権利/裁判年月日/裁判所 | 事件番号・類型/事件名 | 条文 | キーワード登場回数 |
不正競争
平成22年4月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)29160一部認容
損害賠償等請求事件
被告ZMC−KOUGEN株式会社
C
ら
ら訴訟復代理人弁護士北谷共衛 原告旭化成ファーマ株式会社
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不正競争防止法2条1項4号 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項5号 不正競争防止法3条2項
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[概要] 本件は,原告が,原告の元従業員であった被告C(以下「被告C」とい
う。)が,原告の在職中に,原告が保有する営業秘密であるコエンザイムQ
10の生産菌,診断薬用酵素の生産菌及びコエンザイムQ10の製造ノウハ
ウ等に関する情報を不正の手段により取得し,被告Cが代表取締役を務める
被告ZMC−KOUGEN株式会社(以下「被告会社」という。)が,上記
営業秘密が不正に取得されたことを知りながら,これを被告Cから取得し,
更に上記営業秘密のうち,コエンザイムQ10の生産菌及びその製造ノウハ
ウ等に関する情報を中国の企業に提供してコエンザイムQ10製品を製造さ
せ,これを輸入,販売した行為等が,被告Cについては不正競争防止法2条
1項4号の不正競争行為又は共同不法行為に,被告会社については同条1項
5号の不正競争行為又は共同不法行為にそれぞれ該当する旨主張して,被告
らに対し,不正競争防止法3条1項に基づきコエンザイムQ10製品及び診
断薬用酵素製品の製造等の差止め,同条2項に基づきコエンザイムQ10製
品及び診断薬用酵素製品の廃棄等,同法4条又は民法719条,709条に
基づき損害賠償を求めるとともに,被告Cの上記行為等が原告の就業規則に
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年4月27日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10080控訴棄却
不正競争行為差止等請求控訴事件
控訴人株式会社日本クリード 被控訴人株式会社Z1
Y1
Y2
Y3
Y4
Y5
Y6
Y7
Y8
9名
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不正競争防止法6条
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[概要] 原告は,主に投資用中古ワンルームマンションの売買の仲介を業とする株式会
社であるが,被告Y1外6名及び亡T(以下「亡T」という。)が,原告の営業
秘密である中古ワンルームマンションの所有者情報,買取業者情報,マンション
の売買契約に係る契約書類等の書式を不正に取得してこれを使用し,その使用に
よって原告に損害を与え,また,被告Y6及び被告Y7外1名の被相続人である
亡Tが,原告らに対し,信義則上の報告義務を怠り,原告に損害を与えたなどと
主張して,①被告会社に対しては,前記各営業秘密を営業上の活動に使用し,こ
れを開示することの差止め,営業秘密を記録する記録媒体からの営業秘密データ
の削除若しくは営業秘密を記録する紙媒体の廃棄及び損害賠償金の支払を求め,
②その余の被告らに対しては,損害賠償金の支払を求めた。原判決は,原告の請
求を棄却した。原告は,上記各請求のうち,被告らに損害賠償を求める請求の一
部について,これを不服として控訴したものである。
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不正競争
平成22年4月23日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)16809等請求棄却
損害賠償請求事件
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不正競争防止法2条1項1号 民事訴訟法157条1項 不正競争防止法14条
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[概要] 1 本訴事件は,本訴被告(反訴原告)株式会社中村(以下「被告会社」とい
う。)及び本訴被告A(以下「被告A」という。)が本訴原告(反訴被告。以
下「原告」という。)の商品等表示として周知性を有する別紙標章目録記載の
標章(以下「本件標章」という。)を付した商品(樹液シート)を共同で販売
したことが主位的には不正競争(不正競争防止法2条1項1号)に,予備的に
は民法上の一般不法行為に該当するとして,原告が,被告らに対し,連帯して,
不正競争防止法4条(予備的に民法719条1項)に基づく損害賠償請求とし
て,損害金元金合計1591万2588円及びこれに対する不正競争又は不法
行為の後である平成20年4月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合
による遅延損害金の支払を求めるとともに,不正競争防止法14条に基づく信
用回復措置として,インターネットモール(楽天モール)上の原告店舗(元気
健康本舗 )のホームページに別紙謝罪文目録記載の謝罪広告を30日genki21
間掲載することを求める事案である。
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不正競争
平成22年4月13日 知的財産高等裁判所 静岡地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10059控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人タカラバイオ株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1号
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[概要] 1 本件は 「寒天オリゴ糖」という表示を商品名とする健康食品を企画販売す,
る控訴人が,同じく「寒天オリゴ糖」の表示を付した健康食品を販売する被控訴人
に対し 「寒天オリゴ糖」という表示は控訴人の周知商品等表示であるとして,被,
控訴人に対し,不正競争防止法2条1項1号及び同法4条に基づき,損害賠償とし
て,逸失利益5040万円及び弁護士費用500万円並びにこれに対する訴状送達
の日の翌日である平成20年11月5日から支払済みまで年5分の割合による遅延
損害金の支払を求める事案である。
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不正競争
平成22年3月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)4916等一部認容
不正競争行為差止等請求事件
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不正競争防止法2条1項8号 民法709条 不正競争防止法2条6項 不正競争防止法5条2項
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損害賠償 | 12回 | ライセンス | 11回 | 差止 | 6回 | 侵害 | 4回 |
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[概要] 本件は,出光石油化学株式会社(以下「出光石油化学」という。)を吸収合
併した第1事件原告兼第2事件原告(以下「原告」という。)が,第1事件被
告株式会社ビーシー工業(以下「被告ビーシー工業」という。),第1事件被
告A(以下「被告A」という。),第2事件被告有限会社P商事(以下「被告
P商事」という。)及び第2事件被告B(以下「被告B」という。)に対
し,被告らが共同して,出光石油化学が保有する営業秘密であるポリカーボ
ネート樹脂製造装置(PCプラント)に関する別紙営業秘密目録1ないし3
記載の各図面及び図表に記載された情報(以下「本件情報」という。)を出光
石油化学の従業員をして不正に開示させて取得し,その取得した本件情報を
中国の企業に開示した行為が,不正競争防止法2条1項8号の不正競争行為
又は民法709条の不法行為に該当する旨主張して,不正競争防止法3条1
項に基づく上記各図面及び図表の使用,開示の差止め,同条2項に基づく上
記各図面及び図表が記録された記録媒体の廃棄,同法4条(予備的に民法7
09条)に基づく損害賠償を求めた事案である。
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不正競争
平成22年3月29日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10003控訴棄却
不正競争行為差止等本訴請求、同反訴請求控訴事件
被告兼反訴原告)被控訴人(1審本訴
兼反訴原告) 控訴人兼被
(1審本訴原告兼反訴被告)
兼被
(1審本訴原告)
ら 被控訴人兼控訴人(1審本訴被告兼反訴原告)
(1審本訴被告兼反訴原告)
ら
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不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条1項1号 民法709条
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[概要] 1 原審における請求
本件は,原審においては,控訴人らの以下の本訴請求と,被控訴人らの以下の反
訴請求とからなる事案であった。
(1) 本訴請求
① 控訴人オーベルが,被控訴人らによる別紙物件目録記載1ないし6の塗料
(以下「被控訴人塗料1」などといい,これらをまとめて「被控訴人塗料」とい
う。)の製造・販売行為は不正競争防止法2条1項1号及び同項13号に該当し,
被控訴人らが同控訴人を誹謗・中傷した行為は同法2条1項14号に該当すると主
張して,被控訴人らに対し,同法3条に基づいて別紙顧客目録記載の者(以下「本
件顧客」という。)への営業行為及び被控訴人塗料の本件顧客への輸出・譲渡の差
止め(ただし,被控訴人塗料のうち別紙物件目録記載1,3,5及び6の塗料の製
造・販売行為の差止めは,不正競争防止法2条1項14号のみに基づくものであ
る。)を求める請求
② 控訴人オーベルが,①の不正競争行為による損害として,被控訴人らに対し,
不正競争防止法4条に基づいて5387万2500円及び平成18年10月29日
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不正競争
平成22年3月4日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)15238一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告MVP総合研究所株式会社
A
B
C 原告株式会社VSN
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不正競争防止法2条1項7号 民法719条1項
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[概要] 本件は,労働者派遣を業とする会社である原告が,被告MVP総合研究所株式
会社(以下「被告会社」という。)の当時の代表取締役であった被告Aが被告B
及び被告Cらと共謀して,原告の営業秘密である原告所属の派遣労働者に関する
情報及びその派遣先企業に関する情報を使用するなどして原告所属の派遣労働者
を違法に引き抜き,これにより原告に対して8億7946万6607円の損害を
与えたとして,被告会社に対し,会社法350条に基づき,被告A,被告B及び
被告Cに対し,不正競争防止法2条1項7号,4条又は不法行為に基づき,損害
の一部の賠償として,連帯して3億5225万7465円及びこれに対する不法
行為の後の日である平成20年6月25日(訴状送達の日の翌日)から支払済み
まで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
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不正競争
平成22年2月24日 大阪高等裁判所
▶概要
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平成21(ネ)1456控訴棄却
損害賠償,情報使用禁止等請求控訴事件
控訴人(第1事件被告)A
(第1事件被告)B
(第1事件被告)C
(第2事件被告)D
(第2事件被告)E
(第2事件被告)F
(第2事件被告)G
(第2事件被告)H豊島哲男
ら 被控訴人(第1事件・第2事件原告)ピアス株式会社石川正
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[概要] 1 被控訴人は,傘下のグループ会社を通じ,化粧品の販売及び美容サービスの
提供等を業とする会社である。クレディアワールドワイド株式会社(原審で第1事
件の原告であり敗訴したが,控訴をしていない。以下「クレディア」という )は。
被控訴人の子会社であり,眉の美容施術を行うサロン(以下「被控訴人サロン」と
いう )を運営している。控訴人らは,いずれも被控訴人の元従業員であり,被控。
訴人を退職した当時,クレディアに出向していた。
被控訴人は,米国カリフォルニア州に本拠を置く米国法人アナスタシア・ビバリ
ーヒルズ・インク(以下「アナスタシア社」という )から提供を受けた眉の美容。
施術に関する技術(以下「アナスタシア技術」という )を基礎として独自に考案。
・付加した内容を含む技術(以下「被控訴人技術」という )を使用する眉の美容。
施術に関する事業(以下「アナスタシア事業」という )を行っているところ,控。
訴人A,同B及び控訴人C(以上の控訴人3名を併せて原判決では「被告Aら」と
表記しているが,本判決では「控訴人Aら3名」という )は,①被控訴人への誓。
約に違反し,被控訴人在職中に眉の美容施術等を目的とする会社(リューヴィ)を
設立してその取締役に就任した上,被控訴人を退職後リューヴィ運営に係る眉サロ
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年1月28日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)10879一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社クリックス 原告株式会社エムケイシステム
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不正競争防止法2条1項14号
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[概要] 1 前提事実
(1) 当事者
原告と被告は,いずれも,コンピュータソフトウェアの開発・販売を主
たる業とする株式会社である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成22年1月19日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)8486
不正競争行為差止等請求事件
被告日本ジェル株式会社 原告株式会社パシフィックウエーブ
ジェイスリープ株式会社上田一比古
ら
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法2条6項
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[概要] 1 当事者間に争いのない事実等(末尾に証拠の掲記のない事実は当事者間に争
いがない )。
1 当事者( )
ア 原告株式会社パシフィックウエーブ(以下「原告パシフィックウエー
ブ」という )は,ベッド,マットレスの輸出入及び製造販売などを目的。
とする株式会社である。
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不正競争
平成21年12月15日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ラ)10006
不正競争仮処分申立却下決定に対する抗告事件
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法21条1項14号
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[概要] 1 本件は,原決定別紙第二目録記載の本件著作物(以下,特に断らない限り,
略称は原決定に従う )の日本以外の国における本件独占的利用権の許諾を相手方。
から受けたAから同利用権を譲り受けたと主張する抗告人が,相手方が国内の映像
事業関係者に対し相手方書面(原決定にいう債務者書面)を送付した行為が不正競
争防止法2条1項14号の「虚偽の事実を告知し,又は流布する行為」に該当し,
また,本件契約上の義務に違反することを前提に,相手方に対し,不正競争防止法
3条に基づく本件独占的利用権の利用妨害行為の差止請求権ないし本件契約に基づ
くという差止請求権を被保全権利として,抗告の趣旨2記載の告知・流布行為(以
下,日本国内の第三者に対する当該行為を「国内告知・流布 ,日本国外の第三者」
に対する当該行為を「国外告知・流布」という )及び同3の(1)記載の裁判上の請。
( 「 」 。) ( 「 」求 以下 国外裁判 という ないし(2)記載の差止請求等 以下 国外訴訟など
という )の差止めを求める仮処分申立事件である。。
2 原決定は,相手方の相手方書面の送付行為は不正競争防止法2条1項14号
所定の「虚偽の事実を告知し,又は流布する行為」に該当しないし,また,相手方
に本件契約上の義務違反も認められないとして,同法3条に基づく差止請求権も,
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年11月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)16126請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社Y
A
B
C
D
E
F
G
H 原告株式会社日本クリード
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民法709条 不正競争防止法2条1項7号 不正競争防止法5条2項 不正競争防止法4条
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[概要] 1 請求について
(1) 被告会社に対して
ア 差止請求
原告は,被告株式会社Y(以下「被告会社」という。)において,①不正開
示行為があることを知って原告が保有する別紙営業秘密目録記載の各営業秘
密(以下「本件営業秘密」という。)を取得・使用し(不正競争防止法2条1
項8号),②原告から被告A,被告B,被告C,被告D,被告E,被告F又
は亡I(以下,上記7名を「被告個人ら」という。)が示された本件営業秘密
を不正の競業を行う目的又は原告に損害を加える目的で使用し(同法2条1
項7号),又は③本件営業秘密について不正取得行為をした(同法2条1項4
号)と主張して,不正競争による差止請求権(同法3条)に基づき,本件営業
秘密の使用・開示の差止め及び本件営業秘密を記録した媒体の除却を求めて
いる。
イ 損害賠償請求
原告は,①上記不正競争は被告会社と被告個人らとが一体となって行なっ
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年10月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)4767請求棄却
損害賠償請求事件
被告日本橋ローンサービス株式会社
A 原告株式会社フロックス
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不正競争防止法2条1項7号
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[概要] 1 本件は,原告が,被告Aにおいて原告から示された営業秘密を不正の競業を
行う目的で使用し(不正競争防止法2条1項7号 ,被告日本橋ローンサービ)
ス株式会社(被告会社)において同営業秘密について不正開示行為であること
を知って当該営業秘密を取得し又は使用したが(同法2条1項8号 ,これら)
は両被告が一体となって行なった不正競争であると主張して,被告らに対し,
不正競争による損害賠償請求権(同法4条,民法719条)に基づき,損害賠償
金8000万円及びこれに対する不正競争の後である平成21年2月25日か
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の連帯支払を求める
事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年9月17日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)6050請求棄却
損害賠償請求事件
被告株式会社三井建築
A
B 原告新エネルギー計画株式会社
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不正競争防止法2条1項14号 民法709条 不正競争防止法4条 民法715条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,住宅用太陽光発電システム及びオール電化機器の販売及び設置を
業とする原告が,同業者である被告三井建築株式会社(以下「被告会社」と
いう。)の営業担当従業員の被告A(以下「被告A」という。)及び被告
B(以下「被告B」という。)が,原告から商品を購入した原告の顧客3名
に対し,原告がモニター商法,詐欺的な商法といった違法な販売を行ってい
るなどと原告の営業上の信用を害する虚偽の事実を告知し,その結果,原告
は上記顧客に対する商品代金の値引き返金を余儀なくされ,値引き返金相当
額の損害を被ったとして,上記虚偽の事実の告知は,被告らによる不正競争
防止法2条1項14号の不正競争(営業誹謗行為)に該当し,又は民法70
9条の不法行為を構成する旨主張し,被告会社については不正競争防止法4
条,民法709条又は715条(使用者責任)に基づき,被告A及び被告B
については不正競争防止法4条又は民法709条に基づき,被告らに対し,
損害賠償を請求した事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年9月17日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)6054請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告青雲産業株式会社 原告株式会社青雲荘藪野恒明
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法3条
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[概要] 本件は,原告が,被告に対し,①主位的に,被告が周知営業表示たる原告の
商号(株式会社青雲荘)と類似する商号(青雲産業株式会社)を使用して原告
の営業と混同を生じさせており,かかる被告の行為が不正競争防止法2条1項
1号所定の不正競争行為に該当するとして,同法3条に基づき,②予備的に,
被告が不正の目的をもって原告と誤認されるおそれのある商号を使用している
として,会社法8条に基づき,被告の使用する上記商号の抹消登記手続,原告
の上記商号と被告の上記商号に共通する「青雲」の文字を含む表示の使用差止
め及び看板等の営業物件からの「青雲」の表示の抹消を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年8月31日 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ワ)3556請求棄却
名称使用差止等請求事件
被告東証投資事業有限責任組合 原告株式会社東京証券取引所
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項2号 民事訴訟法61条
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[概要] 1 請求原因
(1) 当事者
ア 原告
原告は,有価証券の売買又は市場デリバティブ取引を行うための市場施
設の提供,相場の公表及び有価証券の売買等の公正の確保その他の取引所
金融商品市場の開設に係る業務等を主たる業務の内容とする株式会社であ
る。
イ 被告は,株式会社の設立に際して発行する株式の取得及び保有並びに有
限会社又は企業組合の設立に際しての持分の取得及び当該取得に係わる持
分の保有,事業者に対する金銭の新たな貸付け等を組合の事業の内容とす
る投資事業有限責任組合(組合契約の効力発生日:平成17年9月1日)
である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年7月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)13162請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告B 原告医療法人A
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法19条1項2号
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[概要] 1 前提事実
(1) 当事者
ア 原告は,診療所の経営等を目的とする,平成7年12月13日成立の
医療法人であり,肩書地において 「医療法人Aわたなべ皮フ科形成外,
」 , ( 「 」 。) 。科 の名称で 診療所 以下 原告診療所 という を開設している
イ 被告は,平成20年7月1日,大阪府<以下略>において診療所(以
下「被告診療所」という )を開設した医師であり,平成19年8月1。
日から平成20年6月5日まで原告に雇用されていた。
(2) 原告表示
原告は,原告診療所の看板,駅構内の宣伝広告,診療行為などで 「わ,
たなべ皮フ科・形成外科」の表示(以下「原告表示」という )を使用し。
ている。
(3) 被告表示
被告は,被告診療所の看板,駅構内の宣伝広告,診療行為などで 「わ,
たなべ皮ふ科」の表示(以下「被告表示」という )を使用している。。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年6月9日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)8262請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社K
株式会社Q田中賢一
株式会社X
株式会社Z土居幹夫 原告株式会社フェースビューティ高階貞男
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不正競争防止法2条1項3号 民法709条 不正競争防止法2条4項 不正競争防止法2項1項3号
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[概要] 本件は,原告が,別紙被告商品目録記載1ないし9の商品(アトプロデュー
ス。以下「被告商品」という )を販売する被告らに対し,①主位的に,被告。
商品は原告がデザインし,開発した別紙原告商品目録記載1ないし9の各化粧
品(アトシステム。以下「原告商品1」等のようにいい,原告商品1ないし9
を併せて「原告商品」と総称する )の形態等を模倣したものであって,被告。
商品を販売する被告らの行為は不正競争防止法2条1項3号所定の不正競争
(商品形態模倣)に当たると主張して,同法3条に基づき被告商品の譲渡等の
差止め・廃棄を求めるとともに,同法4条に基づき損害賠償(同法5条2項)
を求め,②予備的に,原告商品と類似する被告商品を販売した被告らの行為は
不法行為に該当すると主張して,民法709条,719条に基づき,被告商品
の販売等の差止め・廃棄及び損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年6月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)15970請求棄却
損害賠償請求事件
被告協和工業株式会社 原告タイガー魔法瓶株式会社
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不正競争防止法2条5項 不正競争防止法2条1項3号 民事訴訟法61条
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は,当事者間に争いがない )。
1 当事者( )
原告は,魔法瓶,保温容器及びその部分品類の製造販売並びに輸出入等を
業とする株式会社である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年5月14日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)2305請求棄却
不正競争行為差止請求事件
被告訴訟引受人サントリーワインインターナショナ 原告株式会社シエ・ピエール
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不正競争防止法2条1項1号 商標法4条1項10号
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[概要] 本件は,東京都港区内においてフランス料理店を経営する原告が,その使用
する別紙原告表示目録記載1ないし6の表示(以下,別紙原告表示目録記載の
各表示を,それぞれに付された番号に従って「原告表示1」などといい,原告
表示1ないし6を併せて「各原告表示」という。)が,原告の商品等表示とし
て周知性を有すると主張し,脱退被告において,ラベルに各原告表示と類似す
る別紙被告表示目録記載1ないし5の表示(以下,別紙被告表示目録記載の各
表示を,それぞれに付された番号に従って「被告表示1」などといい,被告表
示1ないし5を併せて「各被告表示」という。)を使用したワインを輸入し,
「シェ ピエール」の商品名で一般消費者向けに販売し,あるいは,上記ワイ
ンに関する広告に各被告表示を使用することにより,原告の商品又は営業と誤
認混同を生じさせているとして,脱退被告のワイン事業に関する権利義務を承
継した被告訴訟引受人(以下,被告訴訟引受人と脱退被告とを特に区別せず
「被告」ということがある。)に対し,不正競争防止法2条1項1号,3条1
項及び2項に基づき,「CHEZ」,「Chez」,「chez」又は「シ
ェ」と「PIERRE」,「Pierre」,「pierre」又は「ピエー
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年4月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)19202請求棄却
損害賠償請求事件
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民法719条2項 民法719条1項 民法44条1項 民法724条
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損害賠償 | 23回 | 侵害 | 3回 | 分割 | 3回 | ライセンス | 2回 |
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[概要] 本件は,原告が,被告らが,株式会社鹿砦社(以下「鹿砦社」という。)と
共謀して,同社に,原告の営業上の信用を害する虚偽の事実を記載した後記本
件各書籍を出版させ,それを多数買い上げて,全国のパチンコホール,警察署,
業界団体,関係者に広く頒布したことは,不正競争防止法(以下「不競法」と
いう。)2条1項14号の不正競争行為であって,鹿砦社との共同不法行為に
該当するとして,被告ら各自に対し,主位的に後記本件各書籍による売上げの
減少又は信用毀損に基づく損害賠償金20億円及びこれに対する平成17年3
月25日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を,
予備的に後記本件書籍1及び2の出版・頒布による売上げの減少に基づく損害
賠償金10億8625万3200円及びこれに対する平成15年9月10日か
ら支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとと
もに,不競法14条に基づく謝罪広告を求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年4月23日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)8023一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告P1 原告特定非営利活動法人
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法1条 不正競争防止法2条1項
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[概要] 1 前提事実(証拠等の掲記のない事実は,当事者間に争いがない )。
(1) 当事者
ア 原告
原告は,平成11年9月6日設立された特定非営利活動法人で,登記
簿の目的欄には「動物の保護及びその里親探し,動物の飼育管理の指導
など動物愛護と動物福祉に関する事業を行い,動物を通じて幅広い社会
的情操教育の普及指導及び他の動物福祉団体の活動に貢献することによ
り,人間と動物が真に共存共栄できる社会の創造に寄与することを目的
とする 」と記載されている(甲2 。。 )
イ 被告
被告は 「ARK−ANGELS(アーク・エンジェルズ 」と称す, )
る,動物愛護を目的とする団体の代表者である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年4月14日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)7097等一部認容
損害賠償等請求事件
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[概要] 原告ピアスは,傘下のグループ会社を通じ,化粧品の販売及び美容サービスの提
供等を業とする会社である。原告クレディアは原告ピアスの子会社であり,眉の美
容施術を行うサロン(以下「原告サロン」という )を運営している。被告らは,。
いずれも原告ピアスの元従業員であり,原告ピアスを退職した当時,原告クレディ
アに出向していた。
第1事件は,原告らが,米国カリフォルニア州ロサンゼルスに本拠を置く米国法
人アナスタシア・ビバリーヒルズ・インク(以下「アナスタシア社」という )か。
ら提供を受けた眉の美容施術に関する技術(以下「アナスタシア技術」という )。
を基礎として原告らにおいて独自に考案・付加した内容を含む技術(以下「原告技
術」という )を使用して眉の美容施術に関する事業(以下「アナスタシア事業」。
という )を行っているところ,被告 らは,①原告ピアスとの誓約に違反し,原。 A
告ピアス在職中に眉の美容施術等を目的とする会社(リューヴィ)を設立してその
取締役に就任した上,原告ピアスを退職後被告サロンにおいて原告技術を使用して
営業を行うとともに,②原告ピアスにおいて原告技術の研修を受けた被告 らをD
違法にリューヴィに引き抜いたと主張して,( )原告ピアスが,被告 及び同 に1 A B
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不正競争
平成21年3月31日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成21(ネ)10001控訴棄却
損害賠償等請求控訴事件
控訴人中央化工機商亊株式会社 被控訴人MMテック株式会社
X
X1
X2
ら
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民法644条
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[概要] 1 一審原告である控訴人は,中央化工機株式会社の販売会社として昭和42年
11月21日に設立され一般化学機器・電気機器等の販売等を業とする株式会
社であるが,本件は,控訴人が,①その元取締役であった一審被告(被控訴
人)X,同X1,同X2が,控訴人会社の取締役在任中に退職後の競業を企て
て機械に関する帳簿である経歴簿・顧客名簿・機械設計図面(複製図面)等を
持ち出した行為等は取締役としての忠実義務(平成17年法律第87号による
削除前の商法254条の3)及び善管注意義務(同254条3項,民法644
条)違反に当たるとして前記削除前の商法266条1項5号又は民法709条
に基づき,②被控訴人X・同X1・同X2が控訴人会社の取締役を退任した後
に,一審被告で被控訴人であるMMテック株式会社を設立して同社の営業活動
として行った行為は自由競争の範囲を逸脱する違法な行為であるとして民法7
09条に基づき,③また被控訴人MMテック株式会社は上記①②につき被控訴
人X・同X1・同X2と共同不法行為責任を負うとして民法719条に基づき,
被控訴人らに対し,連帯して損害賠償金9390万9885円及びこれに対す
る訴状送達の日の翌日である平成18年11月1日から支払済みまで年5分の
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年3月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)652一部認容
不正競争行為差止等
被告A 原告木屋ガス・エナジー株式会社
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不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法4条
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[概要] 本件は,LPガスの販売等を業とする会社である原告が,元従業員である被告に
対し,被告が,原告とLPガス供給契約を締結している顧客に対し,虚偽の事実を
告知流布し,それにより原告の顧客を他社とのLPガス供給契約に切り替えさせ,
原告に損害を与えた旨主張して,不正競争防止法2条1項14号,3条1項,4条
に基づき,上記虚偽事実の告知流布の差止めを求めるとともに,損害賠償金及びこ
れに対する民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めた事案である。
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不正競争
平成21年3月24日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)5286一部認容
損害賠償請求事件
被告株式会社玉屋柴野高之 原告有限会社スプリング
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不正競争防止法2条1項3号 不正競争防止法5条2項
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[概要] 本件は,原告が,原告製造のアクセサリー(後記原告商品1ないし33)の形態
を模倣したアクセサリー(後記被告商品1ないし33)を販売する被告の行為は不
正競争防止法2条1項3号の不正競争に該当すると主張して,同法4条に基づき,
損害賠償〔逸失利益313万2400円(同法5条2項)と弁護士費用30万円の
合計343万2400円及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平成20年7
月3日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金〕を求めた事案
である。被告は,上記形態模倣の事実は認め,損害額を争っている。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)12092請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社玉井商店 原告ガクヤ株式会社
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不正競争防止法5条1項 不正競争防止法2条1項1号
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[概要] 1 本件の概要
本件は,原告が,被告に対し,不正競争防止法2条1項1号に基づいて,被告の
販売する足袋カバーの包装の譲渡等の差止め及び廃棄を求めるとともに(同法3
), ( , )条 損害賠償金445万8810円及び遅延損害金の支払 同法4条 5条1項
( )並びに信用回復措置として別紙記載の謝罪広告を新聞に掲載すること 同法14条
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年2月27日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)20886等
不正競争行為差止請求事件
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不正競争防止法2条1項10号 不正競争防止法2条7項 著作権法30条1項2号
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[概要] 本件は,携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」等を製造,販売する原告任天堂並
びに同ゲーム機用のゲームソフトを格納したゲーム・カード(DSカード)を製造,
販売する原告らが,被告らに対し,被告装置(R4 Revolution fo
,r DS)の輸入,販売等が不正競争防止法2条1項10号に違反すると主張して
同法3条1項及び2項に基づき,同装置の輸入,販売等の差止め及び在庫品の廃棄
を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年1月29日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)22987請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社グランウィル 原告株式会社Mobiledoor
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法3条1項
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[概要] 本件は,原告が,被告がその管理するホームページにおいて原告の周知の
営業表示である「Mobiledoor」を営業表示として使用する行為が,不正競争
行為(不正競争防止法2条1項1号)に該当すると主張して,被告に対し,
不正競争防止法3条1項,2項に基づき,その使用の差止め及び削除を求め
るとともに,同法4条に基づき,損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年1月20日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)7758等一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告ら
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不正競争防止法2条1項14号 民法709条 不正競争防止法3条 不正競争防止法5条2項
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損害賠償 | 22回 | 商標権 | 17回 | 差止 | 11回 | 侵害 | 7回 |
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[概要] 第1事件は,原告が,被告会社らにおいて「新快通ハーブ粒」又は「快通ハ
ーブ粒」の表示を使用したハーブを主原料とする粒状の加工食品(以下,ハー
ブを主原料とする粒状の加工食品を「ハーブ粒商品」という )を販売しよう。
としており,原告の有する後記商標権を侵害するおそれがあり,又は不正競争
防止法2条1項1号の不正競争を行うおそれがあると主張して,後記商標権又
は不正競争防止法3条に基づき上記販売等の差止めを求める(商標権に基づく
請求と不正競争防止法3条に基づく請求は選択的に併合されたものである )。
とともに,被告会社らに対して後記の製造委託契約上の債務不履行又は民法7
09条の不法行為並びに不正競争防止法4条(2条1項14号の虚偽事実告知
の不正競争行為)に基づき,被告A(以下「被告A」という )に対しては会。
社法429条に基づき,各自原告の被った1億3113万8799円の損害金
の内金1億円の連帯支払及びこれに対する不法行為の日の後である平成18年
1月1日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を
求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成21年1月15日 最高裁判所 第一小法廷
▶概要
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平成20(行フ)5
検証物提示命令申立て一部提示決定に対する許可抗告事件
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特許法105条の7 特許法105条2項
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[判示事項] 情報公開法に基づく行政文書の開示請求に対する不開示決定の取消訴訟において,不開示とされた文書を検証の目的として被告にその提示を命ずることの許否 [概要] 情報公開法に基づく行政文書の開示請求に対する不開示決定の取消訴訟において,不開示とされた文書を目的とする検証を被告に受忍義務を負わせて行うことは,原告が検証への立会権を放棄するなどしたとしても許されず,上記文書を検証の目的として被告にその提示を命ずることも許されない。
(補足意見がある。)
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年12月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11899一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社オールライフサービス
日本ヘルス株式会社 原告サントリー株式会社
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法2条1項2号 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法5条2項
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侵害 | 22回 | 損害賠償 | 19回 | 商標権 | 14回 | 差止 | 10回 |
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[概要] 本件は,原告が,①被告ら両名において,原告の周知又は著名な商品表示と
類似する2種類の商品表示を付した各商品を製造及び販売したとして,被告ら
両名に対し,不正競争防止法2条1項1号又は2号(これらの各号に基づく請
求の関係は,選択的である。以下同じ ,3条1項,2項の規定による被告の。)
各商品の製造等の差止め及び包装等の廃棄並びに同法2条1項1号又は2号,
4条の規定による損害賠償金合計3919万2900円及びこれに対する民法
所定年5分の割合による遅延損害金の支払を求め,②被告株式会社オールライ
フサービス 以下 被告オールライフサービス という において そのウェ( 「 」 。) ,
ブサイト上で,被告の商品の品質等を誤認させ,虚偽の事実によって原告の商
品を中傷する広告を掲載し,かつ,同広告により原告の商標権及び著作権を侵
害したとして,被告オールライフサービスに対し,同法2条1項13号又は1
4号(同項14号に関する請求が主位的であり,同項13号に関する請求が予
備的である。以下同じ ,3条の規定による誤認惹起行為及び虚偽事実流布行。)
為の差止め,商標法36条1項の規定による商標権侵害行為の差止め,著作権
法112条1項の規定による複製権侵害行為の差止め並びに不正競争防止法2
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年12月24日 知的財産高等裁判所 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ネ)10051控訴棄却
損害賠償請求控訴事件
控訴人X 被控訴人四国八十八ケ所霊場会
Y
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不正競争防止法2条1項3号 民法709条 民事訴訟法29条 著作権法2条1項1号
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[概要] 本件は,被控訴人四国八十八ケ所霊場会(以下「被控訴人霊場会」という )の。
所有する仏画を写真撮影し,その写真の複製物を書籍に掲載した控訴人が,当該書
, ( )籍に掲載された写真の複製物を更に撮影した写真を用いて 上記仏画の御影 御札
を制作,販売した被控訴人らに対し,不正競争防止法(平成17年法律第75号に
よる改正前のもの。以下「改正前不正競争防止法」という。)2条1項3号,4条
と不法行為(民法709条)とを選択的な原因として,改正前不正競争防止法に基
づく損害金1億7600万円の一部であり,かつ不法行為に基づく損害金5億28
00万円の一部である8000万円及びこれに対する平成17年7月1日(不正競
争行為及び不法行為以後の日)から支払済みまで年5分の割合による遅延損害金の
連帯支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年11月28日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)23402等請求棄却
不正競争行為差止等本訴請求事件
原告亡A訴訟承継人
亡A訴訟承継人
亡A訴訟承継人
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不正競争防止法4条 民法709条 不正競争防止法3条 不正競争防止法5条2項
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[概要] 1 本訴請求
(1) 原告会社は,①ザイラン1052等との表示を付して被告会社製品を販売
したなどの行為は,不正競争防止法2条1項1号(以下,不正競争防止法2条1項
の各号を指摘する場合は,号数のみで表示する。)の周知の商品等表示に類似した
商品を販売するなどし,他人の商品と混同を生じさせる行為であり,②同行為は,
13号の品質誤認行為に該当し,又は③被告らが,原告会社の取引先に対し 「原,
告会社は潰れる」等と発言したことは,14号の虚偽の事実の告知・流布に該当す
るとして,被告らに対し,同法3条に基づき営業行為及び譲渡等の差止め(原告会
社の本訴請求(1)ア及び(2)。同(1)アの予備的請求として同(1)イ)並びに同法4条
に基づき損害賠償の連帯支払(同(3))を求めた(ただし,原告会社の本訴請求(2)の
差止請求のうち,別紙物件目録(2),(3),(5)及び(6)の製品については,14号の
みに基づく請求である。)。
(2) 原告らは,被告Y1と被告Y2が共謀して,原告会社の株主である,A
(以下「A」という )及び被告Y1の兄弟らに送付した文書の内容が原告会社,。
Aの信用,名誉を毀損し,不法行為を構成すると主張して,被告Y1及び被告Y2
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年11月26日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)853請求棄却
損害賠償請求事件
被告A
B 原告株式会社ダンス・ミュージッ
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不正競争防止法2条1項7号 民法90条 不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,レコード,CD等のインターネット通信販売業を営む原告が,原告
の元従業員である被告Aにおいて,原告を退職した後,競業会社に就職し,原
告在職中に得た商品の仕入先情報を利用して業務を行っていることが,原告及
び被告A間の秘密保持に関する合意に違反する,原告及び被告A間の競業避止
に関する合意に違反する,又は,不正競争防止法2条1項7号所定の不正競争
行為に該当するとして,被告Aに対し,債務不履行又は不正競争防止法違反に
基づき(上記各請求は,選択的併合の関係にある ,被告Bに対し,原告及び。)
被告B間の身元保証契約に基づき,両被告連帯して,損害金合計107万05
78円 弁護士費用30万円を含む 及びこれに対する訴状送達の日の翌日で( 。)
ある平成20年2月20日から支払済みに至るまで民法所定の年5分の割合に
よる遅延損害金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年11月6日 東京地方裁判所
▶概要
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平成20(ワ)13918請求棄却
不正競争行為差止請求事件
被告コールド・ストーン・ 原告B−Rサーティワン
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[概要] 本件は,原告が,これまで長年にわたって使用してきた別紙原告文言目録記
載1ないし10の「We make people happy.」 との文言が周知の営業表示であ
り,被告が広告宣伝やホームページで使用している別紙被告文言目録記載1な
いし5の「Make People Happy.」などとの文言が上記原告の表示と極めて類似
しており,営業の誤認混同を生じさせるおそれがある,と主張して,不正競争
防止法(以下「法」という。)2条1項1号,3条1項に基づき,被告に対し,
被告の上記文言の使用の差止めを求める事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年11月4日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)11138請求棄却
不正競争行為差止等請求事件
被告高橋屋根工業株式会社
株式会社ティーアールティー
ら 原告株式会社大木工藝宮内勉
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不正競争防止法2条6項 不正競争防止法2条1項8号
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[概要] 1 事案の概要
本件は,発熱セメント体に係る別紙営業秘密目録記載の情報(以下,同目録
記載の情報につき,各番号を付して「本件情報1」などという。また,これら
の各情報を合わせて「本件各情報」ともいう。)につき,被告らが原告従業員
から不正に開示を受け,これを利用して別紙被告ら製品目録1記載の融雪瓦及
び同目録2記載の融雪歩道板(以下,この融雪瓦及び融雪歩道板を合わせて
「本件商品」と総称する。)を製造販売しているところ,かかる被告らの行為
が不正競争防止法2条1項8号の不正競争に該当するとして,同法3条1項,
2項に基づき本件商品の製造・譲渡等の差止め及びその廃棄を,同法4条に基
づき損害賠償として5000万円及びこれに対する不正競争の後である平成1
9年9月21日(訴状送達の日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の
割合による遅延損害金の支払を,それぞれ求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年10月14日 大阪地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)1688一部認容
不正競争行為差止等請求事件
被告株式会社佳香園 原告イミュ株式会社
エルソルプロダクツ株式会社
ピアス株式会社石川正
ら
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不正競争防止法2条1項1号 不正競争防止法5条1項 不正競争防止法4条 不正競争防止法3条1項
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[概要] 1 事案の概要
本件は,原告らの製造・販売するまつ毛化粧料(マスカラ)の容器及びその
包装が原告の商品表示として周知・著名なものになっており,被告がこれに類
似する商品表示を使用したマスカラを製造し,譲渡し又は引き渡したことは,
不正競争防止法2条1項1号又は2号所定の不正競争に該当するとして,被告
に対し,同法3条1項に基づき被告の製品の製造・譲渡等の差止め,同法3条
2項に基づき被告の製品の廃棄及び同法4条に基づき被告の製品の販売によっ
て原告が被った損害賠償の一部として原告らそれぞれに対する6600万円
(原告らの不可分債権)の支払及びこれに対する訴状送達の日の翌日である平
成19年2月23日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害
金の支払を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年9月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成18(ワ)17459請求棄却
品質誤認表示差止等請求事件
被告株式会社キャッツドットコム
株式会社アウレオ
X
Y
ら 原告株式会社ソフィ
株式会社イムニィ・バランス
ら
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不正競争防止法2条1項13号 不正競争防止法4条 不正競争防止法2条1項14号 不正競争防止法14条
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[概要] 1 事案の要旨
本件は,原告らが,被告株式会社キャッツドットコム(以下「被告キャッ
ツ」という。)及び被告株式会社アウレオ(以下「被告アウレオ」とい
う。)が自社の健康食品を販売するに当たり,別紙目録1及び2記載の各表
示をし,かつ,原告らの健康食品との比較広告をしたことが,不正競争防止
法2条1項13号の品質誤認表示及び同項14号の虚偽の事実の告知又は流
布(営業誹謗行為)に該当するとともに,別件訴訟において成立した裁判上
の和解の和解条項に違反するなどと主張して,被告キャッツ及び被告アウレ
オに対し,同法3条1項に基づき又は和解条項所定の債務の履行として上記
各表示をした広告等の差止請求(被告キャッツに対しては同条2項に基づく
表示部分の抹消等請求を含む。)を,同法14条に基づき信用回復の措置と
して謝罪広告の掲載請求を,さらに,被告ら4名に対し,和解条項違反の債
務不履行又は同法4条に基づく損害賠償を求めた事案である。
▶判決の詳細
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不正競争
平成20年9月30日 東京地方裁判所
▶概要
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平成19(ワ)27846請求棄却
損害賠償等請求事件
被告株式会社ジュエリー・フオンド
乙2 原告ジャパンスーパーバザール
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不正競争防止法2条6項
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[概要] 本件は,原告において,第三者から購入して取得した別紙名簿目録記載の顧
客名簿(以下「本件名簿」という。)が不正競争防止法2条6項の「営業秘
密」に該当し,被告乙2がこれを不正に取得し,被告株式会社ジュエリー・フ
オンド(以下「被告会社」という。)がこれを不正に利用したなどと主張して,
それぞれ,被告会社の行為については同法2条1項5号又は6号の不正競争に
該当し,被告乙2の行為については同法2条1項4号の不正競争に該当するこ
とを理由に,被告らに対し,連帯して損害賠償金11億4840万6348円
及びこれに対する不正競争行為のあった後(訴状送達の日の翌日)である,被
告会社については平成19年12月21日から,被告乙2については同月22
日から,支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払と,本
件名簿の使用又は開示の禁止等を求める事案である。
▶判決の詳細
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