄を求め,②被告ら
に対しては同法4条に基づく損害賠償請求とともに,不法行為の日の後である
被告P1については平成26年10月10日から,被告会社については同月7
日からそれぞれ支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯
支払を求めている事案である。
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特許権
平成27年11月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)1459一部認容
特許権侵害差止等請求事件 (道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット設置方法)
被告株式会社ダイクレ 原告株式会社シラヤマ鈴木太一
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特許法102条2項 特許法100条1項
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[概要] 以下,中間判決(同判決書写しは別添のとおり)において用いられた略語は,
本判決においてもそのまま用いる。
本件は,発明の名称を「道路橋道路幅員拡張用地覆ユニット及び道路橋道路
幅員拡張用地覆ユニット設置方法」とする特許権,及び意匠に係る物品を「道
路橋道路幅員拡張用張出し材」とする意匠権を有する原告が,被告による被告
製品1ないし3の製造,譲渡等は原告の上記特許権及び意匠権を侵害すると主
張して,被告に対し,特許法100条1項,2項ないし意匠法37条1項,2
項に基づいて,被告製品3の譲渡等の差止め及び廃棄等を求めるとともに,不
法行為に基づき,損害賠償金1720万6051円及びこれに対する訴状送
達日の翌日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支
払を求める事案である。
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著作権
平成27年11月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)10310請求棄却
証書真否確認等請求事件
被告エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社
エイベックス・デジタル株式会社
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
エイベックス・ミュージック・パブリッシング株式会社
4名 原告株式会社サウンド・フューチャー
A
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民法709条
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[概要] 本件は,原告らが,被告らに対し,原告会社とエイベックス・エンタテイン
メント株式会社(被告ADの旧商号。以下「AEI」という。)との間の20
12年(平成24年)12月1日付け著作物譲渡契約書(以下「本件契約書」
という。同契約書写しは別添のとおり。)は,被告らの従業員等によって偽造
されたものであるなどと主張して,本件契約書の成立の不真正の確認を求める
とともに,被告らの従業員による本件契約書の偽造という不法行為に関する使
用者責任を主張して,民法709条,715条1項本文,723条に基づき,
原告会社に対する損害賠償金80万9000円及びこれに対する遅延損害金の
連帯支払並びに当該不法行為により棄損された原告らの名誉を回復するための
措置としての謝罪広告を求める事案である。
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特許権
平成27年11月25日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10228審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (質量分析器およびこの質量分析器のための液体金属イオン源)
被告アルバック・ファイ株式会社 原告イーオン-トーフ・テクノロジーズ・ゲー・エム・ベー・ハー
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特許法29条2項
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等(争いがない。)
原告は,発明の名称を「質量分析器およびこの質量分析器のための液体金属イオ
ン源」とする特許第5128814号(平成16年7月1日国際出願,国際特許出
願番号:PCT/EP2004/007154,優先権主張日:平成15年8月2
5日,優先権主張国:ドイツ。平成24年11月9日設定登録。以下「本件特許」
という。)の特許権者である。
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特許権
平成27年11月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10017審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (遠心分離機用ロータユニット)
被告特許庁長官千葉成就 原告アルファラヴァル
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特許法36条4項1号 特許法36条6項1号 特許法36条 特許法29条
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[概要] 本件は,特許出願に対する拒絶査定不服審判請求を不成立とした審決の取消訴訟
である。争点は,①記載要件違反(特許法36条4項1号及び同条6項1号)につ
いての判断の当否,②手続違背の有無及び③進歩性についての判断の当否である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月24日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10026審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件 (回転角検出装置)
被告株式会社デンソー中村広希 原告株式会社ミクニ
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特許法36条6項1号 特許法29条1項3号
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[概要] 本件は,特許無効審判請求を不成立とする審決の取消訴訟である。争点は,①実
施可能要件違反の有無,②サポート要件違反の有無,③明確性要件違反の有無,④
新規性・進歩性の有無である。
▶判決の詳細
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その他
平成27年11月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成26(ワ)15673等一部認容
使用妨害禁止等請求事件
被告 原告
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[概要] 1 本訴
原告は,別紙物件目録記載の建物(以下「本件建物」という。)を賃借し,
「有限会社ルセーヌ館」との商号及び「ジャルダン・ド・ルセーヌ」との名称
を使用して,結婚式場,レストラン事業を運営してきたところ,原告と被告は,
平成25年11月26日付け業務委託契約(以下「本件業務委託契約」という。
甲5)を締結し,平成25年12月1日から有効期間を3年間(5条)とし,
保証金として平成25年10月末までに1000万円,同年12月末日までに
1000万円の合計2000万円を支払うこと(3条),商標,施設等の使用
の対価として売上額の6%(4条),仕入代,外注費,人件費,地代家賃等の
経費を被告が負担すること(2条6項),予約台帳,月次の試算表,預金通帳
の写しを提出し(同条7項),原告が必要と認めるときにはこれらを原告に閲
覧させること(同条8項)等を約したが,被告において,(1)保証金の支払遅
延,(2)賃料等経費不払(平成26年1月24日に99万円の支払がされて以
後不足分の経費の補填を行わず),(3)商標権等使用対価の不払(平成25年
12月分~平成26年3月分),(4)帳簿等の閲覧・開示を拒絶する等の債務
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著作権
平成27年11月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ワ)25251請求棄却
著作権侵害損害賠償請求
被告株式会社Dazzy
株式会社ロエンリヴェルスタジオ 原告A
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著作権法20条2項4号 著作権法19条3項
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[概要] 1 本件は,写真家である原告が,自ら撮影した別紙原告写真目録記載の各写真
について,①被告Dazzyに対し,同目録記載6の写真をトリミング加工し
てオフィシャルサイトに掲載している行為が原告の有する著作権(複製権,公
衆送信権)を侵害し,同トリミング加工及び同写真を宣伝文句等とともに一つ
のウェブページとしたことが原告の有する同一性保持権を,原告の氏名の不表
示が原告の有する氏名表示権をそれぞれ侵害し,また,上記各写真のデータを
被告ロエンに引渡すために複製したことが複製権侵害に当たると主張して,別
紙被告Dazzy写真目録記載の写真の公衆送信の差止め並びに損害賠償金6
00万円及びこれに対する不法行為の後の日である平成25年10月31日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延
損害金の支払を求め,②被告ロエンに対し,原告の許諾を得ることなく,別紙
原告写真目録記載の各写真をトリミング加工して,原告の氏名を表示せずに雑
誌に掲載し,同雑誌を発行,販売した行為が原告の有する著作権(複製権,譲
渡権)及び著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)を侵害すると主張して,
損害賠償金1060万円及びこれに対する平成25年10月31日(訴状送達
▶判決の詳細
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商標権
平成27年11月19日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10111審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告特許庁長官井出英一郎 原告一般財団法人生涯学習開発財団田畑浩美
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商標法4条1項11号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯
⑴ 原告は,平成26年2月5日,別紙1本願商標目録記載の本願商標(以下
「本願商標」という。)の登録出願(商願2014-007991号)をした(甲
4)。
⑵ 原告は,同年9月9日付けで拒絶査定を受けた(甲7)ので,同年12月2
日,これに対する不服の審判を請求した(甲8)。
⑶ 特許庁は,これを,不服2014-24620号事件として審理し,平成2
7年4月21日,「本件審判の請求は,成り立たない。」との別紙審決書(写し)記
載の審決(以下「本件審決」という。)をし,同年5月12日,その謄本が原告に
送達された。
⑷ 原告は,同年6月9日,本件審決の取消しを求める本件審決取消訴訟を提起
した。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月19日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成25(ネ)10051一部認容
特許権侵害行為差止等請求控訴事件 (印刷物の品質管理装置及び印刷機)
控訴人三菱重工印刷紙工機械株式会社 被控訴人株式会社東京機械製作所
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特許法102条1項 特許法102条2項 特許法102条3項 特許法2条3項1号
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[概要] 1 本件は,控訴人が,①被控訴人において,原判決別紙被告製品目録1記載の
装置(被告製品1)を製造,販売等する行為は,控訴人の有する,発明の名称を「印
刷物の品質管理装置及び印刷機」とする特許権(特許番号第3790490号。本
件特許権1)を侵害する行為であると主張し,被控訴人に対し,特許法100条1
項に基づき,被告製品1の製造,販売等の差止めを求めるとともに,同条2項に基
づき,被告製品1の廃棄を求め,併せて,損害賠償請求権(民法709条,特許法
102条3項)に基づき,平成18年4月7日から平成23年5月31日までの間
の被告製品1の製造,販売等に関する損害額1億3440万円の一部として500
万円の支払を求め,②被控訴人が原判決別紙被告製品目録2記載の版胴(被告製品
2)を製造,販売等した行為は,控訴人の有していた,発明の名称を「オフセット
輪転機版胴」とする特許権(特許番号第2137621号。本件特許権2)を侵害
する行為であると主張し,被控訴人に対し,損害賠償請求権(民法709条,特許
法102条1項ないし3項)に基づき,平成8年2月28日から平成23年3月2
6日(存続期間満了日)までの間の被告製品2の製造,販売等に関する損害額●●
●●●●●円の一部として2億4000万円の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月18日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10100控訴棄却
特許権侵害損害賠償請求控訴事件 (草質材圧着物)
控訴人X 被控訴人株式会社三幸商事
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特許法101条2号
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[概要] 本件は,発明の名称を「草質材圧着物」とする特許(特許第3871395
号。以下「本件特許」という。)に係る特許権(以下「本件特許権」とい
う。)の準共有者である控訴人が,被控訴人が輸入し,きのこ栽培用の配合培
地に使用したトウモロコシの芯(コーンコブ)の粉砕物(コーンコブミール)
が本件特許の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)の技術的範囲
に属し,被控訴人による上記輸入及び使用が本件特許権の侵害に当たる旨主張
して,被控訴人に対し,特許権侵害の不法行為に基づく損害賠償として450
0万円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成26年8月16日から
支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案で
ある。
原判決は,控訴人主張の上記コーンコブミールは本件発明の技術的範囲に属
しないとして,控訴人の請求を棄却した。
▶判決の詳細
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商標権
平成27年11月13日 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ワ)27請求棄却
商標権に基づく差止等請求
被告大作商事株式会社 原告株式会社ディーエイチシー
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不正競争防止法2条1項1号 商標法4条1項7号 不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項12号
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[概要] 1 前提事実(証拠を掲げていない事実は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
ア 原告は,化粧品の製造販売等を目的とする会社である(甲1)。
イ 被告は,通信機器,コンピュータ及びその周辺装置・端末機器の輸出
入並びに販売等を業とする会社であり,平成22年6月頃より台湾の会
社「DHC Specialty Corp」(以下「台湾DHC」という。)からバッテ
リーテスター(自動車等のバッテリーの能力を計測するもの。以下同
じ。)及びその関連商品を輸入・販売している(弁論の全趣旨)。
(2) 原告の商標権及び被告の標章
ア 原告は,以下の商標権(以下「原告商標権」といい,その登録商標を
「原告商標」という。)を有している(甲3)。
登録番号:登録第5636696号
商標(標準文字):DHC-DS
指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分:
第9類 測定機械器具,バッテリーテスター,その他の電気磁気測
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成26(行ケ)10239審決取消訴訟請求棄却
審決取消請求事件 (回転角検出装置)
被告株式会社デンソー 原告株式会社ミクニ
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特許法17条の2 特許法29条1項3号 特許法134条の2 特許法36条6項1号
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[概要] 1 特許庁における手続の経緯等
(1) 被告は,平成15年7月11日,発明の名称を「回転角検出装置」とする
発明について特許出願(特願2003-273606号。以下「本件出願」という。
平成12年5月19日にした特許出願(優先権主張日:平成11年11月1日及び
平成12年1月31日,日本国。特願2000-147238号)の分割出願)を
し,平成18年8月25日,特許第3843969号(請求項の数1。以下「本件
特許」という。)として特許権の設定登録を受けた(甲12,13)。
(2) 原告は,平成24年8月31日,本件特許について特許無効審判(無効2
012-800141号事件)を請求し,被告は,同年11月30日付けで本件特
許の特許請求の範囲の減縮等を目的とする訂正請求(以下「第1次訂正」という。
)をした。特許庁は,平成25年5月20日,上記無効審判事件について,「訂正
を認める。本件審判の請求は,成り立たない。」との審決(以下「第1次審決」と
いう。)をし,その謄本は,同月30日,原告に送達された。
(3) 原告は,平成25年6月25日,第1次審決の取消しを求める訴訟を提起
し,知的財産高等裁判所平成25年(行ケ)第10174号審決取消請求事件とし
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10048等一部認容
特許権侵害差止等請求控訴事件,仮執行の原状回復および損害賠償の申立事件 (生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防止装置)
控訴人兼被
フルタ電機株式会社 被控訴人兼控訴人渡邊機開工業株式会社
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特許法2条3項1号 特許法101条1号 特許法102条3項 特許法36条6項1号
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実施 | 115回 | 侵害 | 49回 | 特許権 | 46回 | 差止 | 45回 |
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[概要] 1 本件は,発明の名称を「生海苔異物分離除去装置における生海苔の共回り防
止装置」とする発明に係る特許権(特許番号第3966527号。本件特許権)を
有する一審原告が,原判決別紙物件目録1記載の「生海苔異物除去機」(被告装置)
は,本件特許権に係る特許(本件特許)の特許請求の範囲の請求項1,3及び4記
載の各発明(本件各発明)の技術的範囲に属し,また,被告装置の部品である原判
決別紙物件目録2記載の「固定リング」(本件固定リング)及び3記載の「板状部
材」(本件板状部材)が本件各発明の実施品に当たる被告装置の「生産にのみ用い
る物」(特許法101条1号)に当たるから,一審被告が被告装置,本件固定リン
グ及び本件板状部材(総称して「被告製品」)を製造,販売,輸出又は販売の申出
をする行為は本件特許権を侵害する行為であり,さらに,原判決別紙メンテナンス
行為目録記載の各行為(本件各メンテナンス行為)も本件特許権を侵害する行為で
あると主張して,一審被告に対し,①特許法100条1項に基づき,被告製品の製
造,販売,輸出又は販売の申出及び本件各メンテナンス行為の差止めを求めるとと
もに,②同条2項に基づき被告製品の廃棄を求め,併せて,③特許権侵害の不法行
為による損害賠償請求権又は無償実施による不当利得返還請求権(本件特許権の設
▶判決の詳細
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特許権
平成27年11月12日 知的財産高等裁判所 大阪地方裁判所
▶概要
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平成27(ネ)10076控訴棄却
特許権侵害差止等請求控訴事件
控訴人株式会社日研工作所清原直己 被控訴人津田駒工業株式会社笹倉興基
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特許法100条1項
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[概要] 1 訴訟の概要
(略称は,特に断らない限り,原判決の略称に従う。)
⑴ 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,原判決別紙被告製品目録記載の装置(被
告製品)が控訴人の特許権(本件特許権)を侵害するとして,①特許法100条1
項,2項に基づき,被告製品の製造等の差止め,廃棄を求めるとともに,②不法行
為(民法709条)に基づき,平成17年9月頃から平成25年8月末までの特許
法102条2項による損害の賠償の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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商標権
平成27年11月11日 知的財産高等裁判所
▶概要
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平成27(行ケ)10157審決取消訴訟審決取消
審決取消請求事件
被告Y 原告株式会社マリキータ
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商標法50条2項 特許法157条2項 商標法63条1項 商標法2条3項
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[概要] 1 本件商標
登録番号第5037336号の商標(以下「本件商標」という。)は,「Mar
iquita」の欧文字と「マリキータ」の片仮名文字とを上下2段に横書きして
なり,平成18年10月11日に出願され,第3類「化粧品,香料類,植物性天然
香料,エッセンシャルオイル,精油,ジャスミン油,ちょうじ油,はっか油,バニ
ラ,ばら油,ベルガモット油,ラベンダー油,吸香,薫香,線香,におい袋,せっ
けん類,歯磨き,つけづめ,つけまつ毛,かつら装着用接着剤,つけまつ毛用接着
剤,家庭用帯電防止剤,家庭用脱脂剤,さび除去剤,染み抜きベンジン,洗濯用柔
軟剤,洗濯用漂白剤,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,塗料用剥離剤,靴クリー
ム,靴墨,つや出し剤,研磨紙,研磨布,研磨用砂,人造軽石,つや出し紙,自動
車用洗剤,自動車用つや出し剤,つや出し布」を指定商品として,平成19年3月
30日に設定登録されたものであり,原告は,その商標権者である。
▶判決の詳細
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