権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
平成20年9月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)35028請求棄却
営業表示使用差止等請求事件
被告藤久建設株式会社 原告東京急行電鉄株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法19条1項2号 不正競争防止法3条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,被告がウェブサイト(ホームページ)等で営業表示とし
て使用する「TOKYU」及び「tokyu」の表示は,原告の周知又は著
名な「商品等表示」(不正競争防止法2条1項1号又は2号)である「東
急」の営業表示と類似のものであって,被告による上記表示の使用行為は同
項1号又は2号の不正競争に該当すると主張して,同法3条に基づき,被告
に対し,「TOKYU」又は「tokyu」の表示を営業表示として使用す
ることの差止め等を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年7月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)28949請求棄却
損害賠償請求事件
被告A
B 原告株式会社銀座サラブレッド倶楽部
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民法709条 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,馬券予想の情報提供等を業とする原告が,原告及び原告関連会社の従
業員であった被告らに対し,被告らが共謀して,①原告が所有する顧客名簿をコ
ピーして持ち出し,被告ら自身の営業行為としてダイレクトメールに使用したこ
とは 不正競争防止法 以下 不競法 という 2条1項4号所定の不正競争行, ( 「 」 。)
為に,②原告及び原告関連会社が所有するプリンター用トナー等の備品を窃取し
たことは,民法上の不法行為に,③上記顧客名簿記載の顧客に対し,原告の信用
を毀損する虚偽情報を電話で告知するなどの方法により流布したことは,不競法
2条1項14号所定の不正競争行為に,それぞれ該当するとして,①及び③につ
き不競法4条に基づき,②につき民法709条に基づき,連帯して,営業損害金
3317万9004円の内金500万円及び備品の被害額63万8000円の合
計563万8000円及びこれに対する訴状送達の日の翌日(被告Aにつき,平
成19年11月14日,被告Bにつき,同月21日)から各支払済みに至るまで
民法所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年7月18日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成20(ネ)245一部認容
製造販売差止等請求控訴事件
被告)株式会社サンモト被控訴人(1審
)B 控訴人(1審原告)ユタカエッセ株式会社 被控訴人(1審被告)株式会社サンモト
(1審被告)B
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民法709条
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[概要] 1 本件は,控訴人が,控訴人の従業員であった被控訴人Bが,控訴人の営業秘
密を被控訴人会社に不正の目的で開示し,被控訴人会社は,これを悪意又は重
過失をもって使用したとして,①被控訴人会社に対し,不正競争防止法(以下
「不競法」という。)2条1項8号・3条1,2項に基づき,後記被控訴人商
品の製造販売の差止め及び廃棄を,②被控訴人らに対し,被控訴人Bについて
は,同法2条1項7号・4条,債務不履行又は不法行為に基づき,被控訴人会
社については,同法2条1項8号・4条又は不法行為に基づき,損害金550
万円及びこれに対する被控訴人会社につき不法行為後ないし請求日である訴状
送達日の翌日である平成18年9月30日から支払済みまで,被控訴人Bにつ
き同じく訴状送達日の翌日である同月29日から支払済みまで,それぞれ民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年7月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)1637請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告レック株式会社宮田逸江 原告株式会社サンコー坂昌樹
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項3号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,日用雑貨の製造,販売等を行う原告が,自己の商品の形態を模倣し
た商品を製造販売する被告の行為は不正競争防止法2条1項3号に基づく不正
競争行為に該当すると主張して,被告に対し,同法3条に基づく販売の差止め
を求めるとともに,同法4条に基づく損害賠償として200万円及びこれに対
する不法行為の後である平成19年11月1日から支払済みまで民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年6月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)17832請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告A
近代ホーム株式会社
株式会社せらら工房
ウイッシュホーム株式会社 原告株式会社佐武
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不正競争防止法2条1項1号 著作権法15条1項 不正競争防止法4条 著作権法112条1項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告が,原告の商品又は営業の表示(以下「商品等表示」とい
う。)として周知であり,かつ,著作権を有する写真及び図面を,被告らが
書籍,ホームページに掲載した行為が不正競争防止法2条1項1号の不正競
争に該当し,また,原告の著作権(著作財産権のうちの複製権,著作者人格
権)を侵害すると主張し,被告A(以下「被告A」という。)に対し,不正
競争防止法又は著作権法に基づく書籍の増刷等の差止め及び廃棄並びに著作
者人格権(氏名表示権,同一性保持権)侵害の不法行為に基づく損害賠償
を,被告近代ホーム株式会社(以下「被告近代ホーム」という。)に対し,
不正競争防止法に基づく損害賠償を,被告株式会社せらら工房(以下「被告
せらら工房」という。)及び被告ウイッシュホーム株式会社(以下「被告ウ
イッシュホーム」という。)に対し,それぞれ主位的に不正競争防止法に基
づく損害賠償を,予備的に著作者人格権(氏名表示権,同一性保持権)侵害
の不法行為に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年6月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10006控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人グーイフメシン式社 被控訴人株式会社テレパーク
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] (原判決の略語表示は当審においてもそのまま用いる )。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年6月12日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5172請求棄却
損害賠償請求事件
被告Y1
Y2
Y3
Y4福西咲也子
ら 原告イープランニング株式会社
マテリアル有限会社川添圭
ら
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民法715条 民法719条 民法709条
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許諾 | 13回 | 損害賠償 | 12回 | ライセンス | 11回 | 侵害 | 4回 |
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[概要] 原告らは,①出会い系サイトを経営する原告イープランニングの元従業員
であったP1及び被告Y3は,原告イープランニング及び同じく出会い系サ
イトを経営する原告マテリアルから示され又は不正に取得した営業秘密であ
る顧客情報を,不正の利益を得る目的で出会い系サイトを経営する被告Y1
, ,並びにその従業員である被告Y2及び被告Y4に開示し 被告らは共謀の上
そのような不正開示行為又は不正取得行為がされたことを知って,上記顧客
情報を用いて出会い系サイトの営業活動を行った,②P1及び被告Y3は,
原告イープランニングの営業秘密である出会い系サイト用携帯電話サイト構
, , ,築のためのプログラムを不正に取得し 被告Y1 被告Y2及び被告Y4は
この不正取得行為がされたことを知って同プログラムを取得し,被告らは共
, ,謀の上 同プログラムを用いて出会い系サイトの営業活動を行ったと主張し
被告らに対して,次の不正競争防止法又は民法の各条項に基づいて損害賠償
を請求した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年4月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)29381請求棄却
損害賠償請求事件
被告四国八十八ヶ所霊場会
B
2名 原告A
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不正競争防止法2条1項3号 民法709条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,被告霊場会の所有する仏像画を写真に撮影した原告が,同写真の複製物
を更に写真撮影してこれを基に御札を製作して販売した被告らに対し,不正競争防
止法(平成17年法律第75号による改正前のもの。以下「改正前不正競争防止
法」という。)2条1項3号,4条又は民法709条に基づき,損害賠償を請求し
た事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年4月23日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10096控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人海洋建設株式会社 被控訴人旭化成マリンテック株式会社
旭化成建材株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 民法709条 不正競争防止法3条 特許法36条4項
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[概要] 【略称は原判決の例による。】
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年3月12日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)33797一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告A 原告シャネルエスアーエールエル
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項2号
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[概要] 1 当事者
( ) 原告1
ガブリエル シャネル(通称ココ シャネル)は,フランス法人レ パルファム
シャネル(現在の商号はフランス法人シャネル エス アー)その他の法人を設立
し,それらの法人は,シャネルの商品を製造,販売している。
原告は,それらの法人が製造・販売する商品に関する商標その他の知的財産権を
有し その管理を行うスイス法人である(以下 フランス法人シャネル エス アー, ,
及び原告を含むシャネルに由来する法人を総称して「シャネル社」という。)。
シャネル社の取り扱う商品は,帽子,高級婦人服のみならず,化粧品,靴,アク
セサリー,時計,香水等にわたり,香水「CHANEL No.5」は世界的なベ
ストセラーを続けている。
( ) 被告2
被告は,神奈川県横須賀市<以下略>において 「スナック シャネル」及び「SN,
ACK CHANEL」の営業表示(以下,まとめて「被告営業表示」という。)を使
用して,飲食店を営業している。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)21248請求棄却
損害賠償請求事件
被告甲野一郎
乙野二郎
丙野三郎
丁野四郎 原告株式会社プリズム
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不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 本件は,原告が,その従業員であった被告乙野二郎(以下「被告乙野」とい
う。),被告丙野三郎(以下「被告丙野」という。)及び被告丁野四郎(以下
「被告丁野」という)並びに原告と業務請負契約を締結していた被告甲野一郎
(以下「被告甲野」という。)に対して,被告らは,原告の営業秘密を,不正
の競業その他の不正の利益を得る目的で,第三者に開示したところ,同行為は,
不正競争防止法2条1項4号又は7号の不正競争行為に該当し,原告は,被告
らの上記行為により1000万円の損害を被ったとして,不正競争防止法4条
に基づき,上記損害金及びこれに対する本訴状送達日の翌日から支払済みに至
るまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求めるとともに,
選択的に,被告らの上記行為は,雇用契約の付随義務として負担する秘密保持
義務の違反(被告乙野,同丙野及び同丁野について)又は機密保持契約の締結
によって負担した秘密保持義務の違反(被告丙野及び被告甲野について)に該
当するとして,債務不履行に基づく損害賠償請求として,上記の損害金及び遅
延損害金の連帯支払を求めている事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年1月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)18360請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社YKプランニング
B 原告A
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,被告らが,共同して,他人である原告の周
, ,知表示を無断で使用して株式を譲渡し 原告の営業と混同を生じさせたことが
不正競争防止法2条1項1号の不正競争行為に該当し,これにより,原告の営
業上の利益が侵害され,かつ,その信用が毀損されたと主張して,同法4条,
民法719条に基づき,財産的損害及び精神的損害の賠償として,連帯して金
490万円及びこれに対する平成18年4月7日から支払済みに至るまで民法
所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年1月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)11437請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社コマリヨー 原告株式会社エスエスケイ
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法5条3項1号
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[概要] 1 本件は,デンマーク王国法人である後記ヒュンメル社の製品(スポーツシュ
ーズ等)を日本国内において独占的に輸入販売・製造販売する権利を有する原
, ( ) ,告が 短靴 スニーカー・カジュアルシューズ を輸入・販売する被告に対し
ヒュンメル社の短靴の図柄模様は,同社の出所を表示する商品等表示として周
知性を有するところ,被告の短靴(後記イ号ないしニ号物件)の図柄模様はヒ
ュンメル社の短靴の図柄模様と類似し,ヒュンメル社の商品と混同のおそれが
ある(不正競争防止法2条1項1号)として,①上記1号及び同法3条1項に
基づき被告の各短靴の輸入・販売等の差止め,②上記1号及び同法3条2項に
基づき被告の各短靴の廃棄,③同法4条に基づき被告の短靴の販売によって原
告が被った1881万円の損害賠償及びこれに対する平成18年11月15日
(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の支
払を請求した事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年1月17日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10063等控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人・附帯被
株式会社イーダム 被控訴人・附帯控訴人株式会社アルページュ
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法2条4項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,控訴人が,被控訴人に対し,被控訴人が製造,販売等する被告商品Aな
いしDが不正競争防止法2条1項3号にいう商品の形態を模倣するものであるとし
て,同法3条1項に基づく上記商品の製造等の差止め及び同法4条に基づく損害賠
償等を請求したところ,原判決が,被告商品A及びCについて,製造等の差止め及
び損害賠償の請求(予備的主張の損害の全額)を認容し,被告商品B及びDについ
て,控訴人の請求を棄却するなどしたため,被告商品B及びDに係る部分について,
控訴人が控訴するとともに,被告商品A及びCに係る部分について,被控訴人が附
帯控訴し,原判決のそれぞれの上記敗訴部分の判断を争っている事案である。控訴
人は,原判決において認容された被告商品A及びCに関する損害賠償額については,
不服を申し立てていない。
なお,原判決における略称を本判決においても使用する。
2 争いのない事実等及び争点
原判決「事実及び理由」欄「第2 事案の概要等」のとおり(ただし,原判決7
頁の13行目及び14行目を削除し,15行目の⑦をと,18行目の⑧を⑦と訂
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)27454一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社晃栄電子
株式会社コーエイクリエイトサービス
株式会社アメック 原告コノコ医療電機株式会社山本厚
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不正競争防止法5条1項 不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条3項 不正競争防止法4条
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[概要] 本件は,原告が,被告らに対し,原告が製造販売する別紙原告製品目録記載1及
び2の家庭用医療機器「シンアツシン」(以下,各製品を「原告製品1」のように
いい,両者を合わせて「原告製品」という。)の本体の形態が原告の商品等表示と
して需要者の間に広く認識されているところ,被告製品の本体の形態がこれに類似
し,原告製品と混同するおそれがあり,原告の営業上の利益が侵害されると主張し
て,不正競争防止法2条1項1号,3条に基づき,被告製品の製造,販売等の差止
め,並びに在庫品及び半製品の本体の廃棄並びに金型の廃棄を求めるとともに,同
法4条に基づく損害賠償金(一部請求)の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年12月20日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)13013請求棄却
不正競争行為差止請求事件
被告A 原告有限会社ベルテック
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不正競争防止法2条1項14号 特許法36条6項1号 特許法70条2項 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,被告が,競争関係にある原告の取引先等に対して,別紙物件目録1
記載のプラスチックシート(以下「本件シート」という )及び同目録2記載。
のプラスチックシート折曲部用形成刃(以下「本件形成刃」という )を製造。
販売し又は使用する行為が被告の特許権を侵害する旨記載した文書を送付した
行為が,不正競争防止法2条1項14号所定の営業上の信用を害する虚偽の事
実を告知する行為に当たると主張して,同法3条1項に基づき,同告知行為の
差止めを求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年12月20日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成19(ネ)733控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社スタンドオフ被控訴人(1審
)C被控訴人(1審
)D被控訴人(1審
)E 控訴人(1審原告)株式会社東京データキャリ 被控訴人(1審被告)株式会社スタンドオフ
(1審被告)C
(1審被告)D
(1審被告)E
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,人材派遣事業等を営む控訴人が,控訴人の元従業員である被控訴人
C,被控訴人D及び被控訴人E(以下,被控訴人Cを「被控訴人C」と,被控
訴人Dを「被控訴人D」と,被控訴人Eを「被控訴人E」といい,これら被控
訴人3名を「被控訴人ら3名」という。)並びに同人らを雇用した被控訴人株
式会社スタンドオフ(以下「被控訴人会社」という。)は,控訴人の顧客に関
する情報及び派遣スタッフに関する情報(以下,順に「顧客情報」,「派遣ス
タッフ情報」といい,両者を併せて「本件情報」という。)を使用して,控訴
人の顧客の派遣元を控訴人から被控訴人会社に変更させ,控訴人の派遣スタッ
フを被控訴人会社の派遣スタッフとして登録させたとして,かかる被控訴人ら
の行為が不正競争防止法2条1項7号(被控訴人ら3名につき)又は同項8号
(被控訴人会社につき)所定の不正競争又は不法行為に当たると主張して,主
位的に不正競争防止法4条に基づき,予備的に民法709条に基づき,損害金
2261万4880円及びこれに対する民法所定の年5分の割合による遅延損
害金の支払いを求めている事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年12月4日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成19(ネ)2261控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)株式会社ライフフーズ 控訴人(1審原告)株式会社フジオフードシステム 被控訴人(1審被告)株式会社ライフフーズ
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民法709条 不正競争防止法1条1項
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[概要] 1 本件は,控訴人が,被控訴人に対し,(1)主位的に,控訴人の営業表示とし
て著名であり又は周知性を取得している「ごはんや まいどおおきに ○○食
堂」の文字から成る表示(以下「控訴人表示」という。)と類似する「めしや
食堂」の文字から成る表示(以下「被控訴人表示」という。)を使用する被控
訴人の行為が,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項2号又は
1号の不正競争に当たると主張して,同法3条に基づき,被控訴人表示中の
「食堂」の表示及び被控訴人表示が記載された看板並びにこれらと類似する表
示及び看板の使用の差止め及び廃棄等を求め,(2)予備的に,控訴人表示を使
用した控訴人が経営する店舗(以下「控訴人店舗」という。)の外観(以下
「控訴人店舗外観」という。)は全体として控訴人の営業表示として著名であ
り又は周知性を取得しているところ,被控訴人表示を使用した被控訴人が経営
する店舗(以下「被控訴人店舗」という。)の外観(以下「被控訴人店舗外
観」という。)に控訴人店舗外観と類似する外観を使用する被控訴人の行為は,
不競法2条1項2号又は1号の不正競争に当たり,仮にそうでないとしても,
民法上の不法行為を構成すると主張して,主位的に不競法3条に基づき,予備
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年11月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10055控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人有限会社オービックス 被控訴人株式会社オービック
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法1条 不正競争防止法4条 不正競争防止法5条2項
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[概要] 1 本件は,被控訴人が,被控訴人の商品等表示である「オービック」及び「O
BIC」(以下,総称して「オービック標章」といい,各別には,「オービック標
章1」,「オービック標章2」という。)は,遅くとも平成元年ころから被控訴人
及びその子会社ないし関連会社を表すものとして周知,著名となっており,控訴人
が,オービック標章と類似する別紙控訴人標章目録1ないし3記載の各標章(以下,
総称して「オービックス標章」といい,各別には,「オービックス標章1」,「オ
ービックス標章2」,「オービックス標章3」という。オービックス標章1は,控
訴人の商号である。)を使用したことは,不正競争防止法2条1項1号,2号に該
当すると主張して,控訴人に対し,オービックス標章その他の「オービックス」又
は「ORBIX」の文字を含む商号及び標章の使用差止め,オービックス標章の看
板等の営業表示物件からの抹消,被告商号の抹消登記手続及び損害賠償金1億円及
びその遅延損害金を求めた事案である。原審は,控訴人がオービックス標章を使用
する行為は,不正競争防止法2条1項1号にいう「混同を生じさせる行為」に該当
するとして,上記差止め,抹消,抹消登記手続と,損害賠償の一部1311万25
88円(弁護士費用120万円を含む。)及びその遅延損害金の支払を認容したた
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年11月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)23171請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社テレパーク 原告グーイフメシン式社
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不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,被告が原告と競合するサービスを開始する意
図を秘して原告の営業秘密の開示を受けた行為が不正競争防止法2条1項4号
, , ,の不正競争行為に当たるとともに 情報の詐取として不法行為に当たり また
被告が原告の営業秘密を不正に使用した行為が原被告間の秘密保持契約等に違
反するとともに,不正競争防止法2条1項7号の不正競争行為に当たり,さら
に,被告が原告と競合するサービスを開始する意図を秘して秘密保持契約を合
意解除して業務提携交渉を打ち切った行為が継続的な契約関係の不当な破棄と
して不法行為に当たり,加えて,被告が後記文書を配布して虚偽の事実を告知
した行為が不正競争防止法2条1項14号の不正競争行為に当たるとともに,
原告の信用を毀損する不法行為に当たると主張して,損害賠償金の一部として
1億2000万円の支払及び上記虚偽の事実を記載した文書の配布の差止を求
める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年10月25日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成19(ネ)1229控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
被告)株式会社向新 控訴人(1審原告)A 被控訴人(1審被告)株式会社向新
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[概要] 1 本件は,和菓子を製造販売する控訴人から,同業で競争関係にある被控訴人
に対して,①控訴人の周知商品等表示である標章(大阪みたらし小餅)に類似
する標章(大阪みたらし元祖だんご)を被控訴人が使用して混同を生じさせて
いるから,不正競争防止法(以下「不競法」という。)2条1項1号に該当す
る,②控訴人の周知商品等表示である商品形態と同一又は類似する商品形態を
使用して混同を生じさせているから,同号に該当する,③被控訴人が販売する
商品の包装紙等に「元祖」の表示を付している行為が,内容又は品質について
誤認させるような表示であり,同項13号に該当する,④被控訴人が販売する
商品の包装紙等に「元祖」の表示を付している行為が,控訴人の営業上の信用
を毀損する虚偽の事実の告知行為であり,同項14号に該当するとして,それ
らに関する差止,廃棄及び損害賠償を請求した事案である。
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不正競争
平成19年10月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11136請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告旭化成マリンテック株式会社
旭化成建材株式会社 原告海洋建設株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法5条2項 特許法29条2項
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[概要] 本件は,原告が,主位的には,原告が製造・販売する別紙原告製品目録記載
の魚礁(以下「原告製品」という )の形態は商品等表示として周知のもので。
あり,被告製品の形態は原告製品の形態とほぼ同一であるとして,被告旭化成
マリンテックが被告旭化成建材の業務委託を受けて行った被告製品の販売促進
活動,及び,被告旭化成建材による被告製品の製造・販売は,不正競争防止法
2条1項1号所定の不正競争行為に該当すると主張し,被告旭化成マリンテッ
クに対し,被告製品の販売についての営業に関し,又はその使用する宣伝等に
被告製品の形態を使用することの差止め,被告製品に係る宣伝,広告及び説明
用パンフレットの廃棄,並びに損害賠償を,被告旭化成建材に対し,被告製品
の製造,販売等の差止め,被告製品とその宣伝,広告及び説明用パンフレット
の廃棄,並びに損害賠償を求め,予備的に,被告旭化成建材による別紙被告製
- -3
品目録2記載の商品名の製品(以下「被告製品21M型」という )の製造,。
販売,及び,被告旭化成マリンテックによる被告製品21M型の販売促進活動
は,原告の有していた後記の特許権を侵害すると主張して,被告らに対し損害
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不正競争
平成19年10月18日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成18(ネ)2431一部認容
損害賠償請求控訴事件
被告)株式会社鮎家 控訴人(1審原告)徳島産業株式会社 被控訴人(1審被告)株式会社鮎家
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不正競争防止法2条1項4号
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[概要] 1 本件は 控訴人が 被控訴人及び控訴人金沢工場長であった1審相被告C 以, , (
下「C」という )に対し,①被控訴人は,Cが控訴人に隠れて新会社を設立。
して取引先を奪うのに加担したとして,民法709条,719条に基づく損害
賠償請求をするとともに,②上記被控訴人らが,共謀して,控訴人の営業秘密
であるごま豆腐のレシピを不正に持出す等したとして,不正競争防止法2条1
項4号,5号,民法719条に基づく損害賠償請求をした事案である。
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不正競争
平成19年9月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10032控訴棄却
不正競争行為差止等・損害賠償等反訴請求控訴事件
控訴人フルセル株式会社 被控訴人日本マクドナルド株式会社
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不正競争防止法2条1項2号 民法415条
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[概要] 被控訴人(原審本訴原告・反訴被告。以下「原告」という。)は控訴人(原
審本訴被告・反訴原告。以下「被告会社」という。)との間で,平成8年6月
1日,フランチャイズ契約(以下「本件FC契約」という。)を締結し,原告
は原審本訴被告A(以下「被告A」という。)及び原審本訴被告B(以下「被
告B」という。)との間で,本件FC契約から生ずる被告会社の債務を被告A
及び被告Bが連帯保証する契約を締結していた。
原審における本訴請求は,①フランチャイザーである原告がフランチャイジ
ーである被告会社に対し,本件FC契約に基づき,未払ロイヤルティ料等の支
払を求めるとともに,連帯保証人である被告A及び被告Bに対し,連帯保証契
約に基づき,同額の支払を求める請求,②本件FC契約の解除に伴う原状回復
請求権に基づき,原告が被告会社に対し,リース物件の引渡しを求める請求及
び③本件FC契約の解除により,被告会社が著名な原告の標章を使用すること
が不正競争防止法2条1項2号所定の不正競争行為に該当するとして,同法3
条に基づき,被告会社に対し,原告の標章の使用の差止め等を求める請求であ
る。
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不正競争
平成19年9月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)12863一部認容
商号使用差止等請求事件
被告有限会社エーザイ 原告エーザイ株式会社
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不正競争防止法3条 不正競争防止法2条1項2号
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[概要] 本件は,自己の商品等表示として「エーザイ」及び「Eisai」の文字
(これらを併せて以下「原告表示」という。)並びに「eisai.co.
jp」のドメイン名(以下「原告ドメイン名」という。)を使用して,企業
活動をしている原告が,「有限会社エーザイ」の商号(以下「被告商号」と
い う。)の被告に対 し,被告は,「 エーザイ」及び「 E−ZAI」の 表示
( 以下「有限会社エ ーザイ」,「エ ーザイ」及び「E −ZAI」を併 せて
「被告表示」という。)を商品等表示として使用するとともに,「e−za
i.com」のドメイン名(以下「被告ドメイン名」という。)を使用して,
営業活動をしていると主張して,不正競争防止法3条,2条1項1号,同項
2号,同項12号に基づき,被告表示等の使用の差止め,及び被告商号の抹
消登記手続等を求めている事案である。
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不正競争
平成19年9月13日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)7458請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社オンラード 原告株式会社済度
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法19条1項3号 不正競争防止法5条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告の販売するパパイア発酵食品に使用されている標章が原
告の販売するパパイア発酵食品の周知な商品等表示である「PS−501」ない
し「PS501」と類似するとして,被告に対し,不正競争防止法2条1項1号,
3条1項,2項,4条(前記第1の5及び6につき予備的に商標法36条,37
条1号)に基づき,被告の標章の使用差止等及び損害賠償金の支払を求めた事案
である。
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不正競争
平成19年9月12日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10080一部認容
債務不存在確認等請求控訴事件
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特許法65条 特許法29条の2 不正競争防止法2条1項14号 特許法36条6項
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,「感知式耐震ラッチPFR−T」との名称の一審原告製品を製造・販売
している一審原告が,特許権者である一審被告に対し,一審原告製品の製造販売行
為について,一審被告が特許権に基づく差止請求権,損害賠償請求権及び不当利得
返還請求権を有しないことの確認を求めるとともに,一審被告及び一審被告の代理
人である弁護士が,一審原告の取引先に対し,一審原告製品が特許権を侵害する旨
を記載した文書を送付した行為について,不正競争防止法2条1項14号の虚偽の
事実の告知・流布に該当し,又は不法行為を構成するとして,一審被告に対して不
正競争防止法3条1項に基づく差止め,並びに一審被告及びその弁護士に対して同
法4条又は民法709条に基づく損害金の支払いを求めたところ,原判決が,一審
被告が特許権に基づく差止請求権等を有しないことの確認請求を認容したため,同
部分について,一審被告が控訴(A事件)するとともに,原判決が,一審被告に対
する不正競争防止法3条1項に基づく差止め及び一審被告らに対する損害金の支払
請求を棄却したため,同部分について,一審原告が,一審被告に対する上記差止め
及び損害金の支払いを求めて控訴(B事件)して,原判決のそれぞれの敗訴部分の
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不正競争
平成19年8月30日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10035控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人関西ペイント株式会社
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条6項
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[概要] , , , ,1 本件は 控訴人が被控訴人に対し ①被控訴人が 控訴人のノウハウを使用し
それが不正競争防止法2条1項4号所定の不正競争行為又は不法行為に当たるとし
て,損害賠償金166万円を請求し,②控訴人が被控訴人の従業員であった当時,
控訴人が関係したトラブル(以下「本件係争」という )につき,被控訴人の取締。
役らが,本件係争の他方当事者と面談した行為が,控訴人と被控訴人との合意に反
し,不法行為に当たるとして,損害賠償金1200万円を請求する(なお,①,②
, 。)の請求とも 平成17年7月12日からの法定利率による遅延損害金請求を含む
事案である。
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不正競争
平成19年7月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)4490一部認容
謝罪広告等請求事件
被告株式会社TOPLASERJAPAN 原告株式会社UnitJAPAN
X
ら
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不正競争防止法2条1項14号 民法709条 民法723条 不正競争防止法4条
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侵害 | 15回 | ライセンス | 5回 | 許諾 | 3回 | 損害賠償 | 2回 |
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[概要] 本件は,中国法人の日本語版ウェブサイトのウェブページに,原告らが同法
人の代理店であるかのような表示がなされ,さらに同ページに原告会社が開設
するウェブサイトにリンクを設定された原告らが,上記中国法人及び被告によ
る上記行為は原告らの名誉及び信用を毀損する共同不法行為を構成するととも
に,原告会社との関係では不正競争防止法2条1項14号所定の不正競争行為
に該当し,原告Xとの関係では氏名権侵害の不法行為も構成すると主張して,
原告会社は民法709条の不法行為又は不正競争防止法4条に基づき,原告X
は民法709条の不法行為に基づき損害賠償(訴状送達の日の翌日から支払済
みまでの民法所定の年5分の割合による遅延損害金を含む )を請求し,併せ。
て民法723条又は不正競争防止法14条に基づき被告ウェブサイトのトップ
ぺージへの謝罪広告の掲載を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年7月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)3772一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社アルページユ 原告株式会社イーダム
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法4条
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,別紙物件目録1ないし4記載の衣服が,原告
の製造・販売した衣服の形態を模倣した衣服に当たり,被告がこれを製造又は
輸入して販売したことは,不正競争防止法2条1項3号所定の不正競争行為に
該当するとして,上記目録記載の衣服の製造,販売,販売のための展示又は輸
入の差止め,同衣服の廃棄,損害賠償及び謝罪広告を求めた事案である。
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不正競争
平成19年7月3日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)10470請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社ライフフーズ今川忠 原告株式会社フジオフードシステム平山忠
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不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法5条2項
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[概要] 本件は,飲食店の経営等を業とする原告が,
①a 主位的に,
原告の営業表示として著名であり又は周知性を取得している「ごはんや ま
いどおおきに ○○食堂 (○○の部分には店舗の所在地名が入る )の文字か」 。
ら成る表示(以下「原告表示」という )と類似する「めしや食堂」の文字か。
ら成る表示(以下「被告表示」という )を使用する被告の行為は,不正競争。
防止法2条1項2号又は1号の不正競争に当たると主張して,同法3条に基づ
き,被告に対し,被告表示中の「食堂」の表示及び被告表示が記載された看板
並びにこれらと類似する表示及び看板の使用の差止め及び廃棄等を求め,
b 予備的に,
原告表示を使用した原告が経営する店舗(以下「原告店舗」という )の外。
観(以下「原告店舗外観」という )は全体として原告の営業表示として著名。
であり又は周知性を取得しているところ,被告表示を使用した被告が経営する
店舗(以下「被告店舗」という )の外観(以下「被告店舗外観」という )に。 。
原告店舗外観と類似する外観を使用する被告の行為は,不正競争防止法2条1
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年6月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)14527等請求棄却
損害賠償等請求事件、マニュアル使用差止請求事件
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不正競争防止法2条1項7号 民法90条 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項9号
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[概要] 本件は,被告モルガンとの間でダイニングサービスを行うことを内容とする業務
委託契約を締結していた原告が,本件マニュアルに記載された内容が原告の営業秘
密に当たり,被告モルガンは,原告から示された営業秘密を原告に損害を加えるな
どの目的で被告ジョンソンに開示し(不正競争防止法2条1項7号),被告ジョンソ
ンは 不正開示行為であることを認識しながらこれを取得・使用したと主張して(同,
項8号又は9号),被告らに対して,同法3条に基づく本件マニュアルの使用の差
止めと,同法4条に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年6月28日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ネ)10014控訴棄却
商号使用差止等控訴事件
控訴人(被告)杏林ファルマ株式会社 被控訴人(原告)杏林製薬株式会社
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不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 主文と同旨。
なお,被控訴人の請求を参考のために次に掲記した。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年6月11日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)5437一部認容
信用回復措置等請求事件
被告有限会社北川自動車商会 原告株式会社タニグチ
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項3号
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[概要] 本件は,被告のした広告が,被告と競争関係にある原告の営業上の信用を害
する虚偽の事実の告知に当たるとして,原告が,不正競争防止法2条1項14
号,4条,14条に基づき,損害賠償と信用回復措置を求める訴訟である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)27477等請求棄却
損害賠償請求事件
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項5号 不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 第1事件は,第1事件原告・第2事件被告(以下「原告」という )が第1。
事件被告らに対し,①第1事件被告らが営業秘密に係る不正行為(不正競争防
止法2条1項4号,5号,7号,8号)を行い,また,②第1事件被告・第2
( 「 」 。) ,事件原告A 以下 被告A という に取締役としての忠実義務違反行為が
第1事件被告B(以下「被告B」という ,第1事件被告C(以下「被告C」。)
という )及び第1事件被告D(以下「被告D」という )に雇用契約上の誠。 。
実義務違反行為があり,さらに,③第1事件被告らが原告の信用を毀損する行
為(不正競争防止法2条1項14号)を行い,あるいは,④第1事件被告らの
これら一連の行為が不法行為に該当するとして,さらには,⑤第1事件被告株
式会社グリーンリカー(以下「被告会社」という )については,民法715。
条の使用者責任に基づき,損害賠償を求めるものである。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年5月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)17357一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告有限会社オービックス 原告株式会社オービック
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法2条1項2号
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[概要] 本件は,原告が,原告の商品等表示である「オービック」及び「OBIC」
(以下,総称して「原告標章」といい,各別には 「原告標章1 「原告標章, 」,
2」という )は,遅くとも平成元年ころから原告,子会社及び関連会社を表。
すものとして周知,著名となっており,被告が,原告標章と類似する別紙被告
標章目録1ないし3記載の各標章(以下,総称して「被告標章」といい,各別
には 「被告標章1 「被告標章2 「被告標章3」という。被告標章1は,, 」, 」,
被告の商号である )を使用したことは,不正競争防止法2条1項1号,2号。
に該当すると主張して,被告に対し,被告標章その他の「オービックス」又は
「ORBIX」の文字を含む商号及び標章の使用差止め,被告標章の看板等の
営業表示物件からの抹消,被告商号の抹消登記手続及び損害賠償を求めた事案
である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年5月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ネ)10068等控訴棄却
損害賠償請求控訴事件、同附帯控訴事件
控訴人・附帯被
ディーエスエムニュートリゲー
・附帯被
DSMニュートリションジャ 被控訴人・附帯控訴人昭和電工株式会社
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不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 1 原判決中,附帯控訴人敗訴部分を取り消す。
2 附帯被控訴人らの請求をいずれも棄却する。
3 訴訟費用は,第1,2審とも附帯被控訴人らの負担とする。
第2 事案の概要
(注:本判決においては,特に断らない限り,原判決の略語をそのまま用いる
こととする。)
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年5月25日 東京地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)8140一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告カメヤマ株式会社 原告株式会社日本香堂
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不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法6条の3
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[概要] 本件は,原告が,ローソク及び線香の製造販売において競争関係にある被告に対
し,被告の代表取締役や担当従業員らが流通業者向けの商品説明会で行った説明や
説明資料の配布が,不正競争防止法2条1項14号所定の営業上の信用を害する虚
偽の事実の告知に当たると主張して,同法3条1項に基づく差止め,4条に基づく
損害賠償及び7条に基づく信用回復の措置としての謝罪広告の掲載を求めた事案で
ある。
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年5月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成17(ワ)2682請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社アールエスイー
P1
P2
ら 原告阪神動力機械株式会社
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不正競争防止法2条1項7号 民法709条 不正競争防止法2条4項 不正競争防止法2条1項8号
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[概要] 1 本件は,原告の元従業員であった被告P2(以下「被告P2」という )及。
び同P1(以下「被告P1」という )が,原告を退職して被告株式会社アー。
ルエスイー(以下「被告会社」という )を設立し,原告と競業行為を行った。
ことについて,原告が被告らに対し,①被告P2及び被告P1は,原告から示
された原告の営業秘密を不正の利益を得る目的で被告会社に開示し(不正競争
防止法2条1項7号 被告会社はその営業秘密を用いて営業活動を行った 同), (
8号)として,不正競争防止法4条に基づき,②被告らは原告の技術上,営業
上の情報を利用して,原告に損害を与えながら被告らにおいて不正に利益を得
る目的で競業行為を行ったとして,民法709条に基づき,それぞれ連帯して
1億5415万2000円の損害賠償及びこれに対する遅延損害金の支払を請
求した事案である(不正競争防止法に基づく請求と民法に基づく請求とは選択
的併合の関係にある 。。)
2 前提事実(証拠の掲記がないものは争いがない)
(1) 当事者
ア 原告は,昭和25年11月13日に設立され,機械器具の製造販売,機
▶判決の詳細
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不正競争
平成19年4月26日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)1806請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社アルテック 原告有限会社イノウエ
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不正競争防止法2条1項3号 民法709条 民事訴訟法61条
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[概要] 本件は,電解水生成器を販売していた原告が,被告の製造・販売する電解水生
成器は原告の販売する電解水生成器の形態を模倣したもので,その行為は平成1
7年法律第75号による改正前の不正競争防止法(以下「不正競争防止法」とい
う。)2条1項3号の不正競争行為に該当するなどとして,被告に対し,同号,
民法709条に基づき,上記被告の不正競争行為などによる損害の賠償金及び上
記不正競争行為後である平成17年9月10日から支払済みまでの民法所定の年
5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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